シナリオ/紅杭の塔・影

Last-modified: 2011-11-19 (土) 12:55:29

イベント名

紅杭の塔・影(紅杭と書いて「くれない」と読むらしい)

概要

陰陽鉄学園の隣町に位置する七竜学園。若き日のドリスの抱いた想いと、運命に抗う事の大切さを自らの身体を擲ち証明したタケハヤの意志を持って設立された学園であり、その校風は生徒にはとても居心地が良く今までは何の大事件も無く平凡に過ぎていた。
主人公は、陰陽鉄学園との交流会で、互いを高め合い親交も深めた友人の一人に誘われて七竜学園を訪れる事となる。陰陽鉄学園とは全く異なる学園の様式に戸惑いつつも多くの生徒と馴染んで行った。
そんな時、普段から裏で怪しい動きをしていたN・Dが、自らを星喰いと称し生徒達に牙を剥いたのだ。当然異変とあれば学園に居る生徒や教師は黙っては居ない、しかしN・D側につく生徒や教師も数名いる。その中には学園長ニアラや二年生学年主任のヘイズまで居たのだ。生徒達をある程度襲った彼女達は学園を飛び出し街にまで繰り出したのであった。騒ぎは学園内だけでは済まされなくなったのだ。
今、学園を飛び出してエデン町全域にもわたる戦争じみた抗争が始まろうとしていた。

発生条件

まず必要最低条件は七竜学園との他校交流会を発生させている状態で、どのキャラクターでも良いので好感度を高くしておく事。こうしておくと、七竜学園に行く事が出来る様になる。
次にニアラ、ヘイズ、七帝竜の全員と遭遇している事。インビジブル以外はほぼ常に同じ場所に居るので彼以外のキャラに関しては問題なく進むだろう。因みにインビジブル以外のそれぞれの位置はニアラは校長室、ヘイズは職員室、キングは保健室、デッドブラックは視聴覚室の隅、フレイムイーターは焼却炉の近く、ジ・アースは用務室、ドレッドノートは屋上、トリカラード兄は花畑で、妹は校長室の前に居る。トリカラードに関しては兄妹のどちらか片方でいい為兄は放置して構わない。インビジブルはドレッドノートに会うとすぐに見つかるので最後に回しておくと良い。
以上の条件を満たすとN・D登場フラグが発生して、彼女が現れてから一週間以内に帝竜を誰でも良いので三人以上倒すと本シナリオに入る。

登場人物

シナリオ/紅杭の塔・影/登場人物を参照

攻略

七帝竜とヘイズ、ニアラさらにそれぞれの幻視・幻体の姿、そして最後にN・Dと従者二人の総勢22人のボスキャラと相手をする事になるかなりの激戦。七竜学園の生徒の内、どの生徒(及び先生)と一番好感度が高いかによってスタートする位置がかわる。その一番高いキャラとPTを組みつつエデン町を踏破して行く形でストーリーが進む。一種のボスラッシュなのだが範囲が相当広いので途中に買い物や回復の出来るポイントがある他、ポータルと呼ばれる物があり移動の際は活用するといいだろう。フロワロという花が咲いていて、歩く度にダメージを受けるといった嫌な地形となっているので、対策を万全にしておきたい。フロワロは踏むか一帯を支配する竜を倒すと消えるのでなるべく減らしつつ移動するといいだろう。貧弱一般竜達も大量にPOPするが、基本的にノンアクなので雑魚はNPCに任せて直接帝竜や真竜を叩いた方が効率がいい。しかし時間が経つとNPCもやられるのでなるべく早くクリアする事を目指そう。

