GS/キャラ攻略/ブロントさん

Last-modified: 2017-02-03 (金) 09:04:56

ルート概要

我らが謙虚なナイト、ブロントさんの攻略。
自信家でちょっと頭が弱くて、でもナイトの有り様に関して誰にも譲らないメイン盾。
その大きく強い盾の庇護を受けるのは容易い。
だが彼のパートナーになろうというならそれではいけない。
ブロントさんが盾ならそのパートナーは剣の地位にいるでしょう?

出現条件

初期から登場している。夜間に外出することも多い。

フレリスト登録条件(戦闘参加)

  • ナイトは(相手の)ジョブを選ばないので積極的にPTに誘ってみよう。
    ブロントさんを引き立たせる戦い方を心がけると尚良い。
    ある程度好感度が上がるとブロントさんからフレリス登録の封印が解けられる。

ルート攻略

  • 本編の主人公だけに、一緒にPTを組んで好感度上げが基本なのはセオリー通り。
    ただし、性格ゆえ盾役として一番になりたがる。
    要するに、『盾役がかぶってタゲの取り合い』が嫌いなのである。
    GSのPCたちに盾向きのキャラは最初から好感度が高い天子くらいなので普通は気にすることもないのだが、幽香のような極端にレベルが高いと意図せずともタゲを取ってしまい対抗心を燃やされる場合がある。
    敵からタゲを取ってしまったら盾役からもタゲを向けられていたというか鬼なった
    ただ、その対抗心を利用して早い内から注意を向けさせるテクニックもあったりはする。
    また、様々な場面で真偽の程が怪しい自慢話をしてくるのでこれを最後まで聞くのを忘れずに。

序盤

  • 霊夢でなら最初から面識があるのでいいが、それ以外なら、みんなの人気者なので最初から取り合ってくれる可能性は低い。
    よく他のキャラと一緒にPTを組むので序盤はこれに混じって地道に好感度稼ぎしよう。
  • そして自慢話。主にグラットンソードのこととかキングベヒんもス戦の話が多い。信憑性は低くとも素直に感嘆するといい。
  • ブロントさんが個人としてPCを見てくれるようになってからが本番。
    ここからは彼に守られるだけでなく、補助魔法等で彼の負担を減らしたり、時には自分がサブ盾してブロントさんを助けるくらいの気概が必要になる。
    見事な仕事をして関心されるように頑張ろう。不意だまグラットンスウィフト時の盾役を任されるようになればもはやPCと貧弱一般取り巻きののナイト信頼度は違いすぎたといったところかな?
  • ブロントさんがグラットンソード並に大切に思っているもの、『家族』。
    序盤ではブロントさんの家族に纏わるイベントが多い。家族とも顔見知りな霊夢がやっぱり有利だが、あらかじめ天子との友好度を上げておくと楽になる。
    中等部のカイ使いの弟(カイト)に出会って彼の剣の修練に付き合うことから始まり、天子のわがままぶり、クラエア姉の好みについて、天沙お母様の奔放さ、ヴぁーんさんのかっこよさなどが遺憾なく発揮される一連のイベントはどれも必見である。
    濃い家族に振り回される内、何となくブロントさんの価値観が分かるかもしれない。

中盤

  • 中盤では今まで真偽不明だった彼の自慢話における主役…『グラットンソード』に纏わる話がメインとなる。
    普通のグラットンソードと異なる、ダークパワーの正体とは一体?
    ブロントさんに惹かれるうち、無性に気になったPCは独自に調査に乗り出してみることに。

陰陽鉄学園校章の由来

本人に直接聞くのは何となく後回しにしたかった。本当に何となく。
まずはキングベヒんもスと合わせて陰陽鉄学園の校章にも使われていることから、もしや学園の設立にまで遡る話になるのではないかと思い、尋ねたのは学園長室。
学園長は小さく溜息を吐いて、それから話してくれた。

 

元々この一帯はベヒんもスたちの縄張りに含まれており、町を建設しようにもベヒんもスたちが壊してしまうのだった。
そんな頃、『空から落ちてきた騎士』がベヒんもスを討伐し、一帯を守った。
さらに騎士と共にいた女性は関係を持たなかった人と妖怪の間を取り持ち、力を合わせる事でこの地を守るように提案した。
2りは間もなく立ち去り、始めは提案を守る者は少なかったが、妖怪の八雲姓と人間の巫女が率先して動くうち段々と人妖は手を取り合うようになっていったのだという。

 

「学園の校章はその逸話から来ているものです。グラットンソードはその騎士の剣でした。しかし、ここに置いていった訳でも無く、終始彼の手元にありました。だから私は、その後のグラットンソードの行方は知りません」

