悲流戸(姉)100%(Roar移植型HILDRYN)
巷で流行りの移植Roar、その多くはか細く頼りのないものばかりであった。
そんな昨今を憂い、本家に並ぶ筋肉の伝道師である彼女がOrigin太陽系に本物の雄叫びを轟かせる。
概要
威力型ビルドの先駆者様(ムキ剥き系姉御Hildryn(2番特化型))を参考に、Helminthシステムで移植できるようになったRHINOの花形アビリティ【Roar】を100%引き出す。
実質無尽蔵に放つことができ、彼女一体でチーム全体の攻守を飛躍的に向上させられるぞ。
また当ビルドではRoarの隙を減らすため2番増強を採用している。倍加した延焼ダメージは高レベル帯(Lv100~)相手ですらアビリティのみで殲滅することが可能なのだ。
装甲(シールド)奪取×与ダメージUP×アビリティ威力=破壊力
運用方法と留意すべき点
基本的に通常のHILDRYNと変わらず、3番Haven展開から相手と射線が通る位置取りで2番Pillageを使いオーバーシールドを吸い出しRoarをかけつつ武器で応戦だ。シールドを吸い出せない状況ならHavenを切ってRoarを維持するだけでも十二分に活躍できる。
基本的に仲裁や鋼の道のり等、高難易度ミッションを前提としたビルドであるため低レベル帯相手では過剰火力になってしまう。
シールド枯渇ミッションでの運用はそもそも論外として、ネックなのはやはり感染体だろう。囲まれている状況でなければろくにシールドが生み出せない上、低ヘルスフレーム共通の悩みとして高レベル帯(Lv95~)のトキシック エンシェント、感染したオスプレイの不意打ちでダウンしてしまうことがある。 仲裁では即死亡につながるため、後述する推奨MODで対応するかそもそも持っていくべきではないねェ……
留意すべき点として、当ビルドではスロットのほとんどを書き換えてしまう。長大な育成時間とともに極性もかなり偏ってしまうぞ。
他ビルドに転向するのが難しくなる可能性があるので、事前に範囲特化ビルドなどでスロットの自由を確認しておくように。
フレームビルド
フレームアビリティ
- パッシブ
- シールド消失時に3秒間無敵になる。また最大まで回復するたび再度発動できるためセンチネルのGuardianと合わせて運用することで不意の大ダメージにも難なく対応可能だ。
- 2番 Pillage
- 初期範囲を持った時間経過とともに広がるオーラを放出し、踏み込んだ相手のシールドと装甲値を奪い取るHILDRYNのメインアーム。Helminthシステムで他フレームにも移植可能になった。増強MODにより3番の影響下にある敵へ炎上状態異常を付与する。
当ビルドは威力型であるため元々バカにできないダメージがRoarにより致命的な火力に昇華。
- 3番 Haven
- 範囲内の味方にオーバーシールド、シールドリチャージ速度付与+敵に毎秒放射線ダメージを与えるトグルアビリティ。2番増強の発動条件であるため可能な限り常時展開しておきたい。センチネルも硬くなる。
こちらもRoarの与ダメUPが乗るため、Pillageと合わせて敵のタマを削りとる。
- Roar(Helminthシステム移植版)
- 与ダメージすべての倍率を上げる兄貴の超アビリティ。移植に際し基礎補正が50%→30%まで落とされている。時間/範囲に関しては本家と変わらず30秒/25m。
コストが本家では75エネルギーのところ、HILDRYNはそれを10倍した750シールドを消費する。当ビルドは効率45%であるため発動に1,162シールド必要になるのだ。
アビリティ移植先
- アビリティ移植にあたってどちらかを潰さなければならないため、両者の所感のみ。
- 1番 Balefire
- 威力型ではもともとバ火力になるが、Roarをかければ構成次第で120程度のグリニア ヘビーガンナーを(オバシなし、装甲値そのままで)チャージショット胴体撃ちで粉砕する程の破壊力。武器制限ミッションでも使える等腐りにくいため筆者はこちらを採用しているぞ。
- 4番 Aegis Storm
- 威力型では使いづらい部分が目立つが、エナージャイズで仲間へエネルギー供給ができるため採用価値アリ。 ただし拘束に関しては2番増強で延々と炎上ひるみがとれるため当ビルドでの優先度は低い。
MOD
技を超えた純粋な強さ、それがパワーだ!!
