Tier 5 ドイツ 中戦車
公式紹介ページ
ここは通常の四号戦車のページになります。
ガルパン仕様の四号はこちら→GuP
スペック
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 旋回速度 | 視認範囲 | |||||
初期状態 | Maybach HL 120 TR | 7,5 cm Kw.K. 40 L/43 | Pz.Kpfw. IV Ausf. G | Pz.Kpfw. IV Ausf. G | 625 | FuG 5 | |
350 | 30 | 50/30/30 | 310 | ||||
14.28 | 44 | 340 | |||||
7,5 cm Kw.K. 40 L/48開発時 | Maybach HL 120 TR | 7,5 cm Kw.K. 40 L/48 | Pz.Kpfw. IV Ausf. G | Pz.Kpfw. IV Ausf. G | 440 | FuG 5 | |
350 | 30 | 50/30/30 | 310 | ||||
14,26 | 44 | 340 | |||||
10,5 cm Kw.K. L/28開発時 | Maybach HL 120 TRM | 10,5 cm Kw.K. L/28 | Pz.Kpfw. IV Ausf. H | Pz.Kpfw. IV Ausf. H | 680 | FuG 12 | |
440 | 32 | 50/30/30 | 710 | ||||
17.13 | 44 | 350 |
主砲性能 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
7,5 cm Kw.K. 40 L/43 | AP APCR HE | 70 7G 38 | 103 139 38 | 110 110 175 | 13.95 | 1,535 | 2.30 | 0.41 | 87 | +20 -10 | |
7,5 cm Kw.K. 40 L/48 | AP APCR HE | 70 7G 38 | 110 158 38 | 110 110 175 | 13.95 | 1,535 | 2.30 | 0.39 | 87 | +20 -10 | |
10,5 cm Kw.K. L/28 | AP HEAT HE | 120 10G 128 | 64 104 53 | 350 350 410 | 7.5 | 2,625 | 2.30 | 0.55 | 59 | +20 -10 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier5ドイツ中戦車。
A型、D型と続いてきたIV号ルートの終着点。
バランスの良い車輌性能を持ち、優秀な2つの火砲を使用可能で、開発先にTiger IやTiger (P)に繋がるルートを持つため人気が高い。
また、プレミアム車輌であるGuPことあんこうチームのIV号戦車は本車の48口径7.5cm砲搭載の最終パッケージ(PzKpfw IVH II)と性能がほぼ同一である。
- 火力
最終砲候補は、初期砲の精度・貫通を強化した7.5 cm KwK 40 L/48か、削りと一撃の重さ重視の10.5 cm KwK 42 L/28のふたつがある。
どちらも使い勝手が良く選択は自由である。- 7,5 cm Kw.K. 40 L/43
初期砲。
貫通力がやや心許ないが、不満点はそれくらい。
このTire帯なら十分通用する性能であり、初期砲としてなら十分と言える。
もっとも、すぐに次の砲を開発出来るので実際に使用する期間は長くない。 - 7.5 cm KwK 40 L/48
発射速度こそ初期砲から据え置きだが、貫通力と精度が更に改良されており使いやすくなっている。
APCRは貫通150mmになり、格上であろうと正面を容易く撃ち抜ける。
またこの砲は多くのドイツTier6戦車の初期砲となっており、長らくお世話になるだろう。 - 10.5 cm KwK 42 L/28
所謂10榴。
貫通したときの火力は極めて高く、貫通しなくても約100程削れるこれまた優秀な砲である。
ただし課金弾はHEATで傾斜に弱いため、貫通力は数値ほど期待できないので注意。
他国の105mm榴弾砲より良好とはいえ、榴弾砲の特性として戦車砲である7.5 cm KwK 40 L/48と比べ精度・弾速は劣る。
10.5cm砲使用時は、なるべく一撃離脱を心がけるようにしよう。
よく比較対象にされるM4 Shermanの105mm M4 SPH L/23と比べると、砲拡散や装填速度,HEAT貫通で優れるが弾速,俯角に劣る。
