A-43

Last-modified: 2024-04-27 (土) 23:05:57

Tier6 ソ連 中戦車 / 読み方 アー・ソーラク・トゥリー

A-43_01-min.PNG
↑ A-43 + 76 mm F-34
前半分はT-34に似ているが、大きく傾斜した車体後部のおかげで独特のシルエットになっている。

A-43_02-min.PNG
↑ A-44 + 57 mm ZiS-4

HD化以前

A432.jpg

A431.jpg

A43b.jpgA43f.jpg
↑ななめ右後ろから                       ↑正面から
車体後部はすっきりしているが、正面にはT-34らしさが残っている。砲塔はつぶれた饅頭のような形になっており、後部に機関銃が装備され、ターレットリングはT-34のように剥き出していない。

スペック(v1.13.0)

耐久値780⇒820
車体装甲厚(mm)60/45/40
最高速度(前/後)(km/h)55/20
重量(初期/最終)(t)27.00/27.76
実用出力重量比(hp/t)23.06
本体価格(Cr)925,000
修理費(Cr)
超信地旋回不可
ロール万能型中戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
76 mm F-3416.67
⇒18.18
AP
APCR
HE
86
102
38
110
110
156
1,833
⇒2,000
0.462.3
⇒1.9
640
800
640
12056
2,400
56
1,155-5°/+25°
57 mm ZiS-426.09AP
APCR
HE
112
189
29
85
85
95
2,2170.342.3
⇒1.9
990
1,238
990
15056
2,800
28
740
76 mm S-5416.67
⇒18.18
AP
APCR
HE
125
156
39
115
110
165
1,917
⇒2,091
0.412.3
⇒1.9
816
1,020
816
12080
2,400
48
1,390
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
A-4360/45/45483503,750
A-4475/75/75483604,250
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
V-2-3450015750
V-564015750
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
A-43 variant A27.00429,000
A-43 variant B30.00449,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
9R32580
9RM525100
 

乗員

1Commander2Gunner3Driver4Radio Operator5Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class2装填棒Class2砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class2改良型照準器Class2追加グローサーClass2
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class2改良型装甲材Class2内張り装甲Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時15.85%⇒12.14%3.23%
移動時11.91%⇒9.13%2.43%
 

派生車両

派生元T-34(MT/29,660)
派生先A-44(MT/56,200)
 

開発ツリー

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76 mm F-34
(初期/30,550)

57 mm ZiS-4
(2,200/41,480)
A-43
(初期/9,500)

76 mm S-54
(4,300/40,130)
A-44
(4,450/14,500)
A-44
(56,200/1,380,000)
9R
(初期/1,980)
9RM
(4,040/24,240)
V-2-34
(初期/27,860)
V-5
(5,500/27,860)
A-43 variant A
(初期/8,300)
A-43 variant B
(5,050/14,100)
 

車両に関する変更履歴

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v0.8.8新規実装
v0.8.9外見上の問題を修正
v0.9.16車輌モデルをHD化
v0.9.18技術ツリー変更に伴い、KV-13の開発ルート追加
v1.9.057 mm ZiS-4の総弾数を100発から150発に変更
76 mm F-34の総弾数を100発から120発に変更
76 mm S-54の総弾数を100発から120発に変更
修理費用を11%ダウン
収益性を2%ダウン
A-43砲塔時のHPを660から780に変更
A-44砲塔を時のHPを730から820に変更
派生先車輌を変更
v1.13.0エンジンV-5の出力を600馬力から640馬力に変更

解説(v1.10.0)

  • 概要
    v0.8.8で追加されたTier6のソ連中戦車
    大戦初期、ハリコフの第183工場で設計されたT-34の後継車輌の計画案である。
    劣悪な貫通と最高級のDPMという歪な性能バランスの快速戦車である。
     
  • 火力
    砲はT-34から引継ぎのものしかなく、乗り出しが楽な反面、貫通力不足が目立つ。
    また俯角は-5°に悪化するため、斜面の利用や射撃位置への影響が大きい。
    一方で後期砲塔への換装で足枷になっていた照準時間が改善し、76mm砲は発射速度も向上する。また、車長が兼務から解放された事で、新たな砲手さえ育てば優れた照準性能を得られ、スペックから受ける印象より遥かに扱いやすくなる。
    また、照準拡散が非常に小さく、特に砲塔旋回時の拡散が同Tier軽戦車を含めてもトップタイ*1、砲塔旋回速度も同格トップタイであり、後述の機動性と合わせて機動戦がやりやすくなっている。
    • 57 mm ZiS-4
      照準性能の向上でより扱いやすくなった57mm砲。
      ピーキーな発射速度も健在で、連射できる状況であれば凄まじい火力を発揮できる。
      一方で通常弾の貫通112mmはもはや同格中戦車にすら通用しにくく、ミドル以上の戦場では金弾のAPCRに頼りっぱなしになってしまう。
      格上戦車はHPの増加が著しい事もあり、手数型であるが故にその出費は文字通り莫大となる。できれば相手に合わせて弾種を切り替え、APCRはここぞという場面で一気に注ぎ込みたい。発射速度の早さから切り替えの隙が少なく済むので、面倒を惜しまなければ収支への影響も緩和できるだろう。
       
