Tier 5 ドイツ 自走砲
スペック
車体
HP | 490 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 15/15/10 |
最高速度(km/h) | 42 |
重量/最大積載量(t) | 11.35/11.7 |
本体価格(シルバー) | 400,000 |
修理費(シルバー) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | B | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
初期状態 | Praga EPA | 15 cm sIG 33 L/11 | Grille-Ketten Ausf. A | Grille Mod. 1 | 490 | 290 | |||||||
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130 | HE HE HEAT | 75 75 185 | 350 450 300 | 30 | 200 280 12G | 5.26 5.50 0.74 | 22 | --/--/-- | 16 | 350 | |||
15 cm sFH 13 L/17開発時 | Praga EPA AC | 15 cm sFH 13 L/17 | Grille-Ketten Ausf. B | Grille Mod. 1 | 490 | 710 | |||||||
150 | HE HEAT | 75 185 | 510 400 | 30 | 565 12G | 4.68 5 0.68 | 24 | --/--/-- | 16 | 350 |
外観
解説
~コオロギは戦場に啼く~
本車はドイツ自走砲の中でも優秀な部類。
- 概要
Tier5ドイツ自走砲。
火力が向上したものの、射界と俯角が一気に狭くなるため、慣れるまでかなり不自由を感じるかもしれない。 - 火力
毛色の異なる2種類の砲を持つ。
高めの弾道、十分な火力、広い爆発範囲、良好な精度・照準時間、火力のわりには早めの装填速度を持つ。
射程を踏まえての位置取りさえ注意していれば非常に優秀な攻撃性能を持つ。
どちらの砲も俯角が3度しかないので、直射による迎撃を試みる際は地形に注意する事。
他国の同格SPGと比べて射程がやや短く、また射界が左右5度ずつと狭いのが欠点。
敵に照準を合わせ収束しきる前にスポットが切れてしまっても、すぐ他の敵に照準を合わせるのではなく、再びスポットをしてくれるのを暫く待ったほうがいいだろう。- 15 cm s.I.G. 33 L/11
初期砲。
比較的短射程の山なり曲射砲であり、障害物や稜線越しの天板抜きを狙いやすい。
狭いマップでは最終砲よりこちらの方が射撃機会を作りやすい。単発威力の不足はエンジンや天板に当てる事で補おう。
しかし、このTier帯で頻繁に登場するKV-1やそれ以上の装甲を持つ相手には有効な打撃を与えにくい。
実際に使ってみて活躍は難しいと感じた場合は、フリー経験値の投入も視野に入れて早期に後期砲に換装しよう。 - 15 cm s.F.H. 13 L/17
射程はおよそ800mであり、これまでの砲に近い弾道を描く。
好みにもよるが、ボトムでマッチングされた場合の対重装甲戦車を考えると15 cm s.I.G. 33 L/11では力不足なこと、精度や火力において優秀であることを考えると、やはりこちらの方が使いやすい。
また、HEATが貫通185mmとTier6HTの正面装甲を貫通しうる性能を持つ。当然HEとは異なり爆風は生ぜず、貫通しなければダメージを与えられないが、貫通しさえすれば平均ダメージ700を叩き込める。HEほどの汎用性はないものの、弾数は30と余裕があるので少量HEATを積んでおくとよい。
- 15 cm s.I.G. 33 L/11
- 機動性
車重は12t程度で非常に軽いが、エンジン出力も低めなため機動性はそこそこ。陣地転換に必要な程度はあるので、やや短めの射程をカバーすることは十分可能である。 - 隠蔽率
本車を語る上で欠かせない。
TDほどではないが、同格MTを上回る高い隠蔽率のおかげで、迷彩ネット+迷彩スキル+茂みを使えば50mの強制発見距離まで接近されない限り、発見されないこともできる。
