Tier5 ソ連 軽戦車 (読み方 テー・ピヂッシャット)
↑ T-50 + 45 mm 20KM
初期状態。T-34にどことなく似ているが、T-127の系統から進化した戦車である。
↑ T-50 + 45 mm VT-43M
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 550 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 37/37/37 |
最高速度(前/後)(km/h) | 60/23 |
重量(初期/最終)(t) | 14/14.06 |
実用出力重量比(hp/t) | 28.45 |
本体価格(Cr) | 352,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
45 mm 20KM | 28.57 | AP APCR HE | 70 95 23 | 47 47 62 | 1,343 | 0.42 | 2.3 | 757 96 757 | 180 | 14 800 14 | 250 | -7°/+25° |
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45 mm VT-43M | 26.09 | AP APCR HE | 90 130 23 | 70 70 95 | 1,826 | 0.4 | 2 | 870 1,088 870 | 180 | 38 2,000 24 | 312 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
T-50 | 37/37/15 | 48 | 350 | 2,000 |
---|
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
V-3 | 300 | 15 | 540 |
---|---|---|---|
V-4M | 400 | 15 | 540 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
T-50 | 14 | 44 | 5,000 |
---|---|---|---|
T-50M | 16.1 | 48 | 5,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
71-TK-3 | 300 | 100 |
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KRSTB | 630 | 100 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class3 | Class2 | Class2 | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Light |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 17.73% | 4.89% |
移動時 | 17.73% | 4.89% |
開発ツリー
45 mm 20KM (初期/20,100) | ━ | 45 mm VT-43M (2,700/32,800) |
T-50 (初期/3,640) | ||
71-TK-3 (初期/570) | ━ | KRSTB (5,800/37,500) |
V-3 (初期/4,800) | ━ | V-4M (1,200/15,200) |
T-50 (初期/3,400) | ━ | T-50M (2,200/9,200) |
車両に関する変更履歴
v0.6.7 | 新規実装 |
v0.8.7 | マッチング変更及び性能変更 |
v0.9.18 | 45 mm 20KM・45 mm VT-43М・V-4Мエンジンを追加 37 mm Automatic SH-37・45 mm 20K・45 mm VT-42・45 mm VT-43・V-4エンジンを削除 T-50サスペンションの移動時・車体旋回時の拡散を25%減少 T-50Mサスペンションの移動時・車体旋回時の拡散を27%減少 視認範囲を330mから350mに変更 車両Tierを4から5に変更 最高速度を52km/hから60km/hに変更 後退速度を20km/hから23km/に変更 採算性を3%減少 V-3エンジンの馬力を250hpから300hpに変更 砲垂直安定装置を装備可能に 中口径戦車砲用装填棒を装備可能に HDモデル化 |
v1.9.0 | 45 mm 20KMの総弾数を150発から180発に変更 45 mm VT-43Mの総弾数を150発から180発に変更 修理費用を35%ダウン 収益性を4%ダウン HPを360から550に変更 コレクション車輌に移行 |
解説
- 概要
v0.6.7で追加されたTier5のソ連軽戦車。(コレクション車輌)
大戦初期に少数生産された歩兵支援用の軽戦車である。
v0.9.18でTierを4から5に変更され、軽戦車マッチングが撤廃された。
- 火力
v0.9.18より37mm機関砲等が消去され、45 mm 20KMと45 mm VT-43Mの2門のみ存在している。
どちらの砲も発射後の照準拡散が異様に悪く、特に最終砲は一見優れている照準時間も装填速度に追い付かないというスペック詐欺のような難点がある。DPMを生かすためにも拡張パーツの砲垂直安定装置は早めに購入したいところ。- 45 mm 20KM
初期砲にして本車専用砲。
名称から分かる通りTier4のBT-7の初期砲を強化した砲であり、お世話になったであろうVT-42(43)と比べてもあらゆる面で劣っている。当然このTierではお話にならない性能なので、早急な換装が急務である。
