アドミラルティV級駆逐艦 ヴァルキリィ
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
Tier | 3 | |
---|---|---|
生存性 | 継戦能力 | 8611 |
抗堪性 | ・防郭防御5% ・火災浸水耐性10% ・装甲3% ・対水雷防御3% | |
主砲射程 | 7.02km | |
機動性 | 最大速力 | 33.62ノット[kt] |
最大出力への到着時間 | 7.24秒 | |
転舵速度 | 9.70度/秒 | |
転舵所要時間 | 3秒 | |
隠蔽性 | 5.22km |
・派生艦船
・兵装
主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 最大ダメージ(火災率)(防郭率) | 装填時間 | 砲塔旋回速度 |
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102mm L/45 QF Mark Ⅴ, 4基×1門 | HE弾 283(2%) AP弾 305(150%) | 6秒 | 12度/秒 |
魚雷 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向門数) | 射程 | 雷速 | 最大ダメージ | 装填時間 | 浸水率 | 魚雷管旋回速度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
533mm DR Mark Ⅱ, 2基×2門(4門) | 6km | 61.13kt | 2616 | 34秒 | 12% | 20度/秒 |
・艦艇スキル
種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
---|---|---|---|---|
排気煙幕Ⅰ | 最大速度で移動中でも自艦を完全隠蔽できる排気煙幕を展開する。 | 10秒間 | 60秒 | 2回 |
ゲーム内説明
V級嚮導駆逐艦の一隻で、この艦によってその後20年近くにわたるイギリス駆逐艦の主要な特徴が確立された。そのサイズ、砲門数、砲配置の改善によって、先行の艦艇からは一線を画している。
解説
・主砲
102mm単装砲を4基搭載。砲配置は前甲板に背負い式で2基2門、後甲板にも同様に2基2門である。射程は7kmをやや上回る程度で同格内では短め、しかし装填は6秒となっており手数で補うタイプ。弾速が遅めで最大射程付近では弾道が山なりになるという駆逐艦の砲のお約束に忠実な性能だが、このティア帯としては標準的な口径であり、それなりの強さを誇る。前方の2門は艦橋があるため後方射角が良くない。
・魚雷
533mm2連装魚雷発射管を、艦後部に中央線配置で2基(計4射線)搭載。英駆独自の特徴として、広角で撃つと2本を同時発射、挟角で撃つと単射となる。装填時間が34秒と非常に短いが、魚雷ダメージは2616と非力で瞬間火力は10464しかない。雷速は61ノット台と遅めで射程も6kmと短く、浸水率も12%と普通レベルなので必殺の武器というよりは短い装填時間を活かしてばら撒いていく感じになるだろう。魚雷発射管の旋回速度は20度/秒と速いため、本艦の機動にも十分追従可能。
装填時間の短さを活かして、色々なシチュエーションで使える撃ち方・自分なりの距離感を養っておこう。代表的な撃ち方としては「広角での拡散を考慮して1基目と2基目の角度を少し変えて撃つ」疑似4射線撃ち、「1基目を敵の進行方向前方に撃ち、転舵や減速を強要させて2基目を撃つ」2段階撃ち、「動きの鈍い大型艦に対して単射で全弾必中を狙う」単射狙撃など。魚雷にも砲と同じように命中させやすい距離があり、その感覚を養っておかないとこの先で苦労することになる。
・対空
本艦に対空用の装備は搭載されていない。
・装甲
駆逐艦の装甲に期待してはいけない。また、耐性も無いので被弾や被雷はなるべく避けるようにしたい。
・機動性
最高速度は33ノット台だが、同格内では優秀な方である。エリート特性や装備で速度に振ると、ティア3にして36ノットを超える。加速も優秀で最高速度に乗るまでに8秒かからない。舵の効きも9.7度/秒と十分なレベルであり転舵所要時間も短い。
・隠蔽性
被発見距離は5.22kmであり、同格の若竹と同等である。
・生存性
