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Last-modified: 2015-11-21 (土) 00:33:20
  • 火力
    主砲は派生元の「Centurion Mk. 7/1」と同じ「105 mm Royal Ordnance L7A1」であるが、欠点であった発射速度の低さが改善されており、かなり使いやすくなっている。またイギリス高Tier主砲の特徴である「HESH」を使用できるのがこの主砲のポイントであろう。
    HESH(High Explosive Squash Head)とは、日本語で粘着榴弾と呼ばれる特殊な砲弾で、ゲーム内では高い貫通力を持ったHE弾のような特徴を持つ砲弾として扱われている。
    装甲を貫通すれば、爆風ダメージで多くのモジュールや搭乗員にダメージを与える他、貫通出来なかった場合もHE弾同様にダメージを与える能力を持ってる。
    しかし、あくまで「HE」なので、履帯や空間装甲等に当たるとそこで爆発してしまい、肝心な車体を爆風範囲から逃してしまう。一枚板の車体や砲塔の装甲に直撃するように慎重に狙う必要がある。
    また、非貫通の場合はSpall Liner (スポールライナー/内張り装甲)でダメージを軽減されてしまうので注意が必要だ。
    この戦車は他国のようなHEAT弾がないためE 100T110E3T110E4のような重装甲の相手に対して弱いためほかの戦車に任せたほうが得策。もし横や後ろに回りこむことができれば上記のHESHを打ち込むと良いだろう。
     
  • 装甲
    この車両の装甲は正直心許無いの一言である。車体正面の装甲厚は121mmと派生元の「Centurion Mk.7/1」と同じであるが、きつい角度があるため(68度290mm厚相当)弾ける事が多く傾斜装甲は良好となっている。問題は砲塔である。正面装甲厚は数値上では196mmと高いがこれは砲塔下の円柱状の部分のみであり、「Centurion」にはあった防盾も無くなっている為、頭出しでも簡単に貫通されてしまう。さらに砲塔には砲手と装填手が配置されていて、よく搭乗員が死亡する。しかし、砲塔上部はそれなりに弾いてくれるのと、キューポラも196mmなので運がよければ弾ける。貫通力175mmの砲を持つ相手には車体下部以外は貫通を許さないのでごり押ししても勝てるだろう。そんなこの車両の間接的な防御力向上を果たしているのが、隠蔽率である。MTの中で最悪クラスであった「Centurion」シリーズに比べ、隠蔽率がかなり改善されており、「M48A1 Patton」以上「T-62A」以下と一気に平均値まで上がったので、これまで諦めていた乗員へのカモフスキルも検討できる。
     
  • 機動性
    最高速度は40kmと「Centurion」と同じで相変わらず同Tier最低であるが、良好な出力重量比を持っているため、改善された旋回性能も相成って起伏の激しいマップや市街地マップでは高い機動力を発揮してくれる。
     
  • 総論
    10TierMTの中でもバランスの取れた車両であるが、逆に言えば最も中途半端な車両と思われる。基本的な運用方法としては序盤は比較的良好な砲精度、俯角、視界、隠蔽率を活かした中遠距離からの支援砲撃に徹し、終盤は孤立した敵車両やSPGに対し、「HESH」を使用した攻撃である。
    ただし、特殊な砲弾を使用してる関係で、仕様変更の影響を受けやすい。アップデートノートのチェックを怠らないようにしよう。