初心者がよく質問する「10.5cm砲がよく弾かれる」のはAPを使っているのが主な原因。
APは使わない、それ以前に積まないように。
- 7,5 cm Kw.K. 40 L/43
- 装甲
- 車体
前面は80mmあり、格下相手ならそれなりに弾いてくれる。
とはいえ傾斜など皆無なので、車体は傾けておこう。
また側面にはシュルツェンが付いているためHE・HEATに耐性を持つ。
ただし、側面装甲そのものが30mmと薄いので過信しないように。
また車体下部にはエンジン判定があるのだが、このエンジンが非常に脆い。
具体的には75mm以上の口径の砲弾を受けると一撃で損傷どころか大破する可能性が高い。
この口径の砲は同格以上なら標準装備、戦車によっては格下でも装備しているので、本車に乗る場合は常にエンジン大破の恐怖と隣り合わせになる。
車体下部は決して晒してはいけない弱点である。 - 砲塔
一番厚い砲塔前面ですら50mm、防盾部分も合計80mmしかなく狭いため、基本10榴が貫通してしまう。
改良砲塔ならシュルツェンがつくため多少榴弾には強くなるが、それでも真正面はがら空きなので注意。
また、車体側面のシュルツェンによって制限されていた側面の俯角制限は撤廃され、全周-10°となった。
- 車体
- 機動性
初期エンジンは出力がやや足りず、加速が鈍いが悲観するほどではない。
また砲塔旋回は高めだが、車体旋回は並レベルなのには注意。
最高速度は40kmと中戦車にしては相変わらず遅め。
- 総論
Tier5中戦車として良好な性能にまとまった本車は初期状態から不満点が少ない、満足出来る内容となっている。
ただし防御面の弱さ、特にエンジンの脆さが非常に気がかりとなる。
修理キットは常備しておくべきだろう。性能比較
- 火力比較
砲名称
[パッケージ]弾種 弾代 貫通 ダメージ 発射速度 AP弾
DPM照準時間 精度 総弾数 最高角
最伏角戦車砲 Pz. IV H 7,5 cm Kw.K. 40 L/48
[PzKpfw IVH II]AP
APCR
HE70
7G
38110
158
38110
110
17515 1,650 2.30 0.39 87 +20
-10M4 76 mm Gun M1A1
[M4A1(76) Sherman]AP
APCR
HE96
7G
68128
177
38115
115
18514.29 1,572 2.30 0.43 90 +25
-12榴弾砲 Pz. IV H 10,5 cm Kw.K. L/28
[PzKpfw IVH (10.5cm)]AP
HEAT
HE120
10G
12864
104
53350
350
4107.5 2,625 2.30 0.55 59 +20
-10M4 105 mm SPH M4 L/23
[M4A1 (105)]HE
HEAT166
10G53
101.59410
3506.67 2,333
(HEAT)2.30 0.55 46 +25
-12Pz.IV Hの方が装填が早く、攻撃力そのものはPz.IV Hに軍配が上がる。
しかし、M4 Shermanは俯角が-12°と広く、攻撃できる機会はこちらの方が多い。- 装甲比較
戦車名
[パッケージ名]HP 前面/側面/背面 車体装甲(mm) 砲塔装甲(mm) Pz. IV H
[PzKpfw IVH (10.5cm)]480 80/30/20 50/30/30 M4
[M4A1 (105)]460 51/38/38 64/64/64 防御力では甲乙つけがたい。
Pz.IV Hはスペック上の装甲に加え追加装甲(シュルツェン)があり、HEの貫通を防ぎやすい。が、砲塔正面は50mmしかなく追加装甲もほとんどカバーしていないので、撃ち合いになった時にはどうしても10榴貫通の危険にさらされてしまう。
M4の車体は前面でも10榴貫通の危険があるが、これを隠し砲塔だけを覗かせるようにすればその心配はほぼなくなる。- 機動力・偵察性能比較
戦車名
[パッケージ名]エンジン出力 出力重量比 最高速度 旋回速度 視認範囲 通信範囲 隠蔽率 車体 砲塔 静止時 移動時 Pz. IV H
[PzKpfw IVH (10.5cm)]440 17.13 40 32 44 350 710 0.26 0.20 M4
[M4A1 (105)]460 14.84 48 37 37 370 615 0.23 0.17 Pz.IV Hは加速で優れており、M4は最高速と車体旋回速度で優れる。
視界はM4の方が広いが隠蔽率はPz.IV Hの方が良好なため、偵察力に大きな差は無いだろう。
主砲選択アンケート
どちらの主砲を最終砲として使ってますか?
