AMX 13 F3 AM

Last-modified: 2023-12-17 (日) 14:12:42

Tier 6 フランス 自走砲 / 略称:AMX 13 F3

AMX_13_F3_0-min.PNG
↑ Obusier de 155 mm C mle. 1917
初期状態。砲身があまりに短く、「砲の取り付け位置もっと前でいいんじゃないの?設計ミスなの?」といった疑念すら浮かんでしまう。

 

AMX_13_F3_1-min.PNG
↑ Canon de 155 mm de 33 calibres
最終状態。F3自走砲の史実装備。
長砲身化した事でバランスのとれた外観になった。

HD化以前

AMX 13 F3_0-min.PNG

 

AMX 13 F3_1-min.PNG

スペック(v1.13.0)

車体

耐久値300
車体装甲厚(mm)40/20/15
最高速度(前/後)(km/h)60/14
重量(初期/最終)(t)15.05/16.48
実用出力重量比(hp/t)16.99
主砲旋回速度(°/s)14
視界範囲(m)270
本体価格(Cr)935,000
修理費(Cr)約1,700
ロール自走砲
 

主砲

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力爆発範囲(m)スタン時間(s)精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
Obusier de 155 mm C mle. 19172.14HE
HE
HEAT
38
48
182
500
600
380
6.7
4
-
6.3~10.5
×
×
0.746385
412
462
25505
605
580
1,2200°/+45°
Canon de 155 mm de 33 calibres1.88HE
HE
HEAT
39
49
194
630
770
420
7.6
4
-
11~22
×
×
0.76470
503
564
251,000
1,140
1,090
2,675
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
SOFAM 8 Gxb25020400
Baudouin 6F 11 SRY28015400
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
AMX 13 F3 AM16.5273,800
AMX 13 F3 AM bis18.5303,800
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
SCR 508400100
SCR 528F75080
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader5Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置×装填棒Class2砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class2改良型照準器×追加グローサー×
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class2改良型装甲材×内張り装甲Light
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時17.78%2.40%
移動時8.89%1.20%
 

派生車両

派生元AMX 13 105 AM mle. 50(SPG/31,900)
派生先Lorraine 155 mle. 50(SPG/60,750)
 

射界

射界左15°/右20°
 

開発ツリー

クリックで表示
Obusier de 155 mm C mle. 1917
(初期/44,920)
Canon de 155 mm de 33 calibres
(6,600/65,000)
Lorraine 155 mle. 50
(60,750/1,420,000)
SCR 508
(初期/21,600)
SCR 528F
(9,000/54,000)
SOFAM 8 Gxb
(初期/16,000)
Baudouin 6F 11 SRY
(8,000/27,000)
AMX 13 F3 AM
(初期/4,300)
AMX 13 F3 AM bis
(2,180/8,300)
 

