Medea

Last-modified: 2022-10-17 (月) 17:42:26

メディア級駆逐艦 メディア

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性能諸元

編集時 ver.4.2

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

Tier2
生存性継戦能力6322
抗堪性・防郭防御5%
・火災浸水耐性10%
・装甲3%
・対水雷防御3%
主砲射程6.36km
機動性最大速力31.68ノット[kt]
最大出力への到着時間7.15秒
転舵速度9.90度/秒
転舵所要時間2.70秒
隠蔽性5.04km



・派生艦船

派生元Black Swan
派生先Valkyrie



・兵装

主兵装口径,搭載基数×門数最大ダメージ(火災率)(防郭率)装填時間砲塔旋回速度
102mm L/40 QF Mark IV, 3基×1門HE弾 283(2%)
AP弾 283(150%)
5秒12度/秒


魚雷口径,搭載基数×門数(片舷指向門数)射程雷速最大ダメージ装填時間浸水率魚雷管旋回速度
533mm Mk Ⅰ, 2基×2門(4門)6km61.13kt261634秒12%20度/秒


対空砲種類平均ダメージ射程
大口径
小口径
0
0
0km
0km

ゲーム内説明

メディア級駆逐艦は、当初はギリシャ海軍用として建造されましたが、一次大戦の勃発に伴い、イギリス海軍に配備されました。当時の駆逐艦としては大口径の533mm魚雷を搭載していた点が主な長所でした。

解説

・主砲
 102mm単装砲を3基、計3門搭載。このティア帯においては標準的な口径の砲を、他国と同程度の数だけ搭載している。砲配置は艦首部の甲板に1基、艦前部よりの煙突の間に1基、艦尾の甲板に1基という構成。砲性能はティア2という事もあり、他国と大きく変わる所は無く平均的な射程と砲旋回速度を持っている。
 あえて特徴を挙げるとすれば「AP弾の単発火力がHE弾の単発火力と同じ」という点が挙げられる。これは他国同格と比較するとAP弾の単発火力に劣る事を意味し(同じ口径の砲を持つ他国の駆逐艦のAP弾ダメージは305である)、DPMとしては下から数えて3番目となってしまう。AP弾を使用して砲戦を展開した際に、純粋に撃ち勝てるのは同格内で装填時間が長めの「サンプソン」と砲の数が少ない「海風」のみと心得よう。では、HE弾の威力が高いのかというとそうでもなく…ダメージは「サンプソン」「ストロジェヴォイ」と同等である。発火率も平均的であり、伝統的にHE弾の威力が低く抑えられているドイツの「V25」やその流れをくむ「龍江」よりはマシといったレベルである。このため基本はAP弾を使用し、貫通が見込めない重装甲艦(例として戦艦)にのみHE弾を使用することになるだろう。
 また、その他の特徴としては砲配置の特徴より、第2砲の射角があまりよろしくないので、艦を立てている際は砲を1門程度しか使用できない。艦尾を左右に振ったり側面を晒せば全門を指向できるが、そもそもこのティア帯の駆逐の砲は豆鉄砲なので斉射しても期待できるダメージはたかが知れている。

・魚雷
 533mm魚雷を2連装で2基搭載。魚雷発射管は艦後部に中心線配置で2基並べるタイプであり、射角は割と広くとれる。魚雷の単発ダメージは「サンプソン」と同程度でしかないが、他国同格と比較すると射程が6kmに到達するのは本艦のみなので扱い易く、強力な魚雷と言えるだろう。装填時間は34秒と短めであるが、他国同格は26秒~32秒程度で装填を終えるので水雷戦になった場合は装填時間の差に留意して欲しい。
 また、英国駆逐の特徴として、このティア帯の魚雷でも挟角で撃つと「単射」となるが連装数そのものがまだ少ないため、普通に撃っても全弾命中を狙えることから単射にこだわる必要は無いだろう。しかし、余裕がある場合は単射で大型艦に対する狙撃の練習を行っておくと、その経験は後のティア帯で役に立つだろう。