    • 76 mm S-54
      T-34では今一つだった本砲も、発射速度と照準時間の劇的な改善で十分選択肢に入る。
      精度こそ凡庸だが、こちらもDPMが2,000を超え、装填棒があれば装填を3秒以下に短縮可能。
      難点はやはり貫通力不足で、こちらはZiS-4と違いAPCRでさえ平均貫通力は156mm止まりと同格軽戦車に劣るのが如何ともし難い。
      とはいえZiS-4の金弾よりは単価でも火力換算でも安価であり、通常弾の貫通力もこちらが上回る事を加味すれば、収支面ではこちらが上と言える。
      なお、APCRがAPに比べわずかに単発火力が低いという珍しい特性を持つ。
       
  • 装甲
    車体は非常に脆い。
    傾斜装甲を採用しているとはいえ前面は所詮60mmであり、同格の主砲なら基本的に貫通される。
    側面には砲塔周辺に膨らみがあり、車体を傾けた時に敵に対して傾斜が緩くなってしまうため、こちらも全くあてにならない。
    砲塔に関しては、防盾や所々に強い傾斜がある影響かまぐれ当たりで弾ける箇所が所々存在する。
    とはいえ、俯角があまり取れない事もあり、地形の起伏を利用した防御力にはやはり期待できない。
     
    本車の最大の難点はモジュールが頻繁に損傷する点にある。
    エンジンや弾薬庫の耐久度が低い事も勿論だが*2、厄介なのがモジュール位置で、適当な箇所に被弾しただけで容易く煙を吹いてしまう。格下の砲弾ですら被弾→損傷→修理しても次の被弾で即損傷…といったサイクルが珍しくないほど。
    本当にうんざりするほど損傷するため、拡張パーツの改良型モジュール構造の搭載は真っ先に考慮すべきである。
     
  • 機動性
    火力と装甲に劣る分、機動性は全体的に優秀である。
    比較的軽量な車体に十分な出力のエンジンを搭載しており、Cromwellに匹敵する高い機動性を持つ。
    スペック上の最高速度自体はそれほどでもないが、下り坂であれば限界(55km/h)を超えて60km/h程度出る事も。
    履帯旋回速度も軽戦車を凌駕する値であり、様々な状況で快適に動かせるだろう。
    本車は必然的に主砲の貫通力の低さを機動力でカバーする事になるため、積極的に味方を支援し連携を図っていきたい。
     
  • その他
    • 偵察性能
      視認範囲は後期砲塔で360mあり、ソ連戦車にしては良くも悪くもない値。
      隠蔽性能は逆に砲塔換装で大幅に悪化するが、それでも平均やや下といった程度は保持している。
      中戦車の範疇での偵察は可能だが、本職には到底敵う性能ではない事には注意して欲しい。
       
    • 開発
      最終エンジンのV-5はKV-2T-150と共通で、開発先のA-44の最終砲ZiS-6もそれらの車両で開発可能なので事前に開発しておくと楽ができる。
      初期装備の重量=初期履帯の積載上限なので、20kg増の無線機(9RM)や大多数の拡張パーツを搭載できない。主砲を初期砲の76 mm F-34から(T-34等で開発済みの)57 mm ZiS-4にすれば415kg軽減できるが、できればフリー経験値で後期砲塔と改良履帯の開発を済ませておきたいところ。
       
    • アイテム・拡張パーツ
      先に述べた通り本車はモジュール耐久度が低いので、特に改良型モジュール構造の搭載は一度は検討すべきである(搭乗員スキルの弾薬庫保護だけでは増加量が少なく安心はできない)。
      他には、定番として視界の低さを補うレンズ皮膜や換気扇が挙げられるが、T-34と異なり照準時間や拡散が抑えられているため、57mm砲装備時でも装填棒を選ぶ価値は十分ある。
       
      アイテム枠に関しては、モジュールの連続損傷対策に修理キットの大小両方を積む選択肢がある。また、通常は拡張パーツの改良型モジュール構造を装備すべきだが、どうしても枠を他に割きたい場合、大小両方の修理キットで凌げなくはない(それでも安心はできないが)。
      レンドリースオイルによる出力向上もそこそこで、機動力重視なら一考の余地あり。
       
  • 総論
    当車は高い機動性・射撃速度と低い貫通力から、中戦車の基本とも言える、耐えて機を待っての側背面攻撃を同格中戦車以上に一層強く求められるだろう。
    火力支援時の軽戦車に近い役回りから、かつての軽戦車時代の経験がここで問われる事になる。
    文字通り機動力を生かした味方との連携を念頭に置いて運用し、堅実な支援でチームの勝利の礎を築いて欲しい。

