シナリオ/世界移動シナリオ-ARMORED CORE Paradise of Stain編/レイヴン・ミグラント

Last-modified: 2014-12-20 (土) 13:42:55

世界移動シナリオ-ARMORED CORE Paradise of Stain編
世界移動シナリオ-ARMORED CORE Paradise of Stain編/企業・傭兵

レイヴン・ミグラント

レイヴン

国家解体戦争やリンクス戦争で山猫に翼を押さえられた鴉。しかし、鴉の矜持を捨てない者は多く、だいたいが直接の企業の所属でないため独自のハイエンドACに乗る渡り鴉である。
投入すると大金がすっとぶネクスト(やアームズフォート)を使うほどのメリットがない偵察・企業間の小競り合い・コロニー間紛争においては現在でも主役。
市民の娯楽としてハイエンドを用いたレイヴンの戦闘競技『アリーナマッチ』・AI無人機の戦闘競技『フォーミュラフロント』があり、地上の人間にとってリンクス戦争のとある英雄の存在や行く先々でコジマ汚染を振り撒く疫病神扱いされるネクストのせいでリンクスより印象がよい。
また、ノーマルやハイエンドが編成や作戦を組んでネクストを撃退・撃破した例が少なからずあり、敵に回して舐めて掛かると鴉の矜持をぶちこまれる。

 

ハイエンドのパーツはオーメル・インテリオル系のミラージュ社、GAグループのクレスト・インダストリアル社、アスピナ機関やトーラス社などの研究機構と関わりが深いキサラギ社の三社が主に開発している。

 

またリンクス戦争による大破壊後の治安維持のために未だ地上の影響力が強いこの三社の盟約・企業連合の条約によって成り立った地上治安維持機構・アライアンスが存在。
その傘下にワンダフルヘヴンや紛争に企業連合の尖兵として干渉をするハイエンドAC部隊・アライアンス戦術部隊がある。

 
  • アップルボーイ
    データ上のスキル

    あくまでデータのみ
    一部スキルは戦闘での動きに反映されている模様
    ステータスはChapter6時のもの

    名称Lv/ランク説明
    射撃術9憧れと才能と弛まぬ努力により洗練された技術 ハイエンドでありながらAFを撃破して見せる
    狙撃堅実に相手に狙いを定め、撃ちぬく
    片手剣7初期から堅実なライフル・ブレード装備を維持し続け、その技量は高い
    回避9積極的に旋回戦を行い、相手の死角をえぐる
    戦略眼5それといって特殊な訓練を受けていないが、戦況を見抜いて適切な判断をする
    感知・直感-特性のひとつ 第六感に等しい危機探知能力
    集中-特性のひとつ 戦闘における非常に高い集中力
    精神銀の意志レイヴンとして高みに至りながらも自分の若さと未熟さを知り、前に進もうとする
    性格お人好し同じルーキーと主人公を慕ってくれる 性格はあまりレイヴンには向かないと評される
    いじられっ子み、味方です! 生真面目な性格が災いしてかオペレーターにいじられる
    真面目絵に描いたような好青年
    そのせいで身内にはいじられるが、それは親しみと期待の裏返しである
    努力家
    好奇心旺盛
    倹約家シーラの影響か癖になった模様
    カルマ-4傭兵家業の業を知り、それを負ってなおレイヴンであり続ける
    容姿美形見た目はただのさわやか青年 外見は10代後半
    オーラ中心人物バーテックスの切り札、ジャック・Oが探していた先天的戦闘適応者『ドミナント』 ただ今の立場に若干気おくれしている
    鼓舞立場相応の風格の持ち主ではないが、熱意をもって皆の先駆けになる姿は味方を奮い立たせる
    話術3戦闘以外はふつう そのためしょっちゅう身内に言いくるめられる
    逃走三十六計/無手勝流勝てない相手を危機探知能力で知り、素早く逃げる ただ僅かでも勝てるという確信があれば戦って見せる
    1彼の強さは運によるものではない
    機械工学6自分でハイエンドACの手入れができる程度は
    生物化学4緊急時における応急手当を心得ている
    料理家庭料理普通にできる 結構な頻度でシーラに食事を作らされてる模様
    機械いじり-拠点ではよく愛機の手入れをしている
    状況判断-鋭い直感と確かな判断によって状況を見回す
    礼儀-基本的に誰とでも敬語で話す
    レイヴン5ドミナントとしての才能が開花 上位ランカーに打ち勝つほどの腕前
    イレギュラー-非常に卓越した戦闘能力で1年もたたぬ内に最上位ランカーに打ち勝った 空のイレギュラーが主人公なら地のイレギュラーは彼
    ドミナント-主人公と同様に非常に優秀な戦績を次々とおさめていった
    天才-才能に向上心が備わり最強に見える状態
    将来性
    種族人間ドミナントの因子を持つが戦闘以外に関しては極めて普通の青年
    あるレイヴンに憧れて自分もレイヴンとなったルーキー。通称リンゴ君・林檎少年。愛機はクレストの標準型をベースとした堅実で汎用性に優れる中量二脚機『エスペランザ』
    よくワンダフルヘヴン探査に尖兵として駆り出されて、多くの厄介に巻き込まれる苦労人だが無事生き残ってエドに情報やミッションをファインに斡旋させる分、腕は確か。
  • ゲド
    アップルボーイの後見人で『アリーナマッチ』下位リーグの名物レイヴン。愛機は派手な拡散レーザーの腕武器を主力とした軽逆接機『ゲルニカ』
    派手な戦いぶりながらも腕前はいまいちだが、アリーナの上位リーグに昇った多くのレイヴンをルーキー時代から目を掛けていたことから、人を見る目に優れており、あの国家解体戦争・リンクス戦争を生き残ったというかなりのベテラン。しかしリンクス戦争以前の彼の足跡は不明であり、どうやら何か秘密があるようだ。
    性的志向は普通なので安心を。向こうの世界の干を思い出して男のPCは常におっかなびっくりである
    リンクス戦争以前の経歴

