キャラ攻略/八意永琳

Last-modified: 2015-07-07 (火) 22:04:05


ルート概要

  • セクシーな女性保険医という魅惑的な立場でありながら、インフレ・チート・ババアとひどい言われようの彼女。
    実際、自称年齢が一億歳以上だったり、月にいた時分からの知人であっても知らない部分が多いとミステリアスを通り越した謎っぷりを誇っている。
    しかし、そんな彼女であっても誰かに恋することもある。
    ただその思いの形は、通常の人間からしたら計り知れないような形をしたものであるかもしれないのだが…

出現条件

  • 輝夜・鈴仙・てゐの永遠亭メンバーのEDを最低一回づつは見ておくこと。
  • 綿月姉妹のどちらかをPT入り可能状態に持ち込むこと。
  • 永琳ルートの攻略時に最も注意が必要なこととして、隠しパラメータ『正気度』の存在がある。
    SAN値についての詳細はこちら
    ルートを攻略する上でSAN値が減少するイベントが多いため、常にこいしちゃんのところに足を運び現在の値を把握しよう。

フレリスト登録条件(戦闘参加)

  • まずは輝夜、うどんげ、てゐを永琳にあわせる必要がある。同時じゃなくてもいいのでPT入りさせた状態で保健室を訪ねよう。
    すると永琳が「あなたたちが心配で保健室の仕事が手につかないわ」と言い出すイベントが発生する。
  • 永琳の発言を聞いた後、PT内の永遠亭メンバーが保健室で変わりに留守番してくれる人を見つければ、永琳がPT入りしてくれるんじゃないかと提案。アドバイスにしたがって副保険医をやってくれる人を見つければ、永琳がPTに加入してくれるようになる。
    ちなみにAAEVに保健室の留守番をお願いするのが一番簡単だが、実は他にも保険医を引き受けてくれるキャラクターは数多く存在する。中には保険医になることで意外な姿が見られるキャラクターも。

ルート攻略

  • 永琳をPT入りさせること自体は周回プレイをしていれば以外にも簡単である。だが、彼女の専用ルートに分岐するためには専用のトリガーアイテムが必要となる。
    いずれもHMNのドロップ品であるため、まずはひたすら狩りにいそしむことになることだろう。具体的にトリガーとなりうるアイテムは以下のとおり。
    『古い蜂蜜酒』→【おいしい蜂蜜酒】を咲夜さんのところに持っていき、熟成させてもらうことで作り出せる。ただし咲夜さんは「こんなものをつくった覚えはないのに…」と困惑気味
    『古書の断片』→図書館で満月時に遭遇する、【暴走した子悪魔】からドロップ。読めない古書。
    『ヒスイの石版』→香霖堂の依頼をこなし続けているとランダムでもらえるアイテム。翡翠の石版のかけら。
    『白い肖像画』→【黄昏の賢者】【冬の天秤】がドロップ。肖像画という名前なのに、実際はぐちゃぐちゃに塗りつぶされているだけのテンペラ画である。
    この条件を満たすと、夕方ごろに保健室へ永琳を送るというイベントが発生する。
  • 夕暮れ、校内に不思議と人気が感じられない。
    どことなく奇妙な予感を覚えつつ、永琳と分かれて家路につく主人公の前に不思議な女性が現れる。
    彼女は外見はまるで双子のように永琳に似ているが、肌が浅黒く、髪の色も漆黒、眼の色は赤と色違いになっている。服装も黒いナース服の上に黒い白衣と奇妙なもの。
    どこからともなくPOPしてきた永琳とよく似た女性は、「君は彼女をどう思っているんだい?」と問いかけてくる。「ただの仲間だと思っている」を選ぶと彼女は黙って姿を消すが、それ以外の選択肢を選ぶと、「君は彼女にとっていい暇つぶしになりそうだねぇ」と喜ばれてしまう。
    当然、彼女に対して永琳との関係を問う主人公だが、彼女はのらりくらりと交わすだけでまともな返事を返してくれない。最後に主人公に対し、「一度つけたら絶対にはずせないピアス」というものを渡すと彼女は姿を消してしまう……
    イベント以降、装飾品スロットに【輝く断片】が追加される。このアイテムは呪われており、はずすことは不可能である。
  • 翌日、主人公が保健室に顔を出すと、身に着けているピアスに気づいた永琳が顔色を変える。
    なんとかしてはずそうとするがピアスは肉に食い込んでいて外れない。しまいには出血し始めた耳を見て他のPTメンが止めに入ってくれる。
    傷の手当てをするために二人きりになると、永琳は乱暴をしたことを詫び、「この責任は絶対に取る」と約束をする。しかし、「責任を取る」というのがどういう意味なのかは説明してくれない。
    永琳は「手当てをする」と称して耳のピアスから血を舐めとると同時に、決して鏡越しにピアスを観察したりはしないようにと主人公に約束させる。
    余談だがこのときのCGは大変に【コリブリ】であるともっぱらの評判である。