カザン地区

ブーン、モイコ、レオ、ハルカラのいずれかと好感度が高かった場合はここからスタートする。最寄りのポータルはセス。重要NPCとして、ドリスと王者の剣の三人とリタの率いるギルドの三人の他ハノイ、ペンネらと冒険者を志す数多くの強いNPCキャラが戦闘に参加してくれるので比較的に楽に深部まで到達出来る。この地区ではメナスが竜達の弱点を教えてくれて、エランが主人公のフレリスに居るキャラを呼び寄せてPTを編成し直してくれたり、カリユの所では食事がとれたりと他の地区よりも楽にクリアする事が出来る。
ここで待ち構えているのはキングで、ドリスが既に手傷を負わせているため倒すのは楽。氷属性が弱点で基本的に全て物理攻撃だが、その威力がとても強いため盾役と弱体の使えるキャラを編成しておくと良い。

ミロス地区

グリオン、ケイト、アレス、ビリッチ及びジェリコ、ロザリー、ケビン、モルのいずれかと好感度が高かった場合はここからスタートする。最寄りポータルはラゾ。重要NPCとしてエメラダがPTを回復してくれて、ヴォルグが戦略を立ててくれる他、グリフが戦闘に参加してくれる。グリフはかなり固くてやられる事は無い為安心して行軍する事が出来る。ここの敵は他と違い厄介で、動きの速いヘイズアームと道を塞ぐヘイズシルドの2タイプが特に厄介。ヘイズアームは行動範囲が決まっているためそれを理解しつつ進むといい。ヘイズシルドは耐久力が異常高いため相手をせずにモンスターの死体等で釣ると良い。
ここで待ち構えているのはヘイズで、気をつけてほしいのはTP技を使うとそれをラーニングしてやり返してくるのでそれ以外の技を使って相手をしよう。一応雷が弱点なので、雷属性で攻めると良い。

アイゼン地区

ガッサン、ラン、シシマル、ナムナのいずれかと好感度が高かった場合はここからスタートする。最寄りポータルはパコ。重要NPCとして、シオンが竜達から主人公のPTへのタゲを反らしてくれたり、ソウゲン、リッケンが戦闘に参加してくれる。ソウゲンはかなり強いが身勝手な行動が多く気が付くと撤退していたりする他、戦闘に参加するNPCが全員侍であるためなるべく早く終わらせて行きたい所。
ここで待ち構えているのはデッドブラック。全ての属性魔法が弱点で、他の帝竜達と比べると比較的に簡単だが、氷属性の技や睡眠効果のある技を使い、更に完全なる闇を喰らうとHPが最大の60%以下のキャラを確実に即死させるのでHPを満タンにして戦うといい。

プロレマ地区

シャルル、イクラクン、グラスト、ヴァネッサのいずれかと好感度が高かった場合はここからスタートする。最寄りポータルはフェル。重要NPCとして、エメルは攻撃、ノワリーは弱体、ファロは強化の魔法でそれぞれ援護してくれる。またアイテムの販売なども行っている為アイテムをここで調達しておこう。
ここで待ち構えているのはインビジブルで、空中で戦う。戦闘に時間制限があるため速やかな判断が必要となる他、風属性と雷属性の攻撃を使用し、前衛と後衛で加算されているヘイトを入れ替える技も使う為極端に防御力の差がない様なPTを組むと良い。炎と氷が弱点だが雷に耐性がある。

ネバンプレス地区

ヤック、メルク、ユスタス、ハッチのいずれかと好感度が高かった場合はここからスタートする。最寄りポータルはロコ。重要NPCとして、ルシェ王、ジェッケ、バントロワが主人公の要請でサポートしてくれる他、バーナードとガイオンが武器や防具の販売を行っている。ここのNPCは主人公の指示通りに動いてくれるかわった仕様となっている。
ここで待ち構えているのはフレイムイーターとジ・アースだが、フレイムイーターは途中で逃げてしまう為実質はジ・アース一人だけである。全ての魔法が弱点なのだが、技の数がかなり多くPTを様々な状況に陥れるので特化型のPTよりもバランス型のPTの方が攻略し易い。特に物理特化PTだとテイルバリングで痛い目を見るハメになる。

