シナリオ/忍びの道を往く者/エンディング

Last-modified: 2013-05-05 (日) 17:17:48

シナリオ『忍びの道を往く者』のEND集

忍びの道を往く者のEND集です。
かなり充実していたので専用ページまで出来てしまうほど。ネタバレ注意!!

概要

最終決戦終了時点で両主人公の好感度が一番高いキャラクターとイベント専用エンディングに突入する。最初のイベント発生条件があるのでたいていの場合忍ブロになるが(展開ゆえに学園モノゲームしてたら少年漫画やBLだったという顔になりがち)、僅かな時間を見つけてコツコツ他キャラとの親密度をあげ、絆ブレイクしない程度にブロントさん、または汚忍との友好度を騙し騙し下げれば、他カプでENDを迎えることも可能である。このイベントでのみ見れるENDもたくさんあるので、頑張ってもらいたい。好感度調整はなかなかに厳しいが。
発見されたエンディングは以下にまとめられている。新しいエンディングを発見した人は随時報告してもらいたい。

代表的な忍ブロED

  • 2か月目での犠牲者ゼロで、ブロントさん、またはノブオとの好感度が一番高かったとき

『おっとと既に疲れで一歩も動けない状態。このままでは忍者は骨になるはやく病院にいくべきそうすべき』
『うるせえよ、てめえの方がボロボロじゃねえか。オラ立て。病院行くぞ病院』
『思うに救急者を呼んだほうがいいのではにいか?』
『来るまでにどんだけかかると思ってやがる。歩いた方が効率的だろうが……立てねえならそう言え。肩ぐらい貸してやる』
『おいィ?誰も立てないなんて言ってないんですがねぇ……すまにぃ;;』
『礼なんざいらねっての。これで貸し借りなしだかんな』

その後ボロボロの野郎二人が病院を賑わせたのは言うまでもない…

Ending 『光と闇が備われば』

 
  • ????さん出現状態で上記の条件を満たす

『おっとと流石に足に着てる感。ケガはないわけ?』
『「ケガはないわけ?」じゃねえよっ!!お前ナニ無茶なことしてやがんだ!!あんなの蝉でよけれたっつうの(多分)、死んだらどうすんだ馬鹿野郎!!』
『な、なにいきなりキレてるわけ?守りたくて守るんじゃない守ってしまうものが』
『まただよ(笑)肉盾に守られるほど鈍じゃねぇわ』
『それに守ったのはおれじゃなくてコイツだったという事実』

そういって胸に付けていた装飾品を差し出す????さん。深々と傷が入った「絆の証」を。

『あのクソジジィがくれたショボイ報酬か? 売れねぇ使えねぇ割りにあわねぇの三拍子揃ったゴミアイテムにこんな使い道があるたぁな…』
『モノの話ではないと言っている!守ってくれたのはキズn』
『だーー!!わかったわかった!俺は確かに守られましたよっっと、よくそんな歯の浮く台詞言おうとできるもんだなまったく』
『なんだ急に顔レッドにしてきた>ノブオ 思わず完全論破してしまった感』
『キサマにはおしおきが必要なようだな^^#』

突然少女を抱え上げる忍者

『おいやめろバカ何いきなり担ぎ上げてるわけ!?このままでは汚い忍者に連れ去られていくえ不明!だれか助けて下しア;;』
『ねぇよ(笑)さっさと病院いくぞ。おまえ立てねぇんだろが』
『だ、誰がどうやって立てないって証拠だよ!』
『尻叩かれたくなかったら大人しくしてろっつの。すぐそこまでなんだから辛抱するんだな』
『汚いな流石忍者きたない』
『汚いは…褒め言葉だ(キリッ なんか久々に言う気するはコレ』

 

『…ノブオ』
『あん?』

 

『ありがとう』
『バカ、先に言うんじゃねえよ』

その後ボロボロのバカップルが同じ病室で栄養食を食べるハメになり、連日鬼の冷やかし活動を受けたことは言うまでもない。

Ending『最強に見える絆』

その他のエンディング

忍ブロの好感度が最大で、最終戦を汚忍のタイマンで勝利、かつ犠牲者が1人以上出ていた場合

代表的なEDの後で追加でエピソードが入る

 

