ルート概要
- 優しく暖かい雪女、レティさんの攻略ルート。雪女の力をテーマにしている。
出現条件
- 初期から出現、学食でのアルバイト、部活、出会う切っ掛けには困らないだろう。
フレリスト登録条件(戦闘参加)
- レティの好感度が+50を超えるとフレリスに誘えるようになる。
レティの好感度を手早く上げるには「学食でのアルバイト」「フットサル部入部」「チルノと仲良くなる」の3つ。
一番行動が制限されないチルノを利用することをおすすめする。
ルート攻略
序盤
- まずレティと仲良くなり好感度を上げよう。
意外かもしれないが、レティは他のキャラと比べて好感度を上げやすい。
レティは好感度が20ぐらいでもデートのお誘いを(食事限定で)受けてくれるので、まずは友人として付き合ってみよう。 - レティの好感度が80以上ならこちらの告白が成功し、100を超えると向こうから告白してくる。
告白してくるレティは可愛いので余裕があればこちらを見ることを勧める。
中盤
- レティと付き合い始めることになったら2~3ヶ月はその幸せを満喫しよう。
当然正式なお付き合いを始めたことでデート時のリアクションも変わるし好みも変わる。
好感度が低い間は「似合わない」と苦笑いを浮かべてしまい、あまり高い好感度上昇や良いリアクションを得られなかったアクセサリーやドレスなどを、実に乙女ちっくな顔で受け取ってくれる。
少しでも下がると好感度がだいぶ下がってしまう。 - そんな日々を送っていると突如レティの様子がおかしくなり始める。
表情から微妙に元気が無くなり始め、ステータスも一割ほど下降してしまう。
会話で原因を聞くことはできるがこの時点では誤魔化され、結局判ることはない。
愛しい恋人の異変に慌てて駆けつける主人公。
レティの病室に行き事情を聞くと…。
「ちょっと…ご飯抜いちゃって……今ダイエット中なの」
ダイエット?いや、確かにレティは一般的な女性より食もぶっとく体型も確かに太い。
だがそれは、スポーツやアルバイトで体ががっちり鍛えられた筋肉が付いているからであって、だらしねえデブというわけでは無いのだが…。
レティが語るところによるとダイエットを始めた理由は……主人公と付き合い始めたから。
全ての主人公に共通するがどの主人公もスレンダー、今まではこの体型を気にしていなかったし、冗談でからかわれても本気で怒ることはなかった。
だが、デート中にこう考えてしまったのだそうだ。
「どの子もみんなスマートね…私ひょっとして釣り合ってない?」と。
そして、このままでは主人公に吊り合わないと思ったレティはダイエットを始めた…らしい。
別に今のままでも良いと説得する主人公だが、レティはどうしても痩せたいのだという。
「女の子はね、好きな人のためならどんな無理だって通しちゃうものなのよ」
終盤
- 「ダイエット」という名目で、見るからに元気が無くなっていくレティ。手伝おうかと問うても、やんわり断られてしまう。
なんとかしたいとレティと親しい(?)秋姉妹に訊いてみたところ。
「レティ?…あー、そうか、もうそんな時期かぁ。私たちの秋も終わってしまうのね」
言われてみれば…今は秋の季節か。もうすぐに冬ぬなるな。
「レティは…そうね。心配は要らないでしょう」
静葉がきっぱりと言い切る。
どういうこと?
「『いつものこと』です」
???
「ま、楽しみにしておくといいかも?」
結局、2りははぐらかすばかりでまともな情報はくれなかった。 - 秋姉妹の言葉通り、11月に入り冬の季節になると、レティは以前のように元気になっていった。
ダイエットはもういいのか?
「騙して悪いけど、そもそもダイエットなんてしてないからね」
なん…だと…?
「ふふふ、この間にたっぷり『貯金』出来たわ」
いや…意味分からんぞ?