マレアイア地区

モモメノ、マロン、アルジャ、ノーラのいずれかと好感度が高かった場合はここからスタートする。最寄りポータルはレー。重要NPCとしてはセティスが詩人として機能しシャンドラもNPCとして戦うが、元来マレアイアは男性が足を踏み入れる事すら禁止となっていて男性不信の女性も多い為シャンドラはあまり主人公達には協力してくれない。
ここで待ち構えるているのはドレッドノート。特に気をつけたいのはスキルを使えなくする「封じの風」と耐性無視で高火力の「波動砲」の二つ。波動砲はチャージして少しラグがあってから発射するためガードのタイミングを誤るととんでもない事になるので充分注意が必要。

その他レジデンス及びトゥキオン地区

上記の6地区を制覇するとフレイムイーターを倒すべくニギリオの宿周辺に招集がかかる。アリエッタが情報屋として知っておくと得する様な情報を教えてくれる他、ゼスがNPCとして戦闘に参加し、ファゴットとスパイルがアイテムの商売を、レンが回復を行ってくれる。
フレイムイーターは氷属性が弱点で炎属性を受けると回復する。炎対策をしておけば特に苦戦する事はないが、「マグマウェイブ」という全体攻撃をしつつ自身を回復するという卑怯な技を使うのでグダることもある事に注意しておく事。
フレイムイーターを倒すとトゥキオン地区に強制的に向かい、タケハヤとアイテルから竜殺剣ドリスを貸してもらえる。その後自動的に次のエリアに飛ばされる。尚この時PTを組んでいるメンバーの前から二人目とのルートが確定してしまう為にここに到達する前にいろいろと準備しておこう。

エリア12(紅杭の塔)

竜殺剣ドリスを手に入れたのちに飛ばされるエリアで、いきなりトリカラード兄と戦う事となる。全ての属性魔法が効かないが、マナストームしか射って来ない為、倒すのは容易。兄を倒すと妹と連戦で戦う事となる。妹は「オールリセット」で強化・弱体を無効化したり、混乱効果を持つ炎「パニックフレイム」や麻痺効果を持つ雷「ショックパライズ」や睡眠効果のある氷「凍てつく眠り」などの状態異常を付加させる属性魔法に加え、PT全体にそれぞれランダムで石化・技不能・恐怖・呪い・出血・毒・睡眠・誘惑・混乱・麻痺・盲目のいずれかの状態異常を与える「虹色の不運」ととてつも無く嫌らしい戦法を用いる。
トリカラードを倒すと雪原にそびえる真っ赤な巨塔、「紅杭の塔」に入ることが出来る様になる。この深部にニアラが待ち構えている。ニアラは七つの大罪の名を冠した強力な技を使い、フィールドに咲いているフロワロの数に依存する百花繚乱なる奥義を持っている。彼と戦闘に勝利すると、N・Dのいる紅杭の塔・影への扉を開けてもらえる。

紅杭の塔・影

N・Dの住む幻影の巨塔。ここでは回復ポイントとセーブポイントを挟んだまさにボスラッシュといえる領域である。入り口付近でニアラがショップをやっているので買い込めるだけ買い込んでおこう。

待ち構える本気の竜達とその性能
  • 幻視山脈 体力と攻撃力が高い以外はジ・アースとかわらず。
  • 幻視鳥王 素早さと攻撃力が高い以外はインビジブルとかわらず。
  • 幻視焔喰 フレイムイーターより全体的に技の性能が上がっている。
  • 幻視黒影 「完全なる闇・改」はHP70%未満で即死、HP70%以上で睡眠の嫌な性能に。
  • 幻体真竜No.6 ラーニングしないでも大技を使ってくる様になる。
  • 幻視三光 体力と技の威力以外はトリカラード(妹)と戦法は変わらず。
  • 幻視戦艦 マナストームと波動砲が超強化されているのでガード必須。
  • 幻視竜王 相変わらず物理オンリーだが盾無しでは攻略不可能。
  • 幻体真竜No.3 先ほど戦ったニアラより体力が多い程度。