    その正体は元レイヴンで国家解体戦争をリンクスとして戦い、リンクス戦争でアナトリアの傭兵に敗れ、戦後の混乱で行方が掴めなくなっていたアルブレヒト・ドライス唯一のオリジナル、シェリング
    そして、レイヴンによる反企業連勢力・バーテックスが所有するネクスト戦力。機体は現在生産停止したアルドラの初期標準機「HILBERT-G7」をベースとしてレーザーライフル、特にHLR01-CANOPUSを主力として戦う『クリティーク』
    彼の道化を演じるための機体『ゲルニカ』は今の衰退の原因の尖兵となった自身への皮肉であった。
    希少なフレーム「HILBERT-G7」を所有保持できた理由について本人は「古い馴染みの餞別」とのことである。

  • シーラ・コードウェル
    アップルボーイのオペレーター。性格はファイン・ドリームに負けず劣らずの守銭奴だが、かつてミラージュに所属していたのでオペはファインとは違ったベクトルで的確。
    元々は企業のオペレーターであったが技量に見合わない俸給に嫌気が刺して辞め、フリーとしてアライアンス時代に人脈があったゲド曰く才能溢れるリンゴ君のオペをしており、彼絡みでのミッションでは一緒にオペしてくれる。
  • エド・ワイズ
    地上に拠点を置くフリーの情報屋でゲド・シーラの昔馴染み。彼ら絡みの情報やミッションをファインに斡旋してくる仲介人。
    対人評価は毒筆毒舌だが、性格は某企業の(笑)とは違ってフランクで、情報提供は信用に関わるため的確である。また必要とあれば多くの情報を提供してくれる
    (提供料は信用性が高い分、割高だがネクスト動かす金からすれば端金のため所持金は変動しない)
  • エース
    『アリーナマッチ』上位リーグに君臨するトップランカー。
    アリーナデビューから無敗のまま勝ち進み、トップランカーの座に辿り着いた凄腕のレイヴン。
    ゲド同様、リンクス戦争を生き残り、今の位置に辿り着いたとされる。
    トップランカーという孤高の立場ながら、本人の性格は周囲と気さくに関わることを好む爽やかな好漢である。
    その愛機は距離に囚われないバランスの良い戦いを得意とする中量二脚機『アルカディア』
    戦闘では常に相手の上面に留まりながら戦う事を意識したスタイルで挑む。

