イベント/知ってはいけない真実

Last-modified: 2011-05-01 (日) 18:52:56

シナリオ/世界移動シナリオ-銀河大戦争編のイベント。
ローリングラム王朝で第四章時、文がアーカムに居てこの世界の霊夢の好感度が高くLSに居なければ発生。


スペクターになった主人公に、霊夢が大事な相談があると言われ引きづられた。
「話ってのはね、…文のこと、おかしいとは思わない?」
何が?
「…知ってる?文はね裁判も無しにアーカムに送られたのよ」
それだけの事をしたんじゃ…。
「あのね!この国は地球連邦!アイツ一人で全部やったわけないでしょ!他にも汚職政治家なんていっぱいいた、でもね拘束されたのは文だけよ」

  • 倫理崩壊編で『悔悟の涙、赦しの手』を発生させていない場合
    「それだけじゃないわ、文を担当してるアーカムの看守…下級妖怪よ。ほら大妖精と仲よかった、エグい嫌がらせをしてるらしいわ」
    復讐する気持ちは分か…。
    「な・ん・で・囚人への復讐心があるようなのを看守として雇うのよ。そんな経歴を見ればすぐに分かりそうなこと、あのうるさいのが?違う。調べたんだけど上のゴリ押しらしいわ」

「それにね…確かに文は汚かった。悪党だった。でもねそれだけじゃない、結果も残してる。」
「罪は裁かれるべきよ、でもそれは平等に裁かれるべき!…文は友達だったしね」
つまり霊夢は明らかにおかしい文の周辺とそれにまつわる真相を暴きたいようだ。
「私は所詮一刑事、上には届かないけどスペクターなら届く。力を貸してくれない?」
そうして捜査を始めることになった。

  • 一定期間経過すると発生
    調査は進まずイラついた霊夢がチンピラをム所送りにしていた最中に、主人公に連絡があった。
    なんとペルルオーベールシュタインからだ。
    何でも主人公と霊夢に用があるらしい。
    このタイミング…明らかに関係がある。そう思い身構えて二人は指定された場所に向かった。
    「さて、いろいろ嗅ぎまわっているようだが…おおっと勘違いするな私は真相を教えに来た」
    「正直、そこの刑事はともかく、優秀な地球出身のスペクターを消すわけには行かないのでね」
    ともかくとは何だと怒る霊夢を尻目に語り始めた。
    「取り敢えず理解しているとは思うが、射命丸は生贄だ…我々のためのな」
    ちょっと待て、政権を取ったのはシャアじゃ。
    「我々には必要だった、理想に酔った革命家がな。理想家ほど汚れを嫌うものだ、政治に付き物のそれさえも。だから必要悪すら演説で否定してくれた」
    「おまけに彼女の下でうまい汁を吸っていた、時流に乗れるほどは要領がよく、良心を捨てられる程度に悪辣で、ローリングラム王朝には従順であることこそが一番の利益であると計算できるくらいは賢い者たち、こいつらは罪を押し付ける計画に喜んで参加してくれたよ。正直こいつらは王朝運営に必要なのでね、逮捕させるわけには行かない。彼らだって、射命丸の横暴がなければ不正をする必要はなかったのにな」
    「あの理想家の結果は見ての通り、下を押さえられずあのザマだ、そして我々が受け継いだ」
    裁判なしは…。
    「シャアだ。激情家にとって、彼女の存在は許しがたかったのだろう……ギロチンの方が手間は省けるがね」
    下級妖怪はどうして?
    「殺してくれると思ったのだよ、まあ予想は外れたが何、もうすぐだ」
    こんなことが許されるはずが…。
    「許したじゃないか、この星の全てが。不当な裁判も功績を省みぬ罵倒も。誰か一人でもいい、その刑事を除き彼女の事を養護したかね?昔のレジスタンス仲間でさえ射命丸をクズと呼ぶだろう」
    「さて、コレを話したのは私の独断だ、要は君を信用していると考えてもらいたい」
    黙って話を聞いていた霊夢が叫んだ。ふざけるな、逮捕して全部公表すると。
    「我々を罰するか、確かそこに居るスペクターなら可能だろう。しかし秘密を暴けば全ての平和が水泡に帰す。この王朝が終わった後で我々に変われる存在が居るか? わざわざ呼び寄せて全てを明かした理由が分かるだろう。君たちが下手な探りをして下手な暴露をすれば地球は終わっていたかもしれない。全てバレてしまえば混乱の中に異星人たちが我先にと押しせてきて人類は全滅だ。たとえ滅亡は免れても、何の意味もない君の自己満足の正義のために数十億人以上が死ぬぞ。君の性格はよく知っている。正義のためには一切の妥協を許さない超人的精神の持ち主だということを。そしてそれ以上に地球の平和と繁栄を願っている者だということを。だからこそ、全てを承知の上で、この言葉を贈ろう。妥協したまえ
    真実を暴けば今度こそ地球は混沌に巻き込まれる。しかし銀河の番人のスペクターとなったためゲームオーバーにはならない。地球に帰れない覚悟はいるだろうが。
    真実を隠そうとするのなら、ここにいないかつてのダチ公のため、己の信じる正義のため、妥協なく真実を知らせようとする霊夢を殺さなくてはならない。
    「スペクターを縛るのは己の良心のみ、さあどうする?必要とされぬ真実を暴き地球に混乱と終焉をもたらすか。数多くの人々が暮らす平穏を守るか。君の良心はどちらを選ぶ?」
  • ロールシャッハの魂を受け継いでおらず、真実を暴く場合
    「妥協すれば…霊夢を差し出せば…本当に俺の扱いは保証するんだろうな?」
    主人公のその言葉に、ペルルオーベールシュタインは自分の勝利を確信して、答えた。
    「ああ、約束するとも。これはギブアンドテイクというものだ。さぁ、その女を殺せ」
     
