Tier 9 ドイツ 自走砲
スペック
車体装甲厚(mm) | 30/16/16 | 本体価格(シルバー) | 3,600,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 45.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 9~11 | ||
後退 | 10.0 | 派生元車輌 | G.W. Tiger (P) | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.086 | ||||
移動時 | 0.043 |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期状態 | Maybach HL 210 TRM P45 | 17 cm Kanone 72 | G.W. Tiger | G.W. Tiger | 1330 | FuG 5 | |
650 | 14 / [12.25] | --/--/-- | 310 | ||||
10.96 | 1.4/1.6/2.7 | 12 | 390 | ||||
21 cm Mörser 18/1開発時 | Maybach HL 230 TRM P45 | 21 cm Mörser 18/1 | G.W. Tiger verstärkteketten | G.W. Tiger | 1330 | FuG 12 | |
870 | 16 / [18.80] | --/--/-- | 710 | ||||
14.85 | 1.3/1.5/2.5 | 12 | 390 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | ||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 爆発範囲 | 発射速度 | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 左<射界>右 最伏角 | 射程 | |
17 cm Kanone 72 | HE HE | 1,344 13G | 88 95 | 840 840 | 4.45 6.37 | 3.43 | 6.00 | 0.62 10.60 2.05 | 21 | +48 5< >5 -2 | 1,445 | |
21 cm Mörser 18/1 | HE AP HE | 2,080 1,930 20G | 105 303 105 | 1,200 930 1,200 | 6.44 -- 9.21 | 2.68 | 6.50 | 0.76 13.23 2.74 | 15 | +48 5< >5 -2 | ? |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier9ドイツ自走砲。
G.W. Tiger (P)の性能を全体的に底上げしたような性能。 - 火力
前身から引き続き使用する砲が2つ。
相変わらず砲旋回角がGrille程度と非常に狭いので敵侵攻ルートの予測が重要。
また広いマップだとマップ隅に陣取った場合、対角線の端まで砲弾が届かない。大きな問題にはならないが注意。- 17 cm Kanone 72
G.W. Tiger (P)の砲と同じで発射速度と精度がやや向上している。
初期砲としては恵まれている方だが、ダメージ840はTier9SPGとしては物足りない。
フリー経験値を投入して早めに買い替えたいところだがアップグレードの順番の都合上、モジュール開発をフリー経験値だけで終わらせることになり大量の経験値が要求される。 - 21 cm Mörser 18/1
17cmと同じくG.W. Tiger (P)の砲と同じだが、発射速度と精度がやや向上している。徹甲弾の積載が可能なのも同じ。
- 17 cm Kanone 72
- 装甲
自走砲故の宿命、有って無い様なもの。巨体もあり発見されたら被弾回避は困難。 - 機動性
G.W. Tiger (P)と比べて車重が15tほど減りエンジン出力が増加、最大速度も向上したため陣地転換や退避がしやすくなった。しかし旋回速度は相変わらず遅い。 - 総論
単発火力は変わらないが、砲精度や移動速度の向上で全体的に扱いやすくなった。
しかし隠蔽率は(いくらかマシだが)非常に低く、車体サイズも大きいため身を隠すのが困難なのはほぼそのまま。
陣地転換や逃亡の際は早めの決断が必要なのは変わらない。
史実
1942年5月6日、クルップ社は17cm Kannone K72 (Sf) L/50及び21cm Mörser 18/1 L/31を搭載する為にPz.Kpfw.VI Tigerの車体を利用した装甲自走式台車(装甲自走砲)を提案した。
Pz.Kpfw.VI Tigerの車体を使用し実験車両を同年11月には製作していたが、1943年よりPz.Kpfw.VI Tigerの後継車両であるPz.Kpfw. Tiger IIの生産が開始される事になっていた。
そこで最新のPz.Kpfw. Tiger IIの部品を利用する事に決定した。
Pz.Kpfw. Tiger IIの車体を用いて17cm Kannone K72 (Sf) L/50及び21cm Mörser 18/1 L/31を換装できる様に設計されたが、シュコダ社の30.5cm Mörser (GrW) L/16 Prototypeの搭載を求められた。
1943年~1944年にわたってクルップ社はプロトタイプの製作を開始。
1944年9月25日にアルベルト・シュペーア軍需大臣はクルップ社に対し、年末までには車両を完成させ、GW Tigerとして1945年1月15日にヒトラーへのデモンストレーションを命じた。
また生産計画を打ち出し、デモンストレーション終了後、月産2両と決定した。
この頃より連合軍によるエッセンへの空爆が激しくなり、同年12月7日、エッセンからバーターボルンへの鉄道による輸送準備が出来ていたGW Tigerだったが幾つかの部品を失ったまま、パーダーボルン近郊ハウステンベックのヘンシェル社工場に輸送された。
1945年5月、17cm Kannone K72 (Sf) L/50を搭載したGW Tigerがほぼ完成していたが、イギリス軍によって捕獲された。
この車両は当時としては画期的で17cm Kannone K72 (Sf) L/50。21cm Mörser 18/1 L/31。30.5cm Mörser (GrW) L/16 Prototype。42cm Mörser (GrW)をレール式のプラットフォームに搭載して大型兵装運搬車に搭載し、砲展開時には360度の射界を得るべく回転式の台座に移し変えて運用されるという物だった。
似たようなコンセプトとしては世界最大の巨大列車砲である「80cm列車砲 Schwerer GustavとDora」が挙げられるだろう。
もっともこちらは砲の移動には専用のディーゼル機関車2両を使用し、長距離の移動の際には分解されて運ばれ、砲撃に先立つ整地、レールの敷設、砲の移動、組み立てなどに数週間を要している。
コメント
- 車体のサイズの割には以外と速度がでるんだね -- 2017-06-24 (土) 13:39:32
- これが後ろに背負っている円盤状の部材は何ですか?解説にあるレールと関係していますか?とはいえ円盤のふちが下がっているのでものを載せて運ぶ形状としては不適切に思えてしまいます。 -- 2022-01-12 (水) 14:22:12
- 主砲を載せて使う旋回装置ね。旋回装置を設置して、車体からそのまま主砲を引っ張り出して固定する。 -- 2022-01-12 (水) 16:28:35
- 早々にありがとうございます!リンクを貼っていただいたので使い方がよくわかりました。レールが上面で、天面と思っていたほうが下面で地面に接するのためにこのようなふちの形状なのですね! -- 2022-01-12 (水) 16:56:57
- 主砲を載せて使う旋回装置ね。旋回装置を設置して、車体からそのまま主砲を引っ張り出して固定する。 -- 2022-01-12 (水) 16:28:35