決戦の後、ノブオは日常を取り戻し、無事卒業を迎えた。
だが彼は知っていた。戦いが終わっていないことを。組織と、更にその敵が存在する限り・・・

 

卒業してからしばらくしてブロントの元にメディスンから連絡が入る。泣きながら彼女はこう言った。

『ノブオが居なくなった』と。

ブロントも薄々感ずいていた。彼らを襲ったあの事件が、全ての解決を迎えていないことを。だが同時に確信していた。あの生き残ることに関しては誰よりも器用なアイツが、あの日圧倒的な力を持つ最強の暗殺者を前にして、たった一人で絶対的不利な状況を覆し、勝利を収めたあの男が、何が起ころうと、何装備のジョブが相手だろうと遅れをとるはずはないと。
誰より付き合いが長い「親友」は、そんな思いを胸に、メディスンを慰めながら決意する。

「アイツは何があっても帰ってくるから、それまでなぬがあってもアイツのHPを守りきってしまうものがナイト」

そうだ。あそこまで必死になって守り切ったものを、あの汚い忍者がそうそう諦めるような非効率な真似するはずが無いのだ。

 

この世界のどこか、誰も知らないその場所に、白装束の忍者が今、かつて帰る場所だった其処を自らの手で滅ぼすべく降り立った。だがそこで見た光景は彼が予想していたものとあまりにもかけ離れていた。
かつて精強な暗殺者達がひしめいていた其処には、己が倒す対象は・・・・最早一人もいなかったのだ。
既に何者かの襲撃を受けた?否、グランドマスターの命を受けたのは己のみ。第一ストライダー相手にこんな真似は、自分と同じ特A級ストライダーでも無い限り可能なはずが無い・・・そしてそう呼ばれた男は最早自分以外存在しない。あの男が死んで以降は・・・。自分の仕事が減ったことは確かだが、解せない。混乱するその白い忍者、「飛燕」に何者かが声をかける。

「遅かったな、馬鹿野郎がノコノコやってきやがったww」

声がしたほうを振り向くと、そこに居たのは全身黒ずくめで両眼を覆い隠した忍者。右手に最強の忍者のみが持つ恐るべき片手刀を、そして左手に最強の暗殺者のみが扱えうるプラズマ刀を持っている・・・ストライダー・・・か?
「これはお前が・・・?どういうことだ!?ストライダーズにお前のような戦力がいた筈は・・・!!」
「だから貴様は飼い犬なのさ・・・なんちゃって(笑)あいにく俺はプロじゃねぇよ」
殺気はほとんどない・・・が、だからこそこの男からは只ならぬ気配がする。
「飛竜ではない・・・貴様は誰だ?」
「唯の汚いアマチュアさ。テメェにゃ親玉の元に案内してもらおうか」

にわかに鋭い殺気を纏い、不敵な笑みを浮かべ、黒い忍者は双刃を構える。対する白き暗殺者も己の光の双剣を構える。

「飛竜を…友を殺した男か?」
「素人めいた言葉を吐きやがる。貴様らにそんな言葉は必要ない」
…俺から全ての絆を奪おうとしたお前らストライダーには…

奪われたものの復讐のため、残されたものを守るため、…なにより調子ぶっこきすぎた年寄りに一撃入れるため!

鬼をも哭かせる漆黒と、万物を切り裂く白熱の双刃の軌跡とともに、彼の忍びの道は続く。

Ending『忍びの道を征く者』

最後の戦いで仲間がおらず、最終戦終了時に仲間が三人以上(最終戦含む)殺されており、忍ブロ同士の好感度が一定以下(鬱注意)

最後に謎が残った。なぜこのタイミングで飛竜がノブオに戻るように働きかけてきたのか。
実は裏で冥王グランドマスターが動いているという噂があり、ストライダーズは激闘の予感を感じて戦力を増やすためにノブオに接触したのだ。
だが、飛竜がノブオの予想以上の力により反撃され、死亡した。これはストライダーズの大きな誤算だった。

 

一番の天敵である飛竜が消えた事により、冥王グランドマスターにもはや敵はなかった。
計画を前倒しして動きだしたグランドマスターの奇襲と、特A級ストライダー飛燕の裏切りにより、飛竜という絶対的存在を失っているストライダーズは壊滅し他勢力も崩壊、後は世界が変革を迎えるのを待つだけとなったが、
裏世界から手を引いて娑婆で生きることを選んだ汚い忍者にはもはや何をすることも出来なかった‥‥
Ending 『闇から闇へ』

