キャラ攻略/東風谷早苗

ルート概要

• 保護者である八坂、洩矢両名が近隣の高校から転勤してきたのにあわせてやってきた転校生。
  成績優秀で性格美人だがその笑顔には裏があり、計算ずくな部分も多い。いわゆる八方美人。
• 守谷神社で巫女をしている。厳密に言えば巫女とは違うらしいのだが、やってることはだいたい巫女と一緒なので本人も気にしていない。
• なにかと霊夢と行動パターンや成績、果ては弁当の内容まで被ることから
  「二人目の霊夢」「霊夢の2Pカラー」などと呼ばれる。
  しかし彼女にはそれがかなり癇らしく、たまに勝負という名の花嫁修業を挑んでいる。
  傍目からは実に仲睦まじそうに見えるがどこもおかしくはない。
• 他人の男に手を出すのが好きらしく、Girl's Sideだと恋人にちょっかいを出してくる。
  むしろ利用して恋人の好感度を上げてやろう。
• 元の性格からは想像もつかないほどBADENDやDEADENDが鬱展開。
  保護者二人のルート分岐のポイントにもなるキャラクターでもあるが、後述の戦闘イベントが難しめなのもあって避けてしまう人も多い。
  だが逆にそれさえクリアしてしまえば、家庭的で清純な彼女と甘々な学園生活を謳歌できる。

出現条件

2学期が始まると八坂神奈子・洩矢諏訪子の赴任と同時に転校してくる。出現のための特別な条件は不要。
2周目以降は、彼女たち3人のうち誰か1人でもNORMALEND以上を見たことがある場合、最初から学園にいる。

フレリスト登録条件（戦闘参加）

• 好感度を一定まで上げると発生する、一緒に喫茶店に行くイベントでフレリス登録。

ルート攻略

• 何気にスィーツ(笑)脳の為、格好よさが低いとあまり真面目に話を聞いてくれない。
  お前らだって早苗さんが美人だから手出すんだろ？　こっちも努力しよう。
• ユニコーンの角を入手できないキャラの一人。欲しい場合は気をつけよう。

序盤

• 攻略キャラによってだいぶアプローチの仕方が変わるキャラ。ナイトであるかそうでないかで違いが出る。
• ナイトの場合は彼女の常識をかなぐり捨てることを目指そう。精神＞学業＞運動でパラを調整し、序盤はひたすら早苗よりすべてにおいて上位の成績をおさめるように専念しよう。
  すると感心が鬼なって向こうの方から近づいてくる。数回会話をすれば休日に会えるようになるだろう。
  デートパートが攻略の要であり、毎回なるべく違う場所に連れて行き、色んな体験をしよう。
  喫茶店にもよく出没するので、スィーツやフルーツを奢って上げると良い。
• それ以外のキャラは、騒動や異変の影で暗躍する早苗を炙り出すことから始めなければならない。
  戦闘イベントも多いため、難易度は高め。運動＞精神＞体力でスキルを集め、万全の準備で挑もう。
• 彼女はいわば「おねだり上手」。デートや学園のイベントの度にいろいろとおねだりされるので、できるだけ資金に余裕を持った攻略を心がけたい。その点で汚い忍者は苦労するかも。
  ちなみにあんまり突き放すような選択肢を選ばなければ、断っても好感度に影響はない。
  だが、おねだりに答えてあげた分しっかり好感度が上がるので太っ腹なところをアッピルしたいところ。
• 中学時代に彼氏がいたらしく、表には出さないものの内心主人公と比較している。前彼に負けないような高スペックを維持したい。
  彼女は主人公の努力を「私の気を引くために頑張っている」と捉えるようで、顔と学歴さえ良ければ多少勉強を重視し放っておいても好感度は落ちない。
• そんなおいしいキャラである早苗だが、実は神奈子と諏訪子の分岐ルートの条件でもある。
  つまり、ただの踏み台にされる場合もあるのだ。早苗、おまえは泣いてもいい。

『嫉妬のうねり』

序盤から中盤にかけて、早苗の人気の高さに対する嫉妬で頭ヒットした霊夢(とパルスィ)が「早苗調子に乗んなよお前！」と言いながら粘着するイベントが稀に発生する。その際、早苗に助太刀すると早苗からの好感度がちょっぴり上がる。

• イベント戦闘は霊夢＆パルスィvs早苗＆主人公の戦闘となり、霊夢サイドのどちらか一方を倒すか主人公側が全滅すると戦闘が終了する。実は霊夢の嫉妬がパルスィによって増幅しているだけなので、パルスィを倒せば両者共におとなしくなり、後で早苗に謝罪するイベントが見れる。逆に霊夢を倒すと霊夢が捨て台詞を吐いて去っていき、霊夢の好感度がガクッと下がってしまう。このイベントの発生の有無や結末によって中盤の霊夢絡みのイベント会話が少し変わるぞ。

