Tier 9 ドイツ 駆逐戦車 / 略称:WT auf Pz. IV / 日本語表記:ヴァッフェントレーガー4号戦車型
↑ 12,8 cm Kanone L/61
Pz.Kpfw. IVの車体に比べ、砲の長さが多少アンバランス。
↑ 15 cm Pak L/38
防盾の形が12,8 cmとは異なるので見分けは容易。
スペック (v1.10.0)
車体
耐久値 | 1,600 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 80/30/20 |
最高速度(前/後)(km/h) | 38/12 |
重量(初期/最終)(t) | 26.89/25.31 |
実用出力重量比(hp/t) | 15.81 |
主砲旋回速度(°/s) | 18 |
視界範囲(m) | 370 |
本体価格(Cr) | 3,400,000 |
修理費(Cr) | 約15,000 |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 狙撃型駆逐戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
12,8 cm Kanone 44 L/55 | 5.66 | AP APCR HE | 246 311 65 | 490 490 630 | 2,773 | 0.35 | 2.1 | 920 1,150 920 | 45 | 1,070 4,800 935 | 7,795 | -5°/+45° |
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15 cm Pak L/29.5 | 3.53 | AP HEAT HE | 215 334 85 | 750 750 950 | 2,648 | 0.4 | 2.5 | 645 516 645 | 30 | 1,260 6,000 1,120 | 5,625 | -5°/+24° |
12,8 cm Kanone L/61 | 5.17 | AP APCR HE | 276 352 65 | 560 560 700 | 2,895 | 0.33 | 2.1 | 1,200 1,500 1,200 | 40 | 1,260 4,400 1,055 | 8,300 | -5°/+45° |
15 cm Pak L/38 | 3.53 | AP HEAT HE | 246 334 85 | 750 750 950 | 2,648 | 0.38 | 2.5 | 757 606 757 | 30 | 1,260 6,000 1,120 | 6,100 | -5°/+24° |
※12,8 cm砲は正面左右50°まで俯角-2°、左右120°以降仰角14°
※15 cm砲は正面左右10°まで俯角-4°仰角24°、以降徐々に変化して左右40°から俯角-5°仰角15°、左右105°から仰角が減りはじめ135°以降仰角0°
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Maybach HL 90 | 360 | 20 | 550 |
---|---|---|---|
Maybach HL 100 | 400 | 20 | 550 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Waffenträger auf PZ. IV für 12.8 cm | 27.0 | 32 | 12,000 |
---|---|---|---|
Waffenträger auf PZ. IV für 15 cm | 30.0 | 36 | 12,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Fu.Spr.Ger. "f" | 400 | 40 |
---|---|---|
FuG 8 | 550 | 50 |
Fu.Spr.Ger. "a" | 700 | 150 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader | 6 | Loader |
---|
拡張パーツ
× | Class1 | × | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
× | × | Class1 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時*1 | |
---|---|---|
静止時 | 15.68% | 2.4% |
移動時 | 9.41% | 1.44% |
派生車両
派生元 | Rhm.-Borsig Waffenträger(TD/163,500) |
---|---|
派生先 | Grille 15(TD/205,000) |
開発ツリー
12,8 cm Kanone 44 L/55 (初期/310,000) | ┳ ┃ | 15 cm Pak L/29.5 (63,500/330,000) | ━ | 15 cm Pak L/38 (64,800/340,000) |
┃ ┗ | 12,8 cm Kanone L/61 (64,800/339,000) | ━ | Grille 15 (205,000/6,100,000) | |
Fu.Spr.Ger. "f" (初期/10,000) | ━ | FuG 8 (4,040/24,240) | ━ | Fu.Spr.Ger. "a" (4,500/27,000) |
Maybach HL 90 (初期/16,400) | ━ | Maybach HL 100 (1,500/17,700) | ||
Waffenträger auf PZ. IV für 12.8 cm (初期/30,000) | ━ | Waffenträger auf PZ. IV für 15 cm (22,500/61,000) |
車両に関する変更履歴
v0.8.9 | 新規実装 |
v0.9.2 | 12.8cm Kanone L/61の装填時間を10.9秒から11.6秒に変更 12.8cm Kanone 44 L/55の装填時間を10秒から10.6秒に変更 15cm Pak L/29.5及び15cm Pak L/38の装填時間を16秒から17秒に変更 |