    本名:リューサン
    武装勢力「DRAK」の元メンバー。DRAKの中でもアナトリアの傭兵に次ぐ高い実力の持ち主であった。
    戦いの後、地獄の苦しみを耐え抜きながら戦い続けるアナトリアの傭兵の身を案じながらも、何か思うところがあったのか、(本人にとって)親しい友人にネクスト『ブルーゲイル』を預けたあと、空飛ぶ山猫から渡り鴉になる事を望んだ。

  • ジャック・O
    アライアンスとは異なるレイヴンの自治連合組織 レイヴンズ・アークの主宰。
    企業連直轄組織のアライアンスとアーク上層部の癒着を弾劾し粛正、組織の主宰となった若きカリスマ。
    現在はアーク主体でワンダフルヘヴン近郊での紛争介入や周辺への独自調査を行っているが、
    一組織の重鎮が単機で同地域深層を調査していたり、奇妙な自立兵器を過剰な大火力で一瞬で破壊して去って行くなどの不可解な行動が目撃されている。
     
    愛機は爆薬聖女メノ☆ルーみたいに両背中に大型ミサイルを積載、腕にはハンドグレネードに名銃「WH04HL-KRSW」を装備、肩に搭載した旋回用補助ブースターで機動力を補い戦う重量二脚機「フォックスアイ」
    いかにもな過剰な火力と重装備であるが、この装備で作戦成功率8割を叩き出している切れ者の使い手である。
    ジャックはゲイヴンじゃなきゃ嫌だという者はACLRを買って最初の任務を「管理局強行偵察」にし、全クリしてから主張しなさい
    その思惑と正体

    レイヴンの自治連合組織の主催にして、レイヴンによる反企業連組織 バーテックスの首魁。
    企業連が本格的なワンダフルヘヴンの調査を始めると共に『ある施設』を破壊するため雌伏をしていた。

     

    彼が発見していたのはワンダフルヘヴンの深層より辿り着いた無人兵器を生産し続ける施設『カオスロート』と、
    それが最終的に生み出そうとしている、生産元を統括機構に戦闘情報を記憶・学習、それに適した成長を遂げ続ける『カオスウィッチ』の存在。
    それと共にワンダフルヘヴン内部で建設され続ける明らかに『人が生存するための装置・施設群』という『カオスロート』と相反するものからこの場所の存在する意図を推測。
    無人で稼働し、両方の施設を建造するワンダフルヘヴンというものの存在理由は『現人類を掃討し、籠の中に補完する』ことであると仮定し、『カオスロート』を破壊するための調査を行っていた。

  • エヴァンジェ
    企業連下のハイエンドACを主力とした部隊 アライアンス戦術部隊の司令官。
    アークの親企業連派粛正の際にアークを追放された者の中では一番の腕利きであり、その作戦遂行能力は高く、立場に見合う実力と頭脳を持っている実力者。
    しかし、自己評価が高い自己顕示欲の塊であるとの評もあり、レイヴンとしての腕はともかく、組織の長としてはジャックより格下とみられることが多い。
     
    愛機はリニアガン「CR-WR93RL」とミラージュがレイレナードの「07-MOONLIGHT」をハイエンド規格に改良した「WL-MOONLIGHT」を装備し、背にはリニアカノンとレーザーカノンを積載した中量二脚機「オラクル」
    ただこれは基本武装というだけで彼はミッションに応じて柔軟にアセンを変えている。

    その正体はジャックのカリスマ性と彼の語る事実を受けてアライアンスから寝返ったバーテックスの一員。
    企業がカオスロートを刺激しないようにワンダフルヘヴンにおける紛争のバランスをジャックと共に操作していた企業連の獅子身中の虫。

     

    自己顕示欲の塊であるというのに変わりはないが、事態の重要さとレイヴンという存在の力不足は痛感しており、ジャックの策謀の下で忠実に行動している。

  • シーモック・ドリ
    中東でのアリーナにおけるかつてのトップランカーであり、国家解体戦争後にネクストをノーマルで初めて撃退した記録を持つ凄腕の古参。現在はアリーナから身を引きアーク教導隊の筆頭教官として後身の育成で活躍している。
    上記の戦果を挙げた際は体に手を加えてはないなかったがリンクス戦争間に左手を負傷、AMS技術を用いた義手をデバイスに機体と自身を繋いでいる。
     