すべての幻視帝竜、幻体真竜を倒すと、遂にN・Dとの戦いになる。彼女は従者であるコノハナチルヒメとコノハナサクヒメと同時に戦闘を仕掛けて来るが、従者の二人がどちらかでも居る状態では何もしない。コノハナチルヒメは睡眠と即死の状態異常を使い、コノハナサクヒメは誘惑と呪いの状態異常を使う。二人とも倒した時点でN・Dが動き出すが、別に従者から先に倒す必要は無く、先にN・Dを倒してしまった方が楽である。むしろ彼女は動き出すと、全ダメージ跳ね返しなどを平気で繰り出しかなり手強いため速攻で倒す事をお進めする。
N・Dを倒した後、何故このような行動を起こしたかという経緯が語られる。

事件の真相

本来彼女達は、侵略者でありこの地を侵略する為にやって来たらしい。当時人間はなす術が無かった、ヒュプノスという異邦人の介入により戦況は泥沼化したという。そんな中でタケハヤを始めとする一部の人間が、人と竜は分かり合えると竜達との調和を願い対話して来たのであった。一度は下等生物の戯れ言とニアラはそれに応えなかったが、タケハヤが自らが半竜となる事でそれを証明し、その誠意ある行動に心を打たれたニアラは今までの行動を悔改めこの地の復興に力を注ぎ自分の眷属の竜達にも本来の姿を捨て人として生きる事を指示した。彼の行動はグレイトフルセブンスとよばれる7人の真竜達の中で賛同する者はヘイズしか居なかったが、人と竜の調和というのに興味を持ったN・Dは彼の後援をしつつ人間達を監視していた。そんな中主人公達が絶えず竜達と争いを起すのを目撃し、結局は人と竜は相容れぬ存在であり調和など不可能であると思った彼女はそのまま行動を起こしたという訳である。

事件解決後、N・Dも自身の行動を悔い改め真竜や帝竜達との好感度も上がり、お互いの理解を深める為に様々な行事や地域交流が行われる事となる。

クリア後の特典

最終的に組んだPTメンバーとの好感度が上昇し前から二人目とのキャラとルートに直結する。
特殊なアイテムが大量に手に入る。これらは重ねて装備する事が出来るので使い方次第では恐ろしい強キャラが誕生する可能性を秘めている。

  • 8ビットロナム:使用するとBGMがレトロになる。もう一度使うともとに戻る。
  • 竜殺剣ドリス・改:竜殺剣ドリスの真の姿。竜に対して通常の4倍の威力を発揮する。
  • 装真竜の切先:指装備の一種でSTRが1.5倍に強化されるが、それ以外が0.7倍になる。
  • 赤帝竜の鱗:指装備の一種でDEXが1.5倍に強化されるが、それ以外が0.7倍になる。
  • 赤帝竜の尾:指装備の一種でVITが1.5倍に強化されるが、それ以外が0.7倍になる。
  • 黒帝竜の欠片:指装備の一種でINTが1.5倍に強化されるが、それ以外が0.7倍になる。
  • 地帝竜の眼球:指装備の一種でMNDが1.5倍に強化されるが、それ以外が0.7倍になる。
  • 空帝竜の頭骨:指装備の一種でAGIが1.5倍に強化されるが、それ以外が0.7倍になる。
  • 炎帝竜の赤羽根:耳装備の一種でCHRが1.5倍に強化されるが、それ以外が0.7倍になる。
  • 炎帝竜の尾:耳装備の一種でTPゲージが2倍の速度で溜るがTP技の性能は0.75倍になる。
  • 艦帝竜の牙:耳装備の一種で命中が倍になるが、回避が半減する。
  • 虹帝竜の皮:耳装備の一種で回避が倍になるが、命中が半減する。