v0.9.3 | トランスミッションが砲撃を受けた際に火災が発生しなくなるよう修正 |
v0.9.6 | 視認範囲を410mから370mに変更 |
v0.9.15.1 | 車輌モデルをHD化 |
v0.9.17.1 | Gun 15 cm Pak L/38の通常弾の貫通力を235mmから246mmに変更 |
解説
- 概要
v0.8.9で追加されたTier9ドイツ駆逐戦車。
Pz.Kpfw. IVの車体を流用した武装運搬車の計画案である。
前身のRhm.-Borsig Waffenträgerの砲火力を順当に強化した車両であり、引き続き全周砲塔を備え、火力は強化されたが装甲はやはり無きに等しい。
- 火力
砲塔は全周回るものの、仰俯角の制限が厳しいので射撃時の体勢には注意。基本的に横向きであれば制限が掛かることはない。
砲火力はRhm.-Borsig Waffenträgerから引き継ぐ2門の主砲の他に、その上位版とも言える12,8 cm Kanone L/61と15 cm Pak L/38の2門が追加された。
どちらの砲も開発には高いEXPが必要になるが、後者の15 cm Pak L/38は性能的には15 cm Pak L/29.5と比べて若干精度と貫通力が上がっただけで大した違いがない為、本車のエリート化や使用予定がなければ飛ばしてしまってもよい。- 12,8 cm Kanone L/61
前車の搭載砲である12,8 cm Kanone 44 L/55を全面的に向上させた本砲は、Tier10戦車にも通用する高い貫通力と優秀な精度を持ち、かつ3,000近い高いDPMを誇るTier9駆逐戦車屈指の良砲である。
これまで弱点だった弾速も大幅に改善されており、APCRの貫通力に至っては352mmに達しTier10重戦車の正面装甲も容易に貫通できる。
継続火力だけ取ってみればあのTortoiseには一歩劣るものの、それに次ぐDPMである。
総弾数は40発と余裕があり、弾切れや課金弾等の搭載に困ることは少ない。仰角は前方側方+45°後方+14°、俯角は前方-2°側方後方-5°となっている。後述の15cm砲に比べて俯角の制限が厳しく仰角の制限が緩いため、手数型の本砲を活かすならば射撃姿勢には常に気を遣いたい。たとえば、稜線を使い俯角と退避性を重視するなら後方を向け、距離を使い射撃の自由度を確保するなら側方を向ける、といったようにである。なお、前方を向けるメリットはあまりない。前方のみに退避できる障害物があるときや、市街地の乱戦で旋回がロスになるときぐらいである。基本は車体を横にして射撃姿勢を取ろう。
なお同格のJagdtigerもほぼ同じ砲を搭載できるが、互換性は無く、個別に開発が必要。
- 15 cm Pak L/38
こちらは15 cm Pak L/29.5の上位版であり、通常弾の貫通力と弾速、そして精度が改善している。
12,8cm砲と比較して単発火力と前方の俯角で優れるが、その他の全ての性能で劣っており、現状ではこちらを選ぶプレイヤーは少数派である。
とはいえ本車は安全に射撃できる機会が限られるため、こちらの15cm砲でのHEAT運用の方が頼りになる場合もある。12,8cm砲よりは緩いが、前方に-4°の俯角制限があるので注意。
また、後ろを向くにつれて徐々に仰角が取れなくなってゆき、真後ろでは全く仰角が取れなくなってしまう弱点がある。平地ですらマトモに照準できなくなるので覚えておこう。
- 12,8 cm Kanone L/61
- 装甲
相変わらずの紙装甲。砲を守っている板は10mmしかなくHEが易々と貫通してしまう。
車体に関してもまともな装甲厚があるのは正面の垂直部(80mm)だけで、それ以外の傾斜部や側面は30~20mmしかない。
本車のHPはそれ程高くないために、Tier10戦車には一撃で致命傷になる攻撃を仕掛けてくる敵も存在する。
特に発砲すれば発見される可能性が高い。茂みに隠れることもそうだが、発見されたら逃げ込める遮蔽物を周囲に確保しておくことが重要となる。
このルート共通ではあるが自走砲は相変わらずの天敵である。v0.9.18の自走砲アップデート以降、一撃ではやられにくくなったが、爆発半径と照準速度の向上により損傷回数は増えることとなった。
- 機動性
機動力は前車より改善され、右から左へと撃って走り回るほどの機動力はないものの、隠蔽率の高さを生かして姿をくらましながら撃って行くことは十分に可能である。エンジンの換装で少しでも性能を向上させておきたい。
また本車の砲塔旋回速度はかなり遅いため、接近戦の対処は不得手である。履帯の換装は早めに行おう。
また、本車に搭載可能なエンジンは2つともPz.Sfl. IVcで開発可能だ。
- その他
肝心の隠蔽は前車のRhm.-Borsig Waffenträgerよりも大幅に低下してしまっている。
本車の隠蔽も悪くない部類ではあるが、Tier10戦車とのマッチが増えて周りの視界範囲も上がり、M48A5 Pattonのような長視界の戦車とも遭遇する。隠蔽率が異常に高く大胆に敵の懐まで踏み込めた前車と同様に振る舞えば容易く発見され撃破されてしまうことは間違いない。
- 総論
紙装甲+高火力というこのルートの特徴を順当に受け継いでおり、Rhm.-Borsig Waffenträgerを特に攻撃面で強化した車両といえる。
反面、装甲は頼りないままで、敵の視認範囲の向上に反して隠蔽率が下がっている為、これまで以上に発見されずに立ち回るという慎重な運用が求められる。単独行動は控えよう。
隠蔽を過信せず、搭載砲の性能を生かして遠距離からガンガンと連続して撃つスタイルがやはりDPMの高い本車には好ましい。
史実
Waffenträger auf Pz. IVは四号戦車の車体を用いて1944年2月に開発された駆逐戦車である。
チェコの技術を取り入れた12.8cm PaK 44を搭載するクルップ・ヴァッフェントレーガー(M's PLUS)という類似計画のほうが好まれたため、開発は中止され、計画案のみに終わってしまった。
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