イギリス

Last-modified: 2024-04-29 (月) 16:49:10

通常艦

 

特殊艦

  • 課金艦 ※ショップやツリーで購入できる艦艇は時期により随時変更される。
    ※備考に書いてある購入方法でしか入手できない艦が、ゲーム内ショップでも買えるようになったら、備考に書いてある入手方法は削除すること
    Tier艦種名称価格
    (ダブロン)
    備考
    5駆逐艦Gallant10,0002020年8月3日に販売開始
    巡洋艦Exeter10,0002020年6月8日に販売開始
    London10,0002020年9月28日に販売開始
    戦艦Warspite10,000
    Repulse12,500クァドランス2023年7月24日からのキャンペーンで入手
    空母Ark Royal2022年10月3日以降販売予定
    6駆逐艦Cossack12,5002020年5月12日に販売開始
    Cossack ‘3812,5002022年10月29日に販売開始
    Ship Smasha18,900Warhammerコラボ
    2021年11月09日に販売開始
    コンテナでも低確率で入手可能
    巡洋艦Cheshire12,5002020年10月19日に販売開始
    AL Cheshire12,5002024年1月15日から2024年2月19日まで限定販売
    Tiger'592022年3月14日販売開始
    戦艦Hood12,5002月10日に販売予定。先行販売として「アズールレーンオールスター」からも入手可能。冬の大型クレートからも低確率で排出される。
    Duke of York12,500
    Nelson12,500
    Resistance12,5002023年10月9日に販売開始
    Collingwood12,5002023年4月17日に販売開始
    7駆逐艦Caprice2022年12月1日に販売開始予定
    巡洋艦Plymouth17,5002022年9月19日に販売開始予定
    Perfect 1017,5002023年3月20日に期間限定販売開始
    Celtic17,5002023年3月13日販売開始
    Hampshire17,5002023年11月20日に販売開始。
    戦艦Monarch750,000グローバルEXP2020/3/9に販売開始
  • 特典艦 ※アルファテスター限定艦など。不特定多数に販売されたら、備考に書いてあることはそのままで「課金艦」に移すこと
    Tier艦種名称価格
    (ダブロン)
    備考
    2駆逐艦CampbeltownXbox Live、PSNの有料会員に無料配布
    開発局プロジェクト「ようこそ、開発局へ!」褒賞
    MedeaXbox Live、PSNの有料会員に無料配布
    3戦艦Bellerophon2021年10月4日から2021年10月18日まで開催のハロウィンイベント・パートⅠ報酬
    Agincourt2022年9月12日から2022年10月3日に開催の特別イベント【荘厳なる日々】褒賞
    5戦艦AL Q.Elizabeth10,0002020年11月30日から12月21日まで開催のアズールレーンコラボ第二弾にて期間限定販売
    ・2022年5月30日から2022年6月20日まで期間限定再販
    6巡洋艦Belfast~26,000  (すべてスキップした場合)2020年2月3日からの「国王陛下の浮城」キャンペーンで入手。
    2021/3/16から期間限定で販売
    7巡洋艦Belfast '43~27,500  (すべてスキップした場合)連続ミッション「ベルファストの帰還」報酬
    (2022年5月16日~2022年6月20日まで開催)
    戦艦Lion25,000ウィンターコイン2021年12月20日~2022年1月31日にイベント通貨のウィンターコインで販売
    8戦艦Marlborough17,500ダブロン2022年12月12日から2022年1月16日まで開催の【二重の衝撃】キャンペーン褒賞
  • その他
  • 特殊艦※イベント等に登場した非プレイアブルなユニット・AI艦
 

レジェンダリー艦

艦種名称備考
駆逐艦Daring開発局プロジェクト「Daring」褒賞
巡洋艦Minotaur・キャンペーン「テーセウスの破滅」報酬(2021年12月20日から2022年1月31日に開催)
開発局プロジェクト「Minotaur」褒賞
戦艦Conqueror開発局プロジェクト「Conqueror」褒賞
 

