Tier9 ソ連 中戦車 / 略称:Obj. 430 / 読み方 オブイェークト・チトゥィリスタ・トゥリツァッチ
↑ Object 430 + 122 mm D-25TSU
Tier9への格下げ&性能調整に伴い、史実砲の100 mm U-8TSが削除され、排煙器の付いた122 mm D-25Tの改良型が追加された。
車体はObject 140よりも一回り小さく、非常にスリムなシルエットに纏まっている。車体正面上部は平たい部分が広く、傾斜部分が操縦手席から扇状になっているのが特徴的。
スペック (v1.10.0)
車体
耐久値 | 1,800 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 120/80/40 |
最高速度(前/後)(km/h) | 50/18 |
重量(初期/最終)(t) | 35.11/35.09 |
実用出力重量比(hp/t) | 14.82 |
本体価格(Cr) | 3,460,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 攻撃的中戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
122 mm D25-TSU | 6.19 | AP APCR HE | 238 270 61 | 390 390 530 | 2,412 | 0.42 | 2.5 | 880 1,000 880 | 40 | 840 4,400 470 | 2,590 | -5°/+16.2° |
---|
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Object 430 | 248/185/63 | 38 | 380 | 8,200 |
---|
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
5TD | 480 | 12 | 1,050 |
---|---|---|---|
5TDF | 520 | 10 | 1,050 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Object 430 | 38 | 52 | 12,000 |
---|---|---|---|
Object 430 improved | 39 | 52 | 12,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
9RM | 525 | 100 |
---|---|---|
R-113 | 730 | 80 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
○ | ○ | Class1 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 17.84% | 3.21% |
移動時 | 13.40% | 2.41% |
派生車両
派生元 | T-44(MT/142,950) |
---|---|
派生先 | Object 430U(MT/287,000) |
開発ツリー
122 mm D25-TSU (初期/200,000) | ||||
Object 430 (初期/50,000) | ||||
9RM (初期/24,240) | ━ | R-113 (8,700/52,200) | ||
5TD (初期/77,000) | ━ | 5TDF (47,500/110,000) | ━ | Object 430U (287,000/6,100,000) |
Object 430 (初期/29,000) | ━ | Object 430 improved (24,000/62,000) |
車両に関する変更履歴
v0.9.13 | 耐久値を1,900HPから2,000HPに変更 モジュールの耐久度を20%向上 |
v0.9.15 | HDモデル化 |
v0.9.22 | 車輌Tierを10から9に変更(派生元・派生先車輌を変更) 耐久値を2,000HPから1,800HPに変更 最高速度(前/後)(km/h)を55/20から50/18に変更 武装を100 mm U-8TSから122 mm D25-TSUに変更 砲塔旋回時の照準拡散を0.12から0.10に変更 砲塔旋回速度を40°/sから38°/sに変更 視認範囲を400mから380mに変更 5TDFエンジンを追加 5TDエンジンの馬力を580hpから480hpに変更 5TDエンジンの引火確率を10%から12%に変更 Object 430 Improved履帯を追加 Object 430履帯の積載量を39tから38tに変更 9RM無線機を追加 |
v1.10.0 | 初期履帯の移動/車体旋回に伴う照準拡散を14%増加 改良履帯の移動/車体旋回に伴う照準拡散を14%増加 砲塔旋回時の照準拡散を20%増加 |
解説(v0.9.22)
- 概要
v0.8.10にて追加されたTier9のソ連中戦車。
1950年代初期、ハリコフ工場が開発した試作中戦車であり、第2世代主力戦車T-64/T-64A*1のベースになった車輛である。
- 火力
火砲は一門のみのラインナップとなっている。砲塔も同じく1つしかないので開発項目は少なめ。- 122 mm D25-TSU
口径は多くの同格中戦車よりも一回り大きいが、単発火力は390でありL7系の105mm戦車砲と同等である。
元々Tier9配置のT-54と比べると単発火力と通常弾の貫通力(とT-54の主砲によってはDPM)で上回っているが、それ以外の性能で劣っているため扱いづらい。
貫通力は課金弾でもやや不足気味だが、正面から貫通できない相手には側背面に回り込むことで補うことはできる。
