シナリオ/天魔のNo.3

Last-modified: 2012-10-27 (土) 23:57:37

天魔のNo.3

概要

シナリオ傾向:シリアス[有] コミカル[有] ほのぼの[有] 恋愛[] 欝、人死に[無] 百合、大統領ネタ[無]

登場人物関係:登場人物の制限[無] キーキャラクター[] 敵対キャラクター[天魔(A)、天魔(B)、天魔(C)、天魔(D)、天魔(E)]

攻略関係:イベント発生時期[] 総所要日数[] 他シナリオとの平行[] 戦闘難易度[Extra] 攻略中ヒロインの関与[]


発生条件

外界のヤツガタケに行った後、八雲紫と会話すると依頼を受ける形で発生させることが出来る。

攻略

「会議へ招待?」
「ええ、この間ヤツガタケに行ったのなら、またもう1回行って人を呼んできてほしいのよ」
ふと訪れた学園長室にて八雲紫に話かけるPC、「この間の休みには何処に出かけた?」などといった当たり障りのない会話をいくつか交わし、PCがヤツガタケに行ったことあることを知った紫は顔色を変えてPCに依頼を持ちかける。
「えっ、会議ってどんな怪しい人たちとどんな怪しい話をするのかって?厭だわ流石の私でも悪党じゃあるまいし。他の学園で頑張る学園長と理事長達や市長さんといった街のおエライさん達と一緒に街の未来について話し合うだけですわ」
少し胡散臭さを感じ取ったPC達だが、他の学園長達や市長のことを聞いて安堵する。紫はそんなPCの様子には気にせず、ひと息いれないで話を続ける。
「呼んできてほしいのはそう、組織の長として私たちの話し合いに意見が言えて、ネ実市とヤツガタケが一緒に歩んでいけるようにヤツガタケの排他的な妖怪たちを纏めることが出来る妖怪を連れてきて欲しいのよ」
おいまさかその妖怪って……。PC達が紫の呼んできてほしい人物を推理し、顔を青ざめた所を見た紫は、見事に察してくれた生徒たちの様子に少し嬉しくなりながら答えたのであった。
「ヤツガタケの妖怪たちを率いる大妖怪、天魔を会議に呼んできてくれないかしら?」

 

「会議まではまだ時間もあるし、ネ実市にそのまま連れてくるのではなくて会議に出席してくれる約束をして貰えれば構わないわよ」
学園長達は会議の準備で会議が始まるまでとても忙しいらしい。PC達は会議までにスケジュールの空き時間のどれかにて外界へと飛び出し、ヤツガタケへと足を運んだのであった。

 

ここから、ヤツガタケの中を探索し、天魔を探すことになる。天魔はヤツガタケの5箇所に居るので、PTに居る面子を見ながら選んでそこへ行こう。行動パターンを把握していれば、戦闘がずっと楽になる。

 
川の上流にある河童の工房内の武器倉庫

「おや、こんな所に人間?これはとても珍しい」
そこには、ヘッドホンを付けた頭が目につく一人の妖怪が武器倉庫に並べられた重火器を眺めていたのであった。
「そうだよ。私が天魔さ。それで、こんな所にまでやってきて何の用だい?」
ここまでやってきた理由と会議に出席して欲しいことを伝えるPC。天魔はしっかりとその内容に耳を傾ける。
「へぇ……そんなことをあの街でやるのね。何度も来たことあるけれどいい街ね」
そして、PCの言ったことをそのヘッドホンを付けた耳で全て聞き取った天魔は、PCに出席するための条件を突きつけた。
「それなら、1つだけ条件がある。お前たちはここまで立ちふさがる妖怪達を全て倒してやってきたんだろう?私はお前たちの強さに興味がある。私を楽しませて欲しい」
一体どういうことなのかよくわからないPCに対し、天魔は話を続ける。
「今から私と戦って、その力を存分に見せて欲しいのよ。ちなみに、私はヤツガタケに居る天魔達の中で3番目に強い。全力を出さないと私に本気を出させることも出来ないわよ!」