HILDRYN最大の強みである『エネルギー消費を無視できる』持ち味を最大限活かすため、基本ビルドでは”アビリティ効果時間”の優先度は低めだ。
自由枠一つとMODの採用状況に応じてオーラ枠、通常MOD枠かエクシラス枠を一つ自由にすることができるので、好みに応じて変えるとよい。
具体的な数字として、アビリティ威力330%を超えるとRoarのダメージ上昇率が100%を超える。
また蛇足として、AugurシリーズやQuick Thinkingなどのエネルギー参照MODは効果が発動しない。
必須
- アビリティ威力MOD
- Blind Rage + Transient Fortitude + (Umbral) Intensify
- 説明不要の威力MOD群。
- Umbral IntensifyではなくノーマルのIntensifyの場合、Augur SecretsとGrowing Power両方を挿すかアルケイン等で代替可能だ。
- Augur Secrets / Growing Power
- どちらか片方が必須となる。通常MOD自由枠のほうが使いやすため、可能であればGrowing Powerの方が融通が利く。
- Redirection
- もはや標準搭載。シールドは耐久力かつエネルギーでもあるため絶対装着すべし。
- Blazing Pillage (増強MOD)
- 相手は燃える。死ぬ。 運用上2番を連発するため剥がれた装甲に炎上ダメージが乗ってものすごい勢いで削れていくほか、特定の敵を除いてハメ殺しにできるため必須へ。
推奨
- Augur Secrets / Growing Power
- 入れなかった方もモチロン入れてよい。全ブッパするとフレームMODのみでRoarの倍率が109%まで増加する。
フルパワ── 100%中の100%!!! - Stretch / Augur Reach
- Pillageの初期範囲とHaven、Roarの有効範囲、Balefireの爆発範囲を広げられる。特にHavenは初期範囲だと思いのほか届かないことが多くもどかしい。
- Primed Continuity / Constitution
- Pillageの広がる時間とRoarの効果時間が20秒から30 - 40秒弱になるほか、Havenの毎秒シールド消費の微減、範囲内にいる味方のシールドリチャージ速度が増加する。シールド補給のしづらい感染体やボスエネミーに。
- Adaptation
- シールドも硬くなるため囲まれるようなミッションに有効。ランク8~10で止めると性能の割に無駄が少ない。
- Primed Vigor / Umbral Vitality
- 憎きあの畜生たちに抵抗する最終手段だねェ…
Lv100越えのエンシェントパンチで即死しなくなる。PVigorならシールドが1,000ほど増え、Umbral Vitalityであれば威力が微増する。
しかしッ……どちらも容量的にキツキツ……さらに極性の自由は完全に消えるッ……!! - Balefire Surge (増強MOD)
- 1番を残している場合のみ装備可。フルチャージ弾が敵に当たるとシールドを回復できるように、またチャージショットでナリファイバブルを一撃で破壊できるようになる。アビリティ威力盛りのためチャージショットを敵の群れに放ってやればPillageに匹敵する回復量を見せる。
- Overextended
- 範囲=攻撃&バフであるため可能ならば採用したい。ただしそのままでは威力330%を達成できないため、アルケインやアルコンの欠片で補強すべし。
エクシラスMOD(ユーティリティMOD)
- Power Drift
- 推奨MOD。ここを変えたい場合は自由枠にAugur Secrets、またはUmbral Vitalityを挿す。ノックダウン無効化は低確率なのであまり当てにはならないぞ。
- Cunning Drift
- アビ範囲とスライディング速度を微増させてくれる。Stretchを採用した上でもう少し距離が欲しい人向け。
- Handspring