ブロントさんがPCで、ノブオの好感度が一定以上でBADENDの条件を満たした(鬱注意)

ノブオが消えてから10年後。
ブロントは国立聖騎士団に加入し、今では若くして大隊長の地位を得ていた。
それなりに偉くなると、闇系の情報も少し入ってくる。
ストライダーズ。決して表に出せない情報を、闇から闇へと葬るという国家の暗部。
密かに世界征服を企んでいた冥王グランドマスターを倒したという、特A級ストライダー「飛竜」と同じく特A級ストライダー「汚忍」の噂。
それらは仲間の間では全て眉唾ものの噂としてしか受け取られていなかったが、ブロントには確信があった。
今でも脳裏に鮮明に蘇る。10年前に現れたあの男と、消えてしまったあの男。
今のあいつは、ノブオは、自分の信じる道を進めているんだろうか…?


そのとき、騎士団員だけが持つ携帯電話型の通信機が鳴り響いた。
今では国立聖騎士団の団長となったカイが、ブロントを含めた大隊長たちに一斉に命令を下す。
「テロリストが首都にキングベヒーモスを放ったらしい! 騎士団よ、全員戦闘準備をせよ!」
細かいことを考えていても仕方がない。
今の自分に出来るのは、盾だけだから。
Ending 『暗闇の果てに』

ノブオがPCで、忍ブロ同士の好感度が一定以下で飛竜に勝った(鬱注意)

10年後・・・
ノブオは、1流ナイトとして活動していたブロントさんがテロリストの放ったキングベヒーモスに襲われて死亡したという知らせを受け取った。
「あいつも、死んじまったのか・・・」
今では、あるテロから始まった世界的な大恐慌により大会社が次々と倒産して失業率が増え治安が大幅に悪化、
世界は非常に住みづらくなり、更に東西の核戦争が現実味を帯びるようになり、一種の終末的な雰囲気すら蔓延していた。
かつての仲間たちも散り散りになり、共に戦った霊夢も破産のち自殺、魔理沙は誘拐されいくえ不明になってしまった。
(例として霊夢を魔理沙を上げたが、ここでは飛竜撃破時のPTに入れていた仲間が悲しいことになっているのが一行くらいで簡潔に語られる。
キャラごとに末路は違うが、大抵は自殺か行方不明か水商売か病死。
珍しい最後だと「幼稚園を狙ったテロに巻き込まれ死亡(師範)」、「人食いになり退治される(ルーミア)」などがある)
ノブオも今では病死した父と暴漢に襲われ後日自殺したメメ子に代わって家業を継ぎ、
経済が崩壊気味で明日をも知れない世界で必死に小さな練り物屋をやりくりしていた。
辛いだけで何も楽しいことのない、ただ死なないために働く毎日・・・


思えば、自分の人生で最も熱かったのは、仲間たちと共に飛竜と戦ったときだった。
あの三ヶ月間は、生きることに精一杯で、我武者羅になれた。
もしも、あのときに飛竜の誘いを受け入れて裏の世界に足を踏み入れていれば、
何かを救うために戦うことを選んでいれば、自分に誇りを持った人生を歩めていたのだろうか・・・?


冥土の果てから、飛竜が密かに笑っているような気がした。




Ending 『気だるい午後』
(余談だが、このような悲惨な未来のエンディングを見て「荒廃した未来をプレイしたい」という感想を持ったファンの声に答えたのが、
陰陽鉄学園+で追加されたヴォヤージュ201⑨である。
世界荒廃編に出てくる黒幕が企む冥王計画とこのイベントの黒幕の冥王グランドマスターなど、一部ネーミングに共通点があるのはそのため)

ノブオがPCで、忍ブロ同士の好感度が一定以下でBADENDの条件を満たした(鬱注意)

あれから数十年…ノブオは地獄の養成所を生き残りストライダーとなり、忍者の才能を発揮して飛竜と共に任務を遂行していた。
途中で特A級ストライダー飛燕が裏切ってストライダーズが壊滅した際も生き残り、
飛竜と共にストライダーズの数少ない生き残りとして活動を続け、ついに飛燕と黒幕の冥王グランドマスターを倒した。