    「だが断る」
    「スペクターを縛るものは己の良心だけだといったな。
     この俺の尤も好きな事の一つは……自分で強いと思っているヤツに『NO』と断ってやる事だ…
     
    義眼に感情を込めず無表情のままの、しかしその下には確かに驚愕が張り付いたペルルオーベールシュタインにそう吐き捨てると、主人公は霊夢に彼の逮捕を命じた。
    これから忙しくなるな、と思いながら。
  • ロールシャッハの魂を受け継いでいる
    「笑わせるな」
    次の瞬間、自らの勝利を確信していたペルルオーベールシュタインの顔が凍った。
    主人公が取り出した右手には、スペクターのみに支給されるインターセプターが備わっている。
    その特性である強制割り込み通信によって解放された回線は、銀河ネットへと直結。
    インターセプターのモニターには「ON-SPACE」の文字が燦然と煌いていた。
     
    「俺をコミックのヒーローか何かと勘違いしていたのか?
     正体不明の人間を相手に、無策で乗り込むほど馬鹿じゃあない。35分前から公開済みだ
     
    無論、この行動によって地球圏には混乱が広がり、銀河の中でも地球に対する評価は失墜する。
    だがその一方、このような巨大な不正を暴いた主人公の手腕は喝采でもって歓迎され、
    サンヘイリ族を始めとする親地球文化圏の中での人類の評価はうなぎのぼりになるだろう。
    また、アーカムから解放された文は、これまでの経緯もあってか性格はかなり丸くなっている。ただし、よっちゃんが妥協していない状態でこのイベント発生までに時間がかかり過ぎると、よっちゃんの嫌がらせにより精神崩壊してしまい、復帰できなくなってしまう。
    次の「三本の矢」イベントが発生しないと地球の情勢は最悪になるので急いだ方が良い。
    ちなみに、ロールシャッハ&パニッシャーが復活してると、PTにいようがいまいが必ずこの場に駆けつけて絶対に妥協しない三者三様の指折りが披露される。なんてカオス。
  • ロールシャッハ&パニッシャーが復活しており、PTにいるか、主人公との好感度が高く、主人公がロールシャッハの魂を受け継いでいない
    「うん、それ無理」
    突然、部屋の通信回線に強制割り込みがかかり、ペルルオーベールシュタインの顔が凍った。
    いやまぁペンギンと、場合に依っちゃ二等身の女の子なんだけど
    事態を悟った主人公が言う。「いいだろう、仲間のためだ。俺は妥協しよう…だが、あの2人が妥協する等と思うな
    呆然としているペルルオーベールシュタインを残し、内心では「これからどーすんだよ」と頭抱えながら、主人公は霊夢と共に部屋を去った。扉の側で待機していたロールシャッハと入れ替わる様に。
    そして、ボキッボキッという音と共にペルルオーベールシュタインの悲鳴が……
    後はロールシャッハの魂を継いでいる場合の展開と大体同じ。
    あっちで主人公がやるはずだった公開暴露はパニッシャーが代わりにやってくれる。
    名声が上がるのがロールシャッハとパニッシャーになるが、妥協したんだから気にしてはいけない。