認められた日

次にヴぁーんさんに会おうとしたが、彼は忙しくて取り合えないらしい。しかし代わりに天沙が対応してくれた。
「ああ、懐かしいなぁ。それはね、ロトちゃんがヴぁーんさんに怒られて、『俺は敷かれたレールには従わにい!』って言ってどこからか持って来た物なのよ」
親子喧嘩が理由で手に入れたんだ…。
「がっかりした?」
い、いえ・・・。ブロントさんがあんまり自慢するから、本当に凄いものだとばかり…。
「まぁ、手に入れようとした理由は不純かもしれないけど、でもその剣は本当に凄い物なのよ。何たって、家族の絆を取り持ったんだから!」
それは…どういう?
天沙は少し苦々しそうな顔になりながら、話してくれた。

 

数年前に天沙とヴぁーんさんが再婚した際、子供たちには強く反発されたこと。
そもももブロントさんがヴぁーんさんに怒られたのは、天沙を頑なに母親として認めたがらなかったからだということ。
そして、グラットンを手に血塗れで帰ってきたブロントさんを懸命に治療したのがきっかけで、彼が天沙を母親として認めてくれるようになったのだということ。

 

「母親として拒絶されたのは苦い思い出だけど…同時に、嬉しい思い出でもあるの。ロトちゃんたちが、私を認めてくれた時のことも思い出すから」

暴食の剣

天沙からは貴重な話が聞けた。また、グラットンソードはブロントさんが自力で手に入れた物であるという情報も得られた。
やはり素直に本人から聞くのが一番。直接聞き込みにいってみた。
「人の昔話を勝手に話すとかマジでムカつくんで止めてくれませんかねぇ…?」と母親への愚痴を言いつつも、彼はグラットンソードを手に入れた日の事を聞かせてくれた。

 

あの日…感情に任せて家を飛び出した日。
何かに導かれる様に、ブロントさんは歩いた。どこをどんな風に歩いたのか覚えていないらしい。
ふと気がつくと、彼は見知らぬ建物の中にいた。
冷たい壁、漂う腐臭、そして殺気…そこはモンスターの巣窟であった。
どこが出口かも分からず、あても無く彷徨った結果、見つけたのは真っ黒い刃の剣をもった骸骨のモンスター。
持って来ていた剣を手にとって戦った、剣を折りながらも闘い、遂にモンスターを下したブロントさん。そんな彼の頭に直接響く声。
《私を倒してくれてありがとう》
それは、たった今ブロントさんが倒した骸骨の、最後の思念であった。
「何勝手に成仏しようとしてるわけ?足りない説明をしてくれると助かるんですわ?お?」
思念は説明した。私が手にしていたのは、グラットンソード…暴食の剣、七罪の『暴食』を司る罪代の武器と。
戒めるべき罪そのものとして作られ、罪そのものとして封印され、現在に至るまで、欲と闇として生まれ多くの人間の欲と闇を食らい、力としてきた…。
《君はその剣を手にして、何とも無いのか?》
「ぜんえzん何ともにい」
《そうか…初めてだよ、君の様な奴は。君は凄いんだな…》
「それほどでもない」
《それに比べ私は…目先の欲に負け、家族まで失い…》
「家族…」
《君は、家族を大切にするんだ。きっと今も君の帰りを心配している。愚かな男の、せめてもの忠告だ》
それだけ言うと、燭台の火は消え骨は琥珀色の石を残してぐずぐずに崩れて……、もう声は聞こえなくなった。
残された剣を手に取るとそれはブロントさんに力を与え
モンスターの攻撃を受けてもその身体が壊れてしまわないよう守ってくれた。

 

帰り道も何度かモンスターに襲われたらしい事以外よく覚えていないらしい。
家に辿り着いた時には体中の傷口が鋭く痛み、意識は朦朧として記憶が無いという。
ただ、天沙が自分のことを懸命に看病してくれたのは覚えている。
あの時の目は、自分の子供を心配する母親の目に違いなかった…と。