「任務……完了」
「任務、完了……」
「どうした、ノブオ? この任務は終わった。次は、新しい任務だ」
「ああ……」
「ストライダーズが国家に必要とされている限り、我らストライダーに休む日が来ることはない。
 そして、ストライダーズがなくなることも」
「……(ブロント、メディスン、オヤジ…………元気に、してるか?
 俺のおかげでお前らは安穏とした生活を送れてる。感謝、しやがれっ)」
「行くぞ」


ノブオはそれからも何度も世界を救った。
だが、永遠に自分を救うことはできなかった。
Ending 『意味と価値』

3人以上死亡しており、PTに内藤とロールシャッハが生存している状態で勝利した場合

この場では勝利を収めた一同。
だが、ロールシャッハはストライダーという非情機関が必要とされるこの国の危機管理体制に明確な疑問を抱き、
同じく友達を失って「肉体だけでは後ろにいる人間しか守れない」と悟った内藤と共に、独自に活動を始めるようになったのであった。




あれから10年後。
ロールシャッハは今ではナイトウオルII世と名乗るようになった内藤と共に、
世界再生と称した世界の破壊を企む冥王グランドマスターを追っていた。
特A級ストライダー飛燕の裏切りでストライダーズが壊滅し他勢力も崩壊した今、グランドマスターを止められるのは彼らだけだった。
飛燕を倒した二人は、グランドマスターが潜むという「第三の月(ザ・サードムーン)」へナイトシップで乗り込んだ。


二人は「新たなる神の玉座」でグランドマスターを追いつめるが、
グランドマスターはすでに地上を焼きつくす準備ができた、お前たちは少し遅かったと言う。
だが、二人は平然とこう答えた。
「間に合わないかもしれないのに……我々がノコノコやってくると思うのか?」
「35分前に妨害した」
玉座のモニターに、地上を焦土にするはずだった空中戦艦バルログの指令室を制圧するブロントとノブオの姿が映る。
ロールシャッハらがグランドマスターを倒すために動くと同時に、ブロントらも地球を守るために動いていたのだ。まさに王手飛車取りだった。
計画を崩され怒り狂ったグランドマスターは、お前らを倒せば再び行う時間はいくらでもあると言いながら、
最終兵器カドゥケウスと共に襲いかかってくる。
(ここで冥王グランドマスター&最終兵器カドゥケウスと戦闘となるが、
 ヒーロー二人のステータスは非常に高く、内藤の回復魔法をちゃんと使えばまず負けることはない)
激闘の末グランドマスターを倒した二人。ズタズタにされたグランドマスターは息も絶え絶えに言う。
「余が…余が、敗れるというのか…! この冥王が、おまえ達ごときにッ! 分からないのか、ヒーローども…! 地上の人間を、このクローン技術で培養した幻想を殺す右手で焼き尽くす意味が!」
「………………」
呻くグランドマスターをロールシャッハは白と黒のマスクを蠢かせながら見下ろしていた。この模様は、グランドマスターには何に見えているのだろうか……
「余の攻撃に生き残った生命こそが……戦うことの愚かさを知った人類のみが…『至福千年紀(ミレニアム)』を、実現…できる…!」
「人を殺して理想郷を築くだと? 笑わせるな」
「馬鹿め……、変革には、多少の犠牲が付きものだ……。近い将来、人間同士の争いで世界が滅ぶのを避けるためには、誰かが、冥王たる余がやらねば……」
ロールシャッハは冥王グランドマスターの指に手を掛け、力を込めながら言った。
「では、貴様が最初に死ねばいい。俺は絶対に妥協はしない。たとえ世界が滅んでも」


Ending  『Never compromise』

PTにだまをとブロントさんが生存していた状態で勝利した場合

「…これで、終わったんだな?…ストライダーなんてクソ食らえだ」
「終わったんですか!もう誰も傷つかないんですか!やった───!」
「もう勝負ついてるから おおっとちょっと長居しすぎた感さっさと退散するので傷が治り次第学校へ戻るべき死にたくないならそうするべき」
「おいブロント!?テメェどこ行く!?せめてケアルかけて帰れ!」
「あの時ノブオ君が挑発撃って無かったら死んでたじゃないですか!生きれるんですか!やった───!」
「うっせぇぞだまを!」
「生存したのに責任とってくれないんですか!やだ───っ!」
「うるせぇ!さっさと来い!高級傷薬やらねぇぞ?」
「傷薬くれるんですか!やった───!でもどこにあるんですかねぇ…(チラッ」
「…家だよ(悩)。家よって帰れ。早めに帰れよ!」
「ノブオ君の家にお呼ばれですか!やった───!」
Ending  『だまノブもアリだな今回でそれがよくわかったよストライダー感謝』

