Tier 9 フランス 駆逐戦車
スペック
HP | 1,550 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 180/50/50 |
最高速度(km/h) | 50 |
重量/最大積載量(t) | 50.1/59.56 |
本体価格(シルバー) | 3,670,000 |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期状態 | Maybach HL 295 | 120 mm AC SA46 | AMX 50 Foch | AMX 50 Foch | 1,550 | SCR 508 | |
850 | 26 / [24.27] | --/--/-- | 400 | ||||
16.93 | 1.4/1.5/2.6 | 26 | 380 | ||||
開発完了 | Saurer | 120 mm AC SA46 | AMX 50 Foch bis | AMX 50 Foch | 1,550 | SCR 528F | |
1,000 | 28 / [30.61] | --/--/-- | 750 | ||||
19.93 | 1.3/1.4/2.4 | 26 | 380 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
※青字:オートローダー砲・機関砲
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 連射[間隔] 弾倉[交換時間] | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
120 mm AC SA46 | AP APCR HE | 1,060 12G 900 | 257 325 65 | 400 400 515 | 5.83 連射[2.40] 弾倉[34.00] | 2,332 | 2.50 | 0.35 ? 1.27 | 68 [4×17] | +18 -6 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
ー特に語ることもないー
Tier9フランス駆逐戦車。
1950年代初期、AMX-50の車体をベースに開発・少数生産された試作対戦車自走砲である。
前身からより扱いやすくなった。 - 火力
砲ラインナップはAMX AC Mle. 1948から引き継ぐ120mm砲1門のみ。射界や仰俯角に変化はない。- 120 mm AC SA46
AMX AC 48から装填時間はそのままに、弾倉4発となった自動装填砲。発射間隔、精度、照準時間などが強化されている。
主砲の発射レートが上がった以外大した変化がなく、癖なく扱いやすい。
ただ、Tier9TDにしてはDPMも単発火力も不足気味であることは否めない。
また使い易くなったとはいえ、相変わらず砲のレティクル拡散に難があり、咄嗟射撃は苦手である。
- 120 mm AC SA46
- 装甲
前身から弱点を減らし装甲厚を増やしたため(傾斜53度290mm相当)防御面では信頼出来るようになっている。車体正面は貫通力300mm級の砲弾でも距離減衰や貫通力の下振れ次第では弾ける機会があるだろう。
ただ、車体上部の機銃塔、ステレオスコープの中心部、また前車両共通の車体下部が弱点となっておりこれは後身になっても引き継がれているためここで慣れるといいだろう。
とくに車体下部は狭い低いで、撃ち下ろしだと抜けないようなイメージがあり狙う人は少ないが、平地から下部を撃てば貫通200mm程度で貫通できることがある。実際に運用する際に気をつけよう。
側面装甲は前と同様の40mmで、このTier帯の120mm砲を受ければ標準化の関係でほぼ水平に受けても間違いなく貫通されてしまう致命的な薄さである。もともと車体が非常に大きく長いので自走砲ともども常に気を配る事になるだろう。 - 機動性
高Tierフランス車らしく良好な部類であるが、MTに張り合えるほど旋回力はないので注意。
次のAMX 50 Foch (155)も同じような操作感覚なのでここで慣れておくと良いだろう。 - 総論
走攻守のバランスのとれた駆逐戦車。
しかし弾倉火力だけで言うならAMX 50 120やEmil II、T54E1などでも同等の火力が出せる為、固定砲塔と言う不利に見合うだけのものを見出したいところだ。
装甲や機動力は駆逐戦車としては良いものを持っているが、やはり重戦車や中戦車などの本職に及ぶものでは無い。駆逐戦車らしく連射間隔や貫通力と言った点では他のオートローダーよりも優れているので、基本的には中距離から遠距離で前線の支援をする駆逐戦車運用を守り、ここぞと言う場面では機動性、装甲、瞬間火力を以て前線突破にも参加しよう。
しかし、レティクル拡散が大きい砲は攻撃面で地味とも言えるし、巨大な車体に極端にアンバランスな装甲は立ち回りに大きく制限が掛かる。機動力を活かす場面を見極め、駆逐戦車の基本を忠実に守り地道にダメージを積み重ねることで真価を発揮できる。
史実
1946年より研究が続けられてきた重対戦車自走砲の研究成果を基に1950年に、AMX-50の車体をベースにした戦車駆逐車として120mm自走砲が作られ、最初の試作車が完成の翌年に追加生産されました。
試作車は、IV号駆逐戦車のようなシンプルな形状の車体に120mm SA46を装備し、車体前面上部の機銃塔には20mm MG151機関砲が据えられていました。
この車両は、フェルディナン・フォッシュから名前を取り、Canon Automoteur AMX 50 Foch(AMX50フォッシュ自走砲)と名付けられ、部隊配備された本車は、同年の戦勝記念軍事パレードに参加しましたが、さらに翌年の1952年から1953にかけての期間に全車両が退役したようです。
これは、AMX-50(100mm砲搭載)戦車に長距離からの砲撃支援を提供する目的で開発されたのですが、肝心のAMX-50自体が120mm砲の搭載を達成したため、同じ120mm砲を搭載する対戦車車両の必要性が失われたせいだとも、EDC(ヨーロッパ防衛共同体)構想に基づく、加盟国の兵器共通化計画が動き出したのが原因であるとも、あるいはその両方が原因であるとも言われていますが、ともあれ、本車が少数の試作車両以降、全く生産されなかったことだけは確かなようです。
フェルデナン・フォッシュは、第一次大戦で活躍したフランス陸軍元帥であり、イギリス陸軍元帥であり、ポーランド元帥も叙勲する、軍人のトップに位置した人物で、大戦後は、ドイツ非武装監視委員会会長勤めた経歴を持っています。
「戦争の原則」や「戦時統帥論」などの著作を記していて、数多くの名語録を残しています。
特に、二次大戦までの戦間期は、20年の停戦であると述べ、これが、まさに20年後にドイツのポーランド侵攻を当てた事で、かの、チャーチルの回顧録に引用されるほどの名語録となりました。
コメント
- 使った感想はティア9最弱駆逐。 -- 2017-10-22 (日) 21:28:58
- やったぜ!4連発~!! -- 2018-08-29 (水) 10:06:49
- やっときたフランス駆逐の時代! -- 2018-08-29 (水) 10:14:34
- 世界が変わった感じですよ! -- 2018-08-29 (水) 12:20:24
- やっときたフランス駆逐の時代! -- 2018-08-29 (水) 10:14:34
- 最近乗り始めたけどコメント見る限り前は4発じゃなかったのかな?数十戦乗った感想は、めちゃくちゃ強い -- 2018-12-18 (火) 14:11:53
- 地味にティア9で最も優等の基準が高い車両じゃない? -- 2019-05-27 (月) 09:59:45
- これ、いつの間にかオートローダーになったのなぁ。どうにもイマイチだった単発時代にエリート化したんだが、なんだかなぁ・・・。 -- 2019-07-20 (土) 01:50:05