Tier 6 日本 中戦車 / 略称:Chi-To / 日本語表記: 四式中戦車 チト
↑ Type 4 Chi-To Prototype + 7.5 cm Tank Gun Type 5
初期状態。Type 4 Chi-To(四式中戦車チト)の試作車輌の砲塔を搭載している。
日本戦車では数少ない鋳造砲塔であり、後部が丸みを帯びている。
↑ Type 4 Chi-To Production + 7.5 cm Tank Gun Type 5 Model I
最終状態。Type 4 Chi-Toの量産車の史実装備。*1
主砲の外見は変わっていない*2が、初期砲塔と比べて日本国旗のデカールが移動し、キューポラと砲塔が若干大型化した。
なお、溶接砲塔に戻った事で初期砲塔では丸みを帯びていた砲塔後部が角張っている。
初期状態
さり気なく日本戦車では数少ない鋳造砲塔なので砲塔後部が丸みを帯びている。
因みにType 3 Chi-Nu Kaiの砲塔とほぼ同一。史実的に言えばこの砲塔をチヌ車に載せたのものがこのゲームのType 3 Chi-Nu Kaiであるから当然ではあるが
最終状態
初期砲塔と比べて日本のデカールが移動しキューポラと砲塔が若干大型化した程度の差。砲の外見も全く変わっていない。
ただし今までの日本戦車同様の溶接砲塔に戻ったので初期砲塔で丸みを帯びていた砲塔後部が角張っている。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 870⇒920 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 75/35/35 |
最高速度(前/後)(km/h) | 45/18 |
重量(初期/最終)(t) | 31.15/32.7 |
実用出力重量比(hp/t) | 12.23 |
本体価格(Cr) | 940,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 狙撃型中戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
7.5 cm Tank Gun Type 5 | 12⇒ 12.77 | AP AP HE | 124 155 38 | 125 125 175 | 1,500⇒ 1,596 | 0.37⇒ 0.36 | 2.3⇒ 2.1 | 821 821 821 | 80 | 82 2,800 60 | 1,489 | -6.5°/+20° ⇒ -10°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
7.5 cm Tank Gun Type 5 Model I | 15⇒ 15.79 | AP AP HE | 155 186 38 | 130 130 175 | 1,950⇒ 2,053 | 0.37⇒ 0.36 | 2.3⇒ 2.1 | 821 821 821 | 65 | 140 3,200 68 | 1,764 |
※砲塔旋回170度で強制俯角6度
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Type 4 Chi-To Prototype | 75/50/50 | 36 | 360 | 6,500 |
---|---|---|---|---|
Type 4 Chi-To Production | 75/35/50 | 36 | 360 | 7,000 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Type 100 Kakyuu V-12 | 300 | 15 | 650 |
---|---|---|---|
Mitsubishi AL Type 4 Kuurei V-12 | 400 | 15 | 1,000 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Type 4 Chi-To Prototype | 32 | 27 | 10,500 |
---|---|---|---|
Type 4 Chi-To Production | 35 | 30 | 10,500 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Hei | 400 | 130 |
---|---|---|
Type 96 Mk. 4 Bo | 425 | 50 |
Type 3 Otsu | 550 | 240 |
Type 3 Ko | 750 | 560 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 12.37%⇒12.57% | 3.10% |
移動時 | 9.29%⇒9.44% | 2.33% |
派生車両
派生元 | Type 3 Chi-Nu(MT/31,150) |
---|---|
派生先 | Type 5 Chi-Ri(MT/52,650) |
開発ツリー
7.5 cm Tank Gun Type 5 (初期/57,000) | ━ | 7.5 cm Tank Gun Type 5 Model I (5,400/57,000) | ||||
Type 4 Chi-To Prototype (初期/10,000) | ━ | Type 4 Chi-To Production (5,500/16,000) | ━ | Type 5 Chi-Ri (52,650/1,440,000) | ||
Hei (初期/3,800) | ━ | Type 96 Mk. 4 Bo (1,400/14,000) | ━ | Type 3 Otsu (4,000/22,000) | ━ | Type 3 Ko (9,300/54,000) |
Type 100 Kakyuu V-12 (初期/15,200) | ━ | Mitsubishi AL Type 4 Kuurei V-12 (5,350/25,200) | ||||
Type 4 Chi-To Prototype (初期/9,000) | ━ | Type 4 Chi-To Production (5,200/15,500) |
車両に関する変更履歴
v0.9.2 | 車両モデルのビジュアルモデルを改良 |
v0.9.17.1 | HDモデル化 改良砲塔の側面装甲を50mmから35mmに変更*3 |
v1.9.0 | 7.5 cm Tank Gun Type 5の総弾数を65発から80発に変更 修理費用を11%ダウン 収益性を2%ダウン Type 4 Chi-To Prototype砲塔時のHPを740から870に変更 Type 4 Chi-To Production砲塔時のHPを820から920に変更 |
解説 (v0.9.17.1)
- 概要
v0.8.10で追加されたTier6の日本中戦車。
大戦末期、三菱重工がChi-Riと並行開発し、帝国陸軍へ量産配備予定だった試作中戦車である。
- 火力
初期砲塔ではType 3 Chi-Nu Kaiと同等の-6.5°までしか俯角が取れず、地形への適応力が低い。
改良砲塔では俯角-10°へ強化され、HP・精度・DPMも順当に向上する事から、早急に換装するべきである。- 7.5 cm Tank Gun Type 5
前身のType 3 Chi-Nuから引き継いだ初期砲。
精度が向上し、改良砲塔ではDPMも向上するものの、課金弾の強化APを用いても貫通力が155mmしかないのは厳しい。
砲塔共々、換装が急務である。 - 7.5 cm Tank Gun Type 5 Model I
本車の最終砲。
Tier6中戦車としては良好な貫通力・発射速度・精度を併せ持っており、単発火力以外の性能は良好である。
ただし、課金弾が強化APゆえに貫通力の伸びが悪く、Tier7・8の重戦車を正面から貫通させるのは難しい。
そういった相手と戦う機会は多いため、弱点把握や側面背面を狙っていく立ち回りは必須と言える。
- 7.5 cm Tank Gun Type 5
- 装甲
装甲厚はChi-Nuから強化されたが、周りの火力が向上している事を考えるとかなり頼りない。
正面装甲で10榴の貫通を防いだり、小口径の機関砲などを跳弾する可能性はあるが、基本的に被弾=ダメージと考えて良い。
車体が少々大きいが、隠れることを最大の防御とする立ち回りを意識したい。
隠蔽率は中戦車としてはやや低め。- 砲塔
今までの日本中戦車とは違って、駐退機および防盾部分が満遍なく150mmとそれなりの装甲厚を持っており、ハルダウンしていれば同格以下の通常弾は正面から受け止めてくれる可能性がそれなりにある。
しかし、肝心の防盾もさして広くなく、防盾外の装甲厚は言うまでもなく薄い。
あくまで日本中戦車にしては頼れる部分が存在するというだけなので、弾ければラッキー程度のものである。
基本的に、さっさと撃ってさっさと隠れるという、日本中戦車の大原則を守るのが一番である。 - 車体
最高数値の75mmの装甲があるのは垂直部分だけで、ライトやハッチのある傾斜の最も強い面は天板と同じくわずか20mmしかない。この装甲厚では強制跳弾も難しいため大きな弱点となっている。
ここを抜かれるとトランスミッションに当たってエンジンが破損する&火災が発生する危険もあり、撃ち合う時はできるだけ隠しておきたい。
昼飯は投影面積が増えるばかりでなく、弱点の切り欠きを露出してしまうため非推奨。 - 耐久値
耐久値はTier6中戦車の中では上から2番目とかなり高く、それなりの生存性があるといってよい。
いざという時に被弾覚悟で飛び出せるのはChi-Nu以前には無かった強みである。
序盤はしっかりと温存して、勝負どころで活かせるように立ち回ろう。
- 砲塔
- 機動性
日本中戦車の中でも鈍足な部類で、不便さが目立つ。スピードに乗りさえすれば陣地転換や側面取りはそれなりにこなせるが、上り坂に弱く、コース取りには普通の中戦車より一段気を使う必要がある。
なお、初期エンジンでは並の重戦車にすら遅れをとるレベルである。史実におけるチトの重量は29.5~30トン(諸説あり)とされている。
WoTでは理由は不明であるが、最終開発状態の重量が32.7トンもあり、機動性が損なわれる原因となっている。
- 開発
初期状態のままでは、Tierだけ1つ上がって機動力が更に悪化した劣化版Chi-Nu Kaiであり、乗り出しは劣悪極まりない。
できればフリー経験値を用いて万全の状態で乗り出したい。
主砲・砲塔・エンジンの3つは事前に開発したいところであり、どんなにフリー経験値を節約しようとも最低でも主砲と砲塔だけは開発して乗り出す事を推奨する。
- 総論
前身のChi-Nuから駆逐戦車寄りに強化された戦車である。
機動力が不足しているため、一般的な中戦車とはやや異なる運用が必要。
砲性能は優秀なので、前身と同じく前線から一歩引いた位置からの地形を活かした稜線射撃などを駆使し、丁寧に戦おう。優れた精度と貫通力は、やや遠目の間合いからでも充分な威力を発揮してくれる。
市街戦でも入り組んだ路地での接近戦は避け、直線道路の終端などに陣取るのが吉。
史実
↑チト試作2号車
1941年(昭和16年)に研究が着手され、1942年(昭和17年)9月に新中戦車(甲)として開発が決定された。これが後の四式中戦車の原型である。ちなみに新中戦車(乙)とは五式中戦車のこと。
当初、長砲身47mm戦車砲搭載として計画されたチト(チト車)は、列強各国の戦車の状況や過去の戦訓などから、1943年(昭和18年)に長砲身57mm戦車砲搭載に方針を変更、装甲に関しても最大装甲厚75mmと列強各国の中戦車同等基準で製作されることが決定された。
当初は試製五糎七戦車砲搭載のものが試作1号車として作られたが、威力不足でありまた列強各国の戦車の主砲が75mm級に移行したため、長砲身57mm戦車砲搭載案は破棄され、五式中戦車に搭載予定の長砲身75mm戦車砲を改装し搭載した試作2号車が設計されることとなった。試作1号車の砲塔はゲーム内では三式中戦車 チヌの初期砲塔として再現されている。
三式中戦車(チヌ車)の計画開始は1944年(昭和19年)であり、四式中戦車(チト車)はおろか五式中戦車よりも遅い。これは三式中戦車が、本車の開発の遅れを埋める為に計画された応急的な車輛のためである。三式中戦車は既存の一式中戦車に新設計の大型砲塔を搭載したものであり、いわば新砲塔チハの一式戦車版ともいえる。ちなみにチト車とはチュウセンシャの「チ」と計画順、イ、ロ、ハ、ニ…を組み合わせたものである。
試作2号車の主砲には、「試製七糎半戦車砲(長)II型(制式名称:五式七糎半戦車砲)」が選ばれた。本砲は元々五式中戦車用に開発されていた「試製七糎半戦車砲(長)I型」から半自動装填装置を外したもので、同時期に開発されていた「四式七糎半高射砲」と砲身・弾薬が共通であった。砲塔には日本初の鋳造砲塔が採用されたが、これは同時期のT-34やM4の鋳造砲塔とは違い、砲塔左面・砲塔右面・砲塔後面に分割された鋳造部品と砲塔上面及び砲塔前面の圧延防弾鋼板を溶接したもので、生産性で劣っていた。このため、量産時には三式中戦車の砲塔の増加装甲版を用いる予定であり、これがゲーム内では改良砲塔として再現されている。車体も量産車では生産性が高く、比較的避弾経始に優れたスタイルに変更されている。この量産車の車体がゲームでは再現されている。前面装甲は最高75mmに達している。足回りには九七式中戦車以来標準の水平コイルスプリング懸架装置を採用し、エンジンには「三菱ALディーゼルエンジン(4式V12エンジン)」が搭載され、変速機に日本初のシンクロメッシュ機構を採用、操向装置には九七式中戦車と同じ遊星歯車式のクラッチ・ブレーキ方式が採用されたが、油圧サーボを導入した事により最高時速45km/hで自由自在に動いた。
本車の完成をもって、遅れていた日本の戦車技術も時期の遅れはあるものの一応世界水準に達したと言え、M4を上回る性能は大いに期待された。試作車の完成後は、昭和20年度中に200両量産・配備される予定であったが、生産が遅れ、終戦までに完成した車両は2両(文献によっては6両)のみであった。
戦後、完成した2両の四式中戦車の内1両はアメリカ軍に接収され、アメリカのアバディーン性能試験場に送られ、様々な試験が行われたが、その後スクラップとして解体された事が分かっている。
もう1両の方は終戦直後にアメリカ軍(GHQ)に取られるのを拒んだ日本軍の関係者が焦土作戦で隠蔽のために運搬し、浜名湖北の猪鼻湖に沈められていると言われており、現在においても発見しようとしている人が大勢いる。
↑量産車のものと考えられている図面
本ゲームに登場するChiーToの最終状態はこれ。
Wikipediaより引用
情報提供
愚痴や日記など生産性のない話題は外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告は専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブ、スペック、解説に表記されています。
※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。