W級駆逐艦 ウェイクフル
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
Tier | 4 | |
---|---|---|
生存性 | 継戦能力 | 9296 |
抗堪性 | ・防郭防御5% ・火災浸水耐性10% ・装甲3% ・対水雷防御3% | |
主砲射程 | 7.12km | |
機動性 | 最大速力 | 34.45ノット[kt] |
最大出力への到着時間 | 7.25秒 | |
転舵速度 | 10度/秒 | |
転舵所要時間 | 3秒 | |
隠蔽性 | 5.58km |
・派生艦船
・兵装
主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 最大ダメージ(火災率)(防郭率) | 装填時間 | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
102mm L/45 QF Mark Ⅴ, 4基×1門 | HE弾 291(2%) AP弾 314(150%) | 6秒 | 12度/秒 |
魚雷 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向門数) | 射程 | 雷速 | 最大ダメージ | 装填時間 | 浸水率 | 魚雷管旋回速度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
533mm TR Mk Ⅰ, 2基×3門(6門) | 6.60km | 61.13kt | 2912 | 44.80秒 | 15% | 20度/秒 |
対空砲 | 種類 | 平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|
Large small | 0 0 | 0km 0km |
・艦艇スキル
種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
---|---|---|---|---|
排気煙幕Ⅰ | 最大速度で移動中でも自艦を完全隠蔽できる排気煙幕を展開する。 | 10秒間 | 60秒 | 3回 |
ゲーム内説明
アドミラルティ計画のW級駆逐艦の一隻。この計画はV級嚮導駆逐艦開発を次の段階へ進めたものである。この艦艇は3連装魚雷発射管を装備している。近代化改装されたバリエーションの一つでは、主砲を120mmに変更することで火力を強化することが予定されていた。
解説
・主砲
前級から引き継ぎの102mm砲を単装で4基搭載。砲配置は艦首部に背負い式で2基2門、艦尾に同様に2基2門。射程は前級よりも微増しているがやはり同格と比較すると短め、同じように手数で勝負する砲である。艦尾の砲は尻を大きく振る事で前方に指向することもできなくはないが、艦首の砲は艦橋があるため後方射角が良くない。
・魚雷
533mm魚雷を艦後部に中央線配置で2基(計6射線)搭載。前級と同じように、広角で撃つと3本を同時発射、挟角で撃つと単射となる。単発火力が2912に増加し、瞬間火力も11000に増加したため前級よりも頼りになりそうに見える。しかし、装填時間が10秒程度伸びてしまい、さらに後部魚雷発射管は射角が悪い上全周ではなく、射角外に出ると逆旋回しだすため(要は天城の三番砲と同じこと)、前級と同じような感覚で使うと射撃機会を逃すことがあり注意を要する。
・対空
本艦に対空用の装備は搭載されていない。
・装甲
駆逐艦の装甲に期待してはいけない。また、耐性も無いので被弾や被雷はなるべく避けるようにしたい。
・機動性
最高速度は素で34ノット台と遅めであるが、エリート特性・装備・消耗品を使って速度マシマシにすると37ノット以上を出せる。加速も優秀で、装備で強化すると7秒を切る事も可能。舵の効きは素の状態でも十分であるが、装備で補うとさらに切れが増す。速度と舵のバランスが優れているので、敵の砲撃を躱したり魚雷を潜り抜けるのは得意な方であり、英駆独自の舵切りによる機動防御を習得するのにもってこいの性能と言える。