概要

英王立海軍の歴史

England expects that every man will do his duty.*1

王立海軍(Royal Navy)である*2。艦船接頭辞はHMS*3
 
古くは、英仏百年戦争におけるスロイスの海戦など他の欧州の強国としのぎを削った。
転機は16世紀に訪れる。当時「沈まない太陽」とまで謳われた覇権国家、スペイン帝国の無敵艦隊(「最高の祝福を受けた大いなる艦隊」「至福の艦隊」とも呼ばれる)を破ったアルマダの海戦、この勝利によりイギリスは世界帝国へと邁進する。
1660年、王制復古の宣言の際、海軍は全艦隊を挙げてチャールズ2世に忠誠を誓い「ロイヤル・ネイビー」の称号を戴く。これが現代にまで続く王立海軍の伝統の始まりである。
17世紀の第2次と第3次英蘭戦争で敗北するも、ナポレオン戦争の時期には欧州最強の海軍となりトラファルガー海戦に勝利して、ナポレオン率いるフランス帝国の海洋進出を抑え込んだ。
19世紀初頭から20世紀にかけて「ブリタニアは大洋を制した」(Britannia rule the waves、派生してルール・ブリタニアの詩・愛国歌として知られる)の通り、7つの海を制覇した海の王者として君臨した。
第一次世界大戦前には海軍増強(ティルピッツ計画)に舵を切った帝政ドイツと建艦競争、そして第一次世界大戦を戦う。
第二次世界大戦では大西洋から太平洋までの広域で、幾度となく日独伊海軍と砲火を交えた。第二次世界大戦後半以降、国力減退から緩やかに縮軍していく。
 
余談イギリス海軍の水兵が“ライミー”と呼ばれることがあるが、これはビタミンC不足による壊血病を防ぐ目的で、この時代に彼らにレモンやライムを支給するようになったことに由来する。

 “Good luck everyone!”

全体

他の国にはない特徴を備えた性質の船が多いがその代わりにやや癖が強く全Tierにおいて独特過ぎる性能を持っているため、かなりピーキーな艦となっている。
ある程度ゲームに慣れた中堅・熟練者向けのツリーであり、ゲームを始めたばかりの初心者にはおススメできない
扱いづらい艦ばかりだが、使いこなせれば他国を凌ぐポテンシャルを秘めている。

駆逐艦

WGによる各艦の説明:

全艦が史実で就役した艦で構成されている。
 
イギリス駆逐艦は全体的に、日本駆逐艦に続いて隠蔽に優れ、砲力が米駆逐艦並にあり、運動性能も高い。
また消耗品が他国艦と比べて英国面全開ユニークだったり使いづらかったりするのも特徴として挙げられる。
 

  • 攻撃
    英駆逐艦ツリーは主砲で戦うツリーである。砲力は米駆逐艦に次ぐDPMを持っており、また火災発生率が高めに設定されている。
    ただし砲口径が中Tierでは120mm、高Tierでは114mmとなっているため瞬間火力が低い。114mm砲の場合はAP弾の跳弾角度優遇があるものの、HE弾の装甲貫通力が低く火力が伸び悩む。
    故に艦長スキルで何かしら補う必要がある。また初速が低く弾道が米駆砲並の山なりとなるため、中・長距離砲戦での命中率は低い。
    隠蔽が高いため、日本駆逐艦以外の駆逐艦に対しては常に一方的にスポットできると考えていい。また日本駆逐艦に対しても僅差で下回る程度なので、距離を少し詰めるだけで発見できる。対駆戦闘でほぼ確実に先制できるのが当ツリー最大の特長と言っても過言ではない。
    砲力は高い一方で魚雷は高Tier以外は低い(米駆ほどではないが)。隠蔽値が良いのにも拘わらず隠蔽雷撃範囲が1-2km程度と運用上の難がある。また1基あたりの発射管数が多いため再装填時間も長く設定されているのも辛い。しかし英巡洋艦のように単発雷撃が可能なので、発射管数の多さと単発雷撃をどう使うかが肝となる。
     
    このような性能である故に「主砲をどれだけ撃ち続けられるか」が英駆逐艦を運用する上での基本戦術となるだろう。
    それを実現するための助けとなるのが、後述する消耗品の性能である。
     