    機体はオーメルグループの勢力圏下の中東でGA系のクレスト装備一式で固め、連装グレネードによる高火力攻撃を得意とした中量二脚機「デュアルフェイス」

    バーテックスの一員。ジャックの言葉と檄を受け、人類の未来を奪われることを良しとせず、信頼出来る腹心や弟子を連れて参入。
    バーテックスではジャックの補佐・副官という立場であるが自身を「あいつのような策略家とか戦略家という小難しいものより、下士官や下級将校のような戦術家だ」と評す。
    また伝説的な実績とコロニーの教導団客員教官として各地を転々とした経歴と、上記の通り初めてハイエンドでネクストを撃退し、当時企業、兵士達の間に浸透していたネクストの「無敵神話」を終わらせ、同時にハイエンド及びノーマルの対ネクスト戦術の基礎を確立させた功績から場所・勢力を問わずレイヴン・ノーマル乗りからの信望は極めて強い。

  • カグヤ
    本名:蓬莱山 輝夜
    『アリーナマッチ』上位Bリーグの女性レイヴン。
    有澤系列の会社の経営者なのだが、こっそりアリーナに参加している。
    類い稀な美貌からアリーナ内外問わず絶大な人気があるが、本人はあくまでもマイペースにいなす。
    カロンブライブとは犬猿の仲で知られており、アリーナでは凄まじい激戦を繰り広げ、観客を沸かせている。
    本人も彼女との戦いを楽しみにアリーナに参加している節が見受けられる。
    搭乗機は肩に大型グレネードを装備、武器腕ミサイルで武装を固めたガチタン『蓬莱式姫様マシーン』
    牛車に乗っている様な暢気な態度で、爆炎をバカスカ巻き起こしながら対象を焼き尽くす。
  • カロンブライブ
    本名:藤原妹紅
    『アリーナマッチ』上位Bリーグのレイヴン。
    過去、幾度と無く戦場で命を落としたと思われながら、その度に不死鳥の如く蘇り周囲を驚かせる女性レイヴン。
    絶望的な状況から平然と生還する事から、不死身ではないかと周囲からまことしやかに噂されている。
    カグヤとは険悪な関係とされており、彼女との勝負はたびたび語り草となっている。
    搭乗機はライフル・爆雷ミサイル・3連ロケット砲・高出力ダガーブレードを装備した中量2脚型の『ファイアーバード』
    全体的にバランスの良いアセンに仕上がっているが、熱量に特化したライフルで熱暴走を狙ってくるなど、AC名に相応しく熱い戦いを仕掛けてくる。
  • トロット・S・スパー
    アライアンス戦術部隊に所属し、エヴァンジェの司令官補佐を務めるレイヴン。
    上司に当たるエヴァンジェに忠誠を誓い、彼を「隊長」と呼ぶ。
    アライアンスに所属するレイヴンだが、所属組織の理念に従っているよりは、エヴァンジェに心酔した結果。
    乗機は武器腕レーザーやリニアキャノンを装備した四脚型AC『バリオス・クサントス』
    リニアキャノンで動きを止めた隙に攻撃を確実に当てると言う、エヴァンジェを彷彿とさせる戦いが得意。
    隊長への媚びだけで今の立場に着いた訳ではないが、組織のNo.2としては影が薄いやや不足な感が否めない。
  • レッドパンダ
    本名:紅美鈴
    『アリーナマッチ』中位Cリーグのレイヴン。
    ネクストについていけなかった事に引け目を感じたため、「トランシルヴァニア」には所属していない。
    だが、「トランシルヴァニア」の面々とは疎遠となったわけではなく、時々食事に招いたり招かれたりしている間柄。
    中量二脚機『龍星』から射突型ブレード『NIOU』を放つとっつきらー。
    尖った性能の割に戦績は安定しており、さながら上位リーグへの門番のように中位のトップで待ち構える。
  • プリズムリバー三姉妹
    荒廃していく世界だからこそ、何らかの娯楽を提供できないかという考えからアリーナに参戦した音楽家の姉妹。
    姉妹揃って音楽家とレイヴンを兼業しているというとても変わった経歴を持つ。
    参戦理由から、アリーナを専門としたレイヴンであり、基本的にミッションを請け負う事はない。
    • ルナサ
      上位Bリーグのレイヴン。
      ダウナーで大人しげな雰囲気を漂わせる三姉妹の長女。儚げな佇まいに惹かれるファンが多いとか。
      アリーナに君臨するトップランカー、エースに淡い慕情を抱いていると噂されている。
      上位リーグまで駆け上がるに至ったのも、エースに近づきたい一心ゆえとも言われているが…
      搭乗機は逆関節型の『グァルネリ・デル・ジェス』
      長距離武装を中心に、遠距離からの武器破壊を狙い、
      武装を失った相手に対してレーザーキャノンで静かにトドメを刺す戦法を行う。
    • メルラン
      中位Cリーグのレイヴン。常に楽しそうな雰囲気を漂わせる三姉妹の次女。
      観客や対戦相手がハッピーになる様な戦いを信条としているという。
      搭乗機は重量二脚の『クリフォードB』
      レイヴンの性格に見合い、派手な武装に頼んだ激しい攻撃を好む。
  • リリカ
    中位Cリーグのレイヴン。ダウナー系な長女、アッパーすぎる次女とは異なり、表面上は普通な三女。
    実際は姉妹の中でも利益に目敏く、狡猾な性格。
    一応身を弁えてはいるが、たまに抜け駆けをする事も。
    搭乗機は軽量二脚の『ベーゼンドルファー』
    軽二らしく、機動力に頼んだ戦いを挑む。
 
