Tetrarch

Last-modified: 2020-08-19 (水) 15:02:43

Tier2 ソ連 軽戦車 (配布戦車) 読み方:テトラーク

Tetrarch-min.PNG

v0.9.16まで

shot_060.jpg
shot_061.jpg

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値280
車体装甲厚(mm)16/14/10
最高速度(前/後)(km/h)64/20
初期重量(t)7.25
実用出力重量比(hp/t)24.84
本体価格750G相当
修理費(Cr)
超信地旋回不可
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
QF 2-pdr Mk. IX-A21AP
APCR
HE
64
121
23
45
45
60
9450.42.29792
990
792
10025
1,200
19
130-10°/+25°
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
Tetrarch16/14/1041.132601,000
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Meadows MAT18020362
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Tetrarch7.9471,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
Type 9545100
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner(Loader)3Driver
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class3装填棒×砲垂直安定装置×改良型旋回機構×改良型照準器×追加グローサーClass3
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造×改良型装甲材Class3内張り装甲×
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時15.68%4%
移動時11.74%2.99%
 

車両に関する変更履歴

クリックで表示
v0.9.17HDモデル化
v1.9.0総弾数を50発から100発に変更
修理費用を50%ダウン
HPを140から280に変更

解説

  • 概要
    v0.7.1アップデートのイベントで配布されたTier2のソ連配布軽戦車
    その後もミッション報酬として配付されたり、不定期にプレミアムショップで販売されている。
    元々イギリスの戦車だが、レンドリース法(武器貸与法)に従ってソ連に供与された車両。
    マッチング優遇はなく、Tier3戦場にもマッチングされる。
    かつては新兵訓練ミッションで、5戦限定のレンタル車両としても貸与されていた。
     
  • 火力 
    主砲は40mm2ポンド砲で、駆逐戦車並の高い貫通力を持っている。
    DPMはやや低いが、格上相手にも通用する攻撃力は魅力。
    ソ連車輌としては非常に珍しく俯角が-10°まで取れるため、起伏のある地形でも狙いやすい。
     
  • 装甲
    「紙装甲」の一言に尽きる。
    正面でも16mmしかない装甲板は、機関砲や重機関銃にすら簡単に貫徹される薄さである。
    耐久力も低いため、複数の車輌に集中的に攻撃されればあっという間に撃破される。
    立ち回りには慎重に慎重を重ね、常に退避方向を意識して動く必要がある。
    視界範囲が極端に短い点にも注意が必要。
     
  • 機動性
    最高速度・加速力共に申し分がなく、機動性にも優れている。 
     
  • 総論
    前述のように砲の貫通力と速力は優秀なので、その二要素を活かせばスカウトにもトップガンにもなりうるポテンシャルを秘めている。

史実

詳細

Char_tetrach.jpg
(ハミルカーグライダーから発進するテトラーク)
1937年、イギリスのヴィッカース社は同社が開発しイギリス軍に採用されていたMk.4軽戦車の後継となる戦車の開発を開始した。イギリス軍はMk.4軽戦車に満足していたため当初は採用に乗り気ではなかったが、国際情勢の雲行きが怪しくなった1938年の終わりにはA17軽戦車「Mk.7」として120両が発注された。

 

それまでの軽戦車シリーズはカーデン・ロイド豆戦車を大型化したものがベースだったが、本車はそれらとは一線を画す車両であった。これまでの軽戦車や本車の計画段階では重機関銃程度だった武装は口径40㎜の2ポンド砲へと大幅に強化された。また足回りにはクリスティー式の大径転輪が採用され、起動輪と誘導輪を含む転輪4枚すべてが接地していた。
特に特徴的なのはその操向機構で、他の戦車のように左右の履帯の回転速度を変えて操向する一般的な方法ではなく、誘導輪と転輪をハンドルによって操向し、フレキシブル履帯がそれに追随して方向転換するという特殊な方法をとっていた。
一方で、装甲は最大14㎜とMk.4軽戦車と同等程度しか確保されていなかった。

 

本車は正式採用されたものの、イギリス軍はダンケルクからの撤退による重装備喪失や工場の爆撃などによって生産する兵器を絞らなければならなかったため生産は後回しにされ、最初の量産車が軍に納入されたのは1940年11月だった。
本車はマダガスカル侵攻作戦に参加したほか、レンドリースによりソ連に送られたものの目覚ましい成果を上げることはなく、冷却能力の不足から北アフリカ戦線にも参加することはなかった。イギリス軍が偵察任務には軽戦車ではなく装輪装甲車が望ましいと考えるようになっていたことも影響している。
一方で、空挺部隊が7.62tと軽量な割に高い攻撃力を持つ本車に目をつけ1943年に取得、ハミルカーグライダーに搭載して空挺作戦に投入することになった。「テトラーク」という名称は空挺部隊への移管の際につけられたものである。
空挺部隊としては1944年6月のノルマンディー上陸作戦のほか、1945年のライン川渡河作戦にも少数が参加したが、数が少なすぎ目立った活躍はできなかったようだ。
戦後もイギリス軍で配備されていたが、ハミルカーグライダーの退役に伴って1949年に全車が退役した。本車は最終的に177両が生産された。
派生型としては3インチ榴弾砲を搭載するCS型のほか、2ポンド砲の貫通力を高めるリトルジョン・アダプターを搭載した車両が存在した。

 

参考資料
『British and American tanks of World War Two』Peter Chamberlain, Chris Ellis
http://combat1.sakura.ne.jp/Mk7.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/Mk.VIII_%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%97%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%BB%BD%E6%88%A6%E8%BB%8A

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