Tier5 ソ連 重戦車 (削除済み)
↑KV砲塔
↑KV-2+107mm ZiS-6
スペック
車体
耐久値 | 560⇒660 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 75/75/70 |
最高速度(km/h) | 34 |
修理費(cr) | 3838 |
本体価格 | 333,200 |
初期重量(t) | 47.41 |
実用出力重量比(hp/t) | 10.41 |
武装
名称 | 発射速度(round/min) | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾分間攻撃力 | 100mでの精度(m) | 照準時間(s) | 総弾数 | 弾薬費 | 重量(kg) |
76mm ZiS-5 | 14.00 | 86/102/38 | 110/110/156 | 1540 | 0.46 | 2.3 | 111⇒130 | 56/5G/56 | 1155 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
76mm S-54 | 13.12 | 109/156/39 | 115/110/165 | 1508 | 0.41 | 2.9 | 111⇒130 | 56/5G/24 | 1390 |
122mm U-11 | 5.25 | 61/160 | 450/370 | 0.57 | 2.9 | 50⇒80 | 257/10G | 1600 | |
152mm M-10 | 2.36 | 110/206/86 | 700/700/910 | 1652 | 0.69 | 4 | 36 | 725/12G/810 | 2300 |
107mm ZiS-6 | 6.18 | 167/219/54 | 300/300/360 | 1854 | 0.45 | 3.4 | 50 | 270/10G/280 | 2400 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(deg/sec) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
KV | 95/75/75 | 22 | 306 | 7020 |
---|---|---|---|---|
KV-2 | 95/75/70 | 13 | 306 | 12050 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
M-17F | 500 | 20 | 610 |
---|---|---|---|
V-2K | 500 | 15 | 750 |
V-5 | 560 | 15 | 700 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(deg/sec) | 重量(kg) |
Suspension KV | 47.8 | 17 | 10600 |
---|---|---|---|
Suspension KV-2 | 58.3 | 20 | 10735 |
無線
名称 | 交信範囲(m) | 重量(kg) |
10R | 360 | 100 |
---|---|---|
10RK | 440 | 100 |
クルー
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
---|
派生車両
派生車両は削除される直前の7.2時点での物で現在とは繋がりが変わっています
解説
Tier5のソ連重戦車。7.3をもってKV-1とKV-2に分割、削除された。
始めはKV-1で研究が進んでいくとKV-2に進化して行った感じの車両だった
T-28から引き継げるものが何も無い為、機動力の低さもあって乗り出しの辛さはかなりの物なので心して行こう。
機動力は重戦車の中でも最低ランクの劣悪さになっている。
車体やパーツの重量がただでさえ重いのに最上位エンジンでも出力が全く足りず、履帯の旋回性も劣悪なために敵戦車に接近されると反撃できずに一方的に攻撃されてしまうこともある。
改良砲塔の旋回速度はもはや劣悪を通り越して凶悪の一言、秒間15度(すなわち360度旋回に24秒!)とそこいらの重戦車の射撃レートかと突っ込みたくなる速度なので車体旋回も併用するなどしなければ射界に敵を捕らえるのもままならない。あらかじめ敵方向に主砲を向ける、突出せず味方と連携を取るなどしなければただのウスノロドンガメ棺桶になってしまう点に要注意だ。
また、視認範囲の狭さが決定的な弱点になっているので調子に乗って前進し過ぎるとアウトレンジから集中砲火を受ける事もあるので注意が必要だ。