  • サトリ・コメイジ
    レイヴンズ・アークでオペレーターを勤めている女性。
    普段は作戦立案を担当し、アークの主導で複数のACを投入するような大規模な作戦行動を行うときは彼女がレイヴン達の管制、指揮を執る。
    確かな手腕と実績から、同僚やレイヴンからは「まるで相手の心を読んでいるかのよう」と評される。
    ミグラントとして活動している妹がいるらしいが詳細は不明。定期的に連絡してくるし、数ヶ月に一度は顔も見せるので本人もあまり心配していないようだ。

ミグラント

ミグラントとは、生存可能地域を行き来し、金品や貴重品を得ることを目的に交易を生業とする運び屋の総称である。そのスタンスゆえに他者に生活必需品を提供する行商人と戦争をビジネスとして取り扱う死の商人としての面を持つ。
また、ミグラントによっては自身の力を商品とする場合もあり、傭兵の顔も備えている。
傭兵の戦力となるものはアーマードコアであるが、ネクストやハイエンド、ノーマルとは異なったタイプの、しかし通称が定まっていないACを運用している。これは廃棄されたネクストやハイエンドのパーツを中心に再利用したジャンク品に近い代物だが、潜在的な火力はMTやノーマルを軽く凌駕し、装甲も数値だけならネクスト級と侮りがたい代物。そしてメンテナンスが非常に容易で、他のACとは異なった運用にも向く。
また根幹となるシステム自体は地下から発掘されたものであり、未知の技術が用いられているという。
このタイプのACはミグラント共々、リンクス戦争後に表舞台に姿を見せる様になった。

  • クラーナ・ドリズル
    利に目敏く、商才に優れるやり手の女性ミグラント。本シナリオにおけるACパーツの購入や売却は全て彼女が担当している。
    ミグラントは男権社会の傾向が強いのだが、能力と度胸だけでその他のミグラントと対等以上に渡り合う女傑。
    ファイン・ドリームとは長い付き合いらしく、軽口を叩き合いながら楽しそうに話を交わす仲。そしてビジネスのお得意様でもある。
    要事以外で大きな出費を好まないファイン相手にも、スズメの涙ほどの友情補正と駆け引きを使って、上手いこと彼女の財布の紐を緩めさせている。ミグラントとしての能力は、案外ファインのおかげで培われたのかもしれない。
    素性とか

