59-Patton

Tier 8 中国 中戦車 (課金戦車)

Type 59の車体にM48 Pattonの砲塔が鎮座している。
頭でっかちな異色の構成であり、人によってはかなり歪に感じる事だろう。*1

スペック(v1.14.0)

車体

武装

※俯角は正面-7.4°、後方-5°

砲塔

エンジン

履帯

無線機

乗員

拡張パーツ

	Class2		Class2		Class1		Class1		Class1		Class1
	○		○		Class1		Class2		Medium

隠蔽性

車両に関する変更履歴

解説

• 概要
  v0.9.10で追加されたTier8の中国課金中戦車。
  Type 59の車体にM48A3の砲塔を搭載した……とされる計画案である。
  T-34-3やType 59と異なり、マッチング優遇は無く、Tier10戦車ともマッチングする。
   
  US鯖で2015年9/1～9/8、ASIA鯖で同年9/29～10/1に限定販売（その後不定期販売）された後、v1.0.0でゲーム内ショップに追加された。
   

• 火力
  俯角は正面は左右37°まで-7.4°、側面では-9°に拡大し、背面では-5°へ劣化する。
  中国戦車らしからぬ良好な俯角だが、巨大な機銃塔という弱点があるのでハルダウン適性は微妙である。
  • 90 mm Gun M41
    M48A3 Pattonの史実砲。
    単発火力240はType 59やT-34-2(100 mm 59-100T)に僅か10だけ劣るものの、それらよりも発射速度に優れている。
    通常弾のAPは貫通力212mmと優秀。課金弾のHEATは貫通力250mmとまずまずではあるが、HEATの空間装甲に弱い特性を考慮すると少々物足りない。なお、このHEATは弾速がかなり速い(1,219m/s)という長所があり、これはType 59のAPCR(1,125m/s)よりも一回りも速い数値である。
    かつては精度や照準時間でType 59よりこちらの方が優れていたが、あちらに度重なる強化が入った事で相対的に弾速以外の照準性能はほとんど変わらない状態となっている。
     

• 装甲
  M48A1 Patton(v0.9.19.1以前)の砲塔とType 59の車体が組み合わさったような歪な形状である。
  堅牢な砲塔を有するType 59やT-34-3と比べると、総合的な防御力はかなり見劣りしている。
  • 砲塔
    正面は190~250mm相当とTier8中戦車としては優秀なものの、巨大な機銃付きキューポラ(76mm)が常に狙われるため、防御力を発揮できることは少ない。
     
  • 車体
    正面は100mmの60°傾斜で165～175mm厚相当であり、貫通力175mmまでの砲に対しては有効な防御力を備えている。
    とはいえ、傾斜装甲ゆえに撃ち下しや標準化の影響を受けやすいので過信はできない。
    側面は80mmと良好な数値を有しており、豚飯も駆使して戦っていこう。ただし、右側面を用いた豚飯は弱点の機銃塔が露出する為、できる限り左側面を用いた豚飯で機銃塔を隠していきたい。
     

• 機動性
  以前はT-34-3と同レベルの機動力であり、加速力が鈍い車両だったが、現在ではType 59に劣るとはいえ優秀な機動性を持っている。
  最高速度はTier8中戦車としては十分な値だが、v1.14.1でType 59の最高速度に強化が入ったため差は10km/hとかなり大きい。
  履帯性能はType 59と全く同じ値であるため、旋回性能で困ることはないだろう。
   

• その他
  • 視界
    Pattonの砲塔ゆえに視認範囲は400mと優秀。
    Tier8中国中戦車は視界がやや物足りない戦車が多いが、本車両は逆にTier8中戦車でトップクラスとなっている。
    機銃塔が巨大なのを逆手に取り、稜線で機銃塔だけを露出させて偵察するといった事もできる。
     
  • 隠蔽・無線
    本家M48A5 Pattonがそうであるように、隠蔽性能がかなり悪く、重戦車並である。
    隠蔽の優秀なT-34-2、T-34-3、Type 59らとは対照的である。
    加えて通信範囲が525mとかなり狭く、低性能の無線を持つ味方がいる場合、通信途絶が起きる可能性もある。これらの欠点を考慮に入れて立ち回る必要がある。
     

• 総論
  中国中戦車としては扱いやすいバランス型の中戦車である。
  アメリカ戦車の砲塔を使った為か、中国戦車らしからぬ素直な性能をしている。
  T-34-2、T-34-3、Type 59らと比べて砲塔装甲や隠蔽が頼りないものの、視認範囲はこちらが優れる。
  通常弾の貫通力が高いのでクレジット稼ぎがしやすく、これは通常弾が低貫通のT-34-3やType 59には真似できない強みである。
  とはいえ、マッチング優遇のある他の中国Tier8課金戦車と比べて際立った強みは無く、プレイヤーの腕次第では器用貧乏になりかねない。
  中国戦車としては癖が少ないものの、バランスの良さを活かした立ち回りができる、熟練者向けの課金戦車である。
   
  ちなみにPattonの名がついてはいるものの、偽物なのでPattonシリーズにはカウントされない。撃破しても「パットンの谷」の勲章は貰えないので注意。
   

史実

1960年以降、中国政府は新型車両の開発を始めた。開発に当たっては、以前に59式戦車を製造していた際の経験が大いに活用された。
車両は米国M48A3戦車の砲塔と主砲、制御システムを装備した。
・・・と解説されているが、1960年当時は冷戦中であり、中ソ関係悪化という情勢変化に伴い提案があったことしか確認されていない。
あくまで提案レベルであり、技術的交流の実態については秘密主義体制の中国兵器産業の都合上不明である。
資料提示は中国企業「Kongzhong」によるとされているが、信憑性が低く調査不可能な資料に基づく車輌であり、詳細な史実的背景は計画案の存在も含めて不明である。

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