Waffenträger auf Pz. IV

Last-modified: 2024-03-09 (土) 17:55:03

Tier 9 ドイツ 駆逐戦車 / 略称:WT auf Pz. IV / 日本語表記:ヴァッフェントレーガー4号戦車型

Waffentraeger_auf_Pz._IV_0-min.PNG
↑ 12,8 cm Kanone L/61
Pz.Kpfw. IVの車体に比べ、砲の長さが多少アンバランス。

 

Waffentraeger_auf_Pz._IV_1-min.PNG
↑ 15 cm Pak L/38
防盾の形が12,8 cmとは異なるので見分けは容易。

その他画像

WT4HD_2.PNG

WT4HD_3-min.PNG

v0.9.15まで

wtpz4_02.jpg
15cm Pak L38.jpg

スペック (v1.10.0)

車体

耐久値1,600
車体装甲厚(mm)80/30/20
最高速度(前/後)(km/h)38/12
重量(初期/最終)(t)26.89/25.31
実用出力重量比(hp/t)15.81
主砲旋回速度(°/s)18
視界範囲(m)370
本体価格(Cr)3,400,000
修理費(Cr)約15,000
超信地旋回
ロール狙撃型駆逐戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
12,8 cm Kanone 44 L/555.66AP
APCR
HE
246
311
65
490
490
630
2,7730.352.1920
1,150
920
451,070
4,800
935
7,795-5°/+45°
15 cm Pak L/29.53.53AP
HEAT
HE
215
334
85
750
750
950
2,6480.42.5645
516
645
301,260
6,000
1,120
5,625-5°/+24°
12,8 cm Kanone L/615.17AP
APCR
HE
276
352
65
560
560
700
2,8950.332.11,200
1,500
1,200
401,260
4,400
1,055
8,300-5°/+45°
15 cm Pak L/383.53AP
HEAT
HE
246
334
85
750
750
950
2,6480.382.5757
606
757
301,260
6,000
1,120
6,100-5°/+24°

※12,8 cm砲は正面左右50°まで俯角-2°、左右120°以降仰角14°
※15 cm砲は正面左右10°まで俯角-4°仰角24°、以降徐々に変化して左右40°から俯角-5°仰角15°、左右105°から仰角が減りはじめ135°以降仰角0°

 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Maybach HL 9036020550
Maybach HL 10040020550
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Waffenträger auf PZ. IV für 12.8 cm27.03212,000
Waffenträger auf PZ. IV für 15 cm30.03612,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
Fu.Spr.Ger. "f"40040
FuG 855050
Fu.Spr.Ger. "a"700150
 

乗員

1Commander2Gunner3Driver4Radio Operator5Loader6Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置×装填棒Class1砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class1改良型照準器Class1追加グローサーClass1
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class1改良型装甲材Class2内張り装甲Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時*1
静止時15.68%2.4%
移動時9.41%1.44%
 

派生車両

派生元Rhm.-Borsig Waffenträger(TD/163,500)
派生先Grille 15(TD/205,000)
 

開発ツリー

クリックで表示
12,8 cm Kanone 44 L/55
(初期/310,000)

15 cm Pak L/29.5
(63,500/330,000)
15 cm Pak L/38
(64,800/340,000)

12,8 cm Kanone L/61
(64,800/339,000)
Grille 15
(205,000/6,100,000)
Fu.Spr.Ger. "f"
(初期/10,000)
FuG 8
(4,040/24,240)
Fu.Spr.Ger. "a"
(4,500/27,000)
Maybach HL 90
(初期/16,400)
Maybach HL 100
(1,500/17,700)
Waffenträger auf PZ. IV für 12.8 cm
(初期/30,000)
Waffenträger auf PZ. IV für 15 cm
(22,500/61,000)
 

車両に関する変更履歴

クリックで表示
v0.8.9新規実装
v0.9.212.8cm Kanone L/61の装填時間を10.9秒から11.6秒に変更
12.8cm Kanone 44 L/55の装填時間を10秒から10.6秒に変更
15cm Pak L/29.5及び15cm Pak L/38の装填時間を16秒から17秒に変更
v0.9.3トランスミッションが砲撃を受けた際に火災が発生しなくなるよう修正
v0.9.6視認範囲を410mから370mに変更
v0.9.15.1車輌モデルをHD化
v0.9.17.1Gun 15 cm Pak L/38の通常弾の貫通力を235mmから246mmに変更

解説

  • 概要
    v0.8.9で追加されたTier9ドイツ駆逐戦車
    Pz.Kpfw. IVの車体を流用した武装運搬車の計画案である。
    前身のRhm.-Borsig Waffenträgerの砲火力を順当に強化した車両であり、引き続き全周砲塔を備え、火力は強化されたが装甲はやはり無きに等しい。
     
  • 火力
    砲塔は全周回るものの、仰俯角の制限が厳しいので射撃時の体勢には注意。基本的に横向きであれば制限が掛かることはない。
    砲火力はRhm.-Borsig Waffenträgerから引き継ぐ2門の主砲の他に、その上位版とも言える12,8 cm Kanone L/61と15 cm Pak L/38の2門が追加された。
    どちらの砲も開発には高いEXPが必要になるが、後者の15 cm Pak L/38は性能的には15 cm Pak L/29.5と比べて若干精度と貫通力が上がっただけで大した違いがない為、本車のエリート化や使用予定がなければ飛ばしてしまってもよい。
     
