Skoda T T 27

• 概要
  Tier8チェコスロバキアプレミアム中戦車。
  戦後、シュコダ社がT 17軽戦車と同時期に設計したとされる計画案である。
   
  特殊塗装版のGeneralは砲塔に黒い線が塗られているのが特徴。
  モデルは戦間期～第二次世界大戦期のチェコスロバキアで首相及び国防相を歴任したヤン・スィロヴィ上級大将と思われる。
   
• 火力
  • 8,8 cm vz. 41N A
    1セット3発の自動装填砲。
    TVP VTUの最終砲候補8,8 cm vz. 41Nの性能を上下させてオートローダー化したものである。
    単発火力240×3＝弾倉合計火力720とオートローダーの中では控えめであるが、射撃間隔は1.5秒であり、短時間でその瞬間火力を発揮することができる。
    そのうえ精度や照準時間も良好なので、履帯切りからの砲撃など、小技がやりやすいといった強みもある。
    一方、火力に対して弾倉交換時間が長く、1発でも無駄にするとダメージ効率が著しく低くなるので注意。
     
• 装甲
  • 車体
    全周100mm傾斜ありのお椀型砲塔である。
    外縁部くらいでしか弾くことはできず、同格以上なら普通に貫通される。
    防盾は大部分が70～80mm程。
    傾斜こそついているが裏に装甲がある部分は少ないためこちらも信用できない。
    天板は正面から見える部分の大半が40mm。
    きつい傾斜もついているため口径120mm以下の砲弾は弾くことができるが、HEAT弾の強制跳弾は厳しい。
  • 砲塔
    正面は傾斜こそあるが、素の装甲が65mmなため当てにならない。
    側背面に至っては40mmしかなく、榴弾が貫通する恐れもある。
    当然だが、被弾を避けるように立ち回るのがいいだろう。
     
• 機動性
  最高速度は50km/hと平均的だが、TVP VTUを大きく上回る900馬力のエンジンを搭載しており、Tier8中戦車中では良好な機動力を持つ。
  ただし、履帯性能がやや悪い為、数値よりももっさり気味の印象を受けるので注意。
   
• 偵察性能
  車高が高いせいか隠蔽率が低く、その割に視界範囲は並。
  視界負けしやすく、うかつに動くと一方的に見つかって蜂の巣にされかねない。
  できるだけ起伏や障害物の多いルートを通るか、開けた場所では他の中戦車よりも遠回りのルートを通った方が安全だろう。
   
• 総論
  チェコ中戦車ルートのTier9以降の特徴である瞬間火力型オートローダー戦車である。
  速い発射間隔とそれを十分に生かせる足があるが装甲は当てにならないため、慎重な運用をする必要がある。
  このため、オートローダーのセオリー通りに序盤は被弾を避け、中盤以降でHP交換で相手に打撃を与えるとよいだろう。
  また、弾倉は3発入った状態を維持すると、射撃間隔の短いこの戦車では特に瞬間火力に差が出るため、隙があれば手動リロードは行っておこう。
  ポテンシャルは高いがプレイヤーの腕の差が出る玄人向けな戦車であるともいえる。

史実

チェコスロバキアの戦後軽戦車の発展型であり、自動装填砲を採用していましたが、設計案のみに終わりました。
T17軽戦車計画に類似した案でした。