イベント/真・魔獣討伐指令

Last-modified: 2016-06-13 (月) 17:58:19

シナリオ/世界移動シナリオ-銀河大戦争編のイベント。

倫理崩壊編で「悔悟の涙、赦しの手」を発生させた状態で、「魔獣討伐指令」をクリアすると第二章終盤で発生する。


デリバリーシステムを起動し、カスタマーサービスと会話する二人の男。
「…というのはいかがでしょう?」
「ふむ…悪くはない策だ、だがそんな大量の魔獣を用意できるか?」
「無論ですとも。カービィを仕留める事が出来れば魔獣代金は全てこちらで持ちましょう。」
「心配するな。俺が上手く支援してやるから、まあ見てな。」
「そうか…期待しているぞ…汚い忍者よ。」

 
 
 

ある日、ハリネセンボン近郊で聖白蓮による集会が行われようとしていた。
規模としては小規模である。だが、魔獣騒動の頻発する折、このタイミングでの開催に命蓮寺の中にも反対する者は多い。
そんな中、『ある情報』を手に入れたという射命丸の指令により、会場周辺は厳戒態勢が敷かれることとなった。
会場周辺に連邦兵やアベンジャーズ、そして主人公達にも待機命令が下りた。
共に待機しているメタナイトが主人公とカービィ、幽々子に語りかけた。
「この配置…妙だと思わないか?まるでこれから起こる事を知っているかのような…」
「そうかしら?もしまた魔獣が出たら大変な事になるし…」
「む…、だが射命丸が魔獣共と繋がっている可能性も否定できん…」

 

同じ頃、一台の車両が会場に向かっていた。車内には村紗、一輪、そして聖の姿が見えた。
命蓮寺メンバーの半数は既に会場に待機しており、残りは襲撃を警戒して、分散して向かっていた。
が、それが仇となった。
突如現れた無数の魔獣たちが車両を襲撃したのだ。
衝撃で車外に投げ出された三人、村紗と一輪は無事の様だが、聖の様子がおかしい。
倒れたままピクリとも動かず、目は開いてはいるが虚ろになっている。
そんな聖を村紗が担ぎ上げ、包囲している魔獣を一輪が蹴散らし突破を試みる。

 

突如として各地に同時発生した魔獣たち。
事態を察知したジェネラルが直接指揮を執り、連邦兵やアベンジャーズ、そして主人公達に指令を下した。
主人公達は聖の車両に急行し、魔獣達の対処へあたることとなった。

 

しばらくは数十匹単位でPOPするザコ魔獣との戦闘になる。
このザコ魔獣、コピー能力の無い状態のカービィでも吸い込み一つで楽勝で勝てる。

 
 
 
 

「何をしている!聖を逃がしているではないか!」
「落ち着け。作戦通りだ。」
「む、確かにそうだが…」
「最強魔獣を送らせろ、戦力が分散している今ならカービィ共々仕留めるチャンスだ。」
「…そうだな、あの様子ならばまともに逃げられまい。」
自身の術が成った事を確信した男は、デリバリーシステムを起動し、カスタマーサービスを呼び出した。

 

「首尾はいかがでございますか?」
「今の所は手筈通りだ。魔獣マッシャーを送れ、今こそカービィを討つ好機だ!」
「良いでしょう。貴方の作戦通りならば、カービィもおしまいです。ホホホホホ…」

 

「さて…次は射命丸の番だ。奴もまた許せぬ存在だ。
この俺の計画を台無しにしやがったのだからな。
ここで奴の名声を地の底へ叩き落として…」
「いいえ、落ちるのは貴方ですよ…アドラーさん。」
聞き覚えのある声に振り向くアドラー。
「貴様…何故ここにいる!?」
そこに立っていたのは先ほど通信していたはずのカスタマーサービスの男。
男のシルエットが崩れていき…次の瞬間には綺麗な忍者の姿に変化していた。
「残念でした!あの時汚い忍者さんと一緒に作戦を提案していたのは私だったのよ!」
「なっ…汚い忍者…まさか貴様も…」
「ああ、奴に上手くいきそうな作戦を提案してもらえばお前なら乗ってくれると思ってな。
後はそこの綺麗なのがアドラーに変身して奴に同じことを言うだけだ」
「ま、待て!あの通信には貴様の声も入っていたはずだ!つまり貴様も…」
「俺が喋ったのは綺麗なのとの通信の時だけだ。ま、そんな記録もう残っちゃいねえだろうがな」
「貴様…汚い手を…。貴様も!綺麗な名前と面して、やることが汚いぞ!」
「「汚いは、褒め言葉だ!」」
「…まあいい、聖さえ仕留められればな。あの様子ならまともに逃げることさえ…」
「残念だけど」
突如女性の声が割り込んでくる。アドラーが振り向くとそこには射命丸がいた。
「本物の聖白蓮は既に保護したわ。あそこにいたのはただの人形。
移動中を狙うのは悪くないけど、私が手を打たないとでも思ったかしら?」
「射命丸…やはり貴様も…」

 

