あなたはアドオンの作成に興味がありますか? Wesnothの優れた機能の1つは、その拡張性です。 プレイヤーは新しい地図、ユニット、種族、シナリオ、アート、音楽、さらにキャンペーン全体を作成することさえできます!
ゲームに新たな何かを加えるのは挑戦的な作業です。 あなたがUTF-8対応のテキストエディタを持っていれば、新たなWesnoth世界を創造する準備は出来ています。 ただし、Wesnoth Markup Language の学習には多少の努力が必要ですが・・・
このセクションでは、独自のコンテンツを作成するための、ちょっとしたテクニックを紹介するなどアドオン作成に有益な情報を集めています。
Wesnothフォーラムでは、援助を求めたり、他の作者と協力したりすることができます。英語が苦手な方ならDiscordの日本語チャネルで相談する方法もあります。
アドオン概要
何が作れるのか?
アドオンには幾つかの種類があります。それは、簡単に作れるものから相当な努力が必要なものまで様々です。以下にその紹介を掲載します。
- MAP:ゲームが行われる戦場。
- シナリオ:1シナリオのみのシングルプレイヤーゲーム。
- キャンペーン:複数のシナリオに渡って展開されるシングルプレイヤーキャンペーン。
- マルチプレイヤーシナリオとキャンペーン:マルチプレイヤーでプレイできるシナリオやキャンペーン。
- カスタムユニット:新たなユニットの開発。
- faction と era:ユニットを組み合わせた軍勢の設定などをパッケージ化。
- アート:ストーリーアートから小さなアイコンまで、Wesnothで使用される様々なグラフィック。
- 音楽:音楽と効果音はWesnothを陰で支える貴重なコンテンツです。
アドオンには大体このような種類があります。
あなたがプログラミング経験者なら以下のようなツールの作成にチャレンジするのも面白いかもしれません。
- Mapエディター:ゲーム本体にも付属していますが、動作を軽くしたMapビューワーなどは欲しい人がいるかもしれません。
- キャンペーンエディター:完全に動くものを作ったらヒーローになれますよ。
- メンテナンスツール:現在公開されているツールは幾つかありますが、どれも使用するにはそれなりの専門知識が必要です。もっと簡単なものを作れたらあなたはヒーローに・・・
ここから始めよう
ここには、アドオンを作ろうとしたとき知っておくと便利な情報源や基本的な知識を集めてあります。
全く予備知識がない方は、ここで情報収拾することをお勧めします。
- 知っておくべき、いくつかの事
- 完全な初心者のためのWMLガイド
この記事はWesnoth 1.12 向けになっていますが、それ以降のバージョンでも基本部分は変わらないので参考にはなります。 - デバッグについて
アドオンの基本情報
ここではアドオンの基本構造や作業手順などを紹介しています。
マップ
Wesnothにはマップエディタが付属しているため、マップは最も簡単に作ることのできるアドオンと言えます。
ここでは、マップを作る方法について紹介しています。
シナリオ
ここではシナリオ作成の基本を紹介しています。
ERA
- 時代(era)の編集
この記事は内容がかなり古くなっていますので、ご注意ください。
ユニット
オリジナルユニットの作成は凝り始めるとかなり複雑な設計ができる奥深い作業です。
ここでは、ごく基本的なユニット構造を紹介しています。
日本語対応
公式のアドオンサーバーに公開するアドオンは、原則としてテキストは英語で表記する必要があります。その上で、日本語の翻訳ファイルを作成して日本語に対応しなければなりません。
その方法についてはこちらの記事で説明しています。
アート
Wesnothで使用されるグラフィックアートは基本的にロスレス Portable Network Graphics (PNG) フォーマットで作成されます。なので、Wesnothのグラフィックアートを作成するにはPNGを扱えるソフトウェアが必要になります。無料のオープンソースソフトウェアにも、うまく機能するものがいくつか存在します。ゲームはJPEG画像もサポートしていますが、JPEGが利用されるのはストーリーアートなど一部分のみです。
Wesnothにおけるグラフィックアートは大雑把に以下の項目に分けることができます。