Tier5 イギリス 中戦車 / 日本語表記:シャーマンIII
↑ Sherman III + QF 6-pdr Mk.III
本家M4A1 Shermanと同じ形状の初期砲塔だが、こちらは箱型のOVMを背負っている。
105 mm M4を搭載すると強固な防楯が追加された本家とは違い、どの砲でも形状は変わらない。
ちなみに名称のSherman IIIはM4A2の英国名であり、溶接構成の角ばった車体が特徴だが防御力に変化は無い。
↑ Sherman IIIA + 76 mm Gun M1A1
こちらはM4A1 ShermanではなくM4A3E8 Furyのモデルとよく似た形状となっている。
防御力は大差ないが、M4の物より首が長く、若干背が高いのが難点。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 580⇒610 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 51/38/38 |
最高速度(前/後)(km/h) | 48/18 |
重量(初期/最終)(t) | 30.04/30.42 |
実用出力重量比(hp/t) | 15.12 |
本体価格(Cr) | 360,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
砲
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
75 mm Gun M3 | 15.79 | AP AP HE | 92 109 38 | 110 110 175 | 1,737 | 0.46 | 2.1 | 619 619 604 | 145 | 56 2,800 56 | 405 | -10°/+25° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
105 mm M4 | 6.67 | HE HEAT | 53 102 | 410 350 | 2,333 (HEAT) | 0.55 | 2.5 | 472 381 | 80 | 196 4,000 | 517 | |
QF 6-pdr Mk. III | 24 ⇒25 | AP APCR HE | 105 170 30 | 75 75 100 | 1,800 ⇒1,875 | 0.44 | 2 | 821 1,026 821 | 225 | 45 2,400 32 | 400 | |
QF 6-pdr Gun Mk. V | 24 | AP APCR HE | 110 180 30 | 75 75 100 | 1,800 | 0.42 | 2 | 892 1,115 892 | 225 | 45 2,400 32 | 450 | |
76 mm Gun M1A1 | 13.04 | AP AP HE | 128 149 38 | 115 115 185 | 1,500 | 0.43 | 2.3 | 792 792 823 | 85 | 96 2,800 68 | 547 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Sherman III | 76/51/51 | 39 | 330 | 4,800 |
---|---|---|---|---|
Sherman IIIA | 64/64/64 | 37 | 370 | 5,000 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Wright Continental R-975C1 | 400 | 20 | 516 |
---|---|---|---|
General Motors 6046 | 410 | 15 | 2,318 |
Chrysler A57 | 425 | 20 | 2,449 |
Wright Continental R-975C4 | 460 | 20 | 550 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Sherman III | 30.2 | 35 | 8,000 |
---|---|---|---|
Sherman IIIA | 34 | 37 | 8,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
WS No.19 Mk.I | 400 | 40 |
---|---|---|
WS No.19 Mk.II | 450 | 40 |
WS No.19 Mk.III | 550 | 40 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 11.4%⇒10.98% | 2.42% |
移動時 | 8.55%⇒8.23% | 1.81% |
開発ツリー
75 mm Gun M3 (初期/30,000) | ┳ ┃ | 105 mm M4 (1,500/40,300) | ||||
┃ ┗ | QF 6-pdr Mk. III (1,500/27,000) | ┏ ┃ | QF 6-pdr Gun Mk. V (3,700/35,000) | |||
Sherman III (初期/4,800) | ━ | Sherman IIIA (2,700/11,500) | ┃ ┻ | 76 mm Gun M1A1 (4,600/50,330) | ||
WS No. 19 Mk. I (初期/15,000) | ━ | WS No. 19 Mk. II (3,600/21,000) | ━ | WS No. 19 Mk. III (4,000/22,000) | ||