  • VS天魔(A)戦
    とにかく重装備な天魔(A)との戦闘。天魔達の中ではとてもバランスの良いステータス。
    重火器による一発一発の物理攻撃がかなり強力なので、VITが高く、火属性か水属性の技を使うPTで挑もう。
    オススメのキャラはブロントさんと汚い忍者。盾役も出来てついげきのグランドヴァイパと汚い連続手裏剣でしっかりとダメージを与えることもできる。

「ふふん、なかなかやるじゃない」
戦闘に勝利したPC達。天魔は出席してくれることを約束してくれたのであった。
「面白そうだし、行ってみるとしますか。会議には酒が出てくるみたいだし」
PC達は、様々な重火器が壁に飾られた河童の武器倉庫から出ていき、ネ実市へと帰っていったのであった。

山の山頂付近にある風が強く吹き荒れる崖の上

「あやややや。侵入者の報告で来てみれば、まさか貴方達とは……」
そこへやってきたのはまるで陰陽鉄学園のパパラッチによく似た妖怪……というか射命丸文そっくりと言っても良い姿であった。
「前に貴方達がやってきた時はは新聞の編集で忙しかったですから部下に任せていましたけれど、ここまで天狗の目を盗んで……いや、天狗たちを倒して登ってくるなんて私が動かなくちゃいけなくなったじゃないですか」
今にも襲い掛かってくる程に警戒している天魔に対し、PCはここまできたいきさつと会議に出席して欲しいことを説明する。
「話は大体分かりました。しかし何回も何人たりとも入山禁止のヤツガタケに登って天狗達を倒すなんて我々のメンツが丸つぶれです。」
話はしっかりと聞いてくれた。しかし天魔はこちらに対しまだ敵意を向けている。
「ここであっさり帰してしまっては見回り天狗達も納得がいかないからね。貴方達はここでやられてもらい、山の麓へと戻ってもらうわ。そして、そのことを新聞の記事にして天狗の汚名を返上させてもらいます」
完全に戦うつもりの天魔に対し、PCは慌てて自分たちは戦いにきたのではないことも伝えるが、天魔にはそれを受け入れなかったのであった。
「さあ、私はヤツガタケに居る天魔達の中で3番目に強いから、本気で掛かってきなさい!」

  • VS天魔(B)戦
    天魔の中では一番AGIが高い天魔(B)との戦闘。
    風属性の技や魔法攻撃ばかり使うので風属性に強い耐性があるPTで挑もう。
    オススメのキャラは天魔そっくりな文をぶつけるもよい。魔法使いであるパチュリーなども天魔(B)相手には割と長く居座ることが出来る。

「ああもう、ネ実市ですね。行きます行きます!」
戦闘に勝利したPC達。天魔は出席してくれることを約束してくれたのであった。
「新聞のネタになりそうですしね。何より会議には酒が出るんですって?」
PC達は、まるで嵐がくる前触れのように風が吹き荒れる崖から降りて、ネ実市へと帰っていったのであった。

盆地に広がる巨大な祭壇

「足労、大儀」
祭壇の中心地には、ヤグードにそっくりな一人の女性が立っていたのであった。
「我はヤツガタケの妖怪を率いる天魔の一人。まさか人間が儀式の最中にやってくるとは思わなかった」
なんだか話の雲行きが怪しい。
「汝が愚行、もはや死すら許されぬ……。せめて人の子たる死を望むならば、我が贄となり、不滅なる血に還るがよい」
なんだか儀式の邪魔をしてしまったみたいだ。攻撃仕掛けてくる気満々の天魔に対しPC達は思わず身構える。
「愚かなり……そして、哀れなりや……。この天魔にも歯向かおうとするのか。ならば相手をしてやろう」
どうやら、戦闘を避けることは出来ないらしい。PC達は覚悟を決めて天魔へと挑むのであった。
「生贄よ。ヤツガタケに居る天魔達の中で3番目に強い天魔の力で一思いに屠って使わそう」