その時、ジェネラルから通信が入った。
「(主人公)の所に新手が来た模様、至急救援を」
「最強魔獣ね?分かった、すぐに援軍をよこすわ」
「俺が行く、そいつはお前に任せた」
そう言い残し立ち去る汚い忍者。

 

「さて…アドラー、今までご苦労だったわね。静かな所でゆっくり休むといいわ。
…連れて行きなさい。」
その言葉と共に、アドラーは綺麗な忍者に連れ去られた。

 
 
 

本物の聖の避難の報を聴き、一息ついていた主人公達。
「…あれは?」
メタナイトが空から飛来する物体に気づいた。
「ッ! 危ない!!」
ドガ―――――ン
マッシャ―の着地の衝撃で主人公達は散り散りになってしまう。

 
最強魔獣マッシャ―
戦闘開始後しばらくはカービィを操作して戦うが、一気に劣勢に追い込まれる。
しかし3ターン後、汚い忍者が加勢に来て…
 
「カービィ!こいつを使え!!」
突如現れた汚い忍者。忍者が放った手裏剣をカービィが吸い込むと…
「やったわ!」「あれは、ニンジャカービィ!!」
カービィがニンジャカービィに変身したのだ!!
「さっき黒幕を始末つけてきたところだ」
「…射命丸か?」
「いや、恥ずかしながらうちの隊員でな。悪いな、迷惑かけて。」
「構わん。今は目の前の敵に集中するぞ!」
 
 
•マッシャ―との戦闘再開
汚い忍者とニンジャカービィのコンビネーションを発揮し、マッシャ―を攻撃しよう。
マッシャ―のHPを0にするとイベント発生。汚い忍者とニンジャカービィが同時に「生者必滅」を発動、攻撃を喰らったマッシャ―は空中で自爆する。
 
 
事件収束後、首謀者はテロリスト・アドラー、魔獣はナイトメア社が送り込んだものと政府が発表。
アドラーはアーカム連邦刑務所へ送られた。
同時にアドラーとナイトメア社の人物の二人の通信記録も公開された。
作戦に参加した者全員に勲章が送られ、特に最強魔獣撃破を成し遂げた主人公達は最大級の賛辞と共に大統領から直接勲章を授与された。
 
一方、ナイトメア社…
カスタマーサービスはナイトメアと会話していた。
「今回は射命丸とその手下どもに一杯食わされました… 申し訳ありません」
「まあ良い。このナイトメアに刃向えば、いかに恐ろしい運命が待ち受けているかいずれ思い知る。フハハハハハハハハハ!
真・魔獣討伐作戦の裏で

汚い忍者からの報告を聞いた男は怒りを露わにした。
男の名はキャスバル・レム・ダイクン。汚い忍者は知人の保護を条件にキャスバルと通じていた。
尤も、彼の知人は射命丸の命を受けたよっちゃんに手により既に保護されていたことなど彼には知る由もないが。
汚い忍者にもキャスバルの怒りは理解できた。
今回の策、一歩間違えれば大惨事になっていた事は想像に難くない。
それでも射命丸は断行した。結果的に成功はしたが、被害は決して少なくない。
今回の射命丸の動きを不審に思う者達も出ている。公開された記録だけでは説明できない部分があるのだ。
今こそ動く時、これ以上の犠牲はもはや必要ない。

 

射命丸とキャスバル、二人のすれ違いは一つの結末へ向かおうとしていた…

…あるいは、彼女自身もその結末を望んでいるかもしれない…

「サンダーボルツの隊員がキャスバルと内応している模様。」
報告を聞いても表情一つ変えない射命丸。よっちゃんは続けて言う。
汚い忍者に対しキャスバルは内応の見返りに隊員とその関係者の保護を提示。(関係者についてはよっちゃんによって既に保護されており、キャスバルもそれは把握している)
デス=アダーは汚い忍者に賛同、古明地こいしは拾った恩義を一応は感じているのかあまり乗り気ではないが、いざとなれば自分の身の安全を考えるものと推測。
報告を聞き終えた射命丸は大妖精とよっちゃんにこう言い放った。
「もしキャスバルが動くような事があれば、その時は私を見捨てて頂戴。」
その言葉に驚きを隠せない二人。だが、よっちゃんは射命丸の心境を理解は出来た。
本心はもちろん、射命丸を友として救いたい。だが一方で、射命丸に大統領を続けて欲しくない、という気持ちもあった。
もうこれ以上かつての大妖精や自分のような境遇の人を生み出したくないし、何より射命丸にそんな罪をこれ以上背負ってほしくはない。
「分かった。」
「え?」
よっちゃんの言葉に驚く大妖精。
「私は貴方の地位が危なくなっても手出しはしない。それでいいでしょ?」
「…ありがとう。」
「待って!それってつまりあややを…」
「見捨てる、でしょ。いいじゃない、本人がそう望んでるんだから。
放っておいてもいずれその時は来る。そうなったら、大ちゃんも黙って見てればいいのよ。」
そう言い、よっちゃん部屋を後にした。

 

(私だって本当は助けたい…けど…)