シナリオ/虚像にして真実の月の世界

Last-modified: 2011-06-08 (水) 22:02:24


虚像にして真実の月の世界

概要

シナリオ傾向:シリアス[有] コミカル[有] ほのぼの[有] 恋愛[有] 欝、人死に[有] 百合、大統領ネタ[無]

登場人物関係:登場人物の制限[無] キーキャラクター[綿月依姫 瀬田総司] 敵対キャラクター[有]

攻略関係:イベント発生時期[2学期から] 総所要日数[1年] 他シナリオとの平行[無し] 戦闘難易度[高] 攻略中ヒロインの関与[無し]


瀬田総司と綿月依姫が中心のイベントで通称は番長ルート。
ゆゆプロシナリオ同様、PC以外のキャラ同士のカップリングを見ることが出来る珍しいシナリオ。
二人を中心にした日常と、ある神との戦いを描いていく。
依姫の新たな一面や番長のハッチャけた雄姿を見ることができる。
また当然のことながら、依姫に関わる設定などは他のシナリオ同様にこのシナリオを選択しない限り無かったことになされる。故に依姫の攻略シナリオや他のイベントなどにこのシナリオの設定が関わることはないのでご安心を。

発生条件

瀬田総司の好感度を二学期までに最高にする。
入学式と夏休みで2回発生する総司と依姫の決闘を目撃する

攻略

一学期

一学期はシナリオ発生条件の為に総司との好感度を高めておこう。
如何に接しやすい総司とは言え二学期までに最高にするのはそれなりに骨が折れるのだ。
ちなみにこの時点のビシージで月光女学院が登場した際に総司が参戦していると、女学院が敵側か味方側かに関わらず依姫が総司に決闘を挑んでくる。二人の勝負がつくことは無い為、敵側だったらともかく、協働時は戦力が低下する為やや戦況が厳しくなる。
また依姫の攻略とは違い、彼女へ話しかける必要もない。

二学期

  • 攻略ルート同様に二学期の初日に依姫が転入してくるが、ここで決闘を申し込む相手は総司ただ一人である。そして今までとは逆に彼が依姫に「負けた方は勝った方の命令に一つ従う」という賭けを持ちかけた上で決闘を挑むイベント『王と姫の決闘・三度』が発生する。ビシージの決闘入れたら3回じゃ足りねーぞってツッコみは禁句PCは今までの決闘を全て見届けていたということで立会人に抜擢されてしまう。総司は今まで月光女学院にコケにされてきた学友達の激励崖下達のいやらしい願望をその一身に受け、うろたえるPCを引きずりながら決戦の場へ向かうのであった。
  • 決闘の勝敗は総司の好感度をMAXにした際に発生するイベント「コミュニティ・MAX」を発生させたかどうか
    で分岐する。発生させていなかった場合は僅かながら力及ばず総司が敗北。依姫は彼に「金輪際自分の周りに
    近寄らないこと」を宣告して立ち去ってしまう。こうなるとイベントは終了、そこより先へは進めなくなる。発生させていた場合、依姫にイザナギを破られ窮地に追い詰められるものの彼がPCと紡いだ絆から生まれたペルソナを召喚し、見事逆転勝利を収める。
    総司の好感度を上げるのは比較的楽とはいえ2学期までにMAXまで上げるのは中々に厳しい。料理関連・前に通っていた学校の話等にによく食いつくので積極的に関わっていこう。
    総司勝利時のやりとり

