Tier 3 ソビエト連邦 軽戦車
スペック
車体
HP | 210 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 35/15/25 |
最高速度(km/h) | 45 |
重量/最大積載量(t) | 9.12/9.5 |
本体価格(シルバー) | 39,300 |
修理費(シルバー) |
戦車パッケージ
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | T-70M (5,780/28,150) | ┏ | SU-76M (2,550/35,500) | |||
┃ | ┣ | T-80 (3,900/140,000) | ||||
T-70 (1,150/39,300) | ━ | GAZ-70 (5,090/11,860) | ┻ | ━ | ┛ |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
T-70 | GAZ-203 | 45 mm 20K | T-70 | T-70 | 210 | 325 | |||||||
140 | AP APCR HE | 51 88 23 | 47 47 62 | 90 | 14 2G 14 | 25 2.29 0.46 | 48 | 35/35/35 | 36 | 300 | |||
GAZ-70 | M-80 | 37 mm ZiS-19 | T-70 enhanced | T-70M | 230 | 525 | |||||||
170 | AP APCR HE | 58 92 19 | 40 40 50 | 150 | 35 2G 10 | 26.09 2.09 0.38 | 52 | 35/35/35 | 40 | 310 | |||
T-70M | M-80 | 45 mm VT-42 | T-70 enhanced | T-70M | 230 | 525 | |||||||
170 | AP APCR HE | 75 110 23 | 55 55 65 | 90 | 35 3G 19 | 24 2.29 0.37 | 52 | 35/35/35 | 40 | 310 |
解説
- 概要
WolfPackで追加されたTier3のソ連軽戦車。
T-60を大型化して改良。性能も全体的に強化されている。
- 火力
- 装甲
当戦車最大の特徴は正面装甲にある。砲塔には厚めの50mm防楯を、車体には傾斜の効いた35mm装甲(40度54mm相当)を持ち、同Tier戦車の中では優れた防御力を持つ。
しかし側面は垂直で15mm厚しかなく、榴弾すら貫通を許してしまうほど薄いため、いかに側面を晒さないよう立ち回るかが鍵となる。
ただ、マッチングの関係で格上戦場に投入される機会も多く、いかに正面装甲が数値以上とはいえ上位Tier戦車の強力な砲を防げる程ではない。防御力は戦場と相手を見定めて活かしていこう。
なお敵対時には、車体正面ハッチおよび車体下部は弱点ではないので注意が必要である。
- 機動性
特筆すべき速力こそ持たないが、改良エンジンは必要十分な能力を持ち、臨機応変に立ち回ることが可能。
旋回性能にも優れており、脆弱な車体側面や後部に回り込もうとする相手に合わせる事は容易い。おかげで同格帯の快速車両が用いる機関砲に対しては滅法強く、隠れたキラーにも成り得る。
- 偵察力
攻防に関して優秀な反面、視界範囲は310mと同Tierの戦車より若干短い。
そのままでは偵察力は低く、特に格上戦場での立ち回りを考えると拡張パーツの選択は悩ましい。
具体的にはサイズの割りに良好な隠蔽率を生かし、双眼鏡やレンズ皮膜を積み偵察力を強化するか、優秀な部類の砲を生かすために換気扇や射撃装置を積むか…といった具合。
拡張パーツによる視界強化の有無で、格上戦場での立ち回りが大きく変化する事に注意しよう。
- 総論
分類は軽戦車であり、軽戦車として立ち振る舞うことも出来るが、全体的には中戦車の運用に向いた性能を持つ車両である。
総じて基本に忠実に、突出せず孤立せず丁寧に立ち回れば、優れた火力と生存性、まとまった機動力で答えてくれる一両だ。
史実
T-70はソ連の開発した軽戦車で、1941年末から開発され、1943年10月までに8,226両が生産されました。
T-60軽戦車の武装が貧弱だったので、45mm戦車砲M1938を搭載し、前面装甲も45mmの傾斜装甲として、ドイツ軍が使用する37mm対戦車砲に耐えられるようにしたタイプで、砲塔は左にオフセットされており、防楯には60mm厚の装甲を奢られました。
下部転輪は片側5枚、起動輪は前部、誘導輪は後部にあり、上部転輪3枚を持っています。
戦闘重量10t、エンジンはトラック用GAZ-202(70馬力)2基で、路上最大速度50km/hを発揮、しかし、エンジン2基で左右それぞれの履帯を駆動させる方式が、左右の同期が上手く行かず不調に終わり、1942年3月に駆動方式を変更したT-70M型が開発されました。
T-70MではGAZ-203エンジン(85馬力)を串形に連結し、1つのトランスミッションを介して左右の履帯を駆動する方式に変更しましたが、最大速度は45km/hに下がってしまいました。
また、砲塔を平板装甲の溶接組み立て式1名用砲塔に換えて生産性を上げています。 1942年9月からはT-60から生産が完全に切り替えられ、1943年10月まで生産されました。
なお、ソ連戦車といえばディーゼルエンジンを採用していると一般に思われがちですが、T-60シリーズはガソリンエンジンを採用しています。
独ソ戦緒戦で戦車が足らなかったため、主力戦車替わりとして、ドイツ軍のIII号?・IV号?戦車の相手をさせられて大損害を出しました。
車体前面が大きく傾斜しているため、遠方から見るとT-34と誤認されることが多かったそうです。
1943年まで、ソ連戦車旅団の30%前後が本車で占められていましたが、レンドリースで譲り受けた米英の戦車に役割を譲った後、SU-76?の車体として使用されました。
全長4.28m、全幅2.42m、全高2.04m、重量9.8t、航続距離350km。
乗員2名。
色々と不評はあったものの、愛着とそれなりの信頼は得ていたようで、しばしばソ連側の記録写真に写っていたりします。