序盤

  • ストーリー分岐の関係上、この段階ではまだ永琳シナリオに分岐することができない。そのためひたすら永琳をPTに加入させるために奔走することとなる。
    永琳をPT入りさせるために必要なアイテムはどれも入手条件が厳しい。まずは永琳のPT入りの条件である綿月姉妹のフレリス入りを優先させ、次にスペックの高い彼女らの協力を得てトリガーアイテムを入手するという順番が比較的楽ともいわれる。
    ただし永遠亭メンバーはどのキャラも比較的高スペックであるため、無理に順番に拘らなくても攻略は可能だ。楽しんでいこう。
  • また、頻繁に保健室に出入りしていると、珍しいキャラクターに出会えることもある。保健室登校のみとりや体の弱い阿求などとの遭遇は狙って出せるものではない。永琳の保険医としての仕事っぷりと同時に楽しもう。

中盤

  • 永琳ルートは夏休みからが本番。永琳をPT入りさせてからは、学校が無いという状況での身軽さを生かしてさまざまな場所へと飛び回ることとなる。
    この段階でのSAN値の管理を誤ると、終盤でDEADENDに行ってしまう可能性が高くなる。こいしちゃんに頻繁に接触してSAN値の管理を行うことが望ましい。いっそ彼女をPT入りさせてしまうという選択肢もあり。
  • 永琳とのイベントはイベント帰りの夜間に発生することが多い。【一線を越える】ようなことは当然起こらないが(当ゲームは全年齢向けです)、どこかしっとりとして大人っぽい雰囲気のやりとりが多いため、ちょっぴりアダルティな気分を味わうことができるだろう。
  • 永琳の好感度が一定以上で黒永琳登場イベントが発生。以後、永琳の好感度上昇値が半減してしまうようになる。(半減するのはあくまで上昇値だけであり、減少値は通常通りである。このため、嫌われる行動を取ると挽回が難しくなる。)
  • 黒永琳の登場後、永琳は主人公をなるべく巻き込まないようにと、何かにつけて主人公を避けるようになる。これにめげることなく、どうにかして好感度を上げていこう。
    その一方で、黒い永琳が何かにつけて主人公の前に姿を現し、籠絡しようとあの手この手を使って誘惑してくるようになる。SAN値をガリガリ削られるので、精神修行を怠らないようにしたい。
  • 粘り強く永琳の好感度を上げ、辛抱強く黒永琳の誘惑を撥ね退け続けて、好感度が80近くある状態でSAN値が一定以上残っていれば、永琳が黒永琳の正体と誕生の秘密を語ってくれるイベントが発生。
    ここで自分も共に戦う選択をすればトゥルーエンドが確定し、シナリオは終盤へ突入。以後、SAN値は一切減らなくなリ、黒い永琳は全く登場しなくなる。
    共に戦うことを選ばず永琳に全て任せるような選択をすると、シナリオはここで終わり、グッドエンド止まりとなる。
     
    • 魔晶石
      不思議なダンジョンで採掘された、クリスタルによく似た鉱石。その姿から一部では「紫水晶」とも呼ばれる、全ての者の欲望や心の闇を映し出し具象化する石。
      永琳はこの石を解析中、この石にくしゃみで誤って触れてしまう。黒い永琳は、この事故の際に魔晶石が永琳の心の闇を具象化した存在である。
      また、主人公が黒い永琳に着けられた「輝く断片」とは、この魔晶石の破片である。

終盤

黒い永琳との決戦を前に、しばらく時間が空く。この間に思う存分デートを楽しもう。
好感度の上昇値も通常に戻るので、好感度MAXも狙えるだろう。
しばらく後、黒い永琳との決戦に突入。

  • BOSS:黒い永琳
    永琳そっくりな姿をしたナニカ。
    永琳のスペカをコピーしたものに加え、魅了効果を持つ技を多用してくる。
    この魅了効果は対策無しにはレジスト不可の必中なので、無効化する装備や回復アイテムの準備はしっかりと。



黒い永琳を倒し、これで終わりと安堵したのも束の間、地面に倒れ伏したままの黒い永琳が哄笑を上げる。
驚く二人の眼前で黒い永琳の輪郭がぐにゃりと歪み、ヤゴコロとなって襲いかかってくる。