ブロントの好感度が最高で、ノブオ以外全員戦闘不能のまま勝利した場合(鬱注意)

飛竜には勝ったが仲間は全員死んでしまった・・・・
ノブオは悲しみ、そして激しく憎んだ。ストライダーズを、ストライダーを操る国家を。




俺は許さん
この悪魔の所業を
忍者の血縁六族まで
叩き潰し


ストライダーズに関係している
連中を一人残らず
地獄に蹴落としてやる




決意を新たにしたノブオの前に、一人の男が現れた。
「余は冥王グランドマスター。力が欲しいのなら‥‥くれてやろう」


Ending  『憎しみのリング』

ノブオがPCで、不破刃の好感度が最高の状態で勝利した場合

戦いのさなか乱入した師範の力で、辛くも勝利することが出来た忍者。
『へっ、結局てめぇに助けられちまうんだな…』
『いや、御主が最も苦しんでいたときに拙は何も出来なかった…すまぬ』
『頭下げんな!いいんだよ大体最強ジョブの忍者たるこの俺様がそんなケツの穴が小さい男に見えんのか!』
『いや…御主は、すごい漢だ』
『Buront<レイズくださいますか』

 

ライバルとは違う「無二の親友」…戦いの果てに最も得難い存在を得た忍者。そして日常が帰ってくる…。

Ending 『親友よ』

ノブオがPCで、早苗の好感度が最高で、早苗がPTにいるまま勝利した場合

戦いが終わった後、早苗が突然うずくまって苦しみ出した。
「うえああああ‥‥」
どこかが傷付いたのか、と早苗を病院に連れていく二人だったが、
医師からは意外な返答が返ってきた。
「おめでたです」

 

その後、10年経った。
ノブオは早苗、そして生まれた娘と共に幸せな家庭を築いていた。
「おいィ父上殿、学校に行ってくるんだが」
「おう、行ってらっしゃい」
「‥‥‥‥‥‥」
「あ~、分かったよ。ほら、行ってらっしゃいのキスだ」
「ほう父上殿はなかなか解っている様だな。やっぱ忍者系は強いよな~圧倒的にさすがって感じ」
「あらあら、あなたったら、またこの子を甘やかして‥‥‥‥」
愛する妻の早苗と共に自分の娘を見送るノブオ。しかし妙に気になることがあった。
娘がなぜか大きくなるたびにブロントにどこか似てきているのと、少なくとも10年と少し前の時点では、我が子がこの世に生を受けるために必要な早苗との『接触』が一切無かったはずなのが未だに引っかかっているのだが‥‥
そんな些細なこと、家族を持つ幸福に比べればどうでもいいことだった。
 
そしてさらに10年後、そのわずかな杞憂は露となり消え失せる。
冷静に考えれば当たり前の事だ。ブロントに本当に似てきているならばエルヴァーンの要素が1つでもあるはずだ。娘は立派なヒュームの美少女となり、守矢の巫女であると同時に忍者の素質も兼ね備えたくのいち巫女として日々を生きている。
成人して巣立った娘の後姿を微笑ましく見つめながら、最後に残った疑問を早苗に訊ねた。
 
「俺とお前が最初に寝たのはあいつが生まれてからが最初だよな?」
「ええ」
「今更過ぎるがそりゃなぜだ?」
「ふふ。私が誰なのか、一度も考えた事が無いのですか?あなた」
 
天真爛漫の微笑みと共に返ってきた言葉。普通ならただ誤魔化されたと思うだろう。
しかしそれは決して誤魔化しでもなんでもない。この娘は我が家に来る前は守矢の奇跡を司る『現人神』だったのだから……

「なるほどなw」
「笠松の家になって『現人神』では無くなりましたけど、その前のことまで忘れちゃ嫌ですよ」
「すまん。ウチに来て後悔もしただろう?」
「いいえ。奇跡の力よりも、あなたの隣に居る事が幸せですから」

