Sherman III

Last-modified: 2020-08-27 (木) 20:56:55

Tier5 イギリス 中戦車 / 日本語表記:シャーマンIII

Sherman III_Developing.jpg
↑ Sherman III + QF 6-pdr Mk.III
本家M4A1 Shermanと同じ形状の初期砲塔だが、こちらは箱型のOVMを背負っている。
105 mm M4を搭載すると強固な防楯が追加された本家とは違い、どの砲でも形状は変わらない。
ちなみに名称のSherman IIIはM4A2の英国名であり、溶接構成の角ばった車体が特徴だが防御力に変化は無い。

 

Sherman III_Developed.jpg
↑ Sherman IIIA + 76 mm Gun M1A1
こちらはM4A1 ShermanではなくM4A3E8 Furyのモデルとよく似た形状となっている。
防御力は大差ないが、M4の物より首が長く、若干背が高いのが難点。

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値580⇒610
車体装甲厚(mm)51/38/38
最高速度(前/後)(km/h)48/18
重量(初期/最終)(t)30.04/30.42
実用出力重量比(hp/t)15.12
本体価格(Cr)360,000
修理費(Cr)
超信地旋回不可
 

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
75 mm Gun M315.79AP
AP
HE
92
109
38
110
110
175
1,7370.462.1619
619
604
14556
2,800
56
405-10°/+25°
105 mm M46.67HE
HEAT
53
102
410
350
2,333
(HEAT)
0.552.5472
381
80196
4,000
517
QF 6-pdr Mk. III24
⇒25
AP
APCR
HE
105
170
30
75
75
100
1,800
⇒1,875
0.442821
1,026
821
22545
2,400
32
400
QF 6-pdr Gun Mk. V24AP
APCR
HE
110
180
30
75
75
100
1,8000.422892
1,115
892
22545
2,400
32
450
76 mm Gun M1A113.04AP
AP
HE
128
149
38
115
115
185
1,5000.432.3792
792
823
8596
2,800
68
547
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
Sherman III76/51/51393304,800
Sherman IIIA64/64/64373705,000
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Wright Continental R-975C140020516
General Motors 6046410152,318
Chrysler A57425202,449
Wright Continental R-975C446020550
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Sherman III30.2358,000
Sherman IIIA34378,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
WS No.19 Mk.I40040
WS No.19 Mk.II45040
WS No.19 Mk.III55040
 

乗員

1Commander2Gunner3Driver4Radio Operator5Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class2装填棒Class2砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class2改良型照準器Class2追加グローサーClass2
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class2改良型装甲材Class2内張り装甲Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時11.4%⇒10.98%2.42%
移動時8.55%⇒8.23%1.81%
 

開発ツリー

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75 mm Gun M3
(初期/30,000)

105 mm M4
(1,500/40,300)

QF 6-pdr Mk. III
(1,500/27,000)

QF 6-pdr Gun Mk. V
(3,700/35,000)
Sherman III
(初期/4,800)
Sherman IIIA
(2,700/11,500)

76 mm Gun M1A1
(4,600/50,330)
WS No. 19 Mk. I
(初期/15,000)
WS No. 19 Mk. II
(3,600/21,000)
WS No. 19 Mk. III
(4,000/22,000)
Wright Continental R-975C-1
(初期/11,580)
General Motors 6046
(1,400/13,500)
Crysler A57
(1,480/13,700)
Wright Continental R-975C4
(1,500/13,900)
Sherman III
(初期/4,450)
Sherman IIIA
(2,100/8,450)
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.5実装
v1.5.1105 mm M4のHEAT弾の貫通力を101.6mmから102mmに変更*1
v1.9.075 mm Gun M3の総弾数を97発から145発に変更
105 mm M4の総弾数を66発から80発に変更
QF 6-pdr Mk. IIIの総弾数を128発から225発に変更
76 mm Gun M1A1の総弾数を71発から85発に変更
QF 6-pdr Gun Mk. Vの総弾数を128発から225発に変更
修理費用を24%ダウン
収益性を6%ダウン
Sherman III砲塔時のHPを410から580に変更
Sherman IIIA砲塔時のHPを465*2から610に変更
コレクション車輌に移行

解説

  • 火力
    俯角は-10°と優秀だが、本家M4A1 Shermanよりは-2°劣化している。
    初期砲はGrantの76mm後期砲でTier5中戦車の主砲としてはかなり頼りない。同車でQF 6-pdr Mk.IIIを開発を済ませておこう。
    最終砲は105 mm M4、QF 6-pdr Gun Mk.V、76 mm Gun M1A1からの三択だが、105 mm M4が優先されがちである。
     