Wright Continental R-975C-1 (初期/11,580) | ━ | General Motors 6046 (1,400/13,500) | ━ | Crysler A57 (1,480/13,700) | ━ | Wright Continental R-975C4 (1,500/13,900) |
Sherman III (初期/4,450) | ━ | Sherman IIIA (2,100/8,450) |
車両に関する変更履歴
v0.9.5 | 実装 |
v1.5.1 | 105 mm M4のHEAT弾の貫通力を101.6mmから102mmに変更*1 |
v1.9.0 | 75 mm Gun M3の総弾数を97発から145発に変更 105 mm M4の総弾数を66発から80発に変更 QF 6-pdr Mk. IIIの総弾数を128発から225発に変更 76 mm Gun M1A1の総弾数を71発から85発に変更 QF 6-pdr Gun Mk. Vの総弾数を128発から225発に変更 修理費用を24%ダウン 収益性を6%ダウン Sherman III砲塔時のHPを410から580に変更 Sherman IIIA砲塔時のHPを465*2から610に変更 コレクション車輌に移行 |
解説
- 火力
俯角は-10°と優秀だが、本家M4A1 Shermanよりは-2°劣化している。
初期砲はGrantの76mm後期砲でTier5中戦車の主砲としてはかなり頼りない。同車でQF 6-pdr Mk.IIIを開発を済ませておこう。
最終砲は105 mm M4、QF 6-pdr Gun Mk.V、76 mm Gun M1A1からの三択だが、105 mm M4が優先されがちである。- 105 mm M4
105mm榴弾砲、いわゆる10榴。
本家M4A1同様、貫通すれば格下の多くを一撃で葬り、非貫通でも一定のダメージを与えられる強力な火力を持つ。
一方で、遅い弾速や劣悪な精度などの扱いにくい要素も多く、扱いには慣れが必要。
課金弾のHEATは貫通力が倍増するが、代わりに非貫通ダメージが無くなってしまう。 - QF 6-pdr Gun Mk. III / Mk. V
イギリス中Tier帯でお馴染みの6ポンド砲(57mm相当)。改良砲塔専用。
貫通力・発射速度・DPMに優れる代わりに、単発火力・精度で劣る。Tier5中戦車の砲としては優秀な金弾APCRの平均貫徹力170mm/180mmが売り。 - 76 mm Gun M1A1
本家の主砲だが、発射速度に若干優れる代わりに金弾の性能で劣る。
正確には金弾がAPCRでなく強化APであり、貫通力の割に高価で欠点が目立つ。
通常弾で戦う分にはバランスのいい主砲だが、格上戦車相手に苦戦する機会が増えるだろう。
- 105 mm M4
- 装甲
本家と同等だが、ごく僅かに耐久値が優れている。
砲塔は防盾の縁が堅いものの、面積が狭いので頼りにならない。
車体正面は傾斜を加味しても精々60~80mm程度であり、10榴のHEの貫通を防ぐのが関の山だ。
逆に側背面はかなり薄く、10榴のHEに撃ち抜かれる可能性があるので注意しよう。
- 機動力
本家よりもやや加速力に優れる。
エンジンは同等だが、主砲の重量がどれも本家より1トン以上軽く設定されており、総重量が軽いのが特徴だ。
特に105 mm M4はこちらが517kgに対し、あちらは2,600kgと異常に重く、同じ主砲なのに2トンも重量差がある謎仕様となっている。
なお、中間エンジンは目を疑うほどの重量を持つ。可能なら最終エンジンまで一気に開発してしまうか、Sexton IIで研究を済ませておくと良いだろう。
- その他
改良砲塔の視認範囲は、アメリカ中戦車譲りで370mと優秀。
逆に隠蔽性能は本家より一回り悪くなっており、Tier5中戦車では最低クラスである。
敵に発見されやすい為、すぐに退避できる位置取りを心掛けよう。
- 総論
M4A1 Shermanにイギリス独自の性能調整を施した中戦車である。
本家よりも貫通力・俯角・隠蔽で劣るが、耐久値・加速力・主砲のバリエーションなどで優れている。
もっとも差別化できるほどの差は無く、むしろ劣化した部分が痛くもあるが、基本的な部分は不変である。
史実
1942年、アメリカ陸軍は練習機増産による供給不足になると予想されたM4中戦車に使用している星形エンジンの代替として、GM(ゼネラル・モーターズ)が開発したGM 6046複列液冷ディーゼルエンジン2基を連結搭載したM4中戦車を開発した。この車両がM4A2(英名称:シャーマンIII)である。
エンジンが2基あるため、片方が止まっても運転可能というメリットがあったものの、使っていたのがディーゼル燃料ということもあり、ガソリンを統一使用していた陸軍にとってはとても扱いづらい車両となってしまった。そのため、米軍内では一部の車両が潜水戦車として改造されてノルマンディー上陸作戦時に利用された以外では海兵隊で利用されたに留まり(後にM4A3へ更新配備)、多くはレンドリース法に基づきソ連、英国と自由フランス軍に供与された。生産台数は75mm砲搭載車が8053両、76mm砲搭載車が2915両。
英国におけるM4中戦車の分類は以下のとおりで、更に末尾によって無記名(75mm砲搭載)、A(76mm砲搭載)、B(105mm榴弾砲搭載)、C(英国・17pdr砲搭載)、Y(HVSS搭載車)と細かく分類された。
英国名称 | 米国名称、備考 |
シャーマンI | M4 |
シャーマンHybrid I | M4の前面鋳造車体+M4A1の後部溶接車体 |
シャーマンII | M4A1 |
シャーマンIII | M4A2 (本車) |
シャーマンIV | M4A3、英国における実戦配備なし |
シャーマンV | M4A4 |
このうち、上記分類の中でHybrid Iを含むICとVCがシャーマン・ファイアフライのベース車両となっている。
参考資料:
wikipedia(en)
戦車研究室
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