シナリオ/「銀河祭」願いを掛けた笹の下で

Last-modified: 2012-07-01 (日) 18:32:29

イベント名

「銀河祭」願いを掛けた笹の下で

概要

シナリオ傾向:シリアス[○] コミカル[○] ほのぼの[◎] 恋愛[◎] 欝、人死に[×] 百合、大統領ネタ[○]

登場人物関係:登場人物の制限[なし] キーキャラクター[特になし] 敵対キャラクター[-]

攻略関係:イベント発生時期[7月7日] 総所要日数[7月7日夕方-7月8日未明] 他シナリオとの平行[問題なし] 戦闘難易度[-] 攻略中ヒロインの関与[有]

その他特記事項
原典


昔、昔、そのまた昔――。
南北に流れる大河を互いの国境とする、ふたつの国がありました。
西の国は美しい織物の産地、東の国は農耕で栄える豊かな国でした。
そして大河を挟んで二人の男女はお互いを見初め、恋に落ち、詩歌を交換するようになりましたが
やがて起きた戦火により二人は互いに触れ合うことも、川を渡ることもできず命を落としてしまいました。
「銀河祭」とは、悲恋に終わったアムディナ姫とヤヒコ皇子の物語から生まれた祭典です。
遠い昔、敵対する大国同士の生まれであるアムディナ姫とヤヒコ皇子は、2つの国を分かつ大河の対岸で出会い、
一目で恋に落ちました。しかし、2人は大河を越えて出会うことなく命を落としてしまいます。
後に、この大河を天の河「銀河」に置き換え、せめて天空で2人の恋を成就させんと始められたのが「銀河祭」です。

発生条件

7月7日、七夕の夜

攻略

7月1週目夜遊びパートのみで展開される小イベント集

  • 最初の願掛けは
    条件なし

    「…うむ、これで良いな」
    ガーランド寮長が唸った。
    川に見立てた通りの道に幾本もの笹が立てかけられた。
    陰陽鉄学園の校門前、教師陣が協力してたくさんの笹を用意したのだ。提供・永遠亭。
    「見事な仕事だと関心はするがどこもおかしくはないですね」
    今年は生徒たちはどんな願いを短冊に込めるのだろう。それを考えるだけで紫は満たされる思いだった。
    「そういえば、珍しく手伝ってくれたの」
    と、マート校長が皇帝を見て言う。このような行事に興味があるとは少々意外だったが、助けてくれたのは事実だ。
    「さてさて、短冊も用意しないと…あら、既に掛けられておりますのね」
    「え?」
    短冊を用意するのはこれからだ。当然、それ以前から短冊を掛けるなら自前か、用意してある物から抜き出して使うか。後者が出来るのはこの場にいる教師に限られる。わざわざこの場から抜き取る馬鹿な生徒はいないし。
    「なになに…『世界征服』…これは」

     

    …………。

     

    「…マティウス先生?」
    「何か用か」
    「短冊書きましたか」
    「書いた」
    「そうですかありがとう夢大きいですね」
    「虫ケラには見ることも許されない夢だな」
    「^^#」
    もしかしてこの人は生徒たちよりよっぽど子供染みてるんじゃないだろうか…とは誰も口には出さなかった。
    「この良き日にまで欲望丸出しとはのう…」
    「まぁ、そうでなくては皇帝なんて名乗らないでしょうし。ところで、わたくしも『世界征服』の短冊を掛けてもよろしいかしら?」
    「やめい」

     

    「皇帝さん」
    「今度は何だ」
    「『ウボァーって何ですか』と書かれた短冊があったので実践してみてください」
    「それは私の目の前で貴様が書いた短冊で、」

     
     

    ウボァー

    学園長って…

    「紫さま、続々と集まってきたようですよ?」
    藍がちらほら集まり始めた生徒たちを見て微笑ましそうに報告した。
    「ところで、学園長は短冊に願い事書かないのか?」
    いつの間にかいたジェクトとヴァンが問う。
    「え?いえ、私はいいですよ…」
    生徒たちの願い事が叶う。それが学園長の願い事に他ならないのだ。
    「さては…」
    「な、なんですか」

     

    「夢を信じねぇ歳だな?」
    「学園長って…何歳?」
    「」

     
     

    ウボァー×2

  • 一番上のご利益?
    霊夢との好感度が低いときに一人で笹の元へ

    立ち並ぶ笹。
    集まるカップル。
    そして一人きりの俺。

     

    何故ここに来てしまったんだろう……寂しい……ん?
    何か、笹の上の方に人がいるような……あれは、あの赤い巫女服はっ!