史実

p76-1l.jpg

第183工場においてA-43という認識名で1941年に開発された本車両は、T-34中戦車の後継案として計画されていた。
このA-43は、トーションバーサスペンション、B-5エンジン、新型トランスミッション、車長用キューポラ、60㎜に強化された前面装甲を採用する案であった。

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  • スピードがあると何が助かるかって崩壊した戦線から素早く離脱して別ルートの味方と合流、立て直しって流れがスムーズにできるからT34よりも勝率と生存率が上がって嬉しい。あとNDKがしやすいってのも非常にグーね、グー。 -- 2014-05-08 (木) 23:33:49
    • スピードもいいが装填速度がすごい。 76ミリ砲を2秒台のリロードで連射とかまさに無限オートローダー。 多少貫通低いが、リロード必要ない分AMX12tの主砲なんかよりもかなりいい。 精度は・・・・どうにかならないかな -- 2014-05-11 (日) 19:57:20
  • 精度はどうにもならないだろうな・・・・w(どうせ回り込んでNDKするなら支障はないけど、敵軽戦車を狙い撃ちするときに・・・ね・・^^)と私は思う。 -- 2014-05-15 (木) 17:58:51
  • 機動力は十二分にあるがTier6という初心者が入れ交じる魔境では味方との連携が取りづらい。逆にTier8マッチだとこの性能を活かせる事が多い(個人的に) -- 2014-05-20 (火) 20:11:58
  • 砲はZiS-4一択だと個人的に思う。精度が他より良いし、軽いから機動力も微増。さらに金弾貫通が190mm弱で格上すら正面から貫通し得るしDPMも高い。ほんの若干の単発火力&貫通と引き換えに全てが手に入る砲。 -- 2014-05-27 (火) 23:33:58
  • 将来的にオブイェークト416に繋がる事も加味してこの戦車の頃からカモフラージュスキルを取得しておく事をオススメ。もちろん修理スキルが無い分モジュール損傷時に辛いけど食らわないように心掛ければ割かし気にならない。 -- 2014-06-09 (月) 19:43:55
  • この戦車って人気あるの? 全然Mバッチ取れない -- 2014-06-14 (土) 16:36:44
    • 機動力ある車両は上手い人が使うととんでもないスコア出すから。しかも、人気がなくて強車両好きのnoob層が避けるから更にハードルが高い。 -- 2014-06-16 (月) 23:31:38
      • そうだったのか・・・ やりがいがあるね。 -- 2014-06-18 (水) 09:57:33
  • ほかの戦車は勝率5割前後のnoobだが、こいつだけ70戦して7割越える勝率。初心者にオススメできるなにかがある気がする。 -- 2014-06-16 (月) 20:47:39
    • 機動戦が得意なんじゃない? -- 2014-06-17 (火) 07:12:36
    • 俺も恐ろしく使い易くてビックリした。コイツの魅力は高速性で敵の側背面を狙い、更に終盤の偵察やCAPも出来る事にある。しかし、一輌では耐弾性と火力が残念過ぎるから、必ず地の利や草むら・HP・敵との相互的性能差を確認して行動を決める事が凄く大事。でも、これほどの車体性能なら最終砲が85mmでない事も頷けるな・・・積めたらソ連版ヘルキャットだわこれ -- 2014-06-22 (日) 23:07:14
  • 搭乗員スキルは何がいいと思いますか? -- 2014-06-18 (水) 11:13:59
    • 何度でもリセット出来ますので気に入るまでお試しください(運営 -- 2014-06-20 (金) 20:47:22
      • 運営の罠にハマっていろいろ試したが、基本はカモフラだな。機動戦以外に、隠れて行動する局面が割と多い。 -- 2014-06-22 (日) 12:51:46
    • 装填手を弾薬庫保護にするかカモフラ取るかよな。湿式弾薬庫積むんだったらカモフラでもいいかも -- 2014-06-22 (日) 00:17:48
  • 弾薬庫がヤバイくらい脆いなコレ -- 2014-07-07 (月) 13:37:37
  • 6拠で無双したい時に使うTier6最強って程度の認識だったけど1.13でバフされてたんだね  なんで????? -- 2021-09-16 (木) 17:00:03
    • 1.13で榴弾の仕様が変わって、榴弾メインのKV-2の機動性がバフされたんだけど、たまたま一緒のエンジン積んでたからこいつもついでにバフされた -- 2021-09-16 (木) 17:48:13
    • 6拠でそんな使える?モジュールが貧弱すぎて撃ち合いに耐えられると思えないが。あと資源に加えてクレジットも稼ぎたいなら課金の方がいいと思うけど -- 2021-09-17 (金) 23:23:54
      • DPM最強だしクロムのようにガバくないから結構使われてる印象。 -- 2021-09-18 (土) 02:53:19

*1 軽戦車は基本的に照準拡散が小さい
*2 モジュール耐久値自体はT-34から微増している。