Ending 『笠松早苗』

ノブオがPCで、早苗の好感度が最高で、早苗が戦闘不能のまま勝利した場合(鬱注意)

一同の怪我も無事に治り、時間は経ってあれから1年、今日はクリスマス。
早苗はノブオの家の「練・笠松」で行われるクリスマスパーティーに誘われていたが、
おめかしのしすぎで出発が遅れてしまい、近道をするために人気のない暗い雪道を急いで駆けていた。
「もうこんな時間。急がないと・・・」
「ちょっといいかな?少し話があるんだ」
「(なによ急いでいるときに。ってあらイケメン。クリスマスパーティーさえなければお話したいところだけど)何か御用ですか?」
「あぁ。話というのは……」
バチィ!
「!?」
電撃を浴び、失神した早苗の前に現れたのは元特A級ストライダー飛燕と部下たちだった。
今までは飛竜の存在によりストライダーズを裏切り、世界再生を目論む冥王グランドマスターの下につく計画があったものの機会が巡ってこなかったが、飛竜が死んだことにより計画を一気に前倒しし、ストライダーズを冥王グランドマスター派のストライダーを率いて裏切り、壊滅状態にしていたのだ。
冥王グランドマスターの下で、1年間という短期間で最小限の準備を終え、冥王グランドマスターが世界再生を実行に移す前に念のため飛竜を倒したという者たちを確実に排除しに来たのだ。
彼らの実力をいくら調べても自分や冥王グランドマスターには遠く及ばないとしても、事実あの飛竜を、同じ特A級ストライダーの自分から見ても化け物であるあの男を倒した者たちだ、一切の慢心も油断も飛燕にはない。
少数の部下のみを率いて出撃し、各個抹殺、或いは人質とするべく孤立した者を襲ったのだが、
人のよい青年を装った態度に警戒心を持たず、簡単にスタンガンにより失神した早苗を見て、彼らが完全に素人であると分かり、その必要もなくなったと思った。
「人質が要らないなら、こいつはどうします?」
「もういい、好きにするといい」
「さすが、飛燕隊長は話が分かる~!」
「(飛竜…どうしてお前はこんな素人たちに…)」
飛燕は早苗を部下たちに任せ、シンプルにして確実な抹殺計画の実行を提案すべく、天空に姿を消した。


一方、ノブオたち。
早苗がいつまで経っても来ないため、一同はだんだん心配になってきていた。
「おいィ、早苗が遅いんだが・・・? ちょっと見てくる、ノブオはここを動くんじゃにいぞ」
「ああ・・・。(まったく、この日を利用して早苗に思いを伝えようと思っていたのに、メメ子はともかくなんで招待してないブロントの野郎が・・・)」
彼らは考えようによっては幸せだったろう。
その数秒後、空中戦艦バルログから飛んできた超遠距離砲撃が「練・笠松」ごと日本を焦土に変え、彼らは早苗の悲惨な末路を知らないまま安らかに蒸発できたのだから。

 

Ending 『誰もいなくなった』

ノブオがPCで、魔理沙との好感度が最高で勝利した場合

『なんで来やがった。待ってろっつったよな?テメエだって死ぬかも知れなかったんだぞ』
『……』
『………ここで黙って立ち去るのが大人の醍醐味』
『わかってんn『私は』あん?『私は、お前が、私はっ』おい?何を』
『/shout私は!ノブオがっ!好きだからぁ!!ノブオが死ぬかも知れないのに黙って待ってるなんて出来る訳ないっ!!!』
『…!待てお前ch『/shout惚れた男が死ぬかも知れないのに待ってろって言われた女の気持ち考えたことあんのか~!!!!』わかったすまん悪かった!だからシャウトをやめてくれ!』
『ホントにわかったの?』
『ああ…』
『じゃあ、返事』
『……』

 