・隠蔽性
素の隠蔽性は5.58kmである。
・生存性
素のHPは9500弱と同格内では平均的である。しかし、平均以上の隠蔽と速度を持っているため、英駆独特の旋回性能の良さも考慮すると生存性が低いとは言えないだろう。とはいえ周囲には強力な砲を持つ巡洋艦・戦艦が増えてくるので舷側を晒したまま等速直線運動を続けると手痛い一撃を食らってしまう可能性がある。このため、今のうちから減速しない程度に舵を切って航行ラインを一直線にしない動きをマスターしておこう(このティア帯であれば「航行ラインずらし」を心得て居れば、視界外に敵が居ても斉射を当ててくる事は少ない。またこの動きはこの後のティアで必須になる「前進・後退を組み合わせつつ舵切りで敵の斉射を躱す機動防御」テクニックの基礎ともなるので、十分に練習しておいて欲しい)。他国艦と比べるとエンジンブーストを使用できないという欠点もあるが、その分艦本体の加速や機動性に優れており、さらに「排気煙幕」の使用回数が増えているので上手く使いこなせば終盤まで生き残れる筈だ。
・消耗品
駆逐定番の「高品質石炭」「高級船員食糧」「改良型ディーゼルエンジン」を推奨する。
・装備
兵装は砲旋回を強化するか、魚雷発射管旋回を強化するか、お好みで。魚雷発射管旋回を強化すると高ティア英巡並みの魚雷発射管旋回速度を実現できるが、それでも後方魚雷発射管の射角の悪さを完全にカバーする事はできない。防御は加速か舵が無難、適正も「推力改良2」位しか選択肢が無い。
・エリート特性
駆逐艦近代化改修 HP+2%、最高速度+3%、魚雷管旋回速度+7%
エリート魚雷オペレーター 魚雷装填時間-3%、魚雷管旋回速度+7%
功績 EXPアップ+10%
・総論
前級に引き続き速度と旋回性能に優れた船体に、ティア相当の砲と魚雷を備えたバランスの取れた艦である。砲火力はティアの向上に伴い他国と同等レベルに落ち着いてしまったが、手数の多さを活かして雷撃の合間に的確に当てていくことで地味なダメージ源となる。魚雷は単発火力が向上し射線数も増えてはいるが、それでも他国同格と比較すると単発ダメージが低いことから敵駆逐や軽巡といった比較的素早い相手に広角で撃ち合いを演じると不利になり易い。また、後方から敵の側面を掠めるように追い抜きつつ雷撃を行う場合、後方魚雷発射管の射角制限で2射目を撃てない場合があるので歯がゆい思いをする場合もある。半面「前級を上回る舵の効き」と単射した際に「6発を極狭い範囲内に順次発射可能」という特性は試合後半で戦艦を相手取る際に絶大な威力を発揮するので、適切な攻撃機会を見逃さないようにしたい。
まとめると序盤はその速度と機動性を活かして索敵や陣地占領に注力し、敵が増えてきたら味方の支援に徹して生存優先に切り替え、敵が減ってきたら優秀な機動力を生かして大型艦を狩るという駆逐艦のオーソドックスな運用に適しており、基本を押さえていれば誰にでも扱える優秀な艦と言える。
戦闘名誉章
レベル | 1 | 2 |
---|---|---|
報酬 | 艦艇exp1500 シルバー25k | 艦艇exp1500 シルバー25k |
ミッション内容 | 5戦戦闘する | 5回勝利する |
史実
アドミラルティV級嚮導駆逐艦の改良型である本艦は、建造がV級よりも遅かったことが幸いして新型の3連装魚雷発射管を最初から搭載していた。竣工(就役)が第一次世界大戦末期から戦間期に重なったこともあって19隻が造られたが第一次世界大戦による戦没艦はゼロであった。その後、事故で失われた1隻を除く18隻は第二次世界大戦に参加(うち2隻はオーストラリア海軍に譲渡されたためオーストラリアの艦として参加)。
本艦「ウェイクフル」は開戦後は船団護衛等の任務に就いていたが、1940年5月26日にダイナモ作戦(ダンケルク撤退)に参加、27日に独軍機からの攻撃を受けるもこの時の損傷は軽微だった。29日にダンケルク沖にて独魚雷艇「S30」の攻撃を受け雷撃により沈没。
小ネタ