  • 消耗品
    • 発煙装置
      なんと言ってもコレが一番ユニークである。
      発煙時間が10秒、持続時間が40秒とかなり短い代わりに、準備時間が70秒と短く、煙幕半径が大きい。また使用回数も多く、後述する英駆逐艦の加減速性能の高さから発煙⇒煙幕射撃の移行がかなりスムーズに行える。
      このことからひとつの地点で長く居座るのではなく、40秒間敵を撃ち続けた後に陣地転換+スポット、そしてまた煙幕に……というローテーションを組むのが基本戦術となる。また「あえて敵に姿をさらして敵駆逐艦の砲撃を誘い、発砲による隠蔽ペナルティが発生したら速やかに煙幕射撃に移行する」という戦法も大変有効であるため、積極的に使用していきたい*4
    • 水中聴音
      Tier5以降で解禁。
      艦艇発見距離、魚雷発見距離は共に3kmと低めに設定されている。煙幕に潜り込んでいる艦艇を無理矢理発見するためというよりは魚雷事故を防ぐためのものと言える。上述の煙幕射撃中にはほぼ確実に魚雷を流されるため、それを回避するためには有効であるし、それ以外でも使いどころは多い。警戒を乗せて魚雷発見距離を長くしても良いが、その場合艦長スキルがカツカツとなるので自分のスタイルと要相談。
    • エンジンブースト
      ツリー艦では搭載不可能。後述。
       
  • 機動性
    旋回半径は優秀であり小回りが利く。また加減速性能が高いため、速度を調整しつつ旋回をすればかなりキビキビとした動きができる。上述のように煙幕射撃のときにもこの運動性能が役に立つ。
    しかし加減速性能が高い一方で、消耗品のエンジンブーストが搭載できない。(プレミアム艦艇のcossackは搭載可能。性能は標準)
    英駆逐艦の最大速力は全Tierにわたって遅い傾向にあり、立ち回りに注意しないと速力に勝る他国砲駆逐艦(特に米・ソ駆逐艦)はおろか一部の巡洋艦にさえも追い回される羽目になる。煙幕で一時的にスポットを切ることが出来ても40秒しか持続しないので、持ち前の隠蔽性能を活かし、追い回される前に後退するなど戦術眼を磨こう。
     
  • 対空
    中低Tierでは無きに等しい。
     
  • 総評
    幽霊のように現れ、鬼火を灯して、煙のように消えるのが紳士の国の駆逐艦である。 
     Lightning記事内より引用。
     
    総合的な性能は、同格の他国駆逐艦に今一歩劣る。その上「突出した性能」がないツリーでもあり、立ち回り如何では器用貧乏な艦となってしまう。
    そんな性能を消耗品のユニークさで補っているのが、イギリス駆逐艦なのだ。
    また実装から時間が経ったこともあり、他国駆逐艦からの対策も立てられている状況である。いつ煙幕のカードを切るか、いつ戦闘を切り上げて後退するかの駆け引きは、器用貧乏になりがちな本ツリーでは一層重要なものとなっている。
    故に駆逐艦を一通り使いこなした、中級者向けのツリーである。
 

重巡洋艦

ver.3.0(2021/02/01)のアップデートでTier4-7のアーリーアクセスが解禁された。
Tier8までの全ツリー艦が開発可能となっている。
Tier4は190mm砲、Tier5-7は203mm(8インチ)砲を搭載する。
以下暫定情報。

主砲の斉射火力が強力ですが、射程が比較的短く、弾道が山なりです。
同国の軽巡洋艦とは異なり、榴弾 (HE) を使用可能です。
魚雷の単射が可能です。
Tier V 以上では甲板中央部の装甲が堅牢であるため、他の巡洋艦よりも高い抗堪性を有しています。
消耗品「修理班」が優秀であり、中央防郭に被ったダメージの 50% を回復できます (この艦種の標準値は 10%)。
また、Tier VII 以上では秒間の回復速度が最大 HP の 2% (標準値は 0.5%) です。
イギリスの研究可能な重巡洋艦は、その全艦が「水中聴音」または「対空防御砲火」を選択できます