と欠点ばかりを挙げてきたが
最低Tierでも重戦車だけあり全周に渡って75mmから65mmの十分な装甲が施されている。
若干の傾斜を持たされている部分は更に堅固となり昼飯の角度などを使えば貫通力90mm以下の戦車砲を全く受け付ず、トップTier戦ともなればスチールウォール章を取ったのに無傷などといった事もあり得る堅さを誇る。
史実の項にあるラシャイニャイ市内での無双っぷりも頷ける堅さである。
火砲詳細は下記参照に譲るがTier5にしては破格の107mmと152mmを搭載可能で、Tier7位の上位戦車とも戦え下剋上も夢ではない潜在性能を持っている。
火砲は5種類あるが、この戦車の火力は砲塔によってガラリと変わってくる。
初期砲塔とセットの初期装備の76mm Zis-5は貫通力も威力も低く、同Tierの戦車相手でも苦戦しがちだ。
貫通力がましになった76mm S-54も飛びぬけて優秀という訳でなく精度の低さから安定を欠いてしまいやすい。
122mm U-11は、大口径の榴弾で同Tierの戦車も一撃で吹き飛ばす火力を持っているが発射速度の低さで運用に慣れが必要だ。
改良砲塔のKV-2砲塔と改良砲塔で搭載できる152mm M-10と107mm Zis-6を開発するまでこの3門を使う訳だが、152mm砲と107mm砲を使えない間は無理にKV-2砲塔を使う必要はないので特に拘りがなければ初期砲塔で自分にあった砲を使うのがベターだろう。
152mm M-10と107mm Zis-6は、早熟なTier以上の火力を持っている非常に強力な砲だ。
遮蔽物や地形を利用して適切に運用する事が出来ればTier7重戦車と渡り合う事も不可能ではない。
107mm Zis-6は、若干精度は低いものの高い貫通力と火力を兼ね備えた優秀な砲で色んなシーンで頼りになる。
次のKV-3にも持ち越しが可能なのでここで開発しておきたい。と言うよりKV-3の100mmより優れた点もあるので最後まで107mmで戦える、と書けばどれだけ優秀かわかっていただけるだろう。(ISに持ち越せないのが残念なぐらい使える砲)
152mm M-10は、やや特異な砲で自走砲クラスの破壊力を持っている。非常に遅い発射速度と劣悪な精度で扱い辛いが直撃すれば同Tierの中戦車位なら一撃で消し飛び、高Tier重戦車でも大打撃を受ける程だ。
特に榴弾(HE)が強力なのでこの砲を使う時は多目に搭載しておくと良いだろう。
走攻守のうち走を斬り捨てその分「攻守」に特化と非常に重戦車らしい戦車に仕上がっている車両だ。
特に改良砲塔搭載後の火力の早熟っぷりはソ連戦車の面目躍如といった所だろうか。
ただ、耐久値がそれほど高くないので格下戦車が相手でもない限り過信は出来ない。
特に巨大な改良砲塔は、リロード中などは少し余所見をして傾斜を付けて工夫しておくと多少貫通されにくくなるので覚えておこう。
寧ろ問題なのは機動力の方で初期履帯の重量制限がギリギリなので履帯から開発していく必要がある為に旋回性はまだマシになるが馬力不足はどうしようもないのでRemoved speed governorを使うのも良いだろう。
Tier5という微妙なポジションのせいでTier8クラスの重戦車が闊歩する戦場に放り込まれたりする事も多いが恵まれた火力のお陰で一矢報いる位の活躍は出来るのでクレジット稼ぎに優秀な戦車でもある。
史実
(写真は76mm ZiS-5を搭載した1942年型だが、フィンランド軍に捕獲されたため塗装がフィンランド軍のものとなっている。車体前面に装甲が追加されているのがわかる。)
1930年代前半に開発されたT-28やT-35といった多砲塔戦車は、武装こそ豊富だったものの装甲が最大30mm程度と(当時としては厚い方ではあったが)薄かった。
1936年に勃発したスペイン内戦において、ソ連軍が投入したT-26やBT-5がフランコ軍の対戦車砲や野砲によって容易に撃破されるとの情報が入ると、それらの軽戦車をやや上回る程度の装甲しか持たない多砲塔戦車の防御力不足が懸念された。そのため軍首脳部は各種単砲塔戦車の改良・開発を進める一方、多砲塔戦車についても1937年に防御力を強化した新型戦車の開発を決定し、2つの工場に対して試作車の開発を指示した。開発コードネームは「SMK」と「T-100」であった。
当初はT-35と同様に計5つの銃砲塔が搭載される予定だったが、技術者の主張により銃塔を廃した3砲塔へと改められた。しかしそれでも最大60mmの装甲を提供しつつ機動力を確保するのは困難だったため、1938年にはともに2砲塔式に改められた。なおこの前後にスターリンは「君たちは戦車の上に百貨店を作るつもりなのかね」という有名な発言をしている。
