シナリオ/世界移動シナリオ-銀河大戦争編のイベント。
倫理崩壊編で「悔悟の涙、赦しの手」を発生させてない状態で、魔獣討伐指令をクリアすると第二章終盤で発生する。
地球連邦政府:議長室…(♪電子ワールド)
デリバリーシステムを起動し、カスタマーサービスと会話する射命丸。
「アンタが送ってきたゴミ魔獣のせいで大惨事だったわ!」
「ホホホホホ… これはあなた方がゴミを我が社に送り付けたのが悪いでしょう。まあ、そんな事はどうでもいいとして、支持率はいかがな物ですか?」
「おかげで鰻登りだわ! 依頼を受けた奴の手柄を私達の手柄にしたから当然ね。」
「では、星の戦士カービィの抹殺は? 上手くいけばこれまでの魔獣代金をタダにしますよ」
「計画通りに行けば三回目の依頼でうまくいくはずだったのに(主人公名が)討伐対象を間違えたから、まだ…」「期限までにカービィを抹殺しないとこれまでの魔獣代金を2倍にしますよ」
「頼むから最後のチャンスを!」
「仕方ありませんね、ホホホホホ…」
魔獣退治により射命丸政権の支持率が上昇する中、メタナイトに呼ばれた主人公とカービィと幽々子。
彼の話によれば今までの依頼での主人公の功績が射命丸の物になっているらしい。更に魔獣の出現場所も予め射命丸が知っていたという事も明らかになった。
これは何か裏があるな… という事でメタナイトと共に地球連邦政府の本部に行く事になったのだが… ハリネセンボンの町がドンパチ賑やかだ。
案の定、街中はザコ魔獣でいっぱいだった。
議長室に辿り着くまでザコ魔獣が数十匹単位でPOPする。
このザコ魔獣、コピー能力の無い状態のカービィでも吸い込み一つで楽勝で勝てる。
議長室のドアに聞き耳を立てるメタナイト達。
「…一体何があったのか教えて頂戴!!」
「議長閣下、お気に召しましたか、我がナイトメア社の『魔獣てんこ盛りサービス』は?」
「てんこ盛り!?」
「最後のチャンスとしてタダで大量の魔獣を配信する事にしました」
「でも、町がドンパチ賑やかじゃない! これでは魔獣を仕組んだのがばれてしまうわ!」
「星の戦士カービィを消すにはそのぐらいの覚悟も必要ですよ。ホホホホホ… ではまた後程」
会話が終わった後、ドアを蹴破りメタナイト達が射命丸に問い詰める。
「閣下、最初からそれが目的か…」
『ハメやがったな! 射命丸! 魔獣退治は俺達を利用するための口実か!?』
「…バレてしまっては仕方ありませんね。ナイトメア社の提案で今の地位を維持しつつ、借金をチャラにする方法を実践しただけよ!」
「そして魔獣が送り付けられた! ナイトメア社からな!!」
「だが魔獣は撃破されたわ!! 貴方達のおかげでね!!」
「まかり間違えばハリネセンボンやネ実市が壊滅するところだった!! フッ… 貴様は何も解ってないな。 地球のトップである貴様がナイトメア社と契約して何のためになる!?」
口論の末、メタナイトは剣を射命丸に向け、
「貴様の言いなりにはならん。これ以上ナイトメア社に関わるというならば… 斬る!!」
「私に刃向うならば、貴方達は反逆者として処罰されますよ? 出てきなさい、汚い忍者!!」
射命丸が指パッチンすると同時に汚い忍者が現れた。
「汚い忍者、貴様まで魔獣達と手を組んだのか!?」
「なあ、あんた、『長い物には巻かれろ』って言葉、知ってるか?」
『どういう事だ!?』
「俺は目覚めたんだよ、現実にな!」
「貴様も射命丸のイヌか… 汚いなさすが忍者きたn…」
ソードとブレイドがメタナイトの元に駆けつける
「メタナイト卿! 緊急事態です! 来てください! 卿!」
「魔獣の大部隊が町中に現れました!! 汚い忍者が率いていたそうです!」
ここぞとばかりに射命丸は笑う。
「民の安全の為に街中へ逃げたザコ魔獣共を退治する事ね。いい? これは依頼よ」
『くっ… 貴様、それでも地球のトップか!?』
仕方なく町中のザコ魔獣を退治する事になった主人公達。
その頃、議長室では…
「閣下、忍者、首尾はいかかです?」
「カスタマ、今の所は順調よ。」
「で、一つ提案があるんだが」
「何です?」
「最強魔獣を送れ!!」
「最強魔獣? それはいけません。」
「解ってね~な。ザコ魔獣の退治で奴らが疲弊した所に最強魔獣をよこせば効率よく確実にカービィを倒せる!!」
「あら、そういう作戦だったのね、さすが汚い忍者ね」
「ホホホ… 御見それしました」
「魔獣マッシャ―を送れ! 一番気に入ったのは、強さだ!」
「良いでしょう。貴方の作戦通りならば、カービィもおしまいです。ホホホホホ…」
ハリネセンボン市街。
ザコ魔獣の退治ですっかり疲弊した主人公達。
『くそ~ 魔獣はかなり減ったが… こんなひどい依頼は初めてだ』
けがをした主人公を気遣う幽々子。
「血が出てるわよ。大丈夫?」
『拭いてる暇もねぇよ』
メタナイトがザコ魔獣を薙ぎ払いながら言う。
「これでゆっくり治療できるぞ」
『助かったぜ!』
「でも、カービィは疲れ切ってるわ」
「ぽよ、ぽよ…」
『……ここで強い魔獣が出たら、確実にヤバいな』
その時、空から巨大な魔獣が降ってきた!!