素のHPは9000未満と同格内では平均的である。しかし、平均以上の隠蔽と速度を持っているため、英駆独特の旋回性能の良さも考慮すると生存性が低いとは言えないだろう。また、このティアで扱い易い艦艇スキル「排気煙幕」を扱えるのは大きい。ただし、調子に乗って使うと肝心な時にクールタイムに入っていたり使用回数が切れているので気を付けよう。特にマッチングするティア帯だと混戦や乱戦も多く、使いどころが多い分頼り過ぎると痛い目に逢いやすい。
・消耗品
駆逐定番の「高品質石炭」「高級船員食糧」「改良型ディーゼルエンジン」を推奨する。
・艦艇スキル
本艦より艦艇スキル「排気煙幕Ⅰ」を2回使用可能となる。
この艦艇スキルは巡洋艦ツリーが搭載している「発煙装置Ⅰ」とは異なり、煙を発生させる時間も短ければその煙が漂う時間も短いものの、スキルを使用すると直ぐに自艦の姿を隠せるという特徴がある。全速航行していても煙を後ろに置いてきぼりにする事も無いので、初心者でも扱い易い上に、再使用可能時間も巡洋艦ツリーが搭載している「発煙装置Ⅰ」よりかなり短い。さらに巡洋艦ツリーが搭載している「発煙装置Ⅰ」だと使用回数そのものが少なく、切り札扱いであるのに対してこのスキルはどちらかというと惜しげなく使って生存性を上げるタイプと言える。ティア向上と共に使用回数も増えるのでまずはどんどん使って効果的な使い方を覚えよう。
・装備
兵装はメイン武装となるであろう砲を強化するものを選択したい。防御は「操舵装置改良1」で優秀な旋回能力をさらに強化するのが無難だろう。適正は「推力改良2」位しか選択肢が無い。
・エリート特性
駆逐艦近代化改修 HP+2%、最高速度+3%、魚雷管旋回速度+7%
エリート魚雷オペレーター 魚雷装填時間-3%、魚雷管旋回速度+7%
功績 EXPアップ+10%
・総論
小柄で速度と旋回性能に優れた船体に、ティア帯に似合わぬ強力な砲と装填が速い魚雷を備えた非常にバランスが取れた艦に仕上がっている。駆逐艦のため、守は投げ捨てているが走と攻の組み合わせが優秀であり、非常に扱い易い。実際に乗っていて楽しく、かつ勝てる艦艇なので駆逐艦に乗り慣れた艦長は勿論、まだ駆逐艦に慣れていない艦長にも気軽に乗れて奥が深い入門艦兼練習艦としてお勧めできる。
史実
アドミラルディV級駆逐艦の1隻である。元々この艦は「Malcolm」の名で建造開始されたが、その後に「Valkyrie」と改名された。
建造後、数多くのV級駆逐艦やMedea級駆逐艦と共にハリッジ部隊に所属。主に船団護衛の任についていたが、1917年12月にオランダ沖で触雷、戦死7名を出す損傷を受け、1918年7月まで修理を行うことになる。
長い修理を終えた後、Valkyrieは英海軍の中でも栄光あるグランドフリート麾下の第13駆逐隊に転属。とはいえこの時点では既にユトランド沖海戦は終わっていて、ドイツ帝国海軍の数的劣勢が決定的となって引き篭り生活を始めてしまっていた。そのためValkyrieは特に活躍の機会もなく終戦を迎え、平時のパトロール任務をこなした後1936年に解体された。
小ネタ
ドイツ帝国海軍駆逐艦の強力な砲火力に対して従来の駆逐艦では対抗できないのではと考えた英国海軍は、新たな駆逐艦の建造を計画する。その計画により誕生したV級駆逐艦の5番艦が「Valkyrie」である。なおV級駆逐艦は建造数が非常に多く、建造時期によって設計等が一部異なる。具体的には、アドミラルティV級、アドミラルティW級、アドミラルティ改W級、ソーニクロフトV/W級、ソーニクロフト改W級に小分けされているが基本設計は全て同じであり(武装や全長等、一部の諸元が異なるのみ)、全部纏めて「V/W級駆逐艦」と呼ばれることが多い。
英国海軍の第一次大戦型艦隊駆逐艦としての集大成であり、その設計は次世代型駆逐艦のプロトタイプ「アマゾン」や「アンバスケイド」の土台にもなっている。
編集用コメント
- 簡単に性能諸元の一部と解説を簡潔に記載。本実装時に変更されたら、その際は訂正予定です。 -- 2020-09-22 (火) 09:07:12
- エリート特性を追加。 -- 2021-10-18 (月) 10:58:37
コメント欄
- あれヴァルキリーのオリキャラ迷彩来たけど駆逐艦の方じゃなかったのか勘違いしてたわ -- 2020-09-22 (火) 13:30:21
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