終盤

  • 終盤では、ブロントさん自身の決意についてのお話が中心となる。
    ある日、ブロントさんはPCにだけ切り出す。
     
    「俺は、グラットンを元あった場所に戻そうと思っちぇいる」
     
    今まで散々にグラットンソードに纏わる自慢話をし続けたブロントさんの、突然の言葉。
    その真偽が分からず、ブロントさんの両親を訪ねてみることに。
     
    「騎士の元に舞い降りた暴食の剣は心まで強くした。だが、今ブロントのハートの中心は間違いなく君」
    『へ…?』
    ヴぁーんさんの言葉に、少々呆気に取られてしまった。
    「通訳しましょうか?」
    『お願いします……』
    そんなPCに、天沙は流石のフォローをしてくれた。
    「ロトちゃんは、心が不安定だった時期にグラットンソードを手に入れた。その強大な力はロトちゃんに絶対の自信を与えた……ロトちゃんの心は、グラットンソードが支えていたと言っても過言じゃないわ」
    天沙の言うことは、にわかには信じがたかった。あの、いつも自信満々なブロントさんが、実は剣の凄さで支えられていたなんて……。
    「でもね、今は違う。今ロトちゃんの心を支えているのは……《PC》。貴女なのよ」
    ……そして、そう言われるのは何だか分かっていた気がする。だから動揺は少なかった。
    『……いややっぱり恥ずかしいです……。それじゃあ、ブロントさんがグラットンを元あった場所に戻そうとしているのは……』
    「ダークパワーはもういらない、騎士には愛する人がいるから」
    『どストレートな言い方は止めて下さい!恥ずかしさで死ねそう!』
    「一応、補足すると……ロトちゃんは、グラットンソードが与えてくれた多大な自信を返すことで……正直な自分で、貴女と向き合いたいのね、きっと」
    ヴぁーんさんと天沙は真っ直ぐに、彼女を見る。
    答えは、とうに決まっていた。
    『私……行って来ます!』
  • 「いいのか?何が起こるか分からにいんだが?」
    一緒に行くと言ってはばからないPCを、元よりブロントさんは強く止めなかった。お世辞にも頭の良くない彼でも、彼女がどんな人なのかはよ~く理解していたからだ。だから、これはただの確認に過ぎない。
    『ブロントさんが盾なら、私は剣の地位にいるでしょう?剣と盾はいつでも一緒です』
    「うむ、お前は分かっているな。ジュースをおごってやろう」
    和やかな雰囲気で、2りは旅立った。
     
    目的の地に辿り着くのに、そう時間は掛からなかった。
    あの時はものすごく遠く感じたこの場所。
    今のブロントさんにとっては、通過点でしかなかった。
     
    気づけば、そこには6つの武器が収められた広間だった。
    そこに、ブロントさんがグラットンを突き立てる。……これで、七つの大罪の依代である七つの武器がそろったのだ。
    姿無き存在の声が響き渡る。
    「暴食の剣に選ばれた騎士よ、与えられた力を放棄するのか……?」
    「何いきなり話しかけてきてるわけ?言っとくけど俺はとんずらしに来たんじゃにい。……これは勇気ある決断だから」
    「力を放棄する事は、守りたいものも守れないという事だ、それを……」
    『違うわ』
    「何……?」
    姿が見えずとも、声の主が驚いたのが分かった。ここでPCが口を挟んでくるとは思っても見なかったらしい。
    『ブロントさんは、心を決めたってだけのことよ』
    「……俺は今まで、漠然と守りたいって思ってた。グラットンがあれば、何でも守れるって。……だがすかし、やっと分かった感。騎士に必要な力は、強い武器や凄い防具じゃ、ない。俺は……それを証明しに来た!」
    ブロントさんの決意を受けて、姿無き声は少し思案し、それから答えた。
    「よかろう……相手になる。騎士ブロントよ、貴公が見つけてきたモノを、我に見せてみよ!」
  • VS.ブロントペナンス
    ブロントさんの胸像に様々なモンスターのパーツを組み合わせたキマイラ型モンスター。ブロントさんのグラットンに支えられた自信、そして虚栄心の具現化である。
    ブロントペナンスは七つの大罪を冠した技を多数使用してくる。中でも注意が必要なのが回復技の「暴食の結末」と回避不可のラストスペル「憤怒の開放」。前者はやや地味ではあるが回復量が多く、放っておくといつまでも倒せない。しかし、ブロントさんとPCが何らかのラストスペルを当てると、ブロントさんなら暴食の結末が、PCなら憤怒の開放が数ターン使用できなくなるので、一気に畳み掛けよう。
    戦闘ではPCとブロントさんの2りだけだが、上記の注意点を含めセオリーを守って戦えば勝てない相手ではない。
    なお、ブロントペナンスは「不意打ち」による攻撃を当てると次の行動をキャンセルして命中率の低い「嫉妬する雷」という技を必ず発動する。
    これを利用して、PCをシーフにジョブチェンジさせ、ブロントさんと2りして交互に不意打ちしまくるという何とも言えない戦法を取ることで楽に勝つことが出来るが、勝利の高揚感が一気に薄れるのでオススメできない。
  • 戦いの後、結局グラットンソードは突き返されてしまった。
    曰く、「罪代の武器を不要という者にこそ、この剣は相応しい」とかなんとか。
    それは、大罪を克服した記念みたいなものなんだろうか。そういえば、以前ブロントさんが「ダークパワーに飲み込まれて頭がおかしくなって死んで骨になってモンスターになった人」の話を聞いたことがあった。ダークパワーを制御できるブロントさんが所持していれば、その人みたいな犠牲者が出る心配が少なくて安心という意味だったんだろうか。
    どちらにせよ、今になっては確かめる術は無い。
    再度グラットンソードを受け取ると同時に、まぶたを閉じて次に開けた時には外の景色だった。その後いくら探してもあの場所を見つけることはできなかったのだ……。