ダイナモ作戦(またの名をダンケルク撤退作戦)は第二次世界大戦中の1940年5月26日から6月4日にかけて行われた連合国軍側の大規模撤退作戦である。
本作戦においては9日間という短い期間に860隻の船舶が緊急手配され、イギリス軍192,226名、フランス軍139,000名をフランスのダンケルクからドーバー海峡を渡って英国本土に撤退させた。本作戦においては漁船や遊覧船といった民間の小さな船も参加しており、沖合で待つ軍艦(といっても大型の駆逐艦が多かった様だ)まで運んだエピソードが有名(Little Ships of Dunkirk:ダンケルクの小さな船たち)。とはいっても、約7割の兵員は港の防波堤から駆逐艦・民間の大型船に直接乗り込んで撤退している。
本作戦の遂行にあたって英国海軍の駆逐艦は3隻が沈没、19隻が損傷している。また、作戦そのものは成功したものの…英国軍がフランスに持ち込んだ車両・火砲・その他を含む多くが放棄され、これら軍需物資の膨大な損失の穴埋めのために財政負担をアメリカに依頼する事になる(後にレンドリース法制定の切っ掛けとなった)。
艦長スキルのLV8において「雲隠れ」を取得すると、艦艇スキル「排気煙幕Ⅰ」の再使用時間60秒を約40秒にまで短縮する事が可能である*1。
よって魚雷装填時間が40秒台である本艦は、艦長スキルの「雲隠れ」との相性がピッタリであり、これを取得するとより効率よく攻撃が可能となる。そうはいったものの、ティア4である本艦においては艦長スキルをLV8まで上げる事は現実的では無い。一応、この先のティア8のライトニングも本艦同様に魚雷装填時間が40秒台であるので、ここに到達する前に艦長スキルの「雲隠れ」を使えるようにしておくのを目標に艦長を育成するのも良いだろう。
編集用コメント
- 小ネタを追加 -- 2021-07-04 (日) 01:10:09
コメント欄
- こいつの魚雷発射管マジで意味わかんねぇ。雷撃しようとしたら絶対明後日の方向向いてて全く発射できない。こんなんで雷撃戦はできんわ。 -- 2020-11-04 (水) 19:18:38
- ほんこれ。謎に発射タイミングずれるとそのあと絶対六連射できなくなる。クソゴミ艦艇 -- 2020-11-04 (水) 21:38:25
- 発射管が全周じゃないことと、前部の発射管はすでに指向できてて撃てる状態だけど勝手に後部の発射管を優先する?から撃てるのに撃てないって状況になってる感じかな。自力でなんとかするとすれば単射モードにせず広角のままにしておくとかあらかじめ左右どちらに向けるか決めておかないといけないかな。 -- 2020-11-25 (水) 15:01:27
- アイヌ語の貧乏人(ウェンクル)みたい -- 2020-11-25 (水) 12:43:09
- マジで酷いよなコイツの魚雷 -- 2021-04-24 (土) 19:41:00
- 乗ってみて分かったが魚雷発射管は解説に書かれた通りで、接敵した時にとんでもない方向を向いてしまっていて、ヒヤヒヤさせられる。主砲の弾道も少しゆるふわに感じるかなぁ。魚雷発射管の駄目さ以外はこのtierならば戦えるレベル。ひとまず煙幕3回はおいしいオマケ。 -- 2023-06-09 (金) 06:17:42
- 圧倒的雑魚。これ以上のカモで使いづらい艦は存在しないと思うレベル。魚雷が命なのに、それが変な挙動するって終わってる -- 2023-06-09 (金) 16:30:51
- ヴィットリオ・クニベルティ「それは良くない」 -- 2023-06-09 (金) 21:10:18
- 彼女は圧倒的な魚雷射程があるから反対向きでも猶予はあるから大丈夫なんだよ。一方コレは魚雷管が変な挙動するにしては隠蔽雷撃が難しい射程で、魚雷管旋回速度も焦ったく感じる。 -- 2023-06-09 (金) 21:58:47
- ヴィットリオ・クニベルティ「それは良くない」 -- 2023-06-09 (金) 21:10:18
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