史実
IV号戦車G型(Sd.Kfz.161/1または161/2)はF型に43口径7.5cmKwK40を搭載したもの。当初は球形のシングルバッフル式マズルブレーキを持っていた。従来F2型と呼ばれていたものは、書類上だけのものと解釈されており、実際は全てG型として生産された。 一部では、最初期のG型をF2型と称している資料も多い。
砲基部の形状も変更され、砲塔上部にトラベリング・クランプが設けられ、新型揺架(砲身安定用のコイルバネ式平衡機構追加)や装填手用補助手動閉鎖器、装填手用手動式補助砲塔旋回装置、TZF5f望遠照準器、砲弾ラック(主砲装弾数87発)も装備され、主砲は7.5cmKwK40L/43(87発)を搭載している。
エンジンはマイバッハHL120TRMで、前進6速・後進1速、最大速度40km/h、航続距離210km。
1942年3~6月に1930両が生産され、逐次前線に送られた。
これにより、1942年夏以降、連合国軍戦車よりも優位に立てるようになり、アフリカ戦線でイギリス軍に奮戦し、イギリス軍から「マークIVスペシャル」、味方からも「IV号スペツィアル」と呼ばれた。(ただしドイツ側では公式ではなく、あくまで愛称としている)
東部戦線では1942年の夏期攻勢時、B~F型208両、G型170両が前線にあった。1943年から、中戦車中隊のみならず戦車連隊各大隊の全中隊(1個中隊あたり24両)に配備されることとなった。 この年のクルスク攻勢時には841両が参加している。
生産中の変更点として、全てのG型に熱帯地用スリットグリルを機関室上面ハッチに装備。 マズルブレーキがダブルバッフル式に変更→更にマズルブレーキの変更(ダブルバッフル式からエラの張ったタイプへ)。 砲塔横に発煙弾発射機装備(1943年5月に廃止)。1枚式ハッチの新型キューポラとキューポラ蓋のヒンジ変更(横旋回スライド式)。 冬季用履帯(ヴィンターケッテ)装備。シュルツェン装備。吸着地雷防止用のツィメリット・コーティング施行。泥濘対策の東部戦線用履帯(オストケッテ。接地面も幅広としたもの)装備。 等が挙げられる。
IV号戦車G型の砲塔を油圧駆動に換えたものがIV号戦車H型となる。
1943年4月から1944年2月まで約2,300両が生産された(うち60両はIV号突撃戦車ブルムベア、30両はIV号駆逐戦車に使用)。主砲は48口径の7.5cmKwK40。
前面装甲は50mm+30mmであったが、重量増大に対応するためファイナルドライブをSSG77に強化し、最高速度が38km/hとなった(ただし1943年5月に生産されたフォマーク製のH型はG型のファイナルドライブをそのまま使用)。生産後に車体と上部車体前面の装甲が80mm(TL4034表面硬化鋼)の一枚板のかみ合わせ式構造に変更に換えられた。 同時にツィメリット・コーティング施行されている。
起動輪(ダブルアーム型スポーク採用)と転輪ダンパーのデザインが変更され、砲塔上面装甲が前方16mm、後方25mmと強化された。
ヒトラーの追加増産要求で1943~44年までに3,744両が生産されている。
車体シュルツェンが脱落しやすかったため、シュルツェン架・シュルツェン装備方法を変更がなされている。
なお、シュルツェン装備時に、遠目から初期型のティーガーと誤認される事が多く、クルスク大攻勢のパンツァーカイルやティーガーの撃破記録などで、実際より多く数えられているのは、IV号J/H型のシュルツェン装備のシルエットを誤認したものだった事が多い。
余談だが、ティーガーの撃破記録が生産台数より多い背景には、修理部隊が随伴していて修理補修を随時行い、戦線復帰させているためで、とにかく何かと動かなくなるティーガーを撃破としてカウント、修理してはまた動かなくなってカウントと、ループでカウントがされていた事や、上記のIV号の誤認などが多く、連合軍側のティーガー恐怖症に対するプロパガンダとも関係があったりする。