    • 105 mm M4
      105mm榴弾砲、いわゆる10榴。
      本家M4A1同様、貫通すれば格下の多くを一撃で葬り、非貫通でも一定のダメージを与えられる強力な火力を持つ。
      一方で、遅い弾速や劣悪な精度などの扱いにくい要素も多く、扱いには慣れが必要。
      課金弾のHEATは貫通力が倍増するが、代わりに非貫通ダメージが無くなってしまう。
       
    • QF 6-pdr Gun Mk. III / Mk. V
      イギリス中Tier帯でお馴染みの6ポンド砲(57mm相当)。改良砲塔専用。
      貫通力・発射速度・DPMに優れる代わりに、単発火力・精度で劣る。Tier5中戦車の砲としては優秀な金弾APCRの平均貫徹力170mm/180mmが売り。
       
    • 76 mm Gun M1A1
      本家の主砲だが、発射速度に若干優れる代わりに金弾の性能で劣る。
      正確には金弾がAPCRでなく強化APであり、貫通力の割に高価で欠点が目立つ。
      通常弾で戦う分にはバランスのいい主砲だが、格上戦車相手に苦戦する機会が増えるだろう。
       
  • 装甲
    本家と同等だが、ごく僅かに耐久値が優れている。
    砲塔は防盾の縁が堅いものの、面積が狭いので頼りにならない。
    車体正面は傾斜を加味しても精々60~80mm程度であり、10榴のHEの貫通を防ぐのが関の山だ。
    逆に側背面はかなり薄く、10榴のHEに撃ち抜かれる可能性があるので注意しよう。
     
  • 機動力
    本家よりもやや加速力に優れる。
    エンジンは同等だが、主砲の重量がどれも本家より1トン以上軽く設定されており、総重量が軽いのが特徴だ。
    特に105 mm M4はこちらが517kgに対し、あちらは2,600kgと異常に重く、同じ主砲なのに2トンも重量差がある謎仕様となっている。
    なお、中間エンジンは目を疑うほどの重量を持つ。可能なら最終エンジンまで一気に開発してしまうか、Sexton IIで研究を済ませておくと良いだろう。
     
  • その他
    改良砲塔の視認範囲は、アメリカ中戦車譲りで370mと優秀。
    逆に隠蔽性能は本家より一回り悪くなっており、Tier5中戦車では最低クラスである。
    敵に発見されやすい為、すぐに退避できる位置取りを心掛けよう。
     
  • 総論
    M4A1 Shermanにイギリス独自の性能調整を施した中戦車である。
    本家よりも貫通力・俯角・隠蔽で劣るが、耐久値・加速力・主砲のバリエーションなどで優れている。
    もっとも差別化できるほどの差は無く、むしろ劣化した部分が痛くもあるが、基本的な部分は不変である。
     

史実

1942年、アメリカ陸軍は練習機増産による供給不足になると予想されたM4中戦車に使用している星形エンジンの代替として、GM(ゼネラル・モーターズ)が開発したGM 6046複列液冷ディーゼルエンジン2基を連結搭載したM4中戦車を開発した。この車両がM4A2(英名称:シャーマンIII)である。
エンジンが2基あるため、片方が止まっても運転可能というメリットがあったものの、使っていたのがディーゼル燃料ということもあり、ガソリンを統一使用していた陸軍にとってはとても扱いづらい車両となってしまった。そのため、米軍内では一部の車両が潜水戦車として改造されてノルマンディー上陸作戦時に利用された以外では海兵隊で利用されたに留まり(後にM4A3へ更新配備)、多くはレンドリース法に基づきソ連、英国と自由フランス軍に供与された。生産台数は75mm砲搭載車が8053両、76mm砲搭載車が2915両。

英国におけるM4中戦車の分類は以下のとおりで、更に末尾によって無記名(75mm砲搭載)、A(76mm砲搭載)、B(105mm榴弾砲搭載)、C(英国・17pdr砲搭載)、Y(HVSS搭載車)と細かく分類された。

英国名称米国名称、備考
シャーマンIM4
シャーマンHybrid IM4の前面鋳造車体+M4A1の後部溶接車体
シャーマンIIM4A1
シャーマンIIIM4A2 (本車)
シャーマンIVM4A3、英国における実戦配備なし
シャーマンVM4A4

このうち、上記分類の中でHybrid Iを含むICとVCがシャーマン・ファイアフライのベース車両となっている。

参考資料:
wikipedia(en)
戦車研究室

情報提供

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マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。
アーカイブ1

※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。


*1 tanks.ggより。ゲーム内表記は101mmから102mm
*2 実際は470