中盤

• ある程度好感度が上がってくると、普段より苛ついた調子で、霊夢に喧嘩を売る早苗を目撃するようになる。
  それを見届けた直後、早苗に話しかける事で、早苗自身が抱えている問題について、少しずつだが語ってくれるようになる。言ってしまえば「自分が霊夢より劣っているのではないかという不安」であり、そんな彼女の心境をいっぱい語ってもらった後、ベストアンサーを言ってあげよう。しっかり聞いてからでないと、表向きは肯定したようでいて、心の中でまた不安が鎌首をもたげることになる。

『赤い巫女と緑の風祝』

• うまくいけば、早苗自身のけじめとして霊夢と最後の決闘になる。この時、霊夢と早苗のどちらを選ぶかで選択肢があり、「早苗を見守る」なら早苗の、「霊夢が心配」なら霊夢の好感度が上がり、逆は下がる。
  また、この時点で霊夢の好感度が高く、尚且つ「早苗を見守る」を選択すると、場合に依っては霊夢BAD（鬼巫女）への布石になるので注意が必要。
  決闘の結果は、早苗にそれまでどう接していたか、そして直前の選択肢でどっちを選んだかで決まる。
• 決闘終了後、早苗敗北の場合、一方的に謝罪して帰ろうとする早苗を引き留めるか否かの選択肢がある。
  引き留めれば霊夢から「また喧嘩したければいつでもかかって来い」と言う台詞を聞くことが出来、わだかまりも無事解消。引き留めなかった場合は、霊夢との会話の後、彼女の後を追うか、霊夢に謝るか（霊夢の好感度が一定以上の場合に限る）を選択。後者を選ぶと霊夢の好感度が上がるが、フラグが消失し攻略不可能となってしまう。早苗の後を追った場合、早苗が心中を吐露してくれるので、男は黙って胸を貸してあげよう。
• 決闘終了後、早苗勝利の場合は、心に踏ん切りが付いたのか、割と明るい調子で話が進み、こちらもわだかまり解消。早苗さんからお礼を言ってもらえる。
• 決闘に敗北→引き留めない→後を追う、という順番に話が進んだ後は、それまで、それ以外とちょっと雰囲気の違った早苗になる。早い話がデレ期、悪く言うと依存予備軍。最初は献身的に、折を見て距離を取る形でメンタルケアを行うこと。しなかった場合、BADEND『無力な自分』が無条件で起こる羽目に。
• なお、デートをすると高確率でミストさんが粘着して来るので、返り討ちにしよう。負けてもデートには問題ないが、負けすぎると早苗からの好感度が下がるので注意。

終盤

『選ばれた男に選ばれた女』

• TRUEEND行きが確定した場合、卒業式の後にもミストさんが粘着してくるので返り討ちにしよう。
  • ミストさんとの決闘
    クリスタルハート(笑)の効果でミストさんがかなり強化されているが、ここまで来た主人公のステータスなら楽勝だろう。
    見事勝利すれば、彼はネガりながら去っていく。仮に負けたとしても(負ける方が難しいが)早苗が現れミストさんと決別、どちらにしてもTRUEEND確定だ。

関連イベント一覧

始業式／入学式

デート

夏休み

文化祭

修学旅行

期末テスト

冬休み

クリスマス

年末年始

バレンタインデー

ホワイトデー

終業式／卒業式

春休み

エンディング一覧

TRUEEND『東風吹かば』

• 早苗の好感度一定以上で、TRUEフラグを全て満たした場合分岐
   

今年もまた春が来た。
新年度の幕開け、若者たちの新たな門出を祝う季節である。
誰が言い出したのかは定かでないが、みんなで花見をしようと誘われた。

当日、逸る気持ちを落ち着かせながら待ち合わせ場所に行くと、先に来ていたであろう霊夢と出会った。
「あら、早苗じゃない。他のみんなは？」
「さあ、私は他の方とは一緒に来ませんでしたから」
霊夢も楽しみにしていたのだろうか、他がその興奮を絡まらせて寝坊したのか、或いは平常心を忘れず時間通り
に来るつもりなのか、彼女ら以外に仲間は来ていなかった。
「そう。意外ね…先に『彼』と待ち合わせてから来るもんだとばかり思ってたんだけど」
「そこまでべったりしているつもりはありませんよ」
「どうだか…この間だって散々見せびらかしてくれちゃってさ」
「う……」
途端、バツの悪そうな表情で、こめかみのあたりを掻く早苗。
クラスの中では、早苗と『彼』が付き合っている事など最早周知の事実である。とはいえ、あそこまで露骨過ぎるのも考えものなのかも知れない、と早苗は思った。今度からは少し自重するか。

「――それにしても、早苗とも色々あったわね…」
「そうですね」
「初めは下らない事でいちいち喧嘩吹っ掛けられて迷惑してたわ」
「今更蒸し返すつもりですか？やめてくださいよ。悪いと思ってるんですから」
「こっちは被害者だからね。いくらでも蒸し返せるわよ」
被害者とはいえ、図々しいような気もする霊夢の発言。普段あまり見ないなんとも不敵な笑みを浮かべる。
そうはいっても、これだけ気軽に語れるのだからまだまだ可愛い程度の事である。本当に嫌になっていたら、顔を合わせる事すらしなかっただろう。