     

    「よいしょっと……あら?」

     

    霊夢じゃないか。そんなところで一体何を。

     

    「見て分からない? 笹に短冊をつけてるの」

     

    そりゃあ分かります。分からないのはわざわざ一番高い笹の一番上まで浮いていることです。

     

    「こういうのはね、大抵高い所に付けた方がご利益があるのよ。
     言っておくけど他の人のは付けてあげないからね」

     

    いえ、別に頼む気もございませんので。それにしても、霊夢はそこまでして何を願ったのか。
    視力ギリギリで見えた、やけに達筆なその文字は……

     

    『お賽銭』

     

    ……今度賽銭箱を潤してやろう。

  • 恋わずらい
    永琳との好感度が高い状態で永遠亭へ

    「あら、こんな時間にどうしたのかしら?」

     

    「姫様もウドンゲ達に連れられてもう皆行ってしまったわよ?」

     

    「私と一緒に夜空を見たい?・・・フフッ、面白い事を言うのね」

     

    「いいわ、でも黙っているだけではつまらないから少しお話をしましょう」

     

    「私は人の病を治す医者だけれど、今の世の中でも薬でも手術でも治せないものがあるの」

     

    「それは心の中をそれだけで埋め尽くし、楽しい時をおしながし、そうでない時をスカスカで嵩張るものにしてしまう」

     

    「そう、恋わずらい、銀河祭の伝説の元になったお姫様もこの病気に大変苦しんだそうよ」

     

    「こればかりは他人が連れてくるもので体の異常でも菌によるものでもないから医者はお手上げ」

     

    「・・・だから、あなたはそんな恐ろしい病に罹ったり罹らせないようにね」

  • 笠松一家の七夕
    PCが汚忍の場合に夜遊びせずに家に帰る

    「ねぇ、ノブオ。今日って銀河祭の日なのね」
    「あ?アムディナ姫とヤヒコ皇子がどうこうって話のやつか」
    「そういや、別名で七夕とか言うらしいんだがこりゃあどういう事なんだブラザー」
    「....あー、七夕ってのは暦の節の呼び方だ。陽の数である奇数の7が並ぶんで縁起がいいから節目になってんだ」
    「ほれ、5月5日を端午・菖蒲の節句とか、3月3日の上巳・桃の節句の雛祭りとか言うだろ?それで7月7日の七夕・笹の節句にやるのが銀河祭とか星祭りとか言うらしい」
    「そーなのかー。で、それ誰から聞いた話なんだ」
    「....上白沢」
    「けーねが言ってたなら仕方ない」

     

    「ノブオとスーさんが何を話してるかわからないけど家でも銀河祭をやろうと思うの!」
    「....幼稚園でやっただろ」
    「ノブオも父さんもやってないでしょ!というわけで大きな笹を持ってきてお祭りやりましょう!」
    「....なら店先にあるだろ、あれで満足しろ」
    「あんな小さな笹じゃ....満足できねぇぜ....」

     

    「そんなこともあろうかと!」
    「!?」「あ、お父さん」「父上殿!まさか!」

     

    「笠松殿、頼まれてたものを持ってきた」
    「学生寮で余った笹竹を不破に持ってきてもらったぜ!」
    「....おーおー、ご苦労なこった」「わー!師範ありがとう!」「・・・・すごい漢だ。」
    「せっかくだから不破も晩飯食ってけ!」
    「んっ、ではお言葉に甘えるとしよう」
    「あー、飯は多めでいいな?」「わーい!師範ここ空けるよ!」「おかずはちくわしかねぇ!」

     

    「そういえばノブオは願い事はどうするの?」
    『ブロント打倒』、か?んなもんでどうにかなるなら苦労しねぇがな」
    「うわぁ、ロマンもへったくれもねぇ」
    「うるせぇ。そういや不破はどうすんだ?」
    『悲願成就』
    「悲願ってなんだ?」
    「わからんのか」「わかんねぇよ」
    「俺は夢はでっかく『世界征服』で」「私もスーさんと同じ『せかいせいふく』よ!」
    「....メメ子意味わかってんのか?」
    「で、親父はどうすんだ?」
    『ちくわ』で」
    「そうか」「お父さんらしいわね」「ぶれないなファーザー」「んっ」
    「....いや、お前らそこツッコむところだぜ」
    「「「....わかりにくいわ」」」「このたわけが」
    「....いや、うん、なんかすまなんだ」
    「ホントはな『この幸せがずっと続きますように』だ」

  • かざした短冊に 願いを込めて
    輝夜√TRUEENDへの条件を全て満たしている
     

    死さえも、二人を別つ事叶わず。

     

    今頃、あの二人の恋人は天河の淵で再会を果たしているのかしらね。

     

    恋人たちに道を譲ったのか、月の灯も今宵はなりを潜めている。

     

    私たちにできることは…そうね、願を括って二人の恋路を応援することくらいかしら。

     

    さ、一緒に短冊を掛けましょうか。

     

    満点のあの星空向けて、願いを込めて。

     
     
     
     

    短冊に何を書いたかって?………

     

    PCと並んで夜空を眺めるこの一瞬が長く続きますように。

     

    少しでも長く、貴方の傍に留まりたい。

     

    これが私の願い事。

     

    ね、PC。今度は貴方の番よ。

     

    …貴方はどんな想いをあの短冊に込めた?