  • VS天魔(C)戦
    天魔の中では一番耐性の多い天魔(C)との戦闘。
    魔法や状態異常にかかる攻撃を多用するのでこちらも耐性の多いPTで挑もう。
    オススメのキャラはメディスンや状態異常の治療が出来る白魔道師の臼姫を連れてくると役に立つ。

「生贄よ。この天魔を退くは恐れ入る……」
なんとか天魔との戦闘に勝利したPC達であった。天魔はその強さには驚きを隠せなかった。
「だがこの天魔、ヤツガタケをお前たちに渡す気は無い。戦う前にも言ったようにここには我以外にも天魔が……えっ、ヤツガタケはいらない?」
また話の雲行きが怪しくなる前にPCはここへやってきた理由と会議に出席して欲しいことを話したのであった。
「そうか、ならばこの天魔、ネ実市へと足を運んでやろう」
そして天魔は会議に参加してくれることを快く引き受けたのであった。
「生贄よ。勘違いするな……。この天魔は人間どもから会議に出てくるといわれている酒を捧げてもらうために会議へ参加するのだ。別に会議で人間とどう付き合えばよいのか教えてもらい、ヤツガタケの妖怪達と一緒に交流を深めて人間と友達になって忍者の出る映画を見に行ったり素敵な刀や数珠を買いに行ったりヤグードチェリーを一緒に食べたり一緒に儀式をやったりしたい訳じゃないからな」
PC達は、素人目には一体どのようなことに使われるのかよくわからない祭壇を後にして、ネ実市へと帰っていったのであった。

巨大な樹の上に建つ大きな道場

「ヤツガタケを守る妖怪達を退き、ワシへ挑む挑戦者が現れたか……まだ青いが、いたしかたあるまい……」
道場の中心で、灰色の道着に袖を通し、天狗の仮面を被った男があぐらをかいてPC達を待ち構えていた。
「立ち去るがよい、人間……。これより先は、子供の遊びではすまぬぞ?」
男は、PC達にヤツガタケから帰るように忠告する。しかし、PC達も目的を果たすまでは帰る訳にはいかない。
「ここへ来た目的は、言わずとも良い……このワシがうぬの拳で見極めてくれるわ」
拳を交わしてヤツガタケへとやってきたPC達の目的と覚悟を図ろうとする謎の男性であった。PC達はなぜこの男が自分達に対し、闘志を剥き出しているのか分からなく、戸惑うしかなかった。
「うぬが鬼であれ神であれ、この拳を交えて砕くのみよ。そしてうぬらはこの天魔の拳、見事打ち砕いてみせよ!」
まさかこの男が天魔だったとは。だがしかし、PC達は驚くのもすぐに済ませ、天魔が相手なら、本気で迎え撃たざるを得ない。
「覇王翔吼拳を会得せん限り、お前達がヤツガタケに居る天魔達の中で3番目に強いわしを倒す事など出来ぬわ!」

  • VS天魔(D)戦
    完全に人間のモンクタイプに見える天魔(D)との戦闘。
    見た目通り物理攻撃に特化しているのでVITが高いPTで挑もう。
    オススメのキャラはやはりブロントさんも良いが、フランみたいな硬くてINTを使う強力なスペルカードを使うキャラもオススメである。

「フッ……よかろう、たまには街へ行き、そこへ住む者たちと未来のために言葉を全力で交わすのも悪くない。行く末が楽しみな者達よ……」
どうにか天魔の攻撃をかいくぐり、目的を伝えそして会議へ出席してくれる約束をしてもらうことに成功したPC達であった。
「よい戦いをした日は、酒が進む。会議の時に出てくる酒はどんな味がするのか楽しみだ」
PC達は、道場の出口からそれの建つ巨大な樹の根っこへと着地して、ネ実市へと帰っていったのであった。