・対空
本艦に対空用の装備は搭載されていない。

・装甲
このティア帯の駆逐艦の装甲や耐性は一律である。そして、駆逐艦らしく防御力は無しと考えて良い。つまり、被弾や被雷は即HPが激減し、油断すれば即沈没である。

・機動性
素の状態の最高速度は31ノット程度であり、他国同格と比較して優れているとは言えない。しかし、特徴的なのは加速の優秀さで、停止状態から最高速に乗るまでに7秒台と同格内では最も瞬発に優れる。また、舵の効きも優秀であり、転舵所要時間も短い。このため、今のうちから速度により回避するのではなく、細かな加減速や舵切りを行う事で進路予測をさせにくくし、敵弾や魚雷を回避する技術を磨いておきたい。

・隠蔽性
素の被発見距離は5.04kmと平均的である。他国同格と比較すると「サンプソン」が4.74km、「海風」が4.98kmなのでこれらの艦とマッチした場合は先に発見されてしまう。しかし、これらの艦以外であれば同等、もしくは隠蔽で勝っているので先手を取る事も可能だ。
 また、魚雷射程よりも被発見距離の方が短いので隠蔽状態のまま魚雷を発射する事はできるが…互いに接近し合う通常の遭遇だと艦本体が直ぐに発見されてしまい「隠蔽雷撃」というには微妙な状況になり易い。無理に隠蔽雷撃を狙うよりは、ある程度接近してコンスタントに魚雷を撒いた方がダメージを出せるかもしれない。

・生存性
素のHPは6300台と体力は平均的である。また、隠蔽や速度に優れる艦では無いので駆逐艦初心者の艦長が普通に扱った場合、生存性が高いとはとても言えないだろう。しかし、加速性能や旋回性能が高いため、英駆に乗り慣れた艦長がテクニックを駆使して操船した場合は話が変わってくる。

・消耗品
石炭 食糧 ディーゼルの駆逐艦三点セットがおすすめ

・装備
射撃システム改良 ダメコンシステム 推力

・エリート特性
 船体強化 HP+4%
 新型操舵装置 転舵速度+5%、転舵加速度+10%
 功績 EXPアップ+10%

・総論
まだ低tierなので高tierのような爆発力はないが、単射があるという英駆の強みの片鱗を見せる艦。あまり長くは乗らないと思うが、今後のために楽しく英駆に慣れていって欲しい。

史実

格納

 元々はギリシャ海軍向けに開発・建造されていた駆逐艦「クリティ」であったが、第一次世界大戦勃発に伴い英海軍が急遽購入および編入した艦である。外見や武装はアドミラルティM級駆逐艦と酷似しているため準同型艦と言える。英海軍では本艦をクレタ島と縁の深いギリシャ神話の登場人物に因んで「メディア」と改名した。
 「メディア」と姉妹艦達は第一次世界大戦においてハリッジ部隊に所属し、イギリス海峡出入り口を固めてドイツ海軍が突破を試みることないよう監視の役目を負った。1916年4月24日「メディア」はドイツ海軍のフランドル潜水艦隊に対する封鎖作戦に参加した。戦闘の最中に損傷を受けた姉妹艦を護ろうとした「メディア」は、敵の沿岸砲台からの砲撃をものともせずに3隻のドイツ駆逐艦に対して突進して撃退した。

小ネタ

判別法

アドミラルティM級駆逐艦との見分け方は第一煙突の高さである。アドミラルティM級は全煙突の高さが綺麗に揃っているが、メディア級駆逐艦では第一煙突だけが突出している。

バーゲンヘッド級

ギリシャ海軍が英国に発注していた艦は駆逐艦だけでは無く、軽巡洋艦も含まれて居た。同様の理由で購入された軽巡洋艦は「バーゲンヘッド級」となった。こちらも基本設計はタウン級軽巡洋艦を元にしており、バーゲンヘッド級はタウン級軽巡洋艦のサブクラスの1つに含まれることになった。

姉妹艦

1番艦「メディア」を含めて計4隻の姉妹艦が存在する。いずれも先頭のアルファベットが「M」で始まる。
メディア(HMS Medea)
メデューサ(HMS Medusa)
メランポス(HMS Melampus)
メルポミニ(HMS Melpomene)

編集用コメント

編集用のコメントはこちら
  • 主砲ダメージ等が開発済の実際の艦と異なっていたので修正。併せて解説も増補。 -- 2021-02-28 (日) 10:40:44
  • エリート特性を追加。 -- 2021-10-05 (火) 17:47:33

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