Tier 5 ドイツ 中戦車 (配布戦車) / 略称: Pz. IV hydr.
正面は真っ当な風貌だが、他のどの車両にも見られない斜めの車体後部が特徴的。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 720 |
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車体装甲厚(mm) | 50/30/20 |
最高速度(km/h) | 48/20 |
初期重量(t) | 23.98 |
実用出力重量比(hp/t) | 12.51 |
本体価格 | 2,500G相当 3,000ボンズ |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
7,5 cm Kw.K. 40 L/48 | 13.95 | AP APCR HE | 110 158 38 | 110 110 175 | 1,535 | 0.39 | 2.3 | 790 988 790 | 105 | 70 2,800 38 | 500 | -10°/+20° |
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砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Pz.Kpfw. IV hydrostatischer | 50/30/30 | 44 | 330 | 3,400 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Maybach HL 120 TRM V12 | 300 | 20 | 920 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Pz.Kpfw. IV hydrostatischer | 27 | 40 | 8,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
FuG5 mit 20 WS.E. | 620 | 50 |
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乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
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拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 14.71% | 3.63% |
移動時 | 11.06% | 2.73% |
車両に関する変更履歴
v0.9.0.1 | 新規実装 |
v0.9.19.1 | モデルをHD化 |
v1.9.0 | 総弾数を87発から105発に変更 修理費用を24%ダウン HPを550から720に変更 |
解説
- 概要
v0.9.0.1で追加されたTier5のドイツ配布中戦車。
Pz. IVに油圧駆動装置を取り入れた試作車輌である。
マッチング優遇があり、Tier7戦車とはマッチングしない。
プレミアムショップで期間限定販売される事もある。また、v1.6.1.3から不定期にゲーム内ショップでボンズによる販売が行われるようになった。
- 火力
俯角は-10°と優秀であり、地形を使って脆い装甲を補っていこう。- 7,5 cm Kw.K. 40 L/48
Pz.Kpfw. IV hydrostat.の史実砲。
Pz. IV HやPz. III/IVの最終砲と同一。
単発火力110、通常弾のAPは貫通力110mm、課金弾のAPCRは貫通力158mmといずれもTier相応。
上述の2両よりも発射速度はやや劣るものの、マッチング優遇を加味すれば十分な攻撃性能である。
- 7,5 cm Kw.K. 40 L/48
- 装甲
マッチング優遇があるとはいえ、防御面は非常に脆弱である。ハルダウンが有効だが、装甲が薄いので投影面積削減にしかならない。
一方、耐久値は720とTier5中戦車の中でも多めに設定されている。
HD化で砲塔のシュルツェンから開口部が無くなった他、予備履帯部分が10mm増厚された。- 砲塔
基本的にPz. IV HやPz. III/IVの改良砲塔と同一。
砲塔のシュルツェンは8mmの空間装甲であり、HEやHEATに対して一定の防御効果がある。
しかし、砲塔正面は100mm前後の防楯は範囲が狭く、大部分が格下にも抜かれる50mmしか無い。
キューポラは95mmと弱点ではない。 - 車体
Pz. IV HやPz. III/IVと比べてかなりお粗末な装甲となっている。
正面の垂直部分は50mmとPz. IV Hから30mmも劣化しており、運が悪ければ10榴に撃ち抜かれかねない。
また、上述の2両と比べて車体側面にシュルツェン(5mmの空間装甲)が無く、HEやHEATへの耐性が低いのも欠点である。
なお、特徴的な車体後部には脆いエンジンの判定があるので被弾しないように注意したい。
- 砲塔
- 機動性
最高速度48km/hはPz. IV Hよりもやや優れており、中戦車としては並程度。
一方の出力重量比は12.51とかなり低く、Pz. III/IVはもちろんPz. IV Hにも加速力では大きく溝を開けられている。
なお、後退速度が20km/hとそれら2両よりも優れているといった長所があり、飛び出し撃ちは多少はやりやすい。
- その他
視認範囲は330mとかなり短く、Pz. IV HやPz. III/IVに明確に劣る欠点の一つであり、拡張パーツや搭乗員スキルで補っていきたい。
- 総論
良好な攻撃性能とマッチング優遇を両立させた中戦車である。
脆弱な装甲・鈍い加速・狭い視界といった欠点はあるが、立ち回りや拡張パーツなどで十分補えるレベルである。
序盤は支援戦闘に徹し、ある程度の安全が確保されてから側背面取りに動くと良いだろう。
なお、KV-220-2やExcelsior等のマッチング優遇付きで装甲に優れた車両と組むと安定しやすいが、普通のTier5戦車と小隊を組むとマッチング優遇が無効になる点には注意したい。
戦場で注目されてまんざらでもない気分を味わうも良し、ガレージで独特の車体後部の形状を眺めてニヤニヤするも良し、戦闘以外にも様々な楽しみが味わえる車両である。
史実
本車は、1944年7月に武装親衛隊(Waffen-SS)の要請を受け、クルップ社及びアウクスブルグギア工場にて試作された戦車である。
G/H型の砲塔なし車体をベースに、新規開発された油圧駆動システムを組み込んでおり、結果として車体後部が丸みを帯びているのが特徴的。前部スペースにはマニュアルのトランスミッションも搭載されている。後に砲塔も搭載され、こちらも全油圧駆動仕様となっている。
(なお、最終的に前面には傾斜装甲が付けられる予定だったが、実現していない)
1944年末には試作車が完成していたが、前述の油圧駆動システムの不備や故障、更には予備パーツの不足ということもあって試験は中断されている。また同年、一時的にテスト運用でロシアに侵攻していた武装親衛隊に配備されたらしいが、詳細は不明。
後に米軍が放棄されている本車を発見、本国に持ち帰りデトロイト州のヴィッカース社にてテストされており、1946年春にテストレポートが書かれている。
現存車両はこのプロトタイプ1両のみで、現在Aberdeen戦車博物館に保存されている。
(参考:achtungpanzer、PreservedTanks)
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