「本当、どうでもいいような事でも突っかかってきて…下らない事で足を止めてる奴だな、なんて思ってたけど…そんな奴がこうして誰よりも進んでるんだから、人生分からないわよね～」
「…もう少し優しい言い回しは出来ないんですか？」
「現に今一番の幸せ者でしょあんたは。私がどれだけ言ったって、今は負け犬の遠吠えにしかならないんだから、素直に自慢してなさい」
「霊夢さん…」

何故か元気づけられたような形になり、早苗は何か言おうとして、
「ま、これからどうなるかなんて事は私が知るわけないし、早苗がこれからどうなろうが私にはあまり関係ないけど、せいぜい今の幸せを掴んでおきなさい」
「…ありがとうございます」
結局、月並みの感謝の言葉しか言えなかった。
いったいなんと言ったらよかったものやら。

「あ、みんな来たみたいね。まったく、早めに来て準備とかしようっていう殊勝な輩はいないのかしら？」
早く来たのにだべっていただけの自分達が言える事だろうか、と思ったが口に出すのはやめておいた。
むこうから歩いてくる仲間達。その中に、大好きな『彼』の姿を見つけ、思う。
『彼』はどうなのだろうか？これからも、自分と一緒に居たいと思っていてくれているのだろうか？
二人きりになる機会があったら、ちょっと訊いてみよう。
そう心に決めて、早苗は霊夢と共に、手を振って仲間たちを迎えた。

「私、あなたが…あなたのことが、大好きです！」

「これからも…これからも、ずっと、ずーっと、私と一緒にいてくれますか？」

――結局、『彼』にした質問も、『彼』の答えも、更にはそれを聞いた自分の反応さえも、さりげなく潜んでいた仲間達に盛大に晒されてしまった。
とても恥ずかしかったし、それは『彼』も同じ筈だったけど、それでもその答えが聞けたことがとても嬉しかった。
そんな早苗を祝福するように、暖かで優しい東風が春の空を吹きぬけていった。

そして月日は流れ――

梅の花咲く春の空の下
あの頃と変わらない優しい東風が吹く
２人が永遠の思いを誓ったその場所には

『彼』と、『彼女』と―
そして…二人の愛の結晶の、仲睦まじい姿があった。

GOODEND『私の新しい常識』

NORMALEND『２Ｐカラーなんてもう言わせない』

• 好感度は十分だったがTRUEENDのフラグを半分以上成立出来なかった場合に分岐する。

いつも目に付いた彼女。どういうわけかいつも私と丸かぶり。転入してきたばっかりについたあだ名が「２Ｐカラー」。本当に目障りだった。出来ることならどこかに行ってしまえばいいのにと思ったこともあった。

でも、私には大切な理解者ができた。決して「２Ｐ」なんかじゃない。ありのままの私を見てくれる人ができた。この人は、私のありのままを受け止めてくれた。きっと、彼がいる限り、私は私でいられる。
目の前で笑う親友を見て、彼女は確信した。

BADEND 『無力な自分』

SADEND『この世に２Ｐはいらない…』

• 中盤の霊夢との決闘に敗北するとフラグが立ち、卒業式までSADフラグを折れずにいると…
  ああ…。やっぱり私はただの２Ｐカラーなんですね。２Ｐはいらない子なのですね…。
  早苗は自らの境遇を呪いながらある場所へ向かう。

   

  その頃、主人公は早苗を探していた。ネ実市中を探し……主人公は河原についた。
  そこに置かれていた払い棒の近くにある封筒の中を見る主人公。その中身は…遺書だった。

   

  「神奈子様、諏訪子様、ごめんなさい。私は自分の境遇について考えた結果、霊夢さんに迷惑が掛からないように自ら命を絶つ事にしました。それと、(主人公名)さん、ありがとう、そして……大好き。」

   

  主人公は錯乱した。
  嘘だ…

   

  何故だ…

   

  …まだ言ってないことがあるんだ…
  君に……どうして…

   

  早苗ーーーーッ！！！！

   

  俺は…
  どこで間違えたのか…。

  • 救いは無いんですか！？
    • 救済イベント発生条件:修学旅行にて地蔵ルイージにお供えしておく。
      • 早苗が身投げしたその時、空駆ける何者かが早苗を助けたのだ！
        主人公が早苗を探していると、タヌキのスーツを着た男ルイージが早苗を抱きかかえ現れた。
        「お前が愛していた女を助けた。礼はいらん。」
        そう言って男は去って行った。
        かくして、早苗さんは助かったのだ。

DEADEND『絶対許早苗』

コメント

• ダールのキャラ項目の件とあわせて、一部EDと終盤をコメントアウト。 -- 2011-06-11 (土) 02:41:49