Somua SAu 40

Last-modified: 2024-04-18 (木) 16:07:09

Fr_somua_sau40.png

Tier 4 フランス 駆逐戦車

公式紹介ページ

スペック

HP395
車体装甲厚(mm)36/35/35
最高速度(km/h)37
重量/最大積載量(t)23.99/24.5
本体価格(シルバー)110,000
SAu-40
(3,100/110,000)
AC5
(2,700/27,000)
SAu 40 (75)
(4,995/47,860)
SAu 40 (105)
(6,195/61,560)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
初期状態Somua S-4075 mm APX mle. 1938Somua SAu 40Somua SAu 40395300
220AP
APCR
HE
86
128
38
110
110
175
4046
7G
38
17.65
1.70
0.45
28--/--/--44330
105 mm AC court mle. 1934 S開発時Somua S-40 Bis105 mm AC court mle. 1934 SSomua SAu 40 bisSomua SAu 40360
260HE
HEAT
53
104
410
350
30128
10G
7.06
2.29
0.52
30--/--/--44360
75 mm AC SA44開発時Somua S-40 Bis75 mm AC SA44Somua SAu 40 bisSomua SAu 40455
260AP
APCR
HE
110
158
38
110
110
175
4070
7G
38
15.79
1.70
0.41
30--/--/--44330
 

解説

  • 概要
    ー謎の砲塔ー
    Tier4フランス駆逐戦車
    強力な高速榴弾砲と引き替えに、砲性能以外の全てが犠牲となっている、非常に扱いづらい戦車である。
    特に、バランスに優れる同格のHetzerと比べると悪いところばかりが目立ってしまう。鈍重な機動、狭い射界、薄い前面装甲、大して良くない隠蔽率がこの戦車を扱いにくくしている。
     

  • 左右射界は右8°、左7°と僅かに右のほうが広くなっているが、前身と大きくは変わらない
    一方で俯仰角は大きく変わっており、仰角30°、俯角10°と格段に向上しているが、後述の機動性のために射撃の機会そのものが少なくなっている。
    また、全体的に発射速度の割に弾数が少ないという欠点も抱えており、気が付くと弾切れしているなんて言う事も。
    残弾数には気を払っておきたい。
    • 75 mm APX mle. 1938
      初期砲。
      以前は重戦車ルートで使う75mm砲とほぼ同程度の貫通力*1という非常に厳しい性能だったが、アップデートによる貫通力向上とマッチング帯変更により、だいぶ改善された。
      AP貫通力は微妙だが、金弾を使えばマッチング範囲内の戦車は大抵撃ち抜ける。
      精度があまりよろしくない上に弾数にも不安があるため、なるべくなら近づきたい所。
    • 105mm AC court mle. 1934 S
      駆逐戦車用10榴。
      高速榴弾による攻撃は非常に優秀で、榴弾砲に弱い軽戦車・中戦車を遠距離で仕留めることができるのは大きい。
      特にTier4戦は軽戦車が多いが、本車の高速榴弾は軽戦車にも十分命中を見込める弾速であり、しかも多くの軽戦車を一撃で瀕死に追い込むことが出来る。
      榴弾砲の常として精度が良くないため、こちらも可能な限り近づいて撃ちたい。
    • 75 mm AC SA44
      初期砲の強化版。
      貫通力と精度が向上しており、無難な仕上がり。
      Tier4駆逐戦車として不足のない性能だが、10榴に勝るほどの魅力に欠けるのも事実。
      精度も改善されたとはいえ、相変わらず良くないので当たる距離をしっかりとつかんでおきたい。
       
  • 装甲
    でかい図体の割にペラペラで、特に副砲塔が一目でわかる弱点なのはM3 Leeと同じなので、市街戦やハルダウン時にはなるべく晒さない様に心がけたい。
    敵に近づき過ぎないように気をつけつつ、地形や遮蔽および味方を最大限に利用して敵からの反撃を受けないようにしながら戦うのが上策である。
    幸い、俯角は大きく取れるので、ハルダウン出来る場所に陣取り、射撃後素早く待避しよう。頭の弱点の存在を忘れず、十分な待避を行う必要がある。
    また、10榴を搭載している敵にも気を付けなければならない。
    前面装甲ですら榴弾に貫通されるため、撃たれたら即死するであろうという前提で進退すること。
     
  • 機動性
    最高速と旋回性能はRenault UE 57と大差ないが、エンジンが非力で車体の大型化に伴う車重の増加を支え切れておらず、加速力が猛烈に悪化している。
    出力重量比が重戦車レベルまで落ち込んでしまったことにより、移動が恐ろしく不便になった。
    UE57のように小さな障害物で大幅減速は無くなったものの、登坂がきついのは変わらず射撃ポイントへの移動自体が難しいためにせっかくの俯角も活かし切れない。
     
  • 総論
    大柄で被弾しやすい車体、遅い前進と後退と旋回、車外のあちこちに露出した弱点と問題点の多い車輌だが、ユーザーが少ないため、使い方をしっかり覚えればマスターバッジを取りやすいという特徴がある。
    味方主力から一歩引いた位置での中距離火力支援がおすすめ。
    特に、105mm搭載の場合は殆どの同格や格上の一部を一撃で葬ることができるので、優先的に狙われかねない。
    旋回性能と後退速度に分が悪いために突出は避けるべきである。
    火力以外の低性能を補うためにも、本車両の運用には細心の注意が必要である。とにかく弱い装甲と鈍い動きが問題で、立ち回りに失敗すると被発見→被弾→被撃破というフローが迅速に実行されてしまう。

史実

ソミュアSAu40は、1935年にSomua S35開発計画から、自走砲を開発する計画が派生し開発されました。
車体前部右に75mm砲を固定装備しており、後にアメリカのM3中戦車に影響を与えることとなりました。
砲塔は機銃のみを装備する小型なものとし、主砲の射撃統制に用いていましたが、テスト時に視界確保のために後部ハッチを前面に向けていたようです。(ゲーム内では、この状態が再現されている模様です。)
1937年の後期には車体が完成し、1939年には遅れていた砲の試験も終了、十分な性能であると認められSAu40として採用されました。
ドイツによるフランス侵攻の1939年の11月までには、36台の先行量産型が製造されました。
1940年に、フランス西部戦線を生き延びた先行量産型が撮影されましたが、その後の行方はわかってません。

コメント

  • 榴弾砲がほんと強くていいんだけど、立ち回りがすごくムズいぞ、、 -- 2018-01-02 (火) 01:41:52
  • 見つからなきゃこいつは神 -- 2018-06-02 (土) 20:01:40
  • 意味はなくとも砲塔の向き直してくれないかなぁ・・・ -- 2021-11-04 (木) 23:19:42
  • Tierトップがこの戦車だけだと味方に申し訳無い気持ちになる -- 2022-03-06 (日) 16:33:44
  • 育ってる車長乗せてコソコソ10榴撃つのが楽しい。諸々強化で装填6秒くらいにできるし。俯角10度は優秀だけどハルダウンしても露出しまくるタンコブが癌すぎる… -- 2023-04-14 (金) 22:42:42

*1 以前の貫通力はAP68mm、APCR91mmという豆鉄砲だった。