Tier4 ドイツ 軽戦車 / 略称: Pz. 38 nA / 日本語表記: 新型38(t)戦車
↑ Pz.Kpfw. 38 (t) Ausf. G + 3,7 cm Kw.K. 38 (t) L/47
形状は38(t)のものとほぼ同じであるが、正面装甲が増加している。
↑ Pz.Kpfw. 38 (t) n.A. + 5 cm Kw.K. 39 L/60
砲塔上部の視認装置が外見上の大きな特徴となっている
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 495⇒520 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 30/25/20 |
最高速度(前/後)(km/h) | 64/20 |
重量(初期/最終)(t) | 10.86/12.47 |
実用出力重量比(hp/t) | 21.97 |
本体価格(Cr) | 145,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
武装
名称(通常砲) | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 | |
3,7 cm Kw.K. 38 (t) L/47 | 26.09 | AP APCR HE | 42 74 18 | 40 40 45 | 1,044 | 0.41 | 1.7 | 750 938 750 | 145 ⇒160 | 14 800 8 | 100 | -10°/+25° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4,7 cm Kw.K. (t) L/43 | 26.09 | AP APCR HE | 62 115 24 | 60 60 75 | 1,565 | 0.37 | 1.3 | 775 969 775 | 100 ⇒110 | 16 1,200 13 | 100 | ||
5 cm Kw.K. 39 L/60 | 24 | AP APCR HE | 67 130 25 | 70 70 90 | 1,680 | 0.4 | 2.3 | 835 1,044 835 | 90 | 30 2,000 18 | 700 | ||
名称(機関砲) | 連射弾数/間隔(s) | 弾倉交換時間(s) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 弾倉合計攻撃力 | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 弾倉/総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
2 cm Flak 38 | 2/0.13 | 3 ⇒2.7 | AP APCR | 39 51 | 11 11 | 110 | 0.45 | 1.3 | 900 1,125 | 10/680 ⇒800 | 3 400 | 110 | -10°/+25° |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Pz.Kpfw. 38 (t) Ausf. G | 50/30/25 | 32 | 330 | 1,200 |
---|---|---|---|---|
Pz.Kpfw. 38 (t) n.A. | 30/20/20 | 44 | 370 | 2,200 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Praga EPA/3 | 200 | 20 | 470 |
---|---|---|---|
Praga NR | 274 | 20 | 470 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Pz.Kpfw. 38 (t) n.A. | 11.9 | 32 | 3,200 |
---|---|---|---|
Pz.Kpfw. 38 (t) n.A. verstärkteketten | 14.96 | 35 | 3,200 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
FuG 37 | 290 | 40 |
---|---|---|
FuG 5 | 310 | 50 |
FuG 8 | 550 | 50 |
乗員
1 | Commander(Gunner) | 2 | Driver | 3 | Radio Operator | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class3 | × | × | × | × | Class3 | ||||||
× | × | × | Class3 | × |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 18.35%⇒17.58% | 4.59% |
移動時 | 18.35%⇒17.58% | 4.59% |
開発ツリー
3,7 cm Kw.K. 38 (t) L/47 (初期/2,730) | ┳ ┃ | 2 cm Flak 38 (160/3,160) | ||
┃ ┗ | 4,7 cm Kw.K. (t) L/43 (130/3,460) | |||
Pz.Kpfw. 38 (t) n.A. Ausf. G (初期/1,720) | ━ | Pz.Kpfw. 38 (t) n.A. (940/5,000) | ━ | 5 cm Kw.K. 39 L/60 (350/9,970) |
FuG 37 (初期/180) | ━ | FuG 5 (105/630) | ━ | FuG 8 (4,040/24,240) |
Praga EPA/3 (初期/10,810) | ━ | Praga NR (1,350/12,300) | ||