「悪いようにはならないわよ。まぁ見てなさいw」
レティ√のクライマックスは、クリスマスで。
関連イベント一覧
始業式/入学式
デート
- レティは恋人になる前なら牛丼屋デートでも好感度が上がる。
牛丼特盛汁だくギョク付きを三杯、味噌汁とサラダをそれぞれ二人前ずつ平らげる豪快な食いっぷりを愛でよう。 - フットサル部に居ることから判るようにスポーツ系のデートもお好き。
だが水泳は贅肉がもろ見えになるため好まないので注意。
夏休み
「そろそろ太陽は消滅するべきなんじゃないかと思うの」
気だるい真夏の太陽の下、レティはそんな物騒なことを言ってきた。
太陽が無くなると地球の温度が冷夏でマッハぬなって生命活動が裏世界でひっそり幕を閉じる。
「うらめしや太陽…。うう~、そうだ、せめて何か涼しくなるようなことしましょうよ」
【興味があります。】
「冷蔵庫の中とか涼しいんじゃない?」
おい馬鹿やめろ俺が死ぬ。
「冗談はともかく…色々あるでしょうよ、海とかプールとか金魚すくいとか水撒きとか風鈴とか水風呂とか」
意外と和風だと驚きが鬼なる。
「あー言ってたら何だかうずうずしてきた…。今日この辺でお祭りとか無いかしらっ?」
目をるんるんと輝かせて問うレティ。
口ではなんだかんだ言いつつも、やっぱり彼女も夏を楽しんでいることには変わりが無いらしい。
文化祭
修学旅行
期末テスト
冬休み
四季折々PTの逆襲
「我が世の冬が来たぁぁぁああ!!」
「あーあ、言っちゃった。リリーたちも私たちも使ったネタなのに」
冬になってテンション最高潮のレティに対し、穣子が冷静にツッコみを入れる。
「ふっふっふ…何とでも言うが良いわ。冬が続く限り私の天下なんだからねー!」
「冬の間でも霊夢さんに負けちゃうですよー」
「あの紅白巫女は人間って種を超越した何かでしょうし、所詮私たちは妖怪や妖精ってことねー」
「「あれ?私たちは神様なんだけど?」」
リリーたちの言葉がレティの胸に鋭く突き刺さる。
「くっ…確かに。『得意の季節にパワーアップ』した状態でも霊夢には勝てないのよね…」
「私たちって一体…」
秋という季節がそれを連想させるのか、ネガティブに落ち込む静葉。
「いえ…まだよ」
皆を奮い立たせるようにレティが立ち上がる。
「私たちが力を合わせれば、霊夢にだってギャフンと言わせることが出来るはずよ!」
「レ、レティ…!(ギャフンは古い…)」
かくして、レティ中心とする秋姉妹とリリー姉妹の5りによるPTが博麗の巫女打倒に立ち向かう…!
「「「「…季節は冬なんだからレティ以外はパワーダウンしてるじゃん!?」」」」
4りの言葉は、有頂天状態のレティには届かなかったという。
「決闘?」
「違うわ、スペカを使った純粋な戦闘よ」
突然自分の元を訪れた4りを、しかし霊夢は喜々として受け入れた。
「いいわ。寒いから、運動でもして体を暖めようとしてたところよ!かかってきなさい!」
「…1対5だけど、いいの?」
「1対複数くらいならよくあることだし…これくらいハンデがある方が暖まるでしょ。大体いつもこっちが複数で1りをボコる側だったしねー」
- 霊夢との戦闘
まさかのPCが関わらないサブイベント。レティ、リリー姉妹、秋姉妹の4りで霊夢と戦う。
ホワイトと穣子は白魔道士、静葉はモンクとなっており、冬で得意のブリザドも絶好調なのでレティのジョブにはモンクよりも黒魔道士を薦める。ブラックは黒魔道士もこなせるが、パワーダウン中であることを考えてここは白魔道士をお薦めする。
回復役が3りもいるが、逆に言うとそれだけ霊夢の攻撃も激しくなっている。主に前衛を勤めることぬなる静葉のHPには気を使うこと。霊夢は物理も魔法も使いこなすので、できればプロテスとシェルは重ね掛けが望ましい。
また、霊夢は「一定確率で物理攻撃を回避しつつカウンターする」非常に厄介な技「刹那亜空穴」を多用するので静葉の攻撃も考え無しとはいかない。