車両に関する変更履歴

クリックで表示
v0.7.4.1新規実装
v0.7.5Obusier de 155 mm mle.1917の装填時間+1.2秒
車体旋回による精度低下+25%
v0.8.0車体の移動、旋回による精度低下を初期、上位履帯ともに+5%
Canon de 155mm de 33 calibersの照準時間+0.2秒
v0.8.1追加塗装の表示を修正
v0.8.2装甲に関する小さなエラーを修正
v0.8.3初期履帯の対地形性能変更:硬-9%、普+11%、軟+14%
後退速度上限15km/h→14km/h
視界範囲390m→370m
上位砲の装填時間22秒→22.8秒
砲弾M 107を削除(DEPOTに戻されます)
耐久力300→240
v0.8.6Tier5から6に引き上げ
AMX 12 tからの開発ルート追加
v0.9.7視界を360m→310mに変更
v0.9.18全ての主砲のHEAT弾を削除
AMX 13 F3 AMサスペンションの移動時・車体旋回時の拡散を25%減少
AMX 13 F3 AM bisサスペンションの移動時・車体旋回時の拡散を25%減少
Obusier de 155mm C mle.1917の精度を0.82から0.74に変更
Canon de 155mm de 33 calibresの精度を0.78から0.7に変更
Obusier de 155mm C mle.1917の砲旋回時の拡散を22%減少
Canon de 155mm de 33 calibresの砲旋回時の拡散を20%減少
Obusier de 155mm C mle.1917の装填時間を24.4秒から28秒に変更
Canon de 155mm de 33 calibresの装填時間を30.6秒から31.9秒に変更
Obusier de 155mm C mle.1917の照準時間を7秒から6秒に変更
Canon de 155mm de 33 calibresの照準時間を7秒から6秒に変更
Obusier de 155mm C mle.1917の通常弾の貫通を77mmから38mmに変更
Canon de 155mm de 33 calibresの通常弾の貫通を90mmから39mmに変更
Obusier de 155mm C mle.1917の通常弾のダメージを720から550に変更
Canon de 155mm de 33 calibresの通常弾のダメージを950から700に変更
Obusier de 155mm C mle.1917にスタン効果を追加
Canon de 155mm de 33 calibresにスタン効果を追加
視認範囲を310mから270mに変更
v0.9.19.1車輌モデルをHD化
主砲射界を5°/30°から15°/20°に変更
v1.5.0Obusier de 155 mm C mle. 1917の最小スタン時間を6.83秒から6.3秒に変更
Canon de 155 mm de 33 calibresの最小スタン時間を12.1秒から11秒に変更
v1.9.0修理費用を10%ダウン
収益性を2%ダウン
HPを270から300に変更
派生元車輌を変更
v1.13.0Canon de 155 mm de 33 calibresに代替砲弾(HE)、戦術砲弾(HEAT)を追加
Canon de 155 mm de 33 calibresの標準砲弾(HE)のダメージ値を550HPから500HPに変更
Canon de 155 mm de 33 calibresの標準砲弾(HE)の爆発範囲を7mから6.7mに変更(記載なし)
Canon de 155 mm de 33 calibresに代替砲弾(HE)、戦術砲弾(HEAT)を追加
Canon de 155 mm de 33 calibresの標準砲弾(HE)のダメージ値を700HPから630HPに変更
Canon de 155 mm de 33 calibresの標準砲弾(HE)の爆発範囲を8mから7.6mに変更(記載なし)

解説

  • 概要
    v0.7.4.1で追加されたTier6のフランス自走砲
    1950年代後半、AMX-13をベースに開発・量産された155mm自走榴弾砲である。
     
    AMX 13譲りの優秀な足回りや隠蔽と、フランスとしては高火力の主砲を搭載できる自走砲。
     
  • 火力
    105mm砲から155mm砲へと搭載砲が変わり、Tier相応の攻撃力を持つに至った。
    この車両は一概に後期砲の方が強いとも言えず、初期砲でも十分戦えるので乗り出しは比較的楽な部類である。
    以前は極端に右に偏った射界を有していたが、v0.9.19.1アップデートにより主砲の射界が左に10°曲げられ、さほど使いづらくはなくなった。
    なお、俯角-0°なのでちょっとした段差や坂でも弾道が敵の頭上を通り越してしまい、狙えなくなる事が少なくない。特に、中近距離の砲撃や直射をする際は自分の足元の地形に気を使おう。これからのフランスの自走砲はすべて俯角が-0°なのでこの車両でなれてしまいたい。
    • Obusier de 155 mm C mle. 1917
      初期砲。
      前身のAMX 13 105から装填速度が低下した代わりに若干威力が向上し、スタン性能が追加される。
      弾道は高弾道と低弾道の中間程度であり、後期砲に比べると射撃機会を得やすいのが利点。
      足の速さを利用して距離を調節する事で、マップの様々な場所に曲射砲撃を行える。
      ただし威力に対して装填速度が遅め。
      また、こちらにのみ防盾があるせいで、些細な差ではあるが最終砲と比べて被弾面積が広がるのもネックの一つ。
       
    • Canon de 155 mm de 33 calibres
      後期砲。
      弾速が速く、かなりの低弾道を描く。低弾道砲は着弾までが早く移動目標などには狙いを付けやすいが、これまでに比べると攻撃を通せる箇所が一気に少なくなり射点確保に苦労することになる。
      標的付近の地形と自車との高低差にかなり影響を受けるので、敵に命中させられるタイミングと射撃地点を掴めるようにしていこう。
      また、非常に低い車高から射撃を行う為、建物の陰や窪地を利用して安全を確保する一般的な自走砲としての撃ち方では、目の前のちょっとした稜線や障害物で射線が遮られる事も多い。
      初期砲よりも更に発射速度は低下したが、同格SPGトップの威力に加えて精度も向上しており、安定したダメージを出しやすくなっている。
      ただ、低弾道故に天板に当たり難く装甲の厚い面に当たりやすいため、重装甲車両へのダメージは意外に伸びない事も多い。
      また重量が重くこれだけで全体重量が1割ほども増えるため、機動性はやや悪化する。
       