キィィィィィィィィィン
「ッ! 危ない!!」
「ドガ―――――ン」
マッシャ―の着地の衝撃で主人公達は散り散りになってしまう。
- 最強魔獣マッシャ―
- 戦闘開始後しばらくはカービィを操作して戦うが、一気に劣勢に追い込まれる。
3ターン後、汚い忍者がマッシャ―側に加勢、戦局はさらに不利になるが、更に2ターン経つと…
「汚い忍者! もうやめて!」
幽々子が叫ぶ。
しかし、汚い忍者は満身創痍のカービィに歩み寄る。
「カービィ! 貴様、死にてぇか!?」
「ぽよ……」
カービィが残った力で立ち上がるのを見る忍者。
「死にたくなければ… 『手裏剣』!!」
忍者が手裏剣を投げると同時に叫ぶ。
「こいつを吸い込め!!」
カービィが手裏剣を飲み込むと…
「やったわ!」「あれは、ニンジャカービィ!!」
ニンジャカービィに変身したのだ!!
「へっ、さすがは星の戦士だな! やるぜ、マッシャ―!」
再び攻撃を始める汚い忍者達。しかし…
「迅!」
彼はマッシャ―の方を攻撃し始めた!
「「「!?」」」
射命丸が駆けつける。
「汚い忍者!? これはどういう事よ!?」
「残念だったな、トリックだよ!」
「何!?」
「最初からこういう計画だったんだよ! 射命丸政権をぶっ潰すと同時にナイトメア社の最強魔獣を倒すんだよ! 一芝居打たせてもらったぜ!」
「逆らえば、あんたの知人がタダで済むと思ってますか?」
「その心配はねぇよ。てめえに愛想を尽かしたあの男が保護しているからな。」
「く~ 汚いなさすが忍者きたないわ! マッシャ―! みんなまとめて口封じついでにぶっ飛ばしなさい!!」
- マッシャ―との戦闘再開(♪強いぞ星の戦士)
汚い忍者とニンジャカービィのコンビネーションを発揮し、マッシャ―を攻撃しよう。
マッシャ―のHPを0にするとイベント発生。汚い忍者とニンジャカービィが同時に「生者必滅」を発動、攻撃を喰らったマッシャ―は空中で自爆する。
「くっ、貴方達はいずれ反逆者として処罰されるわ。覚えてなさい!」
そう言って射命丸はどこかへ逃げていった。
カスタマーサービスはナイトメアと会話していた。
「今回は汚い忍者めに一杯食わされました… 申し訳ありません」
「まあ良い。このナイトメアに刃向えば、いかに恐ろしい運命が待ち受けているかいずれ思い知る。フハハハハハハハハハ!」
そこへ突如、地球連邦政府の近衛兵が乗り込んでくる。
「議長、魔獣騒動を引き起こしたのは貴方ですね。キャスバル様とメタナイト卿の命令で貴方を逮捕します。」
そう、射命丸の配下が裏切っていたのだ。
この時をもって、地球連邦の議長射命丸・トリューニヒト・文の失脚は決定的となったのである。
「頭脳プレイだったのね。」
主人公と幽々子が関心が鬼なっている中、汚い忍者はカービィに別れを告げる。
「任務は完了した。これでお前とおさらば出来るぜ。別にお前らに協力しようとした訳ではないからな」
去ろうとする忍者にメタナイトが聞く。
「一つ聞きたい事がある。射命丸に愛想を尽かしたあの男がお前に依頼したのか?」
「ああ、だがあの男の名前は教えないぜ。お前達もいずれわかるからな」
「!? どういう事だ?」
「あばよ!」
「待て!」
謎を残しつつ、今回の魔獣騒動は収まった。