2つの多砲塔重戦車はサスペンションに新技術のトーションバーを採用し、45mm20kを搭載する砲塔が前に、76mm L-11を搭載する砲塔が後方上部に配置されて、装甲は最大60mmを確保していた。エンジンは航空機用エンジンをベースに出力850馬力を有していたが、SMKは重量55t、T-100は58tに達した。
一方SMKを開発していたコーチン技師は45mm砲塔も廃した単砲塔式が最適であると考え、SMKを小型化した単砲塔重戦車を別に開発しており、クリメント・ヴォロシーロフ元帥にちなみ「KV」と名付けられた。1938年には模型が完成して他の多砲塔戦車とともにスターリンに提示され、開発許可を得た。
1939年秋からの試験で、SMKとT-100は大重量による機動性の低さと多砲塔間の指揮連携の難しさを露呈し、さらに同年末に勃発した冬戦争に投入されたが、試験により予想された通り大重量によって運用が著しく制限され、さらに撃破されたSMKはその重量のため戦争継続中に回収することは不可能で、後送手段もなかったため戦後戦場後方で解体されてしまった。
このようなフィンランド戦の状況は次期重戦車選定に決着をつけ、KVの量産が決定された。
後述するKV-2の登場により、76.2mm砲を搭載する本来のKVはKV-1と呼ばれた。KV-1の武装は1939年型が76mm L-11、その後1940年型には76mm F-32、1941年以降はより強力な76mm ZiS-5が搭載された。装甲は多砲塔戦車より強化された前面75mmの装甲厚を誇り、当時としてはトップクラスの防御力を有していたが、V-2Kディーゼルエンジンの500から600馬力という出力で、かなり軽量化されたとはいえ45t前後あるKV-1を満足に機動させるのは困難が伴った。
さらに1940年初夏のドイツ軍によるフランス侵攻で赤軍は恐慌状態に陥り、火力と装甲を強化したKV-3などの試作戦車の開発が計画された。これらは結局量産されなかったものの、フィードバックとしてKV-1の武装が76mm ZiS-5に強化され、装甲は100mm以上に増強された。これによってKV-1は比類なき防御力を手に入れたが、一方で機動性はますます絶望的なものとなり、変速装置は頻繁に故障した。
「ソ連戦車はギアをハンマーで叩いて入れる」という有名な揶揄はKV戦車が原因であったという説が強い。
そのため戦闘要員5名の他に故障時の修理とギア入れのために整備士兼補助操縦手が乗員として配置されるほどであった。その整備士兼補助操縦手は1つしかない砲塔ハッチの下に配置され、車長が車外を確認するためには彼の頭に乗るか、一部の方向しか確認できない不十分な固定式ペリスコープ(潜望鏡)を使わなければならず、指揮・観測の都合上問題があった。
一方のKV-2は、冬戦争で陣地破壊・突破用の火力支援戦車が緊急で求められたことにより、KVをベースに開発された。なおT-100やSMKを用いた車両も計画されており、前者はT-100U、後者は212Aと呼ばれたが、結局戦争終結までに完成したのはKV-2のみであり、212Aに至っては実車が作られずに開発が中止された。T-100Uはモスクワ攻防戦に投入されて生き残り、現在ロシアのクビンカ戦車博物館に展示されている。
KV-2は152mm M-10を搭載した巨大な砲塔をKVの車体に搭載していた。そのため機動力はますます低下し、巨大な砲塔は手動旋回のため坂では旋回不能に陥る問題があったものの、その重装甲と強力な榴弾は歩兵の近接火力支援に最適だった。しかし独ソ戦ではKV-1と同じように部隊に編入されたため、苦手とする対戦車戦闘にも投入されて大きな損害を出した。
また、この大型砲塔を利用し、高い対戦車火力を持つ85mm F-30や107mm ZiS-6を搭載する車両が試作されたが量産にはいたらなかった。
KV-1とKV-2は冬戦争ののち、独ソ戦に投入された。当時のソ連軍は大粛清後の混乱から立ち直りつつあったものの、兵器は整備されずに放置され、戦術は十分に研究されていなかった。そのため性能で劣る3号戦車や4号戦車に撃破されたり、故障により放棄される車両も多かったが、その重装甲と火力はドイツ軍にとって悩みの種であった。例えば1941年6月23日、リトアニアでソ連第2戦車師団のたった1両のKV-2が橋頭保の歩兵とドイツ第6戦車師団をつなぐ街道の分岐点に居座って通行を遮断し、5cm対戦車砲や突撃工兵の肉薄攻撃を退けて、翌日8.8cm高射砲の集中射撃であいた被弾孔から手榴弾を投げ込まれようやく撃破されるまでドイツ軍の進撃を食い止めた。
(この際6発の8.8cm砲弾を浴びるも貫徹したのは2発だけだったと伝わっている)