- エクシマスの炎オーラやグリニア スコーピオンの不意打ちで倒れてしまうとそこそこ動けなくなるため有用。とくに仲裁のエクシマス祭りではドローンに阻まれ延々と転ばされることもあるため装着するとグっと安定感が増す。
- Primed Sure Footed
- Handspringの上位互換耐性を得られる。ただしコストが最大ランクで16と重く、採用する場合通常のフォーマだけでは330%との同時達成が困難な場合があるぞ。範囲MODを切るかAdaptationのランクを下げる等で対応はできる。筆者はUmbraフォーマで解決してしまった。
仰向けダウンが見られなくなってしまうから非推奨だぞ
オーラ
- Growing Power
- 準必須MOD。武器の攻撃で状態異常を発生させると、6秒間アビリティ威力を+25%加算する。センチネルなどの攻撃で発生しても付与されるためほぼ常時発動する。
FOCUS
Arcane Enhancement
- バリア
- イージス
HILDRYNはシールドが切れた際に立て直す手段が限られているため、Guardianを失った時の保険として入れるとよい。ただしランクMAXでなければ発動確率、回復量ともにあまり期待できるものではない。
- モルト オーグメント
250体の気を吸い取ることでアビリティ威力60%上昇。ミッションによっては達成しづらいものの、MOD枠節約やRoar120%達成など更なる広がりが期待できる。
基本必須ではないので各種クリティカル等好きなアルケインを挿すといい。レジスタンスは毒状態異常を防いでくれるので一見有用だが、感染体の毒攻撃のダメージ自体は防げないので筆者は見送っている。
使用武器
初撃のPillageで装甲値を8割以上消し飛ばせるため、いかなる武器とも相性は良い。ただしナリファイや仲裁ドローンなどアビリティの利かない相手には弱いので連射、照射系の武器があると苦労しない。完全に状態異常捨ての武器のみで固めると100%達成にもたつくことがあるのでそこは注意すべし。
筆者は持っていないが、KITGUNを使えばアルケインのパックス ボルトで30%威力を上げられる。更なる高みを目指す超姉貴たちはぜひ。
Roar使いのライバルたち
筆者はHILDRYNが一番移植Roarを使いこなせると信じているが、他の強敵らに一部触れておく。
- INAROS
- その細さからは考えられないほど超密度の
筋肉装甲値と体力を誇るカチカチフレーム代表。こちらもRageにより無尽蔵に雄叫びを上げることができる上、威力MODを挿す余裕もあるため侮れないRoarを放つ。敵対勢力に不利がないため純粋な生存力はあちらが圧倒的に勝る。 - TRINITY
- 仲間のエネルギー、シールド、ヘルスすべてを補給できる。見た目に違わず本体は脆いがBlessingにより超硬度の肉体と化す。威力盛りビルドでもRoarの維持が容易。仲間に強力な支援を施せるところで当HILDRYNと勝負が分かれる
がバストサイズでは惨敗。オドろいたねェボウヤ 奇しくも同じ構えだ - PROTEA
- 移植Roar最高倍率をたたき出すGranum Voidからの刺客。平均的なフレーム耐久力だが巻き戻しやシールド強制回復が使えるため数値以上にしぶとく、『4回おきにアビリティ威力100%+され発動する』パッシブと各エネルギーオーブ、弾薬を生成する3番Dispensaryが合わさり兄貴顔負けの倍率で吠え放題である。装甲値削りや状態異常解除に活路を見出して差別化するっきゃないねェ…
- RHINO
- Roarマスターの元祖筋肉フレーム。エナージャイズやZENURIKによりそこそこ維持が容易になったため純粋な火力バフだけならばやはりピカイチ。
最近スペクターでしか見なくなった気はするが…
終わりに
HelminthシステムでRoarが入れ替えられると聞いた時真っ先に思い浮かんだビルドで、作って仲裁耐久をやっていたら海外TENNOに「Well done, great HILDRYN,」と拍手エモートをいただいたので。
まあ正直なところ無理に100%出すよりそこそこで範囲盛ったほうが強いとか、そもそも武器火力あれば範囲アビリティなくてもいいとか… まあ100超えてると気持ちいいからなッッ!!