A-44

Last-modified: 2024-01-18 (木) 14:45:29

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Tier 7 ソビエト連邦 中戦車

公式紹介ページ

スペック

車体

HP1,000
車体装甲厚(mm)150/60/60
最高速度(km/h)59
重量/最大積載量(t)36.34/37.0
本体価格(シルバー)1,380,000

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
初期状態V-2-3457 mm ZiS-4A-44A-441,0009R
50042 / [37.33]75/75/75325
13.890.8/0.9/1.842360
76 mm S-54開発時V-2-3476 mm S-54A-44A-441,0009RM
60042 / [43.97]75/75/75525
16.360.8/0.9/1.842360
107 mm ZiS-6開発時V-5107 mm ZiS-6A-44 enhancedA-44 shielded1,1009RM
60044 / [43.07]90/90/90525
15.540.7/0.8/1.644370

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
57 mm ZiS-4AP
APCR
HE
56
7G
28
112
189
29
85
85
95
26.092,2181.900.34
3.61
1.09
160+25
-5
76 mm S-54AP
APCR
HE
80
6G
48
125
156
39
115
110
165
18.182,0911.900.41
4.35
1.31
160+25
-5
107 mm ZiS-6AP
APCR
HE
270
11G
280
167
219
54
300
300
360
5.711,7133.400.45
4.25
2.88
60+15
-3

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier7ソ連中戦車
    マッチング上ではHTと同じ扱いとなるので、弱点を覚えておきたい。
    開発先のObject 416とは違い全周旋回砲塔。
     

  • 最終砲以外はT-34との共通砲なのでかなり貧弱であり、育成には難儀する。
    最終砲開発までフリー経験値を投入した方が良いだろう。
    • 57 mm ZiS-4
      初期砲。
      T-34では頼りになったが、このTier帯ではもはや通じない。
      金弾貫通力だけはTier7並みだがその他の性能が壊滅的な状態であり、フル金弾でも役に立つとは言えない。
    • 76 mm S-54
      こちらもT-34で使った中間砲。
      T-34の頃より発射速度と照準時間が大幅に短縮されて使い勝手がよくなったが、根本的に火力不足。
      貫通力もダメージも足りておらず、活躍は難しい。
    • 107mm ZiS-6
      最終砲。
      本来はHT用の砲ゆえに同TierMTの砲と比べ、単発攻撃力は50~100以上高く同格最高で、高めの貫通力も持ち合わせる。
      ただしZiS-6搭載時の俯角は僅か-3°。他の戦車であれば意識しない様な段差や斜面ですら射線に影響を受けてしまう。ちなみに同じソ連の同格MTのT-43は-8°、KV-13は-5°である。
      もちろん、ハルダウンや稜線射撃はおろか、急斜面での射撃すら困難。行進間射撃の際には地面のわずかな傾斜に差し掛かっただけでも俯角の制限にひっかかって照準がずれることも多く、起伏の激しい地形とは相性が悪い。
      また同TierMTの砲と比べて照準収束速度が1秒ほど遅い。俯角が取れず照準収束速度も遅いと言う事は、距離を置いた射撃時に車体を大きく長く晒さなければいけない事を意味する。
       
  • 装甲
    • 砲塔
      砲塔が車両後部に有る配置の為、遮蔽物から前進しての飛び出し撃ちはこちらの射線が通る前に車体を撃たれ、最悪の場合履帯エンジンドライバーなどの駆動系がまとめて全滅してそのまま一方的に撃たれ続ける恐れもある。
      かと言って後進して砲塔を出した場合、砲塔下車体側面の弾薬庫に被弾し、爆発四散する危険性が高まる。
      市街地戦では豚飯を使っていきたい。もちろん弾薬庫を晒すことには変わりないので被弾には注意。
    • 正面装甲
      カタログスペック150mmだが、実際には正面機銃穴が開いている一段高い部分と、車体下部と正面の間の継ぎ目のみの数値で、ライトより下の部分は75mmで同格MTと大して変わらないという装甲詐欺となっている。
      ライトより下も75mmではあるが傾斜65度で160mm厚相当なので、同格HT・TDから撃たれても跳弾となる場合も多い。
    • 弱点
      車体下部は垂直75mmなので、相手に正面を向けるのは避けるべきだ。
      車体前部にエンジンやドライバーが配置されているため、数発被弾するだけで損傷、破壊されてしまう。
      なお、車体正面の150mmの部分にはエンジン、ドライバー共に当たり判定が設定されていない。
      エンジンの発火率は15%と低めなので燃えやすくはないが、10戦中4~5戦は損傷するのでサイクロン・フィルターの装着も一考である。
       
  • 機動力
    初期状態は結構悲惨であり、履帯は初期から優秀だがエンジンが完全に力不足なので実戦投入前に買い替えておきたい。
    最終的な機動性は良好であり55km/h前後で移動可能だがトルク不足気味なので、開発元のA-43と同じようにHTやTDに対してNDKを仕掛ける場合は気を付けないと相手に追いつかれてしまう。
    また俯角が取れないため、相手に近付きすぎると砲塔しか狙えない、ということもある。
    搭載している砲からすれば破格の機動力であることは間違いないので、それを活かした運用が求められる。
     
  • 総論
    高威力の砲・良好な機動力という長所と、エンジン判定・俯角不足・収束と精度という欠点がはっきりした戦車である。
    砲の欠点はガンレイや換気扇により改善するので、装備しておこう。
    砲性能から後ろに籠って支援射撃という戦い方も考えてしまうが、せっかくの機動力を殺してしまうことになる。状況を見て判断すべきである。
    砲性能と車体性能のミスマッチゆえに癖が強く、扱いにくさを感じるかもしれないが、初動から足を活かした陣地展開と砲による威嚇が可能であり、前線に展開していける戦車であることは意識しておくべきだろう。
    なお初期状態はかなり貧弱で開発途中も砲の貧弱さから育成に苦労するので、フリー経験値を惜しみなく投入した方が良いだろう。

史実

本車は独ソ戦開戦以前の1941年4月にプロジェクトが開始され、第183工場の主任技術者であった I.S.Behrが開発を主導しました。
装甲や主砲、エンジンなど異なる3タイプが設計・提案されていました。
試作車の制作が1942年の初頭の予定でしたが、ドイツ軍の侵攻が開始され大祖国戦争勃発によって、工場と施設は疎開による移転を余儀なくされ、開発が中止されました。

コメント

  • 火災率と弾薬庫損傷率が異常。砲拡散さえまともなら普通に使える車両なんだけどな。 -- 2018-12-10 (月) 14:53:26
  • 車体後部狙って撃つだけでポンポン首が飛ぶ。適当にオートAIMでも首が飛ぶ。そのくらい弾薬庫の判定デカイ -- 2018-12-11 (火) 19:04:04
  • 48戦でやっとさ416買えたが苦行だった (^^; -- 2019-05-26 (日) 22:22:19
  • 俯角なんとかして欲しい。全然車体下部が狙えない。 -- 2020-01-09 (木) 17:43:50
  • 火力のための犠牲なのかもしれないが、俯角3度が本当に厄介。常に仰角で撃つことを意識しないとまともに敵に照準を合わせる事すら出来ないこともある。が、一度その火力が火を吹けば同格HTですらたじろぐものを持ってはいるが -- 2020-01-10 (金) 00:42:46