  • BOSS:禍つ神・ヤゴコロ
    黒い永琳が姿を変えた、何とも名状しがたいナニカ。というか例のアレ永琳の面影はもはやZUN帽を除いて原型を留めていない。
    外見は酷いがその戦闘能力は文字通りの意味で非常に高く、苦戦を強いられるのは必至。
    黒い永琳と同様に永琳のスペカを放ってくる上、こちらは静寂やアムネジアなど嫌らしい追加効果を持つ技を多用してくる。
    それだけではなく、全体物理のネギまわりも強力だ。特に追加効果は無いが、レベル上げや戦闘メインのサブシナリオ攻略などの寄り道をせずに真っ直ぐ攻略していたら満タン状態であるHPの半分近くは簡単に吹っ飛んでしまうほどのダメージを受けてしまうぞ。戦闘中は回復もこまめに行おう。
    戦闘前にメニューを一度だけ開けるので、対策をしっかり取っておこう。
 

ヤゴコロを倒し、魔晶石を回収すれば、主人公に着けられたピアスは力を失って砕け散り、一連のシナリオは終了となる。
ここまで来ると後はエンディングまでまっしぐらだが数日の空きがあるので、存分に永琳といちゃつこう。

関連イベント一覧

始業式/入学式

  • 教師として始業式・入学式共に参加している。
    仕事中なので姿をちらと見ることができる程度だが、戦闘などが起こって保健室に行くことがあれば丁寧に手当てをしてくれることだろう。
    ただし好感度が無い状態での永琳は、あくまで【営業スマイル】という一線を越えてはくれないのだが。

デート

  • 本屋・美術館・公園などの静かな場所をセレクトすることが好ましい。永琳は人が多い場所をあまり好かないため、うるさい場所に連れて行くと途中で帰ってしまうことがある。
  • ただし、ある程度以上好感度があがると、【輝夜のおつかい】イベントが発生する。これは輝夜の代わりにゲームショップへ行き、そこで販売する限定商品を入手してくるというものだが、なんと永琳が輝夜の選んだ衣装を着て登場してくれるのだ。
    教師だとバレないように、というリクエストで輝夜が選んだ勝負服の永琳は、普段とは一味も二味も違った姿を見せてくれる。
  • ちなみに「こういう服はあなたのクラスメイトくらいの子が着た方がいいんじゃない?」という趣旨の質問をされるが、答えによって「拗ねたえーりん」と「照れるえーりん」というどちらも割りとレアなCGを入手可能。てるよGJ。ちなみにゲームの特典アイテムはちゃんと並んで手に入れないと怒られてしまうので注意しよう。

夏休み

学園祭(文化祭)

修学旅行

期末テスト

冬休み

クリスマス

年末年始

バレンタインデー

ホワイトデー

終業式/卒業式

エンディング一覧

TRUEEND

魔晶石を打ち砕いてから数日間、血中糖度がレッドゾーンに突入しそうになるほど甘い日々を過ごしていたPCと永琳。
そして今も、永琳の膝を枕にし、紛れも無い幸せを実感しているPCに対して、永琳が神妙な顔を向けてきた。
「ねえ……今、幸せ?」
馬鹿げた問である。PCは迷い無くそうだと答えた。
才知溢れた美女と懇ろになった事を不幸と呼ぶものがいるとしたら、途方も無い愚か者だろう。
永琳はその返答に満足そうな微笑みを浮かべると、「ありがとう」と礼を述べ、変わらない微笑みの儘で、PCに優しく問を投げかける。
「なら、ずっと今が続けばいいと思わない?」
そう言った永琳の声色に、ホンの一瞬、形容しがたい悪寒を覚えたPCではあったが、真っ直ぐに向けられた微笑みによって、感じた悪寒は忽ちの内に霧散した。
そして、PCは答えた。

 
「思う」 TRUEEND『A』《Verweile doch du bist so schoen》

こうして永琳と共にいる、共に在る日々。
楽しい学校で騒がしい面々と過ごす至福の日々。
数えきれない未知が待ち構え、尽きぬ冒険心を満たしてくれるスリルに満ちた日々。
これこそが真の幸福なのだ。
――叶うならば、今がずっと続けばいい。
叶うわけは無いけれど。と、はにかんで告げたPCに対して、永琳もまた笑みを深くする。
「あなた、ファウストは知っているかしら? ファウスト博士は、今のあなたと似たような事を口にしたのよ」
なら、きっととても幸せな人だったんだね。PCの答えに永琳は頷いた。
「そうね……幸せなだけな人生ではなかったけれども、その最後はきっと幸せだったんだと思うわ。そうだわ、折角だから講義してあげる。ゲーテは奥が深いわよ? けど大丈夫」
PCは気付けなかった。永琳の更に深まった笑みの中に、黒い永琳の浮かべていたものと同質の――狂気が宿っていた事に。
「明日も、明後日も ずっと、ずっと、教えてあげるから……」
ありがとう、楽しみにしているよ。と、PCは微かな眠気を覚えた。
愛する人から感じるぬくもりと安らぎ、これ以上の睡眠導入剤は無い。
PCの様子に気がついた永琳は、優しくPCの額に掌を当て、「少し、寝てもいいわよ」と告げる。
その好意に有り難く従ったPCは静かに眠りに落ち――そして、永琳の隣で目を覚ます。
PCはこれからも永琳と共に生きるのだ、幸せな青春の日々を、愛すべき人との至極の日々を。