そして影はひとつになった

Ending 『たぶん明日の新聞の一面』

ブロントさんがPCで、魔理沙との好感度が最高で勝利した場合

『何いきなり参戦してるわけ?』
『へへっ、ブロントさんの行くところは私の行くところでもあるんだぜ!』
カカっと駆け付けた魔理沙の協力によってあのストライダーを倒すことが出来た
『ninja<レイズくださいますか』
『なんたって私はブロントさんの……舎弟、だからな!』
『おいィ?今の聞こえたか?「聞こえない」「なにか言った?」「俺のログには何も無いな」』
『ブロントさん?急に何言ってるんだ』
『このままヘッドと舎弟の関係では俺の心臓が64ビートでマッハ。おまえ全力で告白していいぞ>魔理沙』
『……!それって!』
『ninja<レイズくださいますか』
『わ、私も・・・ブロントさんのこt『レイズよこせって言ってんだよコラァ!!!んでもってさっさとどっか行けやぁ!!!動けない奴の前でイチャついてんじゃねえ!!!!!』』
『・・・今の聞こえたか?』『聞こえない』『なにか言った?』『私のログには何もないぜ!』
marisaはnobuoにフェニックスの尾を使った
『……勝ったと思うなよ~!!』
『『もう勝負ついてるから!』』

Ending 『俺は不良だからよ、告白だって舎弟にさせるし周りに誰か居ても気にもとめない』

魔理沙の好感度が最高で、魔理沙が戦闘不能のまま勝利した場合(鬱注意)

魔理沙は戦いのケガで死んでしまう。
「私、二人の役に立てたか・・・?」
二人はストライダーを差し向けた奴らに対して復讐を誓うのだった。
それが魔理沙のもっとも望んでいない道だと分かっていても・・・
Ending 『魔理沙死す』

ブロントさんがPCで、天子との好感度が最高で勝利した場合

『おいィてんこ。家でおとなしく待ってるべきと言ったんですがねえ‥?』
『お兄ちゃんが前々から家の中でももじもじしてるのはバレバレで、案の定青い汚い忍者に粘着されてるあるさま!
私に心配かけないように黙っていた結果がこれ一足早く言うべきだったな?お兄ちゃん私を子供扱いし過ぎてた結果だよ?』
『おい、やめろ馬鹿』
『ninja<妹に説教されるとか聞いたことないんで抜けますね^^;』
『でもてんこを危ない目にあわすわけにはいかないんですわ?お?』
『バカ!バカ!有頂天!!!それが子供扱いだって言っているサル!』
『「」確かにな。実際俺は学園でも結構有名でケンカとかでもたいしてビビる事はまず無かったが流石に今回の事件は生まれて初めてほんの少しビビったお前特AQスおtライダー相手にビビって逃げださないとかお前マジ大人になったな』
『完全に証明して終了したのでこの話は終了。したがって私はもう大人』
『ああヒロインは本当に偶然常に近くにいるものだったのだなと納得した>>てんこ感謝』

Ending 『学園モノも天ブロであふれ返るんだぜwまあ見てなw』

映姫が最終戦闘に加わって生存しており、主人公との好感度が最大ではない場合

ボロボロになりながらも飛竜を倒した後、映姫は飛竜がノブオが言っていたように爆散していないことに気がつくと、飛竜に近づく。
『離れて…いろ。爆…発に…巻き込まれ…たく…なければな…』
『やはり、貴方でしたか…』
『離れろ!映姫』
『!?』
虫の息であった容態とは思えない力で飛竜から突き放される映姫。突き放されていなければ、直後の爆発に巻き込まれていただろう。ストライダーは機密保持のため、体内に小型爆弾が内蔵されている。その爆発は、任務を失敗した者の死体から、一切の情報も漏れないように、1人分の死体から装備まで、全て破壊してあまりある威力をもっていた。もうこの世に、ストライダー飛竜が存在していたことを証明するものはない。
『(やはり彼が…あの時の…。貴方はあの時、私の別れの言葉を聞く前に姿を消し、10年たった今も、私が別れを言う前に消えてしまった…)』

