スプライトアートはマップ上に表示されるユニットの画像です。つまりユニット関連の画像で一番使用頻度の高い重要なアートワークということになります。ユニット画像は1点の画像でも事足りますが、様々なイベントに対応したアニメーションがサポートされており、凝り始めると1ユニットに対して100点を超える画像が必要になる場合もあります。
オリジナルのユニット画像を作り始める前にメインラインのユニットで、どのような画像が必要になるのか把握しておくとよいでしょう。なかでも「槍兵」は用意されているアニメーションが多く、一番参考になると思います。
「槍兵」を構成する画像パーツ。
「槍兵」を構成する画像パーツを種類別に見てみましょう。
- 基本姿勢(正面向き)
ユニットの基本イメージです。ユニットが南、南東、南西を向いている時に使用されます。
- 基本姿勢(後ろ向き)
ユニットの後ろ向きイメージです。ユニットが北、北東、北西を向いている時に使用されます。
- standing_anim(正面向き)
ユニットが南、南東、南西を向いている時に再生されるスタンディングアニメーション。
基本画像プラス6画像で構成されます。
- standing_anim(後ろ向き)
ユニットが北、北東、北西を向いている時に再生されるスタンディングアニメーション。
基本画像プラス3画像で構成されます。
- idle_anim
ユニットがアイドル状態の時に時々再生されるアニメーション。
正面向きで2種類、それぞれ4画像パターンと6画像パターンがあります。
- ユニット死亡時
ユニット死亡時に再生されるアニメーション。
正面向きで4画像パターンが用意されています。
- ディフェンスアニメ
ユニットが攻撃されたに再生されるアニメーション。
正面向きで2画像パターンが用意されています。
- ジャベリン攻撃アニメ
ユニットがジャベリンで攻撃する時に再生されるアニメーション。
南東向きの画像のみでspearman-death1とspearman-attack-ranged、spearman-attack-ranged2の3画像を組み合わせて表現しています。
さらに投げた槍の画像(画像はprojectilesフォルダにあります)が別に使用されます。
これらの画像はユニットに向きに合わせ画像を反転させて使用されます。
- スピア攻撃アニメ
ユニットがスピアで攻撃する時に再生されるアニメーション。
南、南東、北東、北向きの画像が用意されており、向きに合わせて違うアニメーションが再生されます。
南西、北西の方向は対応する画像を反転させて使用されます。(北東向きの画像はまだ完成していないようで、1フレームのみになっています。)
このような形で「槍兵」では全部で70枚の画像を使用していますが、これでも省略されたアニメーションがいくつも存在します。
もちろん、すべてのアニメーションを必ず用意する必要はありません、最低必要なのは基本画像1枚だけです。