 

終わらない今日の中で、永遠の檻の中で。

                                                 

「思わない」 TRUEEND『B』《変わるための明日へ》

「あら、どうして? 今は幸せなんでしょう?」
PCは確かに幸せだと言い、同時に今はまだ満ち足りていないのだと告げる。
「……私、なにか足りてなかった? あんなことやこんなこともしてあげたつもりなのだけれど」
永琳に不満は無いとPCは断言、そして不満があるのは自分自身にだと言う。
今の自分はただの高校生であり、何一つとして永琳と並ぶような成果を成し遂げていない。
それで何が永琳の恋人か、パートナーか。劣等感を覚えている今のままでは、自分を永琳に相応しいとは思えないのだ。
だから、未来を見たい。より強くなるために今日を生き、誇りに思える明日に向かいたい。
無論、強くなるための道は険しく辛いものだろうが、その先にこそ、真に幸福なイチャイチャライフが待っているのだ。
PCのその答えを聞いた永琳は微呆然とした様子を見せながらも、やがて大きく笑った。
「そうよね。明日が幸せになるかは解らないけど、かと言って初めから幸せになる事を諦めるのは、違うわよ……うん! 全く、私としたことがガキな事を考えたもの……」
永琳には珍しい言葉遣い、未だにPCが知らぬ顔か。
微かに驚いたPCに対し、永琳は一言告げた。
「ありがとう、ちょっとした悩みが晴れたわ」
何かに吹っ切れた様子の永琳は、PCの目を真っ直ぐに見た。
「ねえ、私の秘密、聞いてくれる?」

 

これから少年は八意永琳の秘密を知ることになる。
永遠を生きる蓬莱人の業と、秘められた罪を。
それでも、少年は逃げることは無いだろう。
悩み事もあるだろう、迷うこともあるだろう――だが、明日へと進むのだ。

 

夢見た明日の為に、変わらない愛の為に。

GOODEND

NORMALEND ≪賽の目の七≫

BADEND ≪さよならを教えて≫

SADEND ≪名状しがたきもの≫

DEADEND ≪…ここで日記は終わっている≫

主人公のSAN値がゼロになってしまうことで強制的に送り込まれてしまうED。
主人公は完全に狂気に囚われ、狂人として精神病院に送り込まれることになってしまう。
垣間見た真実の一握でも伝えようと、拘束衣の中で叫び続ける主人公。
だが、彼の言葉を理解することができるものは、同じ人間の中には決して現れないだろう。

コメント

  • 書いた人にゃ悪いが妄想の邪魔になるので終盤の展開を一時コメントアウト。もし俺が書き上げる事無く倒れたら……いや、よそう。 -- 2011-06-10 (金) 15:44:00
  • 次にお前はコメントアウトしただけ云々と文句を言う↓ -- 2011-06-10 (金) 16:01:59
  • ↑2 コメントアウトするなら各EDもするべき。と言うわけで手伝ってやろう -- 2011-06-10 (金) 16:10:39
  • ↑おお、すまんね。助かるよ。最初からEDも一緒にやっておくべきだったか。 -- 2011-06-10 (金) 16:41:35
  • ちと思うところがあり一連の連続シナリオをコメントアウト。代替案が浮かんだ時にでもバッサリ行かせてもらうよ。 -- 2011-06-12 (日) 21:19:19
  • いっその事全部変えたら?クトゥルー要素半端に残すよかそのほうがいいと思うよ -- 2011-06-12 (日) 22:25:18
  • 全部変えて一から書くのは厳しい;; それに今の設定を使いつつクトゥルーっぽさを感じさせないシナリオがおぼろげながら浮かんでるので、そのまま行かせてもらうさね。 -- 2011-06-12 (日) 22:39:28
  • ちぅわけで既存の設定を生かしつつクトゥルーが一切絡まない方向で方向修正完了。あとでちまちまとネタを挟むつもり。 -- 2011-06-13 (月) 21:04:34
  • お疲れ様です。自分にとっては予想外の形になってびっくりしました。 -- 2011-06-13 (月) 21:54:13
  • ヤゴコロ…www -- 2011-06-13 (月) 22:59:11
  • ヤゴコロに技の1つとしてネギまわしを搭載しても宜しいでしょうか? -- 2011-06-14 (火) 06:37:55
  • ↑一向に構わんのだが?むしろ追加して下しあ -- 2011-06-14 (火) 12:05:11