Pz.Kpfw. 38 (t) n.A. (初期/1,900) | ━ | Pz.Kpfw. 38 (t) n.A. verstärkteketten (1,095/3,900) |
車両に関する変更履歴
v0.6.4 | 実装 |
v0.6.5 | ゲーム内表記を「NA」→「nA」に変更 |
v0.9.12 | HDモデル化 |
v1.9.0 | Pz.Kpfw. 38 (t) Ausf. G砲塔時の2 cm Flak 38の総弾数を340発から680発に変更 Pz.Kpfw. 38 (t) Ausf. G砲塔時の3,7 cm Kw.K. 38 (t) L/47の総弾数を72発から145発に変更 Pz.Kpfw. 38 (t) Ausf. G砲塔時の4,7 cm Kw.K. (t) L/43の総弾数を56発から100発に変更 Pz.Kpfw. 38 (t) n.A.砲塔時の2 cm Flak 38の総弾数を400発から800発に変更 Pz.Kpfw. 38 (t) n.A.砲塔時の3,7 cm Kw.K. 38 (t) L/47の総弾数を80発から160発に変更 Pz.Kpfw. 38 (t) n.A.砲塔時の4,7 cm Kw.K. (t) L/43の総弾数を64発から110発に変更 5 cm Kw.K. 39 L/60の総弾数を60発から90発に変更 修理費用を35%ダウン 収益性を9%ダウン Pz.Kpfw. 38 (t) Ausf. G砲塔時のHPを300から495に変更 Pz.Kpfw. 38 (t) n.A.砲塔時のHPを340から520に変更 コレクション車輌に移行 |
解説
- 概要
v0.6.4で追加されたTier4のドイツ軽戦車。(コレクション車輌)
大戦中期、Pz.Kpfw. 38 (t)を改良したチェコ製試作偵察戦車である。
n.A.とは「neuer Art」の略であり、「新型」の意。
v0.9.18より偵察枠が廃止され、マッチング上限もTier6に変更された。
- 火力
候補は最終砲の5 cm Kw.K. 39 L/60か4,7 cm Kw.K. 38 (t) L/43の二つ。
どちらもDPMと精度のバランスに優れる反面、通常弾APの貫通力がやや不足気味。
金弾のAPCRも、非常に距離減衰が激しく、500m以遠の遠距離砲撃では通常弾と大差ない貫通力まで低下してしまう。
近距離ならAPCRの貫通力は格上にも通用するので、リスクとリターンを鑑みて、戦況に応じた適切な交戦距離を選択しよう。- 4,7 cm Kw.K. 38 (t) L/43
Pz.Kpfw. 38 (t)から引き継げる、軽量で射撃精度・照準時間に優れた火砲。
特筆すべきは1.3秒という全車両中でも極めて優秀な照準時間である。連射中に収束を待つ必要がなく、装填の速さとの親和性も高い。
また軽量であるため出力への負担が少なく、5cm砲装備時よりも加速力が強化される。
金弾APCRも1発60ダメージあたり1,200Crと比較的少額で、使いやすい。 - 5 cm Kw.K. 39 L/60
多くのドイツ戦車が搭載する5cm砲。改良砲塔専用。
4,7cm砲と比べて照準精度・照準時間・発砲後の照準拡散で劣る一方、単発火力・DPM・弾速で優り、軽戦車同士の格闘戦など、砲精度のあまり関係しない競り合いになった場合に強い。
ただし4,7cm砲から600kg増加する重量が、若干加速への負担となる。
- 4,7 cm Kw.K. 38 (t) L/43
- 装甲
車体はPz.Kpfw. 38 (t)から微増したものの依然として薄く、防御面は極めて脆い。
改良砲塔に換装すると正面の一部が防盾30mm+裏装甲30mmとなり、格下の攻撃をごくまれに防げるようになるが、基本的には被弾=ダメージ。
口径75mm以上のHE弾には車体や砲塔側面、砲塔上部の大きな覗き窓などを貫通されて大ダメージを被る恐れもあるので、充分に注意して動こう。
- 機動性
最高速度・加速力ともに悪くない性能がある。
若干旋回性に劣る*1が、これも致命的というほどでは無い。
ただ、高速での蛇行運転や急カーブは、不得手。地形によっては横転の危険もあるため、あまり無理な走りは控えよう。
機動性にこだわるのであれば、砲と拡張パーツを吟味する事で軽量化を図る手もある。
- 偵察性能
改良砲塔の視認範囲はTier4軽戦車の最高値370mを誇り、無線機も550mと十分な値を持つ。
隠蔽率も高く、茂みと迷彩ネットを組み合わせればカモフラージュスキルが無くとも100mほどまではまず発見されない。チェコ戦車の細長い形状の車体のおかげで、正面投影面積が小さく遮蔽の機会も得やすい。
- 総論
抜きん出た視界と隠蔽率による偵察に特化した軽戦車である。
同国同TierのLuchsの火力と機動性に隠れて、やや評価の低い車両ではあるが、
火力を提供してくれる味方と共に布陣し、裏方として視界を提供する事で、大きな活躍も可能となるだろう。
史実
1942年、2号戦車偵察型の採用計画に対し、チェコにあるBMM社(CKD社が再編されたもの)が開発した車両がPzKpfw 38 neuer Art(新型38(t)戦車)である。
基本的な構造や武装は車体機銃が撤去された以外ベースとなったPz.Kpfw. 38 (t)と同一だが、接合方法がリベットから溶接となり、エンジンは250馬力の新型に変更され、それに伴って足回りも強化されている。また砲塔上部には視認性に優れた大型視察装置が設置されている。
本車は試作車数両が製作され、MAN社などが開発したVK13.03(後の2号戦車L型「ルクス」)、シュコダ社が開発したT-15とともに試験に供されたが、最終的にVK13.03に敗れて採用されなかった。
本車向けに開発された足回りなどの部品は、後にHetzer開発に流用されている。
参考資料
『ジャーマン・タンクス』ピーター・チェンバレン著 大日本絵画
『マウス/Eシリーズと試作軍用車両(増補改訂版)』グランドパワー2008年3月号別冊
http://ja.wikipedia.org/wiki/LT-38
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