このように損害を出しながらも活躍していたKV戦車だが、故障の多さやKV-1の攻撃力が中戦車であるT-34と変わらないことは問題視されていた。そのため機動力を強化したKV-1Sが開発される。
また、独ソ戦前の混乱期には、KV-3などの強化・改良型が各種開発されたが、いずれも独ソ戦突入により生産されていない。
参考資料
『ソビエト・ロシア戦闘車両大系(上)』古是三春 グランドパワー2003年10月号別冊
『KV1&KV-2重戦車 1939-1945』スティーヴン・ザロガ、ジム・キニア 大日本絵画
http://ja.wikipedia.org/wiki/KV-1
http://combat1.sakura.ne.jp/KV-1.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/KV-2
http://combat1.sakura.ne.jp/KV-2.htm
情報提供
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アーカイブ1
- kv2は今でも俺の愛車。 -- 2014-06-29 (日) 10:37:58
- ここのコメント欄平和だな・・・なんでどこもあんなことになっちゃったんだ・・・ -- 2014-06-29 (日) 11:08:52
- ここが平和なのはKVが今ないから誰も見ないからじゃないかな -- 2014-06-29 (日) 11:10:12
- そりゃわかるんだが、わずか一年足らずでああなるとはちょっと信じられなくてな。すまんね -- 2014-06-30 (月) 09:59:15
- こういうくだらない書き込みをするやつが増えたせいだろうな。ほんと迷惑だよ -- 2014-06-30 (月) 10:07:14
- 負けが込んで禿げかかってる戦車兵が気に入らないもの潰そうとしてるように見える -- 2014-09-19 (金) 18:21:25
- いや、お前みたいなのが煽るからだろwwwってか3ヶ月くらい前のコメに反応するなよ -- 2014-09-19 (金) 19:52:47
- ここが平和なのはKVが今ないから誰も見ないからじゃないかな -- 2014-06-29 (日) 11:10:12
- この車両があった頃はT-150無かったんだな・・・こういう削除されたページを見るとゲームの歴史を感じ取れて好き -- 2014-10-15 (水) 17:16:29
- 久しぶりにここに戻ってきた。ソ連重戦車の本懐を示してくれたこいつがまだ生き残ってくれていたことに感謝。 -- 2015-01-28 (水) 16:32:41
- 使ってみたかったなぁ(新参者) -- 2015-06-14 (日) 22:40:08
- 普通にKV-2に乗れば良いのでは(困惑) -- 2015-06-14 (日) 22:59:02
- ロマン砲をE75にぶつけたりTier3連中を107mmで吹っ飛ばしたりというプレイはKV-2じゃ無理だからねぇ…… -- 2015-06-15 (月) 00:38:53
- ロマン砲をE75にプレゼントしたいならSU-152で良いのでは…Tier3吹き飛ばしたい?KV-1で122mm撃つとか -- 2015-06-15 (月) 01:27:58
- 普通にKV-2に乗れば良いのでは(困惑) -- 2015-06-14 (日) 22:59:02
- KVで浪漫砲を叩き込み、SU-85の103mmで爆散させたものよ(老兵並感) -- 2016-12-09 (金) 00:55:38
- 107mmだつた... -- 2016-12-09 (金) 00:58:44
- つおそうだね -- 2017-01-08 (日) 05:21:55
- こんなのあったのかてかティア5で15瑠ってwつおすぎじゃないか?もっと早くこのゲームはじめればよかった -- あー? 2017-02-11 (土) 21:08:58
- こんな時代もあったのね…実に恐ろしき -- 2017-02-25 (土) 09:03:22
- 恐ろしいよ。Tier3や4でこいつと対峙して、5台ぐらいでパンパン撃っても誰も抜けない。一発撃たれれば誰かが死ぬ。課金弾が本当に課金以外で入手できなかった頃だし、誰かが持ってることを祈ってアヒルちゃんで囮として突っ込んでは死ぬ事ばかりだった。今みたいに物理演算もなく崖を降りて逃げられない、戦車同士で当たると1~2kmに減速するから見つけたらみんなでミツバチvsスズメバチみたいに囲い殺したもんさ。 -- 2017-07-08 (土) 02:50:36
- はえ~とんでもないバケモンがいたんやな -- 2019-10-26 (土) 21:10:49