Tier 5 アメリカ 中戦車(配布戦車)
v0.9.16にてHDモデルになり、OVM(車外装備品)が付くようになった。
M4系列の車両ではFuryに次ぐOVMの多さである。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 630 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 65/38/38 |
最高速度(前/後)(km/h) | 52/18 |
重量(t) | 31.8 |
実用出力重量比(hp/t) | 13.21 |
本体価格 | 1,500G相当 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
75 mm Gun M3 | 15.75 | AP APCR HE | 92 127 38 | 110 110 175 | 1,732 | 0.46 | 2.06 | 619 774 619 | 110 | 56 2,800 56 | 1,437 | -10°/+25° |
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※左右正面斜め15°~35°は、最大俯角5°
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
M4A2E4D51066 | 76/51/51 | 39 | 370 | 5,000 |
---|
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
General Motors 6046 | 420 | 15 | 549 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
M4A2E4T42 | 33.3 | 37 | 8,000 |
---|
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
SCR 508/1 | 570 | 100 |
---|
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 11.74% | 3.05% |
移動時 | 8.78% | 2.28% |
車両に関する変更履歴
v0.9.16 | HDモデル化 |
v1.9.0 | 総弾数を90発から110発に変更 修理費用を24%ダウン HPを480から630に変更 |
解説
- 概要
Tier5のアメリカ配布中戦車。
M4A1 Shermanの足回りの改良を目的とした試作車輌である。
マッチング優遇があり、Tier7戦車とはマッチングしない。
ソフトワイプ後CBT終了までの期間(2010年9月~2011年1月27日)で1,000戦以上戦ったプレーヤーに対し、4月12日にプレゼントされた。現在は年に1~2回程度、プレミアムショップにて販売されることがある。
- 火力
俯角は-10°とM4A1から-2°も劣化している。
ちなみに車体の膨らんだハッチ部分(正面から左右15°~35°)に差し掛かると俯角-5°になるため、常にハルダウン時に確認が必要になる。その為アメリカらしからぬ癖の強い戦車となっている。- 75 mm Gun M3
貫通・火力はM4A1の初期砲とほぼ同じもの。
APCRを使っても格上の重装甲車両にダメージを与えるのは正面からだとかなり厳しい。
- 75 mm Gun M3
- 装甲
耐久値はM4A1よりやや高いが、他のTier5課金MTがHT並みの耐久値を得ているのと比べると大分少ない値である。
砲塔装甲は75mm砲用の標準の防楯が追加されており、範囲は歪ながらも二重装甲もあって厚めの装甲を得ており、左右の砲塔露出部分100mm程度、防楯上部200mm以上、防楯下部が130mm程度、防楯中央部89mm、防楯右下の切り欠き部分59mmとなっている。
車体装甲はそれなりに強化されているが平地では貫通100mmを防ぐ程度がやっとで、稜線で最大限ハルダウンすれば当たり所によっては130mmに届くかといったところ。その場合も前述の膨らんだハッチ部分などが角度がつかず、弱点部位となる。
- 機動性
足回りはM26 Pershingと同じトーションバー方式の新型に変更されているが、実際に乗るとM4A1よりも遅い。
最大速度の52km/hは下り坂限定で実用速度は40km/h程度の為、シャーマンとしてはかなり鈍い部類に入る。
- 偵察性能
隠蔽はM4A1より僅かに劣るが、視界は370mと同列なので不自由なく戦えるだろう。
無線範囲はM4A1の物より劣るが570mと十分に一線級である。
- 総論
独特の車体ハッチの俯角制限の癖が強く、その割りに装甲以外は平凡。そしてその装甲部分も大して強みにはならないという悪く言えば器用貧乏な性能であり、単純な戦闘面では苦戦は避けられない。
しかし視界はM4A1同様に良好であり、腐っても俯角-10°と厚めの装甲の砲塔である為、アメリカ戦車らしい対応力での勝負が可能である。
貫通力が低いので、課金弾を多用しないといけないことが多く、クレジット稼ぎにはあまり向かない。
史実
大量生産されたM4中戦車には様々なバリエーションが存在するが、M4A2は溶接車体にGeneral Motors 6046ディーゼルエンジンを装備していた。その収容の都合上、M4A2は他のM4中戦車シリーズと比較して車体が後方に延長されている。
このエンジンはWright Continental R-975エンジンよりも馬力やトルクが高く、2基のエンジンを連結していたため一方が故障しても走行可能という利点があったが、ガソリンを主に使用するアメリカ陸軍では使用されず、アメリカ海兵隊や他の連合国への供与に回された。
M4中戦車では同様に性能の向上を狙って様々な試作車が製作されたが、M4A2E4は機動性の向上を狙い、M4A2にトーションバーとより幅の広い履帯を装備した試作車である。
トーションバーサスペンションはサスペンションとしての性能に優れ、ドイツでは3号戦車以降広く採用されており、M4中戦車でもM4A2E4のほか、M4に同様の改良を施したM4E4が試作されたが、整備性の悪化が問題となり、M4中戦車では採用されなかった。
参考資料
『British and American tanks of World War Two』Peter Chamberlain, Chris Ellis
http://ja.wikipedia.org/wiki/M4%E4%B8%AD%E6%88%A6%E8%BB%8A
http://combat1.sakura.ne.jp/M4A2.htm
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