T71 DA以上に個性的なデザインをしており、主砲左右にある機銃がお茶目。
ちなみに主砲・砲塔はSpähpanzer SP I Cらと同じクレフト式*1の揺動砲塔となっている。
Tier 8 アメリカ 軽戦車 (課金戦車)
[[公式紹介ページ>]]
スペック
耐久値 | 1,000 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 31/25/19 |
最高速度(前/後)(km/h) | 60/25 |
重量(初期/最終)(t) | 16.99 |
実用出力重量比(hp/t) | 35.32 |
本体価格 | 6,950G |
シルバーボーナス(%) | 50 |
経験値ボーナス(%) | 10 |
搭乗員経験値ボーナス(%) | 無し |
超信地旋回 | 可 |
パッケージ
Falcon T92 6,950G |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 旋回速度 | 視認範囲 | |||||
Falcon T92 | エンジン | 76 mm Gun T185E1 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
600 | 55 | 29/29/29 | 1,000 | 745 | |||
35.32 | 50 | 400 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
76 mm Gun T185E1 | 14.63 | APCR HEAT HE | 175 210 38 | 150 150 185 | 2,000 | 0.38 | 1.8 | 60 | 270 5,600 250 | 646 | -10°/+20° |
---|
解説
- 概要
2019年7月2日に実装されたTier8のアメリカ課金軽戦車。
T71 CMCDやT71 DAと競合した、エアクラフト・アーマメンツ社の試作空挺戦車である。
他の課金戦車と違いマッチング優遇はない。 - 火力
俯角は-10°と優秀である。
ただし、車体正面左側のドライバーハッチ付近は俯角が-6°へ制限されるので注意。- 76 mm Gun T185E1
T92の史実砲。
同国通常ツリーのM41 Walker Bulldogと同じ76mm砲であるがあちらより火力は下がり、単発火力は150と同格軽戦車の中ではかなり低い。
代わりに早めの発射速度に加えて、快速の軽戦車としては移動時の照準拡散が非常に良好であり、走り撃ちにおいても命中率が高く使い勝手が良い。精度・照準時間もそれなりの値を確保している。
Bulldog同様、弾速の速いAPCRが通常弾となっているが、貫通力は175mmと軽戦車の域を出ない。またAPCRの弾速の速さと、車両自体の隠蔽の高さゆえに、比較的遠距離から射撃することが多くなるが、貫通の低さが災いして車両によっては側面でも安定した貫通が望めないこともある。よって、課金弾のHEATを撃つことも選択肢に入るが、HEATの貫通力も210mmと伸びは悪く、標準化がないことや空間装甲に弱いという欠点があること、さらに他車両に比べて性能の割に非常に高価であることを踏まえるとあまり頼れる性能ではない。貫通が難しい車両を相手にする場合は、隠蔽の高さと機動性を使って背面に回ったり、履帯切りや観測など味方への援護を行うのが得策と言える。幸い拡散だけでなく精度もLTとしては優秀で履帯などは狙いやすいが、口径が小さくモジュールダメージが低いため、1発で履帯を切るのは難しい。見つかると危険な状況であれば、15mルールなどを使用し、見つからないようにした上で履帯切りをするようにしよう。(標準化などに関して詳しくはゲームシステムを参照)
- 76 mm Gun T185E1
- 装甲
当たり前だが無いに等しい。車体上部の傾斜部分が一見弾きそうに見えるが、装甲はたった13mmしかないためこのTierではいかなる砲弾が当たろうと貫通は免れない。
幸い俯角はアメリカらしく-10°取ることができるため、偵察時も出来るだけハルダウンを使い、車体への被弾はなんとか回避したいところである。 - 機動性
最高速度は60km/hであり、M41 Walker Bulldogに8km/hも劣っている。だが、優秀な出力重量比に加えて履帯の接地抵抗も非常に小さく、加速力が優秀なのはもちろん、多少の上り坂でもガンガン最高速度で突っ走ることができる。
