T 54D

Tier9 ドイツ 中戦車 (課金戦車)

元がT-54と分からないレベルの魔改造っぷりが特徴。近代戦車と見紛うようなシルエットが素敵性能を高めている。

スペック(v1.14.1)

車体

武装

砲塔

エンジン

履帯

無線機

乗員

拡張パーツ

	Class2		Class2		Class1		Class1		Class1		Class1
	○		○		Class1		Class2		Medium

隠蔽性

車両に関する変更履歴

解説

• 概要
  v1.24にて追加されたドイツTier9課金中戦車。T-54に火力増強とスーパーパーシングのような増加装甲を施した改修案。
  他のTier9課金戦車と同様に、クレジットと経験値の優遇、ボンズの獲得が可能。
   

• 火力
  俯角は-5°とあまり良好ではない。後述する通り砲塔装甲が優秀ではあるが、ハルダウンする場所を探すのに一苦労するだろう。
  • 10,5 cm Panzerkanone L7A3
    単発火力、通常弾貫通、弾速、及び精度が良好である一方で、DPMと照準時間、照準拡散に不安が残る。中でもDPMは単発砲を持つ車両としては下から数えた方が早い。
    特に移動/車体旋回時の照準拡散が悪く、あのCobra以下という有様。
     

• 装甲
  T-54譲りの良好な防御力を持っているが、弱点も多く安心はできない。全体に増加装甲が施されている故、HEATやHEに対しては中々のタフネスを発揮する。
  HPは1,600と低め。
  • 砲塔
    Ⅳ号戦車のシュルツェンのように全周が増加装甲で覆われており、50mmの空間装甲として機能しHEAT弾に対してはかなりの強さを誇る。増加装甲+本装甲となっている部分は330mm~とまさに重戦車レベル。
    しかし、砲塔後部から前部にかけて増加装甲が前傾しており、弱点であるキューポラや天板が狙いやすくなってしまっている。ハルダウンが決まった場合、敵は必ずここを狙ってくるのでうまく隠したい。
    向かって右側の正面下部には切り欠きがあり、ここは増加装甲なしの砲塔装甲のみとなっているが、こんなところを狙うぐらいなら敵はキューポラを狙うので気にする必要はほとんどない。
    また、砲身根本の防盾部分には範囲こそ狭いものの220mm程度の箇所があり、こちらもキューポラ同様に弱点となっている。
     
  • 車体
    正面装甲はT-54から減少しているが、上部は55mmの増加装甲が施されており平地で210mm~230mm程度。しかしながら車体正面と両端に本装甲がはみ出ている箇所があり、ここは傾斜込みで180mm程度の防御力しかない。
    下部には40mmの増加装甲があり、概ね上部と同程度の防御力を持つ。サイドスカートは16mmの空間装甲扱い。
    側面には砲塔リングの張り出しがあり、T-54同様の弱点だがサイドスカートのお陰で狙いづらくなっている。
     

• 機動性
  中戦車としては最低レベル。履帯性能が良く車体/砲塔ともに旋回速度は及第点だが前進は40km/hしか出ず、更に出力重量比も低いため動きは快速重戦車と遜色ないレベル。
  後退速度も15km/hと遅いためターボチャージャーの搭載も視野に入るだろう。

• その他
  隠蔽性は本家とほぼ変わらず優秀。しかし視認範囲が380mとTier9MTで最下位タイである。野戦改修レベル7は最高速度か視認範囲のトレードオフなので自らのプレイスタイルにあった選択をしよう。

• 総論
  T-54の火力を増強し、機動力を犠牲に防御寄りにした中戦車である。本家の良好な装甲に加え更に増加装甲を施しているため並大抵の火砲での貫通を許さない。
  その一方で近距離では狙いやすい弱点、低DPMに劣悪な照準拡散と俯角の少なさ、低い機動力などいわゆる「そのまま使って強い」車両ではなく、長所と短所を理解した上での立ち回りが重要となる。
  しかし、適切な距離を保ち、且つハルダウンなどを決めた本車に対処するのは格上でも手を焼き、上手く扱えれば重戦車としても中戦車としても多大な戦果を出す可能性を秘めている車両である。
   

史実

情報提供

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