アップデート:イギリス重巡洋艦より
 

  • 攻撃
    前述の通り射程がやや短く、弾道が山なりになっているのが特徴。
    HE弾の性能が際立って高く、高い発火率と優れたダメージを持つので基本的にはこちらを使用するのが良いだろう。
    もちろんチャンスがあればAP弾も上手く使いたい。
    また、大型巡洋艦並みの大口径な主砲を持つ艦艇も実装されている。
    雷装は火力で劣るものの射角がよく、単射が可能で射程も長め。
    発射管が壊されやすいという欠点があるものの、置き魚雷による牽制や接近戦の切り札として活用しやすく出番が多い。
  • 生存性
    全ての艦艇で修理班を標準装備しており、回復力も他国のそれより高くなっている。
    装甲は特別頑強というわけではないものの脆くはなく、高性能な修理班のおかげもあってとてもしぶとい。
    隠蔽が良好なのでアップグレードや艦長スキル等で補正する事で容易に10km以下に抑える事が可能なのも利点。
  • 対空
    総じて高水準で米国と同等かそれ以上のものを持っている艦艇が多い。
    また、Hawkins以外の艦艇はソナーの代わりに対空防御砲火を装備する事も可能である。
  • 機動性
    機動性は旋回半径はより小さいものの転舵所要時間で劣る。
    舵が重くあまり小回りが効かないので回避盾運用にはあまり向いていない。
  • 消耗品
    全体的に他国の艦艇より恵まれており、全ての重巡で修理班とソナーを持っているのが特徴。
  • 総評
    同様に重巡からなる日本の巡洋艦ツリーを意識した性能となっている。
    Tier5-8は、主砲は散布界と弾速で劣る一方、修理班がついており対空も良い。
    攻守のバランスが整っており、あまり癖がないツリーと言えよう。
     

軽巡洋艦

2020年2月3日のアップデートで実装、軽巡洋艦ツリーになる。

  • 攻撃
    主砲はAP弾のみ使用可能でHE弾は使用不可*5。その代わり砲弾は信管動作が早く、信管作動装甲厚が薄く、強制跳弾角度に優遇をうけている*6
    信管作動時間は他国軽巡砲の貫通後0.025秒に対し0.004秒(Tier1~5)・0.005秒(Tier6~)となっている。
    信管は通常152mm砲なら25mm以上*7の装甲のみなし厚がないと貫通しても信管が作動しないのに対し、12mmで作動する。
    強制跳弾角度が通常は撃角?60°(45°~60°で確率で跳弾)*8に対し、75°(60°~75°で確率で跳弾)と跳弾しにくくなっている。
    これらにより、駆逐艦のような軽装甲目標に対しても貫通しやすく、信管が作動しやすく、過貫通しづらいという特徴がある。
    軽巡洋艦(6インチ砲)なため全体的に主砲装填時間が短く取り回しが良いが1発当たりのダメージ量は控えめの、いわゆる「弾幕はパワーだぜ!」を地で行くツリーとなる。圧倒的な弾幕による駆逐艦の処理を大得意としているかわりに、HE弾を撃てないという仕様上、戦艦や重巡洋艦を相手するのは苦手としている。もし重装甲艦を魚雷射程外で相手取らねばならない場合、上部構造物を狙い撃ちしてダメージを稼ぐという英国面的独特な運用を行う必要がある。先述の通り信管作動時間が短いため過貫通せず通常貫通になるという特性を利用しよう。
    公式の動画に常時AP弾は悪い例として紹介されているが、イギリスツリーはHE弾を装填できないため、常時APを強いられる。
    魚雷は1門ずつ撃てるという特徴がある。
  • 生存性
    英国紳士は無骨な装甲ではなくタキシードで戦うことを良しとしているらしい
    Tier3以降は全て軽巡洋艦であるため、Tierが上がるほど同格巡洋艦(ほとんどが重巡洋艦になる)と比べると継戦能力や装甲といった面で劣る。中TierではVPそのものは軽巡としては厚い装甲を持つものの艦首・艦尾の装甲は薄い。そしてそのままTier6までほとんど変わらず、むしろ高Tierになると薄くなっていく*9。これらは横を晒せば過貫通によりダメージを抑えることが期待できるがそれはVPに刺さりやすくなることを意味し、戦艦のおやつと言われる所以。一方で、艦を立てても8インチ以上の砲弾に強制貫通される危険がつきまとう。
    修理班のおかげで生存性が高いかと思いきや、そもそも修理班を使うこと無く撃沈されることも珍しくない。
  • 機動性
    加速力は極めて優れている。旋回半径も小さめで、加えて転舵してもあまり減速しないという長所も持つ。
    しかし減速・後進性能は悪く、速度は日巡と比べると遅く、加えてTier5以上の艦は転舵時間が長め。
    生存性は低いので、発煙装置とこの独自の挙動での回避が要求される。
  • 英巡独自仕様まとめ
    • AP弾しか使用できない(ただし過貫通や跳弾が発生しにくい特別仕様)
    • 魚雷は一本単位で射出可能
    • Tier3から消耗品「修理班」を搭載可能(Tier8以降の修理班はやや高性能)
    • Tier4から消耗品「発煙装置」を搭載可能(煙幕は7秒しか展開できないが、1つ辺りの範囲は広め)
    • Tier7から消耗品「警戒レーダー」を搭載可能(「発煙装置」とどちらかのみ搭載可能)
    • 消耗品「対空防御砲火」を搭載できない
 