    一体始まりから何時間、或いは何分経っただろうか。あの壮絶な戦いの末に先に膝をついたのは月光女学園の
    不敗の戦乙女―綿月依姫だった。その双眸に宿すものは悔恨か、それとも驚愕か。それでも、総司に対する敵
    意は揺らぐことはない。戦いが終わってなお緊張感が解けぬ空気の中でふと、依姫が総司に問うた。否、それ
    は、慟哭によく似た叫びだった。
    「何故…!何故、紛い物の神如きに私が敗れるのですか!?ずっとずっと使命の為に戦い続けた私とただ馴れ
    合っているだけの貴方に何の差が…っ!」
    その叫びに対し、総司は臆すことなく答える。「そうだな、確かに俺が使う力―ペルソナは、いかにもそれっ
    ぽいガワを着せて、それらしい名を騙っただけの紛い物だ。だが…ペルソナは、心の力だ」
    「心の…力?」
    「そうだ。そして心を満たすものは絆…まぁ要は俺は最初から助っ人付きな訳だ。一人で勝てる道理はないだ
    ろう」
    「絆…そんなカタチの見えないものに、私はっ…!」
    「神とかの信仰とかより、よっぽどカタチのハッキリしたものだと思うがな…そんな事より、先の約束の件に
    ついてだが」
    えっ
    「【えっ!?】」
    そういえば先程の決闘に見とれていてすっかり忘れていた。勝者は敗者に一つ命令できるんだっけか。一体番
    長は依姫にどんな命令をするのか、不謹慎ながらちょっとwktkするんですがねぇ…?
    「瀬田総司の名において命ずる。綿月依姫よ――」
    「は、はわわ…」
    一体何を考えているのか、顔を真っ青にしたり真っ赤にしたりする依姫にフッと笑い、総司は
    「――俺のダチになってくれ」
    【えっ!?】
    「【えっ!?】」
    「揃いも揃って何だお前等、まさか俺が恋人でもないやつにそんなことをする男だと思っていたのか」
    …ソ、ソンナコトアリマセンヨ?
    「とりあえずお前は後で一発殴らせろ。綿月は俺がダチだと不満か?」
    「い、いえ、むしろ最初に吹っ掛けて来たのは私なのに、なぜ…」
    「お前とつるんだら面白そうだから」
    何てこともなさそうに、総司はそう答えた。対して依姫は
    「いいんですか…?これからも私は貴方を襲うかもしれませんよ?」
    「その時はまた返り討ちにするだけさ。後(PC名)。お前も綿月の友人2号な」
    え、自分もですか?
    「承諾したらさっきの件はチャラにしてやる。綿月、こいつがこの学園での俺の一番のダチだ。色々変わった
    所もあるが、まぁ、いい奴だ。仲良くしてやってくれ」
    「は、はい。よろしく、お願い、します…」
    …いくら敗北したからといっても、周囲からの視線が変わるわけでもない。いや、常識外とはいえ一介の男子
    高校生に負けたのだ。彼女に恨みを持つもの達が彼女を狙うかもしれない。だが今はただ祝うとしよう。自分
    と奇妙な少年、そして誰にも依らなかった月の姫との間に生まれた、小さな絆を―――

  • この辺りからようやくPCが依姫と関わる機会が増える。暫くは3人でつるんで学生生活を満喫しよう。
    そしてある程度依姫の好感度が上がると必須イベント「お姫様をプロデュース!」が発生する。
  • ある日の昼休み、いつものようにPC、依姫、そして総司の3りで昼食を取っていた時ふと依姫がこんなこ
    とを呟いた。「二人以外のクラスメイトのみんなと、仲良くしたい」と。二人は思わず口をつぐんだ。あの最後の決闘の後依姫はすっかり丸くなり今までは見せなかった様々な胸の内を2人に打ち明けてくれるようになった。最近ではPCが運営するLSにも顔を見せるようになったこともあり少しずつ他人と関わる機会も増えてきた。――しかし、それはごく少数の範囲である。依姫とクラスメイトの間には相変わらずの壁があったし学園全体にも彼女のかつての評判は知れ渡っており、それが原因で皆は距離を取ってしまうのだ。
    しばらくPCと総司は考え込み――唐突に、PCが口を開いた。
    「いいこと思いついた、お前、学園一のアイドルになれ」
    唖然とする依姫をよそに、ノリノリで総司が賛同。当事者を置いてけぼりにしたまま、依姫のイメージ払拭大
    作戦が始まるのであった…
  • 依姫と学園生徒達の軋轢に挑むイベント。学園祭の初日に依姫ボーカルのゲリラライブを開催、これを成功させるのがイベントの成功条件。ライブ成功条件に必要な要素は「歌」「楽器」「広報」の3つ。歌は依姫が担当するので依姫がどれだけ歌を習熟したかで合否が決まる。歌が得意なLSメンに指導を要請するといいだろう。楽器は用意した楽器と演奏メンバーの習熟度による。ちなみに演奏の固定メンバーとして必ずPCと総司が入る。LSメンごとに得意な楽器は異なるので慎重に組み合わせを選ぼう。3つ目の広報。これが一番の問題。ゲリラライブという形式上そのままでは人が集まる可能性は低い。広報なくしてライブの成功はありえないのである。これは純粋にPCの山脈の勝負。片っ端から知り合いに声をかけていこう。
  • イベント成功後に依姫の誕生日がくるとイベント「ハッピー・バースデイ」が発生。PCと総司、LSメン
    に和解したクラスメイト、総司が引っ張ってきたという湊と豊姫というそうそうたる面々で依姫の誕生日を祝
    うというイベント。このイベントを締めくくる総司手作りのケーキを抱えて涙ぐむ依姫と隣で微笑むPCと総
    司を描いたCGはその前の会話もあいまって非常に胸が温まるものとなっている。

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