    隠蔽はさほど良くはないので、自車の隠蔽と命中率を両立できる距離から後方支援を行おう。本車はそれに適した位置に着くのに必要なだけの隠蔽率、機動力は十分に有しており、またここまでこのルートを進めてきた諸兄ならその位置がどこかも当然理解しているだろう。
     
    • 12,8 cm Kanone L/61
      前車の搭載砲である12,8 cm Kanone 44 L/55を全面的に向上させた本砲は、Tier10戦車にも通用する高い貫通力と優秀な精度を持ち、かつ3,000近い高いDPMを誇るTier9駆逐戦車屈指の良砲である。
      これまで弱点だった弾速も大幅に改善されており、APCRの貫通力に至っては352mmに達しTier10重戦車の正面装甲も容易に貫通できる。
      継続火力だけ取ってみればあのTortoiseには一歩劣るものの、それに次ぐDPMである。
      総弾数は40発と余裕があり、弾切れや課金弾等の搭載に困ることは少ない。

      仰角は前方側方+45°後方+14°、俯角は前方-2°側方後方-5°となっている。後述の15cm砲に比べて俯角の制限が厳しく仰角の制限が緩いため、手数型の本砲を活かすならば射撃姿勢には常に気を遣いたい。たとえば、稜線を使い俯角と退避性を重視するなら後方を向け、距離を使い射撃の自由度を確保するなら側方を向ける、といったようにである。なお、前方を向けるメリットはあまりない。前方のみに退避できる障害物があるときや、市街地の乱戦で旋回がロスになるときぐらいである。基本は車体を横にして射撃姿勢を取ろう。

      なお同格のJagdtigerもほぼ同じ砲を搭載できるが、互換性は無く、個別に開発が必要。

       
    • 15 cm Pak L/38
      こちらは15 cm Pak L/29.5の上位版であり、通常弾の貫通力と弾速、そして精度が改善している。
      12,8cm砲と比較して単発火力と前方の俯角で優れるが、その他の全ての性能で劣っており、現状ではこちらを選ぶプレイヤーは少数派である。
      とはいえ本車は安全に射撃できる機会が限られるため、こちらの15cm砲でのHEAT運用の方が頼りになる場合もある。

      12,8cm砲よりは緩いが、前方に-4°の俯角制限があるので注意。
      また、後ろを向くにつれて徐々に仰角が取れなくなってゆき、真後ろでは全く仰角が取れなくなってしまう弱点がある。平地ですらマトモに照準できなくなるので覚えておこう。

       
  • 装甲
    相変わらずの紙装甲。砲を守っている板は10mmしかなくHEが易々と貫通してしまう。
    車体に関してもまともな装甲厚があるのは正面の垂直部(80mm)だけで、それ以外の傾斜部や側面は30~20mmしかない。
    本車のHPはそれ程高くないために、Tier10戦車には一撃で致命傷になる攻撃を仕掛けてくる敵も存在する。
    特に発砲すれば発見される可能性が高い。茂みに隠れることもそうだが、発見されたら逃げ込める遮蔽物を周囲に確保しておくことが重要となる。
    このルート共通ではあるが自走砲は相変わらずの天敵である。v0.9.18の自走砲アップデート以降、一撃ではやられにくくなったが、爆発半径と照準速度の向上により損傷回数は増えることとなった。
     
  • 機動性
    機動力は前車より改善され、右から左へと撃って走り回るほどの機動力はないものの、隠蔽率の高さを生かして姿をくらましながら撃って行くことは十分に可能である。エンジンの換装で少しでも性能を向上させておきたい。
    また本車の砲塔旋回速度はかなり遅いため、接近戦の対処は不得手である。履帯の換装は早めに行おう。
    また、本車に搭載可能なエンジンは2つともPz.Sfl. IVcで開発可能だ。
     
  • その他
    肝心の隠蔽は前車のRhm.-Borsig Waffenträgerよりも大幅に低下してしまっている。
    本車の隠蔽も悪くない部類ではあるが、Tier10戦車とのマッチが増えて周りの視界範囲も上がり、M48A5 Pattonのような長視界の戦車とも遭遇する。隠蔽率が異常に高く大胆に敵の懐まで踏み込めた前車と同様に振る舞えば容易く発見され撃破されてしまうことは間違いない。
     
  • 総論
    紙装甲+高火力というこのルートの特徴を順当に受け継いでおり、Rhm.-Borsig Waffenträgerを特に攻撃面で強化した車両といえる。
    反面、装甲は頼りないままで、敵の視認範囲の向上に反して隠蔽率が下がっている為、これまで以上に発見されずに立ち回るという慎重な運用が求められる。単独行動は控えよう。
    隠蔽を過信せず、搭載砲の性能を生かして遠距離からガンガンと連続して撃つスタイルがやはりDPMの高い本車には好ましい。

史実

Waffentrager_Pz_IV_history1.jpg
Waffenträger auf Pz. IVは四号戦車の車体を用いて1944年2月に開発された駆逐戦車である。
 
チェコの技術を取り入れた12.8cm PaK 44を搭載するクルップ・ヴァッフェントレーガー(M's PLUS)という類似計画のほうが好まれたため、開発は中止され、計画案のみに終わってしまった。

詳細

Waffentrager_Pz_IV_history2.jpg
Waffentrager_Pz_IV_history3.jpg
Waffentrager_Pz_IV_history4.jpg

情報提供

愚痴や日記など生産性のない話題外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。

アーカイブ1

※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。


*1 12,8 cm砲搭載時