ただ旋回速度は硬路面ではスペック通りの55(deg/sec)とTier8の中で平均的なものの、普通路面ではTier8LTワースト、軟路面に至ってはTier4以上のLTの中でダントツの遅さとなる*2。泥濘地帯や水辺といった悪路は想像以上に苦手なので注意しよう。前述の通り優秀な加速力と車高の低さもあいまって走り偵察は優秀である。 - その他
- 視界・隠蔽
視界の広さと反比例するかのような隠蔽の悪さで定評のあるアメリカ軽戦車だが、
本車はその例から漏れてTier帯トップクラスの良好な視界と隠蔽性能を両立しており、置き偵察にも十分な適性がある。
拡張パーツや搭乗員スキルで偵察力を高め、低めの火力を補う構成が理想的か。
- 視界・隠蔽
- 総論
良くも悪くも偵察特化のバランス型課金軽戦車である。
アメリカ軽戦車としては視界・隠蔽のバランスに優れ、加速力や照準拡散など、一般的な軽戦車に求められる物を平均以上に持ち合わせている。
一方で攻撃性能は全体的に控え目であり、攻撃に拘らない軽戦車本来の仕事である偵察をメインに立ち回りたい。課金戦車であるため偵察に徹し、課金弾の消費を抑えることで大いにクレジットを増やす事ができるのは強みと言える。
また、隠蔽率や茂みの15mルールを応用すれば自分で発見&一方的に射撃することも可能であるが、貫通力不足が顕著である為、側背面を取って補っていきたい。
なお、この高Tier帯の軽戦車は偵察だけでなく、火力・装甲・機動性などに一芸を持ち、それを活かす事が求められる車輌が殆どだ。その中で控え目な火力・貫通力・最高速度・旋回性能といった欠点を抱えている割に、バランスの取れた偵察能力のみが売りの本車輌は、明確な強みを欠いているのも事実である。
Tier8課金軽戦車が増えてきた昨今、同格軽戦車の中ではやや器用貧乏な性能バランスでもある為、丁寧な偵察戦車としての運用を心掛けよう。
史実
T92 Light Tankは、1950年代にアメリカのエアクラフト・アーマメンツ社が開発した試作軽戦車/空挺戦車である。
1953年、アメリカ陸軍よりM41 Walker Bulldogの後継となる新型軽戦車の開発計画がに要求された。
これはC-130輸送機からの空中投下も可能な空挺戦車とする事が設計要件であった。
キャデラック社(ゼネラルモーターズ社傘下)は保守的な設計のT71 CMCD、デトロイト戦車工廠(クライスラー社傘下)は揺動砲塔のT71 DA、エアクラフト・アーマメンツ社は独創的なT92を提案した。
↑T92のイラスト
このT92は、半自動装填装置・自動排莢装置付き76 mm T185E1をクレフト方式(揺動砲塔の一種。砲塔ではなく、天板ごと主砲が上下に可動する形式)で搭載し、車長・砲手用にそれぞれ機銃塔を設ける計画案であった。
搭乗員の構成は、車長・砲手・操縦手・砲手補助(装填手)の4名であった。
ターレットリングは2260.6mm(2.26m)という大直径とされており、M24 ChaffeeやM41 Walker Bulldogのように自走砲の車体に転用することも視野に入れていたようだ。
↑よく見ると転輪の数が一つ多く、ゲーム内のモデルとは別の試作車両だろう。
これらの事からキャデラックやデトロイト・アーセナルのT71よりも有望と判断され、1956~57年に2両の試作車両が製作された。
しかし、あまりに独創的な設計を盛り込みすぎたため、試験中に各種新機構の不具合が多発してしまった。
加えて1951年に量産が始まったソ連の新型軽戦車PT-76は水陸両用戦車との情報が入り、新型軽戦車にも水陸両用とする要件が追加された。
T92は各種機構の改善が高コストになる事、そもそも設計的に水陸両用化が困難である事から、計画は中止となった。
試作車両はアバディーンの戦車博物館にて現存しているとの事である。
ちなみに、このT92の失敗を受けて開発されたのがキャデラック社のXM551 Sheridanであった。
↑試験中のT92
コメント
- 金弾5発も積んどきゃ充分 -- 2021-03-21 (日) 21:26:50
- 実は距離減衰がほぼ無いAPDSより優秀なAPCRなんだよな -- 2021-03-25 (木) 00:00:49
- T7のLycanと同じセットだけど、単発砲なのでLTとしては扱い易いね。 -- 2021-03-26 (金) 13:34:04
- 味方にいると高確率で軽戦車枠が無駄になる。チャーフィーあたりで1優等ぐらい着けてから乗ってくれ -- 2021-03-26 (金) 07:28:18
- 走り撃ちがすげぇ当たる -- 2021-04-30 (金) 07:29:34