しかし、冬ということもありステータスにブースト掛かっているレティは別。MPが許す限り高威力の氷技を連発していい。
「ム牛ン」
「や…やった!霊夢にギャフンって言わせたわ!」
「微妙に違う気もするけど…勝った!」
「勝ち鬨ですよー!」
「やっぱり霊夢も人間だったかというか鬼なったわ」
「ちょっと、あなた霊夢を何だと思ってたのよ?」
5対1の激戦の末、遂に霊夢を下した一行がにわかに湧き上がる。
「いいのか、これで?」
いつの間にか居た魔理沙が霊夢を起こしつつ問うた。
「んー?…今日は湯豆腐かなぁ?」
「もう毎日それな気もするがな」
クリスマス
「冬は私の季節…ならば冬のメインイベントであるクリスマスも、私のメインイベントということよ!!」
「な、なんだってー!?」
いやその理屈はおかしい。
盛大に驚くギャラリーを余所に、PCもまた落ち着かない様子だった。
レティや秋姉妹は言った「楽しみにしていろ」と。
その言葉の真意は図りかねたが、この冬の一大イベントであるクリスマスを見逃すはずはないだろう。恐らく、彼女たちの言うようなことは、今日起こるのだと予想していたのだ。
「ううっ…秋にはクリスマスほど盛り上がるイベントなんて無いのに…」
「泣いてはダメよ穣子、強く生きるのよ」
「それにしても、こんなに集まって何するつもりなのかしら?」
「クリスマスパーティーですよー!」
「寒いから出来れば屋内でやって欲しかったわね…」
レティと仲の良い(PCの視点)季節関係の一同をはじめ、多くの知り合いが集まる場所。
それは豪華な屋内ではなく、陰陽鉄学園の校庭だった。見知った場所のはずなのに、厚く雲の掛かった夜空の下、夜に浮かぶ学校はやっぱり不気味である。校庭はまだマシだが、校舎を見上げただけでも顔が引き攣るようだ。
そんな微妙な空気の一行を少し離れた場所で見渡しているレティ。
「レディースアーンドジェントルマーン!本日はお集まり頂きまことにありがとうございます!」
何だ急に演説始めてきた>>レティ。
「待つのも待たせるのも苦手なんで早速メインイベント…ッ!」
そう言って、レティは両手を空へ向けて掲げる。皆もつられて空を仰ぐ。
…何も変化は無い。
いぶかしむ一同を眺めても尚、レティは勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「…ん?」
穣子が何かに気付いたようだ。
「どうかし…あら」
声を掛けようとした静葉もまた、『それ』に気付いた。
一同も次々と天から降り注ぐ『それ』を確認し、にわかにざわつく。
レティは勝ち誇ったような笑みから、満面の笑顔に変わるのだった。
ある年のネ実市の、ホワイトクリスマスの出来事。
さて、改めて旧ルートの問題を洗い出すと、終盤の内容がTRUEorANOTHERありきで他のエンドへの分岐が全く考慮されていないこと。これがまず一点。規定体重に達することができなかった・むしろ増えた・そもそもそのままでいい…などなど、考えうる分岐が多岐に渡るにもかかわらず二つの展開しか用意されていないのは手落ちと言う他ない。はっきり言って「雑」。構想段階で盛り込んでおくべき内容で、言及すらされていないのは元から考えていなかったと受け取るしかない。
また、あくまで二次ネタで各々の妄想と解釈に委ねられる「ふとましい」をメタボ体型で固定してしまったこと。これが二点。見た目の恰幅の良さは自身の体型だけで決まるものではないし、それが贅肉とは限らない。それを贅肉によるものと決めつけ、あまつさえぶくぶくと太らせていく展開はあまりにも視野が狭く、また発想が極端である。そもそも、フットサル部キーパーという設定から贅肉とはおよそ無縁であり矛盾するため、根底から破綻していると言わざるを得ない。以上二点から旧ルートは「エンディング」として置いておくものとしては相応しくない。Q.E.D. -- 2019-04-14 (日) 10:18:32