しかし初期履帯では積載に余裕がないため、最終砲を積むには履帯も研究しなければならない。可能ならフリー経験値を投入するか、もしくは少々高額だが拡張パーツの改良型装甲材の購入も検討しよう。 - 45 mm VT-43M
他国のTier5軽戦車と同じく、末尾文字が追加されて他車種との互換性がなくなった最終砲。
45mm砲としては強化されているが、APの平均貫通力は同格軽戦車でも下位の僅か90mmしかなく、火力も平凡と貧相である。同格以上の相手には弱点に命中しない限り貫通が期待できず、運が悪いと同格軽戦車のLeopardにも頻繁に弾かれる。
劣悪な照準拡散と凡庸な精度も発射速度と相性がちぐはぐで、安易な射撃戦では勝ち目は薄い。
このため、優れたDPMを生かすにはなんとかして連射できる状況に敵を誘い込む必要がある。言うは易しだが、これができなければ戦果は得られない。
幸い課金弾の性能はライバルと遜色なく、膨大な出費を覚悟すれば運用の幅を広げる事ができる。
- 45 mm 20KM
- 装甲
全周傾斜装甲を持つものの、装甲厚自体は所詮37mmであり、低貫通砲だろうと弾く事は期待できない。
Tier5軽戦車特有の貧弱なHPもあり、格下が相手でも体力勝負は避けたいところ。仮に殴り勝ったとしても相当な被害を蒙る事になる。
- 機動性
Tier5軽戦車の中では最も優れた機動性を持つ。
高い出力重量比で終始安定して戦場を駆け回る事ができ、旋回速度の高さから小回りも良い。
だが、いずれも同格と大きな差がある訳ではないので、そう易々と機動戦で競り勝つ事はできない。
肝心の最高速度も60km/h止まりであり、移動に関しては繊細に行う必要がある。
また、砲塔旋回は車体の機敏さに追いつかない事もあるため、砲塔の向きを考慮して攻撃へ移行する際のロスを極力減らすようにしたい。
- 偵察性能
v0.9.18より視認範囲は350mに伸長されたが、それでも同格軽戦車では低め。
隠蔽率も数値上優秀な部類というだけで、車体がさほど小さくない事もあり、隠れる茂みを間違えるとあっさり発見されてしまう。
スキルや拡張パーツでの補強が必須である。
早い時期に開発しないと戦場での行動にも差し障りが出てしまうが、研究に必要な経験値は5,800と高く、開発を優先するかは悩ましいところ。
- その他
拡張パーツはTier5軽戦車という事で砲垂直安定装置が装備でき、搭載すれば同格以下の軽戦車を追い散らす場合に大きな助けとなる。照準拡散を補うためにも可能な限り装備したい所だが、候補は他にも双眼鏡、レンズ皮膜、迷彩ネット、換気扇といずれも捨て難く、悩ましい。
中途半端に強化するよりは、走り偵察やNDKなどに特化した「攻撃型」か、置き偵察や支援攻撃を重視する「支援型」にタイプを絞ると選択しやすいだろう。
- 総論
火力や偵察性能がイマイチであり、お世辞にもTier5軽戦車の水準を満たしているとは言えず、扱いは難しい。
偵察を主体に立ち回るだけでは活躍は難しいが、ほぼ同数の同格軽戦車とマッチングする以上、敵の偵察を見越した行動ができなければ勝利は有り得ない。
隠蔽を活用した置き偵察や、中戦車の様に顔出しからのスポット偵察、側面取りで粘り強く戦っていこう。
孤立した重戦車ならばNDKで痛烈な被害を与える事も可能だ。
戦局を常に計り、行動の択を臨機応変に吟味し、堅実な仕事で戦線に貢献しよう。
史実
T-50は第二次大戦中に限定生産された歩兵支援用戦車である。
T-26に代わる歩兵支援戦車として開発されたT-127だったが、試験の結果特に機動性に問題があるとされた。
そのためエンジンをより高出力のV-4エンジンに変更し、重量削減のため装甲厚を減少させるなどの改良がおこなわれ、T-50として1941年初頭に制式化された。
T-50はエンジンが変更された以外おおむねT-127に準ずる構成だが、最大装甲厚は37㎜となり、砲塔には車長用のキューポラ(ハッチ無し)が追加されていた。またソ連軽戦車としては初めて無線機が標準搭載されていた。
T-50は改良によって良好な機動性を獲得し、減じられたとはいえ傾斜を含めれば当時の軽戦車として十分な装甲を有していたが、主砲はT-26と同一の45mm 20Kであったため、攻撃力が不足していた。
1941年4月よりT-50生産のための準備が進められていたが、6月には独ソ戦が勃発し、T-50を生産する予定の第174ヴォロシーロフ工場が存在するレニングラードはドイツ軍による攻撃にさらされ、工場はウラルへの疎開を余儀なくされた。
戦争によって既存車両の補充部品の生産や修理に追われるようになったうえ、新技術を導入した分軽戦車としては高価であり、攻撃力も十分とは言えなかったT-50は、戦前より準備されてきた資材を使用して1942年初頭までに数十両が生産されたのみで、以降の追加生産は行われなかった。歩兵支援任務は、当初快速戦車として開発されていたT-34が担ったのである。
生産されたT-50は、足回りの見た目より兵士たちに「マールィ・クリム(ミニKV)」と呼ばれた。生産数は少なかったものの独ソ戦中盤を戦い抜き、1944年にはフィンランド戦線に投入されて1両が鹵獲されているほか、増加装甲を装着した車両がドイツ軍と交戦している。
T-50のバリエーションとしては、戦前に計画された改良型のT-50-2があげられる。
参考資料
『大祖国戦争のソ連戦車』古是三春 ストライク アンド タクティカル マガジン2011年1月号別冊
http://ja.wikipedia.org/wiki/T-50_%28%E6%88%A6%E8%BB%8A%29
http://combat1.sakura.ne.jp/T-50.htm
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