     
  • 叶えたい、けど見られたくない
    レイセンルートに入りつつEND条件をいずれも満たしていない状態で、レイセンと一緒に笹の元へ

    「どうしよう……」
    もう書けたのか! はやい! ……どうかしたのか。
    「その……あの……見られないようにするにはどうしようって」
    見られないように? そんなに恥ずかしい願い事を書いたのか……
    「そうじゃなくて! えっと……もしお姉さまに見つかって、引かれたら困るじゃないですか」
    ああ、『お姉さまと一緒に~』的な。でも無記名だからバレないだろう。
    「でも! 筆跡から私が書いたってバレるかもしれないし!」
    君のお姉さまは筆跡鑑定士かなにかか……仕方ないな、短冊を借りるぞ。
    「えっ? あ、ちょっと!」

     

    笹の上の方に短冊をくくりつけるべく、足場を探そう。
    高ければ高いほど良いが、てっぺんだと却って悪目立ちするので気持ち下に。

     

    これでいいか。
    「ありがとうございます……でも、ごめんなさい。こんなことまでしてもらうなんて」
    いいんだ……力になるって言ったろう? だから、笑ってくれると嬉しい。
    「……はいっ!」

  • 叶えたい、けど恥ずかしい
    レイセンルートTRUEENDの条件を満たしつつ、レイセンと一緒に笹の元へ

    「どうしよう……」
    もう書けたのか! はやい! ……どうかしたのか。
    「えっ!? あっ、な、なんでもないです!」
    なんて下手なごまかしだ……何を隠している。その後ろ手に回したのは何かな?
    「なんでもないってば!」
    ……そんなに恥ずかしいことを書いたのか。そうかそうか悪いことを聞いちゃったなw
    「そんな変なことなんてっ! 私はただあなたと、ハッ!?」
    気付くとは、あともう少しだったのに。ところで俺がなんだって?
    「~~~~!! もうっ!」
    おっと、踏み込みが甘い! それでは掠りもしませんな!
    「このっ! このっ!」

     

    レイセンとの戦闘。
    3ターンで強制終了となる。倒しても何も起こらないので適当にいなそう。

     

    『暴れるの禁止!』
    ごめんなさい。「ごめんなさい……あれ? この短冊は」
    それは! 待った拾うな読むな読まないで!
    「“レイセンと一緒に”……これって」
    うぐぐ……レイセンのも見せろ……それでおあいこだ。
    「えへへ……いいですよ」
    さっきまでの抵抗はどうした。
    「だって、同じこと考えてたって思ったら、恥ずかしいより嬉しくって♪」

  • i+i=?
    夢美√TRUEEND条件を満たした

    「銀河祭は、7月7日に行なう星祭りです。
    この日は、一年に一度だけアムディア姫とヤヒコ皇子が銀河の上で恋愛を成就できるよう、願い事を書いた短冊を笹の葉につるしてその手助けをする・・・」

     

    「恋人達は死んだあとも、夜空の向こうで再び再開する・・・素敵な話ね」

     

    「それにしても願い事かー・・・私は『お腹やお金の事を一切気にせずに苺ショートケーキをたくさん食べられる』のならこの上ないくらい幸せだけど・・・」

     

    「・・・せっかく恋人同士が再開する日だもの。お願いするならもっと素敵なお願いにしなきゃね?」

     

    「・・・」

     

    「・・・・・・『いつまでも、貴方の傍にいたい』、とか?」

     

    「ごめんあからさますぎた忘れてください・・・
    ・・・え、あなたの短冊?私に見てほしいって・・・・・・どれどれ・・・」

     

    「『夢美とずっと幸せでいたい』・・・・・・!?!?!?

     

    「・・・・・・・・・か、顔が赤いって・・・誰のせいだと・・・思って・・・

     

    「もう・・・」

     

    「・・・あ、あなたがそう書くなら、私も書くわよ?見た瞬間真っ赤かになるくらいの素敵なの!」

     

    「・・・見てなさい!?」

報酬/称号

コメント欄

  • 折角なのでイベント一個追加。こんな感じで大丈夫だろうか・・・ -- 2011-07-07 (木) 21:23:25
  • ↑素晴らしい。 いい仕事だ -- 2011-07-07 (木) 21:25:07
  • 一番乗りを逃したおのれ! まあいいか…こんな加筆も大丈夫か? -- 2011-07-07 (木) 21:31:50
  • 勝手ながら、イベントをキャラ順に並べ替えました。 -- 2011-07-08 (金) 00:16:51