M5A1 Stuart

Last-modified: 2020-09-06 (日) 12:33:46

Tier 4 中国 軽戦車 / 日本語表記: M5A1 スチュアート軽戦車

M5A1_Stuart_0-min.PNG
↑ M3A3 + 37 mm M6
初期状態。M5 Stuartのカラーリング違いといった感じ。

 

M5A1_Stuart_1-min.PNG
↑ M5A1 + 47 mm Gun Type 1
最終状態。砲塔・車体がアメリカ戦車、主砲が日本製というデコボココンビっぷり。何となくほっこりする。

v0.9.19.1以前

m5a1_s.jpg

 

m5a1_47.jpg

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値495⇒520
車体装甲厚(mm)29/29/25
最高速度(前/後)(km/h)64.4/20
重量(初期/最終)(t)15.56/16.06
実用出力重量比(hp/t)24.91
本体価格(Cr)143,000
修理費(Cr)
超信地旋回不可
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
37 mm M626.09AP
APCR
HE
56
78
19
40
40
50
1,0430.421.7792
990
792
185
⇒220
18
800
10
84-10°/+20°
47 mm Gun Type 124AP
APCR
HE
81
130
25
70
70
90
1,6800.422.3810
810
810
105
⇒130
36
1,600
19
411
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
M3A338/32/32483301,020
M5A145/32/32483501,200
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Twin Cadillac, Series 4229620530
Continental R-975-C140020516
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
VVSS T36E615.75363,550
VVSS T55E118383,550
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
SCR 50839591
SCR 50661597
 

乗員

1Commander(Loader)2Gunner(Loader)3Driver4Radio Operator
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class3装填棒×砲垂直安定装置×改良型旋回機構×改良型照準器×追加グローサーClass3
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造×改良型装甲材Class3内張り装甲×
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時16.3%4.5%
移動時16.3%4.5%
 

派生車両

派生元Type 2597 Chi-Ha(LT/3,200)
派生先Type T-34(MT/16,000)
 

開発ツリー

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37 mm M6
(初期/8,350)
47 mm Gun Type 1
(1,200/21,000)
M5A1
(1,200/5,000)
Type T-34
(16,000/430,000)
M3A3
(初期/1,890)
SCR 508
(初期/21,600)
SCR 506
(5,600/33,600)
Twin Cadillac, Series 42
(初期/10,350)
Continental R-975-C1
(550/10,500)
VVSS T36E6
(初期/1,500)
VVSS T55E1
(1,120/4,700)
 

車両に関する変更履歴

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v0.8.3新規実装
v0.9.18マッチング範囲の変更
v0.9.20HDモデル化
v1.9.0M3A3砲塔時の37 mm M6の総弾数を123発から185発に変更
M3A3砲塔時の47 mm Gun Type 1の総弾数を61発から105発に変更
M5A1砲塔時の37 mm M6の総弾数を147発から220発に変更
M5A1砲塔時の47 mm Gun Type 1の総弾数を73発から130発に変更
修理費用を35%ダウン
収益性を9%ダウン
M3A3砲塔時のHPを310から495に変更
M5A1砲塔時のHPを340から520に変更

解説

  • 概要
    v0.8.3で追加されたTier4の中国軽戦車
    アメリカのM5 Stuartの改良型であり、中国の国共両軍が運用した軽戦車である。
    v0.9.18より偵察枠が廃止され、マッチングTierが6までに変更された。
    良好な機動力と隠蔽率を持ち、貫通力に優れた砲を搭載した大変バランスの良い軽戦車である。
     
  • 火力
    俯角は狭くなっているが、それでも-10°と依然として優秀な部類。
    • 37 mm Gun M6
      非力な事で有名な本家とおそろいの37mm砲。
      性能もあちらとほぼ同一で、装填速度こそそれなりだが『貫通力・火力・精度』と三拍子揃わない貧弱極まりない砲。
      ちなみに、あちらとの差異は初期砲塔だと若干総弾数が少ない事。元々弾数には余裕があるため大差は無いと言える。
       
      総じて一刻も早く最終砲に換装したい代物ではあるが、履帯の積載量の都合上改良履帯の開発が済むまではこちら以外の選択肢は無いのがネック。
       
    • 47 mm Gun Type 1
      前身から引き継げる最終砲だが、発射速度の上昇でより扱いやすくなった主砲。積むためには改良履帯が必須。
      精度や照準時間はやや物足りないものの、通常弾のAPで貫通力81mm、APCRも貫通力130mmと同格軽戦車トップクラスの性能を持ち、火力も十分高い。
      向上した機動力を生かし、側背面への回り込みも駆使してダメージを積み重ねていこう。
      ただし後方へは一切俯角を取れない点に注意が必要。逃げながら応戦する際や、すれ違いざまに敵の背面を狙う際に足を引っ張られやすい。
       
  • 装甲
    本家と同じく軽戦車としては意外に厚みがあり、非力な機関砲であれば何割かは防いでくれる。
    とはいえ側背面を迂闊に晒すと機関砲や小口径の榴弾さえ貫通するため、可能な限り正面を向け続ける事を意識しておきたい。
    詳細
     