関連イベント一覧

始業式/入学式

デート

夏休み

文化祭

修学旅行

期末テスト

冬休み

クリスマス

年末年始

バレンタインデー

ホワイトデー

終業式/卒業式

エンディング一覧

TRUEEND 『有頂天』

GOODEND 『騎士はその手に・・・』

ある所に、仲の良い夫婦がおりました。
ですが、2りはひょんなことから喧嘩してしまいました。

 

「エアリスとか死ぬしリミットゴミの雑魚」
「クラエア馬鹿にする気?そうならもうあんた死ね!」

 

そう言って家を飛び出してしまった妻。
彼女は町外れで崖下に目を付けられますが……。

 

「ああ、ヒーローは本当に偶然近くを通るものなんだなと思った」
「来た!メイン盾来た!早い!もう着いたのか!これで勝つる!」

 

「何勝手に家を飛び出してるわけ?このままでは俺の夕食が空腹でマッハなんだが……お前の居ない生活に未来はにい;;」
「バカ!バカ!有頂天!」

 

こうして2りは……その後も喧嘩は絶えなかったそうですが、いつでも幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし

 
 

・・・・・・・・・

 
 

「パパ!もういっかいもういっかい!」
「おいィ?もう三回連続で読んだでしょう?いい加減寝てくれませんかねぇ」
「ごほんは九回でいい!」
「へヴぃだぜ・・・まったく誰に似たのか理解不能状態。次の本はけっこう昔のリアル話なんだがあるところに・・・」

 

(ほんと貴方によく似た子供になってきたわね)
休日の夜10時に幼いわが子になんか必死な顔して絵本を読み聞かせる子煩悩なナイト、という微笑ましい光景を横目に見つつ思う。
子供が寝るのは謙虚にも9時でいい、との教育方針から9時には子供を寝かしつけるのだけど、
そのために始めた絵本の読み聞かせは今では逆効果になりつつある。
特に休みの日などお父さんが家にいて本を読んでくれる時は、大喜びで必ず9回せがんでくるので10時までに寝てくれるのは本当に稀だ。
今夜も時すでに時間切れ。明日には幼稚園で居眠りする恥知らずな我が子が居ることだろう。

 

今この子がお気に入りなのは剣と魔法を駆使して民を守り、囚われの姫を助ける騎士様のお話。
子供にとってはよくあるファンタジーだけど、私にとっては疑いようもないリアル話。
かつて私の隣には、自信満々で自らの騎士道を語っては、その剣を持って弱き者に降りかかる火の粉をことごとく払い、その盾で何もかも本当に守ってしまう御伽噺のような騎士が居た。
今その騎士は・・・剣に頼るのをやめた騎士はその手に大きな・・・本当に大きな盾一つだけ持って、その腕一杯に抱えた大切なものを守っている。
もう御伽噺の騎士は絵本の中にしかいないけど、私たち家族だけは今も、そしてこれからも絵本の騎士より大きくて優しい騎士が守っていくことだろう。ほんのちょっと僅かにズルいかもしれないが、そこは役得、かしらね。
それに・・・

 

「パパ!明日またグラットンみせて!」
「おいおい。アレは子供が持つモンじゃないといってるサル。もうちょっと僅かに大きくなったらな・・・」
「ぶーっ、ケチだな流石ちちおやケチンボ!」

 

御伽噺の黄金の鉄の塊で出来たナイトがまた絵本から飛び出してくる日も、ひょっとしたら近いかもしれない。

NORMALEND

BADEND

コメント

  • GSあまり見てなかったんだがTRUEエンドなのにあもりにもやっつけすぎでしょう?と思ったので勝手ながら加筆の上でGoodに降格 -- 2012-07-04 (水) 14:04:07
  • ブロントペナンス戦に敗れた場合PCキャラ死亡でブロントさん闇に呑まれて彷徨う→いくえふめい→自分が何者なのかも忘れたころ懐かしい雰囲気を持つ子供に倒され、その子供に感謝するとか  子供がショタントさんでもいいかも -- 2013-03-14 (木) 19:26:31
  • ミスって途中で送ってしまった。 そんなBADだか -- 2013-03-14 (木) 19:27:41
  • まただよ、まあ↑な話を思いついただけの話 -- 2013-03-14 (木) 19:30:01