戦艦

戦艦(第一ツリー)

  • 攻撃
    全体的な特徴として、装甲貫通力と火災発生率に優れる強力なHE弾と、巡洋艦同様信管動作が早い特殊なAP弾を持っている。
    HE弾は通常、貫通できる装甲厚が口径の1/6mm未満までだが、英戦艦*10は口径の1/4と優遇されている。これにより中Tierでは装甲の薄い軽巡洋艦のVPを貫通できたりする。またこれだけでなく英戦艦HE弾は(一部の艦を除き)火災発生率においても優遇されている。これらの特徴により、英戦艦は自艦に対して縦を向いている敵艦(特に戦艦)相手にHE弾で確実且つ大きなダメージを与えることが可能になっている。
    AP弾の信管動作は、他国戦艦の貫通後0.033秒に対し0.015秒となっているが、目標が戦艦では装甲を十分に貫きVPに到達していただろう弾も、その前に作動してしまってVP貫通が出来難くなるという特徴がある。
    以上の特性から、英戦艦は他国戦艦とは真逆で「基本はHE弾を使用し、チャンスがあればAP弾を装填する」と良いだろう。たまに腹を向けている敵艦に延々とHE弾を投げ込んでいる英戦艦がいるが、それは(スコア的にも勝利貢献的にも)非常に勿体ないことである。弾種の切り替えというのを常に意識しよう。
  • 生存性
    装甲は防郭以外は薄めであったり傾斜も緩かったりで決して強力ではないが、翻って隠蔽性はよく、Tier5以降格段に上昇する。また一部の巡洋艦をも上回る隠蔽性を発揮し、かなりの脅威となる。Nelsonは回復性能が英巡並みに向上した特殊な修理班を搭載できるため、数値以上のしぶとさを発揮できる(ただし、使用回数も英巡と同じ2回に減少している)。
    Nelsonを除くTier6以上の戦艦については修理班の性能向上と引き換えにVPの位置が吃水線上に引き上げられたため一撃で大ダメージを食らう確率は以前より上がっている。
  • 対空
    一部の艦を除いて貧弱。艦隊防空どころか個艦防空すらおぼつかない艦が多く、格下空母艦載機相手でも対処に困るほど。空母MMの場合は高対空艦の支援を受けられるよう常に気にするように。
  • 総評
    英国らしい風変わりなツリーである。強力なHE弾と良好な隠蔽性、対戦艦が苦手で対巡洋艦/駆逐艦は得意という特性上、戦艦というよりは「大きな巡洋艦」と表現した方が的確だろう。
    強力なHE弾と高い発火率から、ついつい敵戦艦を薪にして放火を楽に行えることに目が行きがちである。だが実際の所、強力なAP弾で一気に敵の継戦能力を奪って行動不能にする、といった他国戦艦のような芸当が苦手な上に、火災ダメージは修理班によって回復させてしまうことができるため、与ダメージの割には勝利に貢献できないという事態が頻発する
    英戦艦が得意とするのは巡洋艦と駆逐艦に対してであり、対戦艦は苦手、ということを忘れずに立ち回ってほしい。単純な与ダメを稼ぐことが戦艦の仕事ではないのだ。

巡洋戦艦(第二ツリー)

2023年10月2日のアップデートでアーリーアクセスとして登場。Hawkeまではイギリス巡洋戦艦大型クレート開封で入手できる。Duncanのみ11月6日以降のアップデートでDuncanまでの全ツリー艦も含めて自由に開発が可能になる。