妖怪達がひしめくからくり屋敷

「アナタ達ハ、一体誰ナノデスカ?」
日本各地の郷土品や食べ物を模したギミックを利用し、からくり屋敷の屋上までやってきたPC達。そこには浮遊する小さな黒船に乗った天狗が居たのであった。
「ヒド過ギマース!人ノ家ニ、勝手ニアガリ込ンデハ、イケナイノ知ッテマスカ?」
この機嫌が悪そうで他と風貌や口調が全然違う天狗に対し、PC達は天魔が何処に居るのか尋ねてみた。
「オォ!コノ天魔ヲ探シニココマデヤッテキタノデスカ」
どうやら、この小さな黒船に乗った天狗が天魔のようであった。何かもにょるものを心の奥へと仕舞い込みつつ、PCはここまでやってきたいきさつと会議に出席して欲しいことを伝えたのであった。
「オォー!コレダカラ人間ハ嫌イナノデス。イツモ、愛想笑イダケデ、誠意ッテモノガアリマセンネ。天魔、チョット怒リマシタヨ」
PC達の心境を察してしまったのか、それともまだ家へと入り込まれたことを根に持っているのか、天魔からは良い返事をもらえない。しかしPC達も頑張って頼み込む。
「人間ッテ、トテモシツコイ性格ダッタノデースネ。ソウ簡単ニ人間相手ニ「ハイ分ワカリマシタ」ト言ウワケアレヘンヤン」
それでも何度もたのみこむPC達。とうとう天魔の堪忍袋が切れてしまい、怒りが有頂天になってしまった。PC達を実力行使でヤツガタケから追い出そうとしている。
「コウナッタラ、ヤツガタケニ居ル天魔達ノ中で3番目ニ強イワタシガ、オ相手シテアゲマスヨ。アナタ達ハ、モウ見タク無イノデ、帰ッテクダサーイ」

  • VS天魔(E)戦
    乗っている小さな黒船を使って攻撃を仕掛けてくる天魔(E)との戦闘。
    それだけでなく召喚獣も駆使して攻撃してくるのでHPが高めのPTで挑もう。
    オススメのキャラはリューサンや内藤といったタフで強い攻撃技の揃ったキャラが良い。

「オォ!怖イ怖イ。コノ天魔、負ケテシマッタノデース」
戦闘を終わらせ、頭を冷やした天魔。PC達は無礼を謝った。
「ココマデ必死デシタトハ仕方ナイ。会議ニ出席シテアゲマショウ」
こちらの熱意が通じたのか、意外とあっけなく会議への参加を許してくれた天魔である。何か訳があるみたいだ。
「ソモソモ正直ニ言イマスト人間ノ街デヤツガタケノ妖怪達ガ作ッタ道具ヲ使ッテ商売ガ出来ルヨウ会議デ話シ合ッテ見タカッタノデース」
本心では会議に来る気満々だった天魔であった。
「会議ニハ、南蛮ノオイシイ酒ヲ沢山持ッテキマスヨ。ソレデハ、グッバイ!デース」
PC達は、まだまだ稼働しているからくり砦のギミックくぐり抜けて、ネ実市へと帰っていったのであった。

天魔を連れてきた後のオチ

こうして、天魔を招いたネ実市とヤツガタケの未来を決める会議は開始とほぼ同時に(出席者の内95%を占める)お酒が大好きな出席者によって激しい宴会へと早変わりし
話し合いたかった議題は何一つも話し合えずぐだぐだのぐずぐずで終わってしまったのであった。

報酬/称号

両手棍「プレスター」
頭装備「ハバロヘッドギア」
足部装備「コシチェイクラッコ」
耳装備「ブリリアントピアス」
指装備「ディバーターリング」
の内どれか2つ