    本名は霧雨 魔理沙。元リンクスであり、武装勢力「DRAK」の元メンバー。
    同じメンバーであったファイン・ドリームこと霊夢とはそれ以前から付き合いがあった。
    一応、今でもネクストACを所有しているが、ミグラントのビジネスに時間の大部分を割いている為、彼女が使っていたネクスト「ブレイジングスター」は今現在、ガレージにて埃を被っている状態である。(というか維持費がsyれにならんレベルなので、そろそろどうにかするべきかなとも思っている)哀れ。

  • プライス・オブライフ
    クラーナ同様個人で活動するミグラント。気風が良く、彼女とは違った方面で豪快な女性。しかし面倒は嫌い。
    大型ヘリで雇われの傭兵を戦場から戦場へと送ることをビジネスとし、そのことから傭兵達の渡し船と呼ばれる。
    クラーナ、萃香とは旧知の仲。
    頼まれれば、クラーナに自身が所有するヘリをレンタルさせてあげたり、萃香とその相棒をあちこちに送り届けたりしている。
    実はミグラントとして活動する前は元リンクスで、引退した今でもネクストACを保有し、
    個人活動のミグラントにしては過剰といえる武力を所有する。
    元々中立というより公共の施設のような立場であるが、それが決定的となり彼女に敵対するものは表だって存在しない。
    …もっとも、保有戦力の使用を面倒くさがるためまず使うことはないのだが。
    「いいかい、あたいは面倒が嫌いなんだ」

    本名:小野塚 小町。武装勢力「DRAK」の元メンバー。
    夜間迷彩を纏い、ネクスト戦においては不意打ちによる瞬殺を好むことから「死神」の徒名で畏れられていた。
    リンクスを辞めた今ではミグラント稼業で生計を立てているが、仕事をする姿は心なしか普段よりも活き活きしている様子。

  • 伊吹 萃香
    気儘に各地をさすらうAC乗りのミグラント。一見幼い外見だが、年齢については御察し。
    くたびれたオールドキングを引き摺り回しながら、戦いがてらに世界中を見て回っている流浪の傭兵。
    「みなさーん! 萃香と愉快な仲間達ですよー!!」
    クラーナとは旧知の中にして商売客の関係。彼女の扱う商品についても、萃香の活躍が少なからず影響しているようだ。
    扱うミグラントACは重量二脚の「ミッシングパープル」
    ヒートパイル…いわゆる「とっつき」の使用を好み、ブーストチャージとそれを中心とした戦いに長ける、超攻撃的な格闘特化機体。中でも絶大な威力と極端に少ない弾数を持つ2連装ヒートパイル「KO-4H4/MIFENG」を好んで扱う。
    その武装と戦法のコンボが生み出す瞬間的な破壊力と殺意はネクストに匹敵する。

    武装勢力「DRAK」の元メンバー。
    戦いの後、半ば失意のままネクストを降りたが、
    その際の荒野で見た景色やオールドキングの出会いを経て、心境に変化。
    「コジマに汚染されても、まだ世界中にはこんなに良いものがある」
    「この惑星も、そこに住む住民も、そう易々とくじけたりはしない」
    自身の所業を受け止めつつも、前向きに捉える様になり、リンクスから、レイヴン以上に縛られるものがない渡り鳥であるミグラントへと転向。
    相棒を引っ張り回しながら、世界中を旅するようになった。

  • オールドキング
    萃香の用心棒を務めるAC乗りのミグラント。
    原作での未来に絶望した様な退廃的な狂人としての面は薄れ、単純に闘争の日々や、その合間に見えるものを萃香と共に楽しんでいる刹那的な人間となっている。
    相棒である萃香にはよくこき使われ、文句を言う度に説教(物理)を受け、その都度、脂汗交じりの苦笑いを浮かべる、
    一見すれば気だるそうな苦労人のオッサンである。
    しかし業腹な企業の争いや戦争に関しては強烈な皮肉を零したりと、独特な視点は変わってはいない。
    萃香との出会いについては、尋ねる度に「萃香の話はやめろォ!」と絶叫するため不明。
    ちなみに寝巻きは赤褌一丁。寝巻を見られる度に、せめて服を着ろと顔を真っ赤にした萃香からチョップを貰う。
    扱うミグラントACは逆関節機体の「リザ」。原作と違わず、地形を利用した聡い戦い方を好む。
     
