Tier 3 ソビエト連邦 自走砲
スペック
車体
HP | 270 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 15/15/15 |
最高速度(km/h) | 30 |
重量/最大積載量(t) | 8.0/8.2 |
本体価格(シルバー) | 53,000 |
詳細
パッケージ名 | エンジン名 | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
初期状態 | T-26 | 76mm Howitzer mod. 1927 | SU-26 | SU-26 | 270 | 300 | |||||||
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90 | HE HEAT | 42 75 | 164 110 | 48 | 38 7G | 10.71 3.50 0.65 | 24 | --/--/-- | 16 | 320 | |||
76mm Howitzer mod. 1903/30開発時 | T-26M | 76mm Howitzer mod. 1903/30 | SU-26 Bis | SU-26 | 350 | ||||||||
100 | AP HE HEAT | 70 42 75 | 110 164 110 | 48 | 45 38 7G | 11.54 3.50 0.63 | 26 | --/--/-- | 16 | 320 | |||
76mm Gun mod. 1902/30 40 c1b開発時 | T-26F | 76mm Gun mod. 1902/30 40 c1b | SU-26 Bis | SU-26 | 615 | ||||||||
130 | AP HE HEAT | 80 42 75 | 110 164 110 | 48 | 45 38 7G | 11.84 3.00 0.61 | 26 | --/--/-- | 16 | 320 |
解説
- 概要
Tier3ソ連自走砲。
Birch GunやB.C 155 55同様、自走砲では珍しい全周旋回可能な砲塔を持つ。
車体を旋回させずに照準を合わせることができるため、極端なレティクルの拡散が無く、また射界を合わせる手間もいらないと、非常に安定かつスムーズな砲撃が可能。 - 火力
HEを使用した場合、同格LTのT-46とほぼ同一の威力である。
他の同格自走砲の多くが格上にもそれなりのダメージを与えられる中、本車の非力さは深刻で狙う相手を選ばなければならない。- 76 mm Regimental Gun mod. 1927
SU-18から引き続きの運用となる初期砲。
射程が約500mとかなり短いが、その分高弾道で射線が通り、旋回砲塔も相まって様々な箇所に連続して砲撃する事が可能。
前述の通りで、格上には僅かなダメージしか与えられないのが難点。
また、射程の短さから必然的に接敵の危険が高い事にも注意しなければならない。
ただ、天板に命中させやすい性質上、同格TD相手ならば砲性能を活かせるので、積極的に狙おう。 - 76 mm Howitzer mod. 1903/30
- 76 mm Gun mod. 1902/30 40 clb
中間砲・最終砲共に装填速度・精度が微上昇し、射程が1100m超と極端に長くなるが、弾道が低めになり障害物に対して弱くなる。火力自体は変化がないことに注意。
中間距離への射撃や快速車両への対処が難しくなってしまうが、代わりに遠距離に布陣する駆逐戦車や敵陣自走砲へのカウンター戦法が選択肢に入る。
また、貫通80mm/ダメージ110で速い弾速のAPを搭載でき、主にTier4相手ならHEより有効打を与えられる。ただし、距離減衰には注意。
平均貫徹力80mmは直射狙いの時も有用で、飛び出し撃ちなどで砲塔を活用していきたい。特に市街マップや同格が自分のみといったどうしようもない状況では選択肢に入り、その際は絶対に味方の邪魔にならないよう常に気を配りつつ、ダメージではなく支援に徹すると意外な戦果を出しやすい。
なお、大抵の自走砲はデフォルトでHEが選択されるが、本砲はデフォルトでAPが選択される。戦闘開始直後の弾種の確認を習慣付けるようにしよう。
- 76 mm Regimental Gun mod. 1927
- 機動性
自走砲としてはそれなりの機動性を持つ。
平地なら26~29km/h程度で走れるので、特に不足は感じないだろう。
ただし初期砲を使い続ける場合はT-26Aパッケージまでとなるため、少々力不足を感じることも。 - 総論
火力不足に悩まされるが、全周砲塔による全SPG中トップクラスの命中のさせやすさをどう活かすかが勝負のカギとなる。
初期砲・最終砲のどちらを使用するかは乗り手次第だが、どちらにせよ基本的にMatildaを筆頭に装甲の厚い相手は無視し、同格帯車両ないし格上の軽装甲車両のみ狙う事になるだろう。
レティクルが狭く(移動しながらでもある程度まで狭まる)かつ拡散し難く、装填速度にも優れ、移動中のLTをも捉え得る。
史実
SU-26は、T-26の応急改造や現地改造ともいわれ、SU-T-26として当初呼称されていました。
1941年、ドイツ国防軍によってレニングラードが包囲されているさなか、そのレニングラードに位置するキーロフ工場にてT-26を殆どそのままに、砲塔の代わりに大型の簡易な防盾と76.2mm連隊砲へ換装、ターレットリングの上にそのまま簡易オープントップの戦闘室としたために、自走砲としては稀有な全周囲旋回が可能でした。 近接防御砲に機銃を2挺搭載し、大急ぎで14両が完成しました、一説には、途中で76mm連隊砲が不足してしまったために、37mmPS-1砲(M1928)を間に合わせで搭載したものが3~4両あったともいわれています。
完成した車両から、戦線にそのまま投入されたとも言われており、歩兵火力支援に尽くしたそうです。
生き残った3両のSU-26は、1943年以降にSU-76Pとして改称されて、1944年まで活躍していました。