E-50

画像

E-50-Turm Ausf.A ＋ 7.5cm KwK42 L/70

E-50-Turm Ausf.F ＋ 8.8cm KwK46 L/100
車体と同程度の長さをもつ超長身砲

E-50-Turm Ausf.F ＋ 10.5cm Kwk45 L/52 Ausf.B
E-75とそっくりな形状である

スペック(v0.7.3)

車体

武装

砲塔

エンジン

履帯

無線

クルー

拡張パーツ

	Mk1		Class2		×		○		Medium Tank
	Medium		Class1		×		Belleville Washers

隠蔽率

派生車両

解説

Ver.0.6.6で追加されたTier9のドイツ中戦車。

Panther以降のドイツ中戦車の集大成と言える車両。
Tier8重戦車にも遜色ない攻防力を備えている。

攻撃面では、用意されている砲の5種中4種が70口径長以上の長砲身砲なのが特徴的。
但し、2種類の7.5cm砲は何れも性能がTierに見合わない為、運用する機会は無い。
8.8cm KwK43 L/71は初期の運用で活躍してくれるだろう。
他に、専用砲として8.8cm KwK46 L/100と10.5cm KwK45 L/52 Ausf.Bの2種類が用意されている。
車体全長の2倍近い冗談の様な長砲身を持つ8.8cm kwk46 L/100は、
優秀な射撃レートに加え中戦車随一の精度と高めの貫通力を誇る。
口径が8.8cm故に単発威力は控えめなものの、送り込まれる戦場に対して力不足という事はない。
初期砲塔で搭載が可能な為、先に開発すると早期に攻撃力を高める事が出来る。
因みに接近戦で不利になりそうな超長砲身も、砲弾の判定は砲身の根元から発生するので問題ない。
10.5cm KwK45 L/52 Ausf.Bは、口径長こそさほど長くは無く、Tier8ドイツ重戦車の物と同じだが、
貫通力は10.5cm KwK46 L/68とほぼ同等で、射撃レート、精度、照準速度ではそれを上回る高性能。
ドイツ得意の長距離狙撃も難なくこなせ、単発火力が求められるシーンでも頼りになってくれる。

防御面は前身のPantherIIより大きく強化されている。
車体前面は120mmに増加した上、Panther系より傾斜角度が大きく高い防御力を誇る。
砲塔も換装後は前面185mmと重戦車並の厚さを持ち、傾斜を含めるとTigerIIをも上回る。
HPも初期砲塔で1650、換装後は1800と高水準で、多少の被弾には耐えられる。
しかしながら、例によって側背面は車体砲塔とも80mmと薄く、傾斜も浅い為に弱点となっている。
尚、車高はPantherIIとほぼ同じだが、全幅が増えた分車体サイズが大型化している。
それ程大きな差ではないが、隠蔽率の低さも相俟って多少被弾し易くなっている点には注意したい。
また、機動力と車体サイズ的にE-75程ではないが車体正面下部も弱点となっている。

足回りは、PantherIIのエンジンを流用可能になっている為、予め開発しておく事を奨める。
初期エンジンは勿論2次エンジンでも出力不足だが、戦闘に対応できる程度には動ける様になる。
開発完了後は1200馬力の高出力エンジンが手に入り、パワーウェイトレシオが大きく改善される。
ドイツ戦車の常で履帯の旋回性が低いが、直線走行では優れた速度と瞬発力を見せる。
砲塔換装に履帯の開発は必要ないが8.8cm KwK43 L/71を積むと積載重量に余裕が無くなる。
砲塔換装によって砲塔旋回が低下するのもドイツ恒例の特性ではあるが、
PantherやPantherIIに比べると高めの数値を維持しており、換装によるデメリットは殆ど無い。
加速の良さも相俟って、接近戦は得意とは言えないまでも、対応能力は改善されている。
他に、完全に欠点だとも言い切れないが、大重量のせいか制動距離が妙に長いという特徴がある。
慣れないと隠れたい物陰から飛び出してしまったり、下り坂で行き過ぎたりしてしまう。

本車輌はドイツ戦車としては性能のバランスが良くとれており、明白な欠点は余り無い。
特に車体正面は弱点部位も少ない為防御力が高く、高名なT-54にもある程度追随するレベルにある。
精度と貫通を活かし、側背面を敵に晒さずに長距離狙撃で仕留めていく基本が大事である。
但し、優秀な速度と瞬発力を活かさなくては宝の持ち腐れでもある。
接近戦が得意とは言い難いが、相手や状況によっては突撃する等、中戦車らしく臨機応変に立ち回りたい。
また、63tを超える全備重量に加えて快速を誇る為、体当たりの威力がかなり高い。
首の皮一枚で生き残った相手へのとどめや、突破を図るT-54や軽戦車を止める時等の他、
ドイツ戦車と見て接近戦を挑んできた相手に手痛い一撃を食らわせる事が可能だ。

史実

E-100、E-75、E-25、E-10の一連の戦車と同じく、戦車の各種構成品を共通化して生産性を高め、
また重量ごとに戦車の標準化を行おうという E（Entwicklungstypen=開発タイプ）計画の
一環として計画された。本戦車の目的としては、中戦車であるパンターを代替する物になる筈であった。
なお、E-100を除く一連のEシリーズは、車体すら完成していない。

ティーガーIIに搭載されているエンジンを改良した、HL234 V型12気筒液冷ガソリンエンジンを
搭載する予定であった。これは、同じくE計画によって計画された重戦車E-75と共通の物である。
又、その他本車を構成するコンポーネント、例えばサスペンションなどもE-75との共通化が進められており、
これにより生産性の向上が見込めたはずである。E-75との差別化として、装甲厚を減らす予定であった。
それ故、直接的な防御力ではE-75に負けるものの、機動性は勝る物となっていたはずである
(両車の機関は同一の物であるため)。
武装はE-75が88mm砲を予定していたのに対し、
パンターを代替するという役割からか75mm砲の搭載を予定していた。
砲塔は恐らくシュマールトルムになったであろう、と言われている。

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