精度と弾速はかなり悪く、これまでのソ連中戦車のように全距離をカバーできる扱いやすさが無いのが大きな差異と言える。照準時間もかなり遅いため、出来るだけ接近して弱点を撃てるように心掛けよう。
俯角も-5°とかなり狭く、地形適性は低い。
- 122 mm D25-TSU
- 装甲
スマートな形状に厚めの装甲厚、Tier9MT中トップの高い耐久値を誇り、全体的に中戦車としては優秀な防御力を持つ。
Tier10相当の装甲のままTier9に格下げされているため、v0.9.22アップデート以前よりも硬さを実感できるだろう。
低い車高は相手から見た投影面積を小さくし、その狙い辛さから射撃を砲塔正面で受けたり、車体上部に浅い角度で当たって弾く頻度を高くしている。
なお、弾薬庫耐久値はソ連戦車にしては珍しく高い値であり、155mm砲に貫通されても一撃で誘爆することはない。- 砲塔
正面は248mmあり硬いが、160mm厚のキューポラと30mmしかない天板がウィークポイント。可能な限りじっくりと狙わせないようにしよう。 - 車体
正面は上部・下部ともに220mm相当であり、下部は特に弱点ではない。
左右の切り欠き部分は40mm。平地からはほぼ強制跳弾だが121mm以上の口径には3倍ルールで貫通されてしまう恐れがある。
側面上部はIS-3シリーズのような下向きの傾斜が付けられており、昼飯で跳弾しやすい箇所となっている。側面下部は80mm垂直+履帯20mm。
豚飯は出来なくはないが、強制跳弾で弾くしかないため車体正面は少し見えてしまう。ここで切り欠きも抜かれやすいため注意。
- 砲塔
- 機動性
v0.9.22アップデートにより最高速度が5km/h減じられ、出力重量比も低下した。
出力重量比はTier9中戦車ではブービーであり、中戦車全体としても低い方である。
また、後退速度も20km/hから18km/hに下がっており、Tier9中戦車の中で最低となっている。
しかし中戦車として動けなくはないため、時に機動性を活かした立ち回りは必要になる。
- その他
静止隠蔽率はTier10時代と変わりなく、Tier9中戦車としても最高の隠蔽率である。
一方で視認範囲は400mから380mに減少し、B-C 25 t APと並んでワーストとなったため、Tier10時のように軽戦車の代わりに偵察をこなすのは難しくなった。
- 総論
Tier10時代とは打って変わり、機動力を犠牲に大口径砲を載せた重戦車寄りの中戦車と化した。
とはいえ貫通力や精度が悪いため重戦車と正面から撃ち合うのは苦手である。
格下には装甲と単発を、同格や格上には機動性や高耐久値を活かす等、相手によって立ち回りを変えていくことで多彩な活躍が可能と言えるだろう。
また、隠蔽率の高さから偵察を請け負うこともできるが、視界の調整により以前よりは難しくなっている。基本的に移動用の保険と見ていいかもしれない。- 火力
俯角は-5°とかなり狭く、地形適性は低い。- 100 mm U-8TS
Object 430の史実砲。
他のソ連Tier10中戦車と同じ貫通力と単発火力を持つ。
ゲーム中の全中戦車で最高のDPMを誇るが、その代償に精度はtier10MT中最低の値まで低下しており、照準時間も他2両と比べると長いため、中遠距離からの狙撃は苦手である。近距離での撃ち合いに特化した性能と言える。
発射速度のために砲の扱いやすさを犠牲にした尖ったバランスだが、癖が強いというだけであり、総合的にはTier10中戦車としては十分な性能である。
- 100 mm U-8TS
- 装甲
低い車高と優れた装甲厚を有しており、ソ連Tier10中戦車の中ではHP2000と最も耐久値が高い。
低い車高は相手から見た投影面積を小さくし、その狙い辛さから射撃を砲塔正面で受けたり、車体上部に浅い角度で当たって弾く頻度を高くしている。
また、車体正面上部は他2両より20mmも厚い他、車体側面上部は傾斜が掛かっており、中戦車でありながらある程度の跳弾を期待できる。
ただし、Object 140ほど広くはないものの砲塔の天板は30mmしかないため、中戦車らしい細かい機動で的を絞らせないようにしよう。
致命的な欠点としてT-62AやObject 140とは異なり、エンジンが車体前方にあることが挙げられる。その形状的な問題でエンジンが破損しやすく、v0.9.13にてモジュール耐久値の強化を受けるほどであった。T-62AやObject 140と同様に、いかに車体を撃たれないようにするかが戦果に大きく影響するだろう。(車体前部には燃料タンクと弾薬庫、乗員は操縦手でエンジンは無し)
- 機動性
最高速度は55km/hとT-62Aよりも優れている。
旋回性能は僅かに劣るものの、さしてストレスは感じないだろう。
- その他
Bat.-Châtillon 25 tを凌ぐTier10中戦車最高の隠蔽率を有する。
視認範囲の広い車両が多いので実感しづらいものの、軽戦車の代わりに偵察も十分こなせる隠蔽性能だ。
- 総評
T-62AやObject 140に比べると、総合的な性能バランスの良さを捨ててDPM、隠蔽・防御を強化した中戦車となっている。
もっとも、防御重視とはいえ車体正面にエンジンがあるという都合上、他2両以上に車体への被弾に対して気を付けなければならない。
T-62AやObject 140よりもクセが強く、上級者向けの車両であるが、使いこなせればその2両より高戦果を挙げるポテンシャルも十分持った車両である。
- 火力
史実
T-54の後継車両として1953年から1957年にかけて開発され、数輌が試作された。後にソ連当局は優れた対核生存性を有する戦車を求めたため、1961年に本計画を中止してObject432を開発することが決定された。発展型のObject432は西側の105mmライフル砲に対抗する火力増強も求められ、115mm滑腔砲を装備、複合装甲も採用され、後にT-64戦車となった。
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