  • 主砲
    砲弾の性能はHEの貫通力が通常通り口径の1/6[mm]までとなっている点を除き、戦艦ツリーと似ている。つまりHE弾は威力と火災発生率に優れ、AP弾は信管動作が早い。
    散布界は大巡散布界であるがσ値が1.5前後と全体的に劣悪であるため、精度は思ったほど良くはない。
    また、射程は同格でも短い傾向にあった戦艦ツリーよりも更に短い上に観測機も使えない。
    T7までは一般的な主砲配置だがT8以降は艦橋前に2基、艦橋後ろに1基という英国面溢れる配置となるため慣れが必要。

    火力は同格戦艦に一歩劣るものの、横を向けた戦艦にap弾で痛打を与えることはできる程度の力はあるので、味方の砲戦に加勢したりヒットアンドアウェイで敵戦艦のhpを削ったりということもできる。火力はともかく後述のように防御力が全く足りていないので敵戦艦と延々と砲戦を続けるような状況は何としても避けなければならない。

    過貫通しづらい早発信管と良好な隠蔽を持つため、巡洋艦を相手するのは非常に得意である。回避運動が間に合わない距離まで忍び寄って隙を見せた巡洋艦に必殺のAP弾を叩きこむことは本ツリー巡洋戦艦の主要な仕事となる。
  • 魚雷
    単発式の魚雷発射管を搭載しており、艦にもよるが片舷に1~4門指向可能。威力は口径相応。T3,4,5,9,10は艦首艦尾に水中発射管、T5,6,7は舷側装甲に発射管を備える。
    魚雷発射管がほぼ旋回しない代わりに射出後に数秒間魚雷がS字を描いて*11指定した射線に進んだのち直進する。なお、ウネウネしている間は信管が動作しない。
    仕様は独特に聞こえるが、実質的には安全距離が通常の2倍程ある単発魚雷である。長い安全距離、単発という特徴から接近戦にも牽制にも使いづらい。
  • 生存性
    悲惨。戦艦ツリーの下位互換である。
    HPはT7までは平均前後だが、T8以降は戦艦ツリーと同様同格最低レベルになるかわりに回復量の多い特殊修理班が使えるようになる。HE耐性が皆無な点、バイタルの位置が高めな点も戦艦ツリーと同様。
    巡洋戦艦というだけあって装甲は戦艦ツリーよりも薄くなっており、敵戦艦の砲弾にはより一層注意が必要。
    更に艦首・艦尾が一般的な戦艦より薄く設定されている*12ため、艦を立ててもVPは守れない(基本的に横隔壁の方が薄いため、艦を立てた方が危険な場合すらある)。1対1の撃ち合いでもHPがみるみる減っていくため、間違ってもタンク役を引き受けてはいけない。
    装甲で耐えるのではなく機動性を生かして回避したり隠蔽に入ったりするなど、巡洋艦と思って運用した方が良い。
  • 隠蔽性
    戦艦ツリーの時点で一部巡洋艦も凌ぐ隠蔽性であったがもう一回り良くなっており結果戦艦にあるまじき隠蔽性を持つ。敵艦に見つかるギリギリまで接近して打つ頃には大体13kmくらいまで標的に近づけている、そこから土手っ腹をぶち抜けば敵はひとたまりもないしそれをホイホイ起こせる程のポテンシャルがある。
     
  • 対空
    長距離はいまひとつだが、それ以外は悪くない。対空防御砲火が独立スロットで使えるため自衛には十分。
  • 機動性
    速い。エンジンブーストが使える。
    加速性能が優遇されており、停止状態からの加速は巡洋艦並みに速い。
    転舵所要時間は平均的、旋回半径は大きめであるため小回りは効かない。
  • 総評
    「巡洋艦以上・戦艦以下」という第一ツリーの立ち位置をさらに明確にしたツリー。生粋の巡洋艦キラーである。
    類似した立ち位置の艦艇としてAlaskaに代表される一連の大型巡洋艦があるが、
    本ツリーはそれらとは異なり近・中距離戦を得意とする性能を持っているため戦い方は大きく異なる。
    独巡戦ツリーと比べるとあちらほど極端なインファイターという訳ではなく、性格はやや異なる。
    低い生存性で前線に出ていかなければならないため、普通の戦艦と一味違うスリリングな戦いを楽しみたい人向けのツリーと言える。
    特にT8以降は見た目がゲテモノ。