    • 砲塔
      初期砲塔と改良砲塔では装甲厚自体の差異に加え、改良砲塔には右側にのみ13mmの空間装甲が取り付けられる。*1
      改良砲塔は防楯51mm、その周辺が45mmとやや厚め。側面部分は32mmで正面からでは60mm程度となるが、標準化を考慮すると正面装甲よりは劣るかというレベル。
      どちらも十榴や機関砲の貫通をしっかり防いでくれるが、同格以上の通常弾を弾くにはやや物足りない値。
      また、構造上よそ見をするとそれらにも貫通される恐れがあり、あまり当てにしない方がよい。
      背面は側面と同値の32mm。
    • 車体
      正面上部は傾斜しているものの、29mm厚しかないため傾斜込みでも40mm程度が限界。機関砲はともかく十榴はまず防げないと考えていいだろう。
      逆に車体下部は何故か64mmとかなり分厚く、傾斜込みで80mmにもなる。ただし履帯接続部は38mmでほぼ垂直であり、上部よりも薄い弱点となっている。
      側面は正面同様29mmだが垂直であり、履帯も15mmしかないため昼飯の角度は慎重に。エンジンで盛り上がった側面後部からは背面に繋がって25mmと更に薄くなっている。
     
  • 機動性
    本家M5 Stuartより最終エンジンの出力に恵まれ、加速・最高速度共に優秀。というかアメリカ版があまりに酷いだけである
    ただし初期エンジンは話にならない低性能なので、履帯の次にエンジンを開発することを推奨する。
     
  • 偵察性能
    改良砲塔の視認距離は350mであり、同格軽戦車の中では平凡。
    トップとの差は20mと拡張パーツで補える範囲だが、ライバルになり得る軽戦車も同様に長所を伸ばしていると考えると到底油断はできない。
    また、M5 Stuartと同じく車高が高めであり、隠れる茂みや障害物に注意しなければならない。
    隠蔽率自体は悪くないので、車体を隠す茂みさえ間違えなければ十分味方の目になれるだろう。
     
  • 開発
    前車との互換性が全く無い事が多い低Tier中国戦車では珍しく、前車から最終砲を引き継ぐことが出来る。
    前述の通り初期砲は悲惨極まりない性能なので一刻も早く換装したいところだが、初期履帯の余剰重量は僅か200kgしか無く、素のままでは最終砲を積むことが出来ない。
    このため改良履帯か改良型装甲材の搭載が必須であり、またエンジンも初期エンジンでは非力すぎることから開発の優先度が高い。
    砲を引き継いでフリー経験値1,670を使えば極めて快適な乗り出しになるが、そうでない場合はこれらのパーツを最優先で開発したい。
     
  • 総論
    軽戦車らしく優れた機動力と日本戦車から引き継いだ優秀な主砲を併せ持ち、同格以下は勿論、格上戦車に対しても臨機応変に対応できる軽戦車である。
    特にマッチングがTier6までになったことにより本車はその火力に更なる磨きが掛かり、偵察役だけでなくより攻撃的な立ち回りも可能になった。
    Tierトップであれば限定的ながら装甲を活用することも可能であり、時に無双すらできる強さを発揮する。
    ミドルやボトムマッチであっても、その脚を活かした偵察、遊撃、狙撃等々さまざまなテクニックを活用できる万能性は本車ならではの強みと言えるだろう。アメリカ版は何故ここまで頑張れなかったのか…とは思っていても言ってはいけない。
     

史実

 M5は、M3軽戦車のエンジンをツイン・キャデラック 42シリーズに変更し、同社製の自動変速機を搭載した改良型である。M3A1と同じ砲塔を持つものはM5、M3A3と同じ砲塔(ゲーム中に登場するM44砲塔)を持つものはM5A1と呼称された。いずれも、主砲を含めた武装ではM3からの変化はない。
なお、名称が「M4軽戦車」でないのは、M4中戦車との混同を避けるためである。
M3と異なり、本車は車体前面が一枚の傾斜した装甲で構成されている。車体全体の構成も簡易化されており、生産性が向上したほか、車内容積が広がり、乗員の居住性も向上した。
M5シリーズは合計で6,800両以上が生産された。

 

 国民党軍はアメリカから貸与されたM5軽戦車を日本軍との戦闘やその後の国共内戦に投入している。共産党軍も鹵獲や遺棄された車両を改修して用いた。特に金門島を巡る戦いでは上陸して来た対戦車兵器を持たない共産党軍兵士を国民党軍のM5A1が文字通り蹂躙して活躍、「金門之熊」と名付けられて現在は博物館に展示されている。

 

KimmenBear.JPG
金門之熊

 

※参考資料
『British and American tanks of World War Two』Peter Chamberlain, Chris Ellis
http://combat1.sakura.ne.jp/M5.htm
http://zh.wikipedia.org/wiki/M3/M5%E6%96%AF%E5%9C%96%E4%BA%9E%E7%89%B9%E5%9D%A6%E5%85%8B

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*1 左側の予備履帯は増加装甲等の効果もない。