  • 装甲・隠蔽
    装甲は皆無と言って差し支えないが、そもそも被弾を前提としない自走砲なので全く問題ない。履帯上の張り出し部分には当たり判定はなく、最終砲であれば余計な防楯なども存在しない(砲尾には主装甲判定があるが)ため、投影面積は見た目以上に小さい。
    ちなみに車体後方に車両自身への当たり判定は無いものの、装填手への当たり判定のみ存在する箇所がある模様。
    ここに被弾すると車両HPは減らないのに装填手のみが負傷することがある。なんと装填手は車内に乗れず、車体後部にしがみついているという驚愕の乗員配置である。
     
    静止時隠蔽率はAMX 13 75と同等と極めて高い。
    この高い隠蔽率を活かして敵からさほど遠くないポジションを確保してしまおう。ただし、発砲時や移動時には隠蔽率が大幅に低下するので、途端に見つかりやすくなる。
     
  • 機動性
    FV304のような驚異的な値ではないものの、自走砲としては高い機動力を有する。
    ベースとなったAMX 13 75譲りの高い走行性能を持ち、長距離移動の際は平地を40~50km/h程度で疾走する事が出来る。
    これにより開始地点から遠いポイントにも素早く展開が可能であり、劣勢になった場合の逃走にも非常に役立つ。
    中盤~終盤での大胆な陣地転換のみならず、場合によっては足と隠蔽性を活かして本来有り得ないようなポジションに駆け込む事も可能であり、トリッキーな戦闘が可能となっている。
    また、車体の軽さと足の速さからスリップターンもよく曲がる。さすがに軽戦車のようなUターンまでは無理だが、速度に乗っていれば一気に約90°回転する事が可能。
    ただし、停車状態からの加速力及び旋回速度はベース車両と比べるとかなり遅いので、咄嗟の対応のしづらさはやはり自走砲のそれである。
     
  • 開発
    エンジンと無線機はAMX 13 105 AM mle. 50から引き継ぐことが出来る。
    前身から引き続き初期履帯の重量に余裕があり、改良履帯が無くても後期砲をギリギリ積むことが出来る。
    しかし拡張パーツを積む余裕は無くなるため、後期砲と拡張パーツを両立したいのなら履帯の開発が必要になる。
     
  • 総論
    前身に比べ火力・スタンが付与された分、ある程度特性に慣れてくれば扱いやすく感じられる部類の自走砲である。
    ただ、後期砲は弾道の低さという欠点を抱えているので、地形の把握や本車ならではの射撃地点の模索は必須であり、敵から離れすぎない適度な距離の高台を確保する等、自走砲の定番位置にこだわらない射撃で活躍していきたい。
    欠点をカバーしつつ、高めな隠蔽と良好な機動性、砲の威力、弾着時間の短さといった長所を活かせるように、臨機応変な立ち回りと柔軟な思考で勝利に貢献していこう。
     

史実

格納

Canon de 155 mm Mle F3 Automoteur (F3型自走155mm砲)はAMX13軽戦車をベースとした155mm自走砲である。
アメリカ製のM41 HMC自走砲を置き換えるために1950年代の早期から開発が始まり、1962年に配備が開始された。

 

AMX13ゆずりの車体サイズの小ささが特徴で、155mm自走砲としては最も小型の部類に入る。そのために製造コストが比較的安く、第三国向けの輸出も盛んに行われた。
車内には8名のクルーのうち2名(車長・操縦手)の搭乗スペースしか用意されておらず、残り6名は車体上部に掴まるか随伴車両に搭乗して移動する必要があった。このため、フランス軍は6名の兵員と25発の砲弾を運べるAMX-VCA装甲輸送車(AMX-13をベースにしたAPCであるAMX-VCIの派生型)を用意している。乗員の大半が完全に無防備である(従ってNBC戦に対応できない)点は本車の欠点として認識されており、後継車両では密閉式旋回砲塔が採用された。
射撃時の反動を抑えるため、車体後部左右にある"鋤"を地面に食い込ませて固定する仕組みになっている(この構造はM41に類似している)。

 

フランス軍は1970年代後半に本車の後継車両としてAu-F1 GCT 155mm自走砲を採用したが、F3自走砲の一部は現在も現役車両として使われ続けており、またモロッコなどの輸入国においても現役である。
輸出用F3の最終号機が完成したのは1997年のことであった。

 

なお、ゲーム内では "AMX 13 F3 AM" という名称で呼ばれているが、制式名称は "Canon de 155 mm Mle F3 Automoteur" で "AMX 13" は付かない。

情報提供

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マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。

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