     
  • ポール・オブライエン
    ミグラントではあるが、アライアンスに所属し、同組織の拠点地であるコロニーの警備隊長を務める人物。
    重量逆関節のミグラントAC「警備部隊1番機」に搭乗し、若年(といっても既に30代半ばであるが…)ながら、エリートとして警備部隊を率いる。
    表向きはアライアンスに忠誠を誓っているように見えるが、その性根は自己の保身と地位にしか興味の無い。
    つまるところ即物的かつ非常に利己的な人物である。
    立場だけならエヴァンジェと同等であるが、その人格が原因で彼からは「矜恃すら持たない俗物」と徹底して嫌悪されている。
    その名字の通り、リンクス戦争の英雄ジョシュア・オブライエンの血縁=アスピナの出身。
    保身と名誉欲に取りつかれているのも、彼がリンクス戦争において遺した実績が起因している。
    アスピナ機関ではなく、アライアンスにいるのは、ジョシュアと異なりAMS適性がなく、リンクスとしての戦力が期待できず役立たずと扱われたがゆえ。
    そのため、ジョシュア・オブライエンの存在は彼にとってコンプレックスに近いものとなっている。
     
  • フエーゴ・ルエダ
    本名:火焔猫 燐
    データ上のスキル

    あくまでデータのみ

    名称Lv/ランク説明
    射撃5マシンガンなど銃器の扱いはうまいが、狙撃はあまり得意ではない
    見切り7回避の腕は一人前
    戦略眼7企業の回収部隊の到着までの時間、だまし討ちで無いか否かをほぼ正確に見破る
    心を重ねて-お空との共同時限定。とはいえ、彼女の撃ち漏らしの処理が主
    精神覚悟完了外道な行為に手を染めることも、そこから恨みを買うことも覚悟のうえ
    性格不信感傭兵稼業なんて人を信じすぎたらやってられない。とはいえ、必要以上に疑うことはしない
    真面目意外にも真面目
    カルマ-6パーツだけ剥ぎ取って持ち去る倫理観のかけらも無い行為を平然とする
    容姿美少女見た目は10代後半の女性。何故か猫耳が付いている
    話術7元々話し好きな上に職業柄身に付いた
    逃走三十六計/無手勝流騙されたとわかったら、とっとと逃げる…らしい
    1ちょっぴり良い
    機械工学5使えるパーツか否かを判断するだけでなく、自分の機体の整備もできる
    生物化学2仲間の応急処置をしているうちに自然と身に付いた
    状況判断-これが無かったらとっくに死んでる
    情報収集-騙して悪いがされないように、情報収集は怠らない
    AMS適性「平均」本人も知らないが、適正だけはある
    ミグラント2ミグラントとして総合的な力量は高くない。あくまでも、戦場でパーツを盗み、逃げる戦法が中心
    OBマスター-これを活用して距離をとったりする
    キャラ限定スキル家族愛仲間たちのためならどんなことでもする
    種族妖怪火車の妖怪の末裔
    個人で活動する女性ミグラント。企業の依頼を率先して受けるなど、ミグラントの中でも奇行が目立つことで有名。
    その際たるものが各地の戦場で兵器の残骸を漁る行為である。戦闘後に仲間と共にどこからともなく現われ、使えそうな部品を手早く剥ぎ取り、企業の回収部隊が現われる前に撤退するという単純極まりない手口だが、成功率は高い。
    これらの奇行から「ハイエナ」「死体漁り」「ネクロフィリア(死体愛好家)」「企業の犬」などと揶揄され、ミグラントの中でも悪評は多い。彼女は悪評について気にしてはいないが、生きるために死体漁りの真似事をする自分を憂鬱に思っている。だが、彼女の仲間たちの生活と治療のためという状況を理解してくれる人が少なからずいるため、それで救われている。
    その一つが「有澤重工」。彼女と社長は同郷の出身なこともあり、彼女に優先的に依頼をまわしている。そのおかげか戦場でパーツ漁りの回数は減少した。仲間たちが回復し、それぞれの生活を築ける様になったらミグラントを廃業しても構わないと考えている。
    扱うミグラントACは四脚型の「キャッツウォーク」
    四脚の中でも高い機動力を保持したパーツを使用しており、機動力で敵を翻弄しつつ、マシンガンなど手数で攻めることを主としている。
    また、独立傭兵のフレア・コーヴァスとは親友であり、彼女と共同することも多い。その際は武装を四脚が得意な狙撃兵装主体に変更する。
    曰く「あいつの砲撃に巻き込まれたらたまらないからね~」だとか。
 