空母ツリー

まあクセが強すぎるツリーである
イギリス空母は他国の空母と比べて違いが多く、そちらを経験したプレイヤーには
難しいのが現状である。紅茶をキメ過ぎて中毒になっているようだ

イギリス航空機のほとんどがHPが高く速度が低い。

  • 雷撃機
    旋回力が優秀であり、連続攻撃が得意な印象があり、低Tierでは他国と比べ体力が高め。
    また絞ると収束していく魚雷となり当てやすい が、威力が低い上にノロノロ魚雷なのでぶっちゃけドイツ空母の下位互換である
    またティア7までは攻撃態勢中旋回しても精度が落ちない
  • 爆撃機
    他国と違う部分が爆撃方法にあり、イギリス爆撃機は水平爆撃を使用する。
    分かりやすく説明をするのだが目標へ投下方法がこれまた独特であり*13、空母から発艦後、低空飛行し攻撃準備時にゆるりと上昇、照準に入ればそのまま投下、爆弾複数をやや広めにばら撒いてダメージを与えるという方法になる。
    だだし一定高度での爆撃のため急降下爆撃の↓↓↓とは違い、↘↘↘ような感じで爆弾が落ちてゆくため着弾がやや遅い。
    つまり照準でしっかり狙う必要があり、更に目標の動きに対し偏差射撃をする必要がある。
    当たれば大ダメージ、外れば小ダメージという変動が激しい部分がある。
    なお攻撃する際準備が早く、機体を上昇させるためそれを生かして爆風を躱すことができるため強対空艦に対しても攻撃を通しやすい…が肝心の威力は全く足りていない。
    他国の爆撃機より広範囲にばら撒くため駆逐艦に対して幾分ではあるが当てやすい。

その他

  • 英語圏では略称表記であるRNと呼ばれることがある
 

コメント

  • イギリス巡洋戦艦ツリー作成しました。 -- 2023-10-09 (月) 23:48:49
    • 皆の奮闘に感謝する! -- 2023-10-10 (火) 06:28:33
  • 戦艦第二ツリーはどれも装甲ペラ過ぎてあかんなこれw -- 2023-10-12 (木) 01:19:10
  • 今回の日替わりミッションで手に入る新イギリス戦艦艦長はかなり優秀だな。インスピが優秀でマスメカ精度艦長というのがネルソンに匹敵する。装填早くなるし巡戦ツリーはフィッシャー艦長を乗せてからが本番かも。 -- 2023-10-12 (木) 02:44:46
  • 巡洋戦艦ツリーは第一ツリーと違って射角が良好で、どの艦も30度くらいの傾きで全部撃てるんで砲の取り回しという点では格段に使いやすくなってる。おかげで無防備な姿勢を晒す時間が短いんで間合い管理さえちゃんとできていれば思ってたほど打たれ弱くないね -- 2023-10-28 (土) 15:46:19
    • 上部構造物がけっこうデカめでHE耐性はなさそうに見えるけど大丈夫かな -- 2023-10-28 (土) 19:06:04
      • そもそもの装甲が薄いからHE耐性なんて皆無だぞ。シマウラから一方的に撃たれるようなことがあれば快速活かして撃たれない位置取りをするしか無い。 -- 2023-10-28 (土) 19:51:48
  • フィッシャー卿の第2スキル、駆逐艦じゃなく戦艦だよな? -- 2023-10-30 (月) 12:40:47
    • 私も何度見返しても上部分のスキルが 駆逐艦の、になってるですよね。公式の解説ページだと駆逐艦の表記がない。多分ゲーム側の誤表記だといいんですけど…。 -- 2023-10-30 (月) 13:18:09
      • HP減らないと効果が出ないから実際どの程度変化してるのか分かりづらいよな。HP減ってるってことは撃たれ続けてるし、ちゃんと確認してなかったなー -- 2023-10-30 (月) 13:32:54
      • スクショ撮影して公式にチケット切って聞くしかないんじゃない?今日接続したときにまