Tier10 日本 重戦車
スペック(v1.23.1)
車体
耐久値 | 2,200 |
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車体装甲厚(mm) | 120/70/40 |
最高速度(前/後)(km/h) | 35/14 |
重量(初期/最終)(t) | 60 |
実用出力重量比(hp/t) | 17.5 |
油圧サス切替速度 (発動/解除)(km/h) | 10/25 |
射撃後の砲身冷却時間(s) | 12 |
本体価格(Cr) | 6,100,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可/不可 |
ロール | 万能型重戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
120 mm Gun Type 71 | 6.82 | AP APCR HE | 260 320 60 | 400 400 515 | 2,727 | 0.42 [0.28] | 2 | 1,050 1,380 1,050 | 45 | 1,140 4,800 865 | 3,000 | -7°/+20° [-12°/+25°] |
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※精度の[]は砲身冷却後の値
※俯仰角の[]は油気圧サスペンション使用時の値
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
SHB-2 | 300/140/50 | 35 | 400 | 13,000 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Mitsubishi MT 1100 | 1,050 | 20 | 2,000 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
SHB-2 | 66 | 30 | 12,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Type 67 | 750 | 370 |
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乗員
1 | Commander(Loader) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator |
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拡張パーツ
Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
× | × | Class1 | Class1 | Heavy |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 4.45% | 0.84% |
移動時 | 2.28% | 0.43% |
派生車両
派生元 | Type 68(HT/222,100) |
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開発ツリー
車両に関する変更履歴
v1.23.1 | 新規実装 |
解説(v1.23.1)
- 概要
v1.23.1で追加されたTier10の日本重戦車。
砲身冷却システムと油気圧サスペンションを搭載している。
- 火力
素の俯仰角は前身から更に低下し-7°/20°と平均的だが、油気圧サスペンションの可動範囲は5°に拡大しているため合計は-12°/25°と同格重戦車の中では圧倒的な値。普通の車両では利用できない地形も活用できる強みを持つ。- 120 mm Gun Type 71
単発火力と発射速度はT110E5と同等であり、万能型重戦車らしく控えめの単発火力と引き換えに優秀な砲性能を備える。砲塔旋回速度も引き続き良好で取り回しはかなり良い。
素の精度は相変わらず0.42と悪いが野戦改修や拡張パーツで強化すれば0.38とましな値になり、砲身冷却時の精度も0.25と極端な高精度を実現できるため火力強化の一選択肢となるだろう。
砲身冷却時間は12秒まで短縮されており強化すれば10秒程度と冷却を待っても実用的なDPMで戦うことができる。通常弾はAP弾で貫通力260mmと良好だが弾速は少し物足りない。課金弾はAPCR弾で貫通力320mmと十分な値であり、弾速も大幅に向上するため砲性能と合わせて狙撃も楽にこなすことができる。
総弾数は45発と前身から変化はないが、発射速度が向上しているため弾切れや砲弾の配分には注意が必要。
- 120 mm Gun Type 71
- 装甲
装甲特性はType 68からほぼ変わらず、ハルダウンが得意で平地での撃ち合いにめっぽう弱い。砲塔装甲が強化された代償か車体装甲は部分的に弱体化している。
耐久力も2,200と同格重戦車の平均を下回っており、重戦車としては打たれ弱いという印象が強い。
自走砲に対する耐性も低く、スタンを貰うとDPMや砲身冷却の優位を潰される上に素の精度は劣悪な値になる。装甲厚の薄さから榴弾の非貫通ダメージやスタン時間が長大になりやすく、自走砲の多いマッチでは対策は必須。- 砲塔
砲塔正面は厚い装甲に傾斜を取り入れており、薄い部分でも対AP弾で360mm程度の防御力があるため基本的に貫通は不可能。
しかし防盾の中央あたりは330mm程度の防御力であるため、同格重戦車のHEAT弾や駆逐戦車の課金弾には貫通されうるので注意。
向かって左上のキューポラは傾斜込で170mm程度の弱点。キューポラは上下二段に分かれており、中央部分は70mmの鋭い傾斜が付いているためAP系は平地でも跳弾しうる。そのため見た目よりは貫通可能範囲は狭いもののHEAT弾には無力。
俯角を取ると砲塔正面の傾斜が増し防御力は上がるが、キューポラを隠すことは出来ない。ハルダウン時でも右壁を利用するか砲身ガードでキューポラを守りたい。照準を上げると防盾上部の100mmの薄い背面装甲が露出するため砲身ガード時などには上げすぎないように注意。砲塔側面は前半部分が装甲厚160mmであるが砲塔正面左右が傾斜で防御力を稼いでいるためよそ見は出来ない。砲塔側面後半部分は装甲厚80~140mm程度と薄くなる。遮蔽物に隠れていてもよそ見をすると突き出た砲塔後部がはみ出ることがあるので注意。
砲塔背面は装甲厚50mm、天板は前半が55mm・後半が30mm。 - 車体
車体装甲は重戦車としては非常に薄く、正面に弾薬庫判定もあるため可能な限り隠して戦う必要がある。
車体正面の広い傾斜部は180mm程度の防御力しかなく、格下の通常弾や183mm砲のHESHにも簡単に貫通されてしまう。俯角を取ったハルダウンで傾斜を稼げるが、跳弾角度には達しない。
最上部は傾斜がきつく平地でも跳弾できるが装甲厚が40mmしかないため相手を選ぶ。向かって右側の操縦手用ペリスコープは垂直150mm程度で前身同様弱点。
履帯上の切り欠き部分は正面からは対APで280mm程度。
下部は70mm厚だが傾斜がきつくAP系は跳弾するため上部より弾きやすい。車体側面は上部が装甲厚60mm、履帯裏が70mm、下部が傾斜した50mmと僅かに増厚され、誘導輪の付け根の張り出しもようやく解消された。しかし正面に切り欠きがあるため前身のように豚飯はやりにくくなっている。とはいえ前から出るよりはましな点は変わらない。
車体背面は傾斜込みで40mm、天板は前半が30mmでエンジンルーム部分は20mm。
相変わらず自走砲への耐性は低いが野戦改修レベル8で増強型車体構造を選択できるようになったため多少の対策はできる。モジュールと搭乗員に関して
前述の通り本車両は格下車両にも貫通されるほど車体装甲が貧弱であるため、モジュール破損と搭乗員の負傷が頻発する。- 弾薬庫
車体中央付近に広く判定があるらしく、車体正面から貫通されるだけで弾薬庫が破損する。また、斜め前方を晒すと履帯と弾薬庫を同時に破壊される可能性がある非常に危険な状態となる。なにより車体正面上部の装甲が薄いのに加え車体中央に判定があるせいで、快速のオートローダー車両などにオートエイムで旋回戦を仕掛けられるだけで弾薬庫が連続破損して対処できないという悲しい自体にも陥りかねない。加えて砲塔後部の突き出た部分にも弾薬庫判定があり、先述の通り遮蔽物からはみ出して砲塔後部を撃たれ弾薬庫が破損ということも起こり得る。このため弾薬庫の耐久力を強化する必要があるが、車長が装填手を兼任しているため他車両に比べて搭乗員パークの弾薬庫保護の習得コストが高いという欠点が存在する。弾薬庫保護を習得した場合、他系統の日本重戦車への載せ替え時に無駄になるというのも地味な弱点だろう。
また、弾薬庫判定が複数存在するせいか頻繁にダメージ判定が発生し、試作拡張パーツの生存性強化システムレベル1程度では強化しても大した対策にはならない*1。これは先の弾薬庫保護単体でも同じことである。
そのため改良型モジュール構造をカテゴリ一致で載せることが望ましいが、それでも口径120mmを超える砲弾に車体を2発貫通されると弾薬庫が破損することがあり万全ではない*2。
生存性強化システムと改良型モジュール構造の両方を載せるということも可能であるが、流石に犠牲になるものが大きすぎるため現実的ではない。
- エンジン
こちらは耐久力が高めであり弾薬庫ほど頻繁には壊れないが、エンジンの引火率が前身から倍になっておりかなり火災が起きやすくなっている。搭乗員の兼任から消火スキルの習得コストが高いのに加え、他の対策の為に消耗品を使うため消化器を載せるコストも高い。
- 操縦手と車長
車体前面に操縦手の判定があり弾薬庫同様に頻繁に負傷する。本車両は機動力を奪われるとただの柔らかい的になるため非常に危険である。
また、砲塔のキューポラには車長の判定があるためハルダウン中には負傷する可能性が高い。先述の通り車長は装填手を兼ねているため、装填時間が大幅に伸びるなど通常よりも影響が大きい。
搭乗員の保護としては野戦改修レベル7の増強型車体構造と消耗品の救急キット(大)を併用することでかなり負傷率が低下する。また、これらには自走砲のスタン時間を低減する効果もあるため自走砲耐性の低い本車両としては優先度が高い。更に野戦改修レベル5の試作型緩衝材を搭載すればスタン耐性はかなり改善されるので一考の余地がある。
自走砲マッチ用に消耗品の救急キット(小)と救急キット(大)を併用する構成を用意しておくのもありかもしれない。
- 自走砲対策
昨今は人気がない拡張パーツではあるが、自走砲マッチに限っては内張り装甲を搭載しておくのも手である。こちらは搭乗員保護やスタン時間の抑制効果が非常に高く、前述の消耗品や野戦改修での対策を他に回すという事が可能になる点も注目に値する。
残念ながら装甲が薄いため自走砲の榴弾ダメージの軽減効果はあまり期待できないが、正面装甲への直撃ならば装甲材での耐久力上昇分と同程度の軽減は期待できる。また、車体装甲の薄さから体当たりを仕掛けられやすいことや、昨今は大口径榴弾を使用する車両も増えてきているため一考の余地はある。
車長の搭乗員パークである音響探知をあわせて習得すれば回避は勿論のこと、砲撃に対して砲塔や車体を向けることで自走砲の榴弾に対してダメージ軽減効果も期待できるなどかなり有用。ただし前述の通り兼任から習得コストが高い上に自走砲の居ないマッチでは無駄なスキルとなるため悩ましい。
- 弾薬庫
- 砲塔
- 機動性
機動性は前身から出力重量比が僅かに上昇した程度で変化はないが重戦車としては相変わらず良好。
残念ながらエンジンの引火確率は20%に上昇してしまっている。
- 総論
万能型重戦車ではあるが砲性能と砲塔装甲に振り切っており、狙撃型中戦車を大型化したような車両に仕上がっている。
圧倒的な俯仰角と精度を利用すれば一方的にダメージを取り続けることも可能であり、厚い砲塔装甲と良好な機動力がそれを可能にしている。一方で砲身冷却システムや装甲配置の偏りから得意不得意が明確に分かれており、万能型重戦車でありながらかなり癖の強い車両でもある。
特に車体装甲の薄さは如何ともし難く実質的に前身から弱体化してしまっており、間違いなく本車両の最大の弱点である。このため市街地などの車体を隠せない場面ではあっさり撃破されかねない。内部モジュールや搭乗員にも頻繁に損害を受けるため車体を晒して戦う場面では対策は必須となる。平地での防御力は中戦車並であると思っておいた方が良いだろう。
DPMが高いとはいえ控えめな単発火力からダメージ交換にも不利であり、とにかく接近戦には弱い。
中戦車寄りの性能であるが隠蔽の不足やHTとして前線に出なければならない点など悩みどころは前身から変わっておらず、むしろその傾向は強化されているといえる。とはいえ車両ステータス全般は高くスペック的には同格重戦車の中では優秀である。ここまで乗りこなしてきたプレイヤーならば砲身冷却システムの長短には問題なく対応できるだろう。自走砲対策の手段が増えている点も大きい。
問題は車両特性が尖りすぎていてそのスペックを活かすのが非常に難しいことである。特定の状況には異様に強いがそれ以外はからっきしであるため、自ら有利な状況を作り出す腕と判断力が求められる。
戦果を出すためにはとにかく苦手な接近戦を避け、如何に得意な中~遠距離戦に敵を引きずり込むかが重要になってくる。
重戦車として前に出なくてはならない場面では味方と上手く連携して対処したい。
史実
1960年代後半の設計案に基づいた戦車である。《STB-1》のサイズをひと回り大きくした車輌として計画が進められた。市街地での戦闘で特に重要となる《油気圧サスペンション》の搭載を想定して設計されており、地面と車体の底との距離の調節や、主砲の仰俯角の拡大が可能になる予定だった。さらに強化された装甲と大口径の主砲の搭載が計画されていた。(ゲーム内説明)
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>葉2 ああ、たしかに17%低下するだけで120mm砲に一撃で損傷を貰うようになりますね。この車両の場合弾薬庫貫通する頻度が異様に高いのでモジュール構造載せたほうが良いかもしれませんね。 -- 枝主? 2024-01-21 (日) 19:31:32
命中77%、貫通69%と平均的なのに平均ダメージ自体は低めなので元の精度の悪さと砲身冷却が打ち消し合ってDPMだけ下がってそうです。そしてブロックと生存率は共に下から5位と低いので車体装甲が柔らかすぎて砲塔装甲活かせてないみたいですね。 -- 2024-01-22 (月) 20:05:11