自身の視界も狭くはないので、敵1輌くらいなら待ち伏せして単独で撃破することも難しくない。
防衛戦での最後の逃げ切りや、通常戦で陣地近くに隠れての味方陣地占領の阻止など、役立つ場面は多いので、是非頭に入れて活用してほしい。 - 開発
初期状態では無線機の性能が貧弱。
フリー経験値を用意して、最低でも中間通信機、余裕があれば最終通信機まで買い替えてしまいたい。 - 総論
やや低火力ながら広い射角と俯角のおかげで扱いやすかったPz.Sfl. IVbに比べると砲の取り回しが格段に悪くなったため、最初は扱いに苦慮するだろうが、バランスのとれた攻撃能力、最低限動き回れる機動力、高い隠蔽率を併せ持つ扱いやすい車両であるといえる。
本車の強みであるこれらを生かす戦い方をすればTierボトムでも活躍は難しくないだろう。
ちなみにTier6以降ドイツSPGは装填速度と隠蔽率が低下し、Grilleまでとは特性が異なってくる。
史実
1933年にラインメタル社によって開発された歩兵砲「15cm sIG33」を運搬する為に開発されたSturmpanzer I Bisonが1940年5月10日からのフランスの戦いで思わぬ戦果を挙げた事から兵器局はより本格的な自走重歩兵砲を開発する事を決定。
今回はPz.Kpfw.I の車体ではなく、Pz.Kpfw.38 (t)の車体を利用して製作されたのがGrille(コオロギ、英語ではグリーレ、ドイツ語ではグリレと読む)である。
1943年2月~4月にBMM社は15cm sIG33をPz.Kpfw.38 (t) Ausf.Hの車体に取付け91両を製作。装甲師団および装甲擲弾兵師団の重歩兵砲中隊に配属され各中隊6両ずつ配備された。
このGrilleは15cm Schweres Infanteriegeschuetz 33 (Sf) auf Panzerkampfwagen38(t) Ausf.Hと呼ばれる。
1943年4月~6月にBMM社によって製作されたPz.Kpfw.38 (t) Ausf.K/L/M(K~Mは自走砲用車体。型式によって重歩兵砲搭載用、対空機関砲搭載用、対戦車砲搭載用と用途が異なる)をベースに同年10月~1944年9月までに282両が製作された。
こちらも装甲師団および装甲擲弾兵師団の重歩兵砲中隊に配属された。
このGrilleは15cm Schweres Infanteriegeschuetz 33/1 auf Panzerkampfwagen 38(t) Ausf.K/M と呼ばれる。
1944年1月~5月には主砲を取り外した弾薬輸送用として102両が製作された。主砲を取り外したとはいえ、砲を固定するためのトラベリング・クランプのアームは残されており、歩兵砲としての15cm sIG33をセットする事が出来た。
このGrilleはMunitionspanzer 38(t) (Sf) Ausf.K/Msと呼ばれる。
変わった所でいえば主砲を取付けた通常のGrilleの制式名称がSd.Kfz.138/1。主砲を取り払い弾薬輸送用になったGrilleの制式名称がSd.Kfz.138。と少々ややこしい所がある。
コメント
- 絞りきらなくてもあたるから自分的には良い車輌 -- 戦車乗り初心者? 2018-03-31 (土) 11:13:11
- 自走砲初心者だけど扱い易い車輌すね。最近同Tierで猛威を振るうBogatyrとかCaptured KV-1をワンパン出来るの気持ちええ。 -- 2018-05-06 (日) 05:21:09
- 絞りに絞れば軽戦車ですら円内を満たしてしまうほどの高精度が良い。スナイパー自走砲 -- 2020-06-02 (火) 21:02:34
- L11は前後の弾着ブレブレで、とにかく当たらんから飛ばした方が良いぞ -- 2021-01-01 (金) 22:50:51
- L17も同様の結果なんで処分した。 -- 2021-01-02 (土) 21:13:10
- 目標との距離が近すぎる説 -- 2021-01-23 (土) 09:30:18
- L17も同様の結果なんで処分した。 -- 2021-01-02 (土) 21:13:10
- 精度と火力はすごくいいんだが、如何せん射界が狭いのが辛い -- 2021-08-28 (土) 00:10:31