  • ピクシー
    "片羽の妖精"、"片羽"、そして"大妖精"の名で知られる、戦闘機乗りの経歴を持つ傭兵。
    国家解体戦争、リンクス戦争を初めとする戦争で居場所をことごとく失い、ずっと戦いの中を生きてきた。
    その後、オーメル所属のネクスト戦力として見出されるものの、数年前のある出来事をきっかけに出奔。
    現在は輸送用ヘリコプターでACを戦場まで送り込む運び屋として活動している。
    行きずりな展開で伝説的ミグラント「雇われ」と関わることが多く、その縁から彼(?)を相棒と呼ぶ。
    リンクス時代の搭乗機はレーザー兵器とPMミサイル、ECMを装備した03-AALIYAHとTYPE-LAHIREの複合の軽量二脚ネクストAC「モルガン」。TYPE-LAHIREの性能を検証するための試作機とされる。
    機体右側に装備している羽根型スタビライザーを赤くペイントしており、二つ名を意識したカラーリングが印象的。
    リンクスとしては元戦闘機乗りだけあって空中戦闘を得意としており、ブラックアウトしかねない無茶な機動にも耐える凄腕であった。
     
  • 雇われ
    雇われの名で呼ばれる流離いのミグラントAC乗り。
    純粋な報酬でのみ雇われ、戦場を駆る、かつてのレイヴンのような生粋の傭兵。
    数年前から急に名が知られるようになり、今ではミグラントの中でも最も有名な人物とされる。
    また、名が上がる様になった戦歴も、敵対したミグラントグループの大隊や悪質ミグラントグループ「ビーハイヴ」の単騎でのせん滅、大規模ミグラントグループ「MoH」の内戦動乱からの生還、ミグラントACによる史上初のアームズフォート撃破…etc.etc と化け物染みている。
    補給ありきとはいえ、それを理由に「全てを焼きつくす暴力」とまで呼ばれることも。
    打ち立ててきた功績に反して、本名、生い立ちと言った来歴や詳細は不明だが、腕は確か。
    その実力の一端となるものは戦況によってアセンを躊躇いなく変更する柔軟性と、変更したアセンを十全以上に使いこなす高い技量が挙げられる。
    搭乗するミグラントACは大型の六連装チェーンソーを装備した中量二脚の「ヴェンデッタ」
    現在はこれをベースとしているが、ミッション内容や相手によってアセンを大きく変更する。
    また、専用の個人ガレージには前述の六連装大型チェーンソーに加え、ブースタの付いた大型建築材、超大口径のレールキャノン、計130門ものパルスキャノン、大型ミサイル発射機構、大型レーザーブレード、合計六個の超過兵装が保管されている。
 
  • ビーハイヴ
    かつて存在していた大規模ミグラントグループ。
    最大規模のミグラントグループ、「MoH」に匹敵する大量のACと人員を囲んでいたことで知られる。
    新興宗教勢力と言うべき集団であり、彼らの教義に従い「世に平穏のあらんことを」のフレーズと共に、他武装勢力に攻撃を仕掛けていた。
    その教義は紛争の種を全て除くことでフレーズ通りの展望になることを謳うものだが、実態は悪質な宗教マルチそのもの。戦利品や施設の占拠によって、悪徳金満家の創設者が私腹を肥やすという、宗教集団の名を被った武装勢力他ならない。
    最終的に、ミグラント「雇われ」によってトップのクイーンビー、創設者のキラーは戦死。それに伴い組織は瓦解した。
    しかし一部の残党は各地に散らばり、意味を失った教義に未だに従って活動を続けている。