『会長?何やってるんです?ストライダーは自爆するから危ないと言っていたのに』
『…その自爆をしないから、死亡確認をしに行っただけです。ノブオ』
『死亡確認、なんて生存フラグ立てないでもらえますか^^』
『ともかく、貴方達も私も、少々無理をしすぎた。貴方の言葉を借りるなら、ここは病院に行くことが効率的です。それと、私の前で猫かぶりをしないでください』
『へいへい。じゃ病院に行きますかいっと。おいブロント、病院いくぞ病院』
『何いきなり話かけて来てるわけ?病院に行きたくて行くんじゃない行ってしまうのがナイト』
『ったく、てめえもボロボロじゃねえか。 会長も早く行きましょう』
『ええ…』
病院へ向かう途中、映姫は思い出す。正義感の強い、生真面目な少女の、裏表のない、生真面目な少年への、恋と呼ぶにもまだ足りない、思いを伝える事すらかなわかった、小さな小さな恋心を。
『(皮肉な話ですね…何事も白黒つけるはずの私が、結局最後まで自分の心に白黒つけることができないなんて…)』
あの時の少年も、特A級ストライダー飛竜ももういない。だが映姫は声に出す。告げられなかった思いを飲み込むように、自分の心に白黒をつけるために。
『…さようなら』
ミニEnding 『思い出は心の中に』
この後各主人公のEndingが始まる

レイヴンと戦闘に加わって無い女性キャラの好感度が最高の状態で勝利した場合

汚忍『依頼なんざ・・・頼んでないぜ・・・?』
レイヴン『初めに言っただろう・・・?美人の涙が最優先だと、な』
汚忍『・・・そうか、ありがとよ』
ブ『おいィ?俺にはお礼の一つもにいのか?』
汚忍『ケッ、てめぇにやる礼なんざ・・・いや、今回ばかりは助かった。すまねぇな』
ブ『困った時はお互い様と言う名言を知らないのかよ<ノブオ』
Ending 『鴉は美人の涙に弱い』

くびわつきが一発でも『揺り籠落とし』を使用してしていた場合
; ・ω・ ;<綺麗な光が一斉にパーって消えたもふ
; ・ω・ ;<もう一度みたいもふ!

>くびわつきはそわそわしている
EVENT『無邪気な殺戮』


この後、撃退祝賀パーティーで蝋燭を吹き消すイベントをくびわつきに譲らないと「人類種の天敵」にリーチがかかる

アクアビットマンが仲魔で最後に敗北した場合(鬱注意)

アクアビットマンが最後のあがきで救援信号を出した最悪のコジマ兵器『アレサ』がストライダー飛竜と激戦を繰り広げる事となる。
消耗していた飛竜は撃破されるがアレサはコントロールを失い暴走。その後たった一機の機動兵器の所為で一国が破滅してしまうと言う悲惨な事件が起こる事となる。
Ending 『プロトタイプ』

鍵山雛が戦闘に参加・好感度の高さが『一番じゃなかった』場合

爆炎と共に姿を消した飛竜。
特A級ストライダーと呼ばれた男は死に、塵一つこの世界に残すことはなかった。
生き残ったことを互いに喜び合う仲間たち。だが、雛はわずかに考え込むようなそぶりを見せていた…


翌年。
飛竜との戦いの後、姿を消していた雛。
それがある日突然陰陽鉄学園へと帰ってきた。それも生まれたばかりの赤子を連れて。
「陰陽鉄学園なんだから、子連れ通学とか別にノーカンですよね?」
「別にどこもおかしく… 可笑しいに決まってんだろそのガキどこから沸いて出た!?」
「ね、妬む暇もなかったなんて…誰の子なのよその子?」
「不破さんに相談したところ、お父さんになってくださるそうです。だから今日は他に家族を作らないとと思って、お二人に声をかけに来たんですけど」
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!(訳:何、気にすることは無い)」
「あんた何言ってんのよ。家族ってのはねえ、後からそうやってぽこじゃか増やしていいもんじゃないでしょ! ねえ何か言ってよノブオ… ノブオ?」
「そんなこと無いですよ。無理かどうかはまず試してみればいいんです。…ね? 忍者さん?」


自分に向かって伸ばされる、ちいさなちいさな手。
ミルクの匂いがするやわらかい手が、ノブオが巻いていた赤いマフラーの端を掴んでいた。
ちいさな手に触れてみたとき、ノブオはすべてが理解できた気がした。


鍵山雛は『神』だ。とても小さく無力な神であっても、すべての神は祈るものに答えるためにいる。
生まれたばかりの赤子は母という神に護られ、まだ一つの汚れも知らない。
どこかで見たことがあるような面影を持った赤子と、不安げな顔の雛に見上げられて、汚忍の出した答えは…

Ending 『家族みたいな生き方』