1942年12月31日に兵器局第6課がクルップ社に出したH型改良案を提出。車体前面を50mm55度の傾斜装甲とし、右にボールマウント機銃を、左に視察用クラッペを装備、上部構造前面は垂直のままだが側面は傾斜式に変更している。これにより重量が0.88tほど増えるため、履帯幅を広げる予定だったが、転輪をゴム内蔵式に変更して履帯はそのままにした。1943年2月5日に兵器局第6課が更なる改良案を提出、車体側面と砲塔の装甲厚を45mmに増し、履帯幅を56cmに広げたが、重量が28.2tに増えたため、ゴム縁式転輪を重量に耐えられるゴム内蔵式とすることにした。2月17日の戦車委員会の会合でヒトラーが現行のIV号戦車の生産増を要求したため、改良を施す暇が無くなり、没になった。
最終型のJ型は、48口径の7.5cmKwK40/L43に強化した主砲に換装されたが、マフラー廃止、シュルツェンの簡易化(金網に変更)、砲塔回転用補助エンジンの廃止により手動化、各部の廃止・簡略化が進んでいる。
砲塔回転に関しては、1周が補助エンジンつきで26秒、これでも英国戦車の標準的な回転速度の半分といわれているが、手動になり更に回転速度は落ちた、これは、300回位ハンドルを回さないと砲塔が1回転しないためで、シャーマンだと1回転17秒となり、近接戦闘では不利だった。
ちなみに、パンターやティーガーなども油圧駆動で砲塔1回転に1分かかる。
補助エンジンを廃止したスペースを燃料タンクに置き換え航続距離の拡大を狙ったが、燃料不足の深刻化により、大戦末期には殆ど無用としか言えなくなってしまった。
短砲身だったF型から一転、長砲身になったG(F2)型からは、東部戦線ではT-34/76などに対戦車戦闘に優位に立てる様になったが、T-34/85やKV-1、IS-2の出現で苦戦は免れなかったと言われている。
西部戦線では、連合軍に対してアドバンテージはあったが、物量やハルダウンで苦戦する事もあった、何より、航空攻撃(ヤーボ)が天敵で戦車より厄介だったと言われた。
ティーガーやパンターの損耗の補充や、そもそも生産が追いつかないパンターの代替として、部隊に配備される事が多かったため、損害も軽視できないほど出ていると記録されている。
それでも、大戦初期から改良を加えて、最後まで戦い抜いたのはドイツ戦車ではIV号だけであるが、これは当初から後々の強化を考えて余裕を持たせた結果だった、終戦まで生産された要因にパンターの生産ラインに切り替える予定が、連合軍の工場爆撃などで部品が届かずパンターの生産がパンク状態に陥っており、デーリアン上級大将の反対に先のヒトラーの大増産が決定で後押しされ、これを補填することがIV号を最後まで使い続ける事になった要因となった、まさに「ワークホース(使役馬)」として使命を全うすることになろうとは、設計当初は誰も思わなかった、しかし、当初の設計にないものまで強引に搭載し、末期には逆に色々そぎ落とされながら、終戦まで連合軍と渡り合ったIV号は改良の限界とまで言われており、「これ以上改良を加えられてはたまらん」と終戦を迎えて胸を撫で下ろした事だろう。
戦後となる、1967年の中東戦争において、スペイン経由で入手したと思われるIV号戦車がシリア軍によって使用された。
装備はH型相当ほぼそのままだったが、ハチマキ状の対空機銃架を増設していた。
他にはIII号突撃砲等、大戦時のドイツ戦車と戦後の戦車が並んで写された記録写真が残っている。
コメント
- 実はこいつの10榴の照準拡散はM4A3E8のスタビ付けた10榴よりも優れている。 -- 2019-12-09 (月) 17:12:26
- 金に余裕があるなら、金弾 -- 2019-12-26 (木) 03:04:21
- 金弾を半数位積んどいて、ティアトップならフルに使う。慣れればKV-1位はどうにかなるし、リロードも食料なしでもフル強化で6.6秒とやたら早いから、とにかくティアトップなら金弾撃ちまくって、ボトムなら榴弾で履帯切りまくって、時を見て金弾にってのがいい。ティア7相手でも薄いのはいるしね。 -- 2019-12-26 (木) 03:07:57
- もうちょっと最高速度高くても良くない?って気がする -- 2021-08-28 (土) 00:08:59
- それな -- 2021-08-28 (土) 12:49:09
- このティアでこの単発でこの装填にこの精度…超楽しい -- 2021-08-28 (土) 12:50:47
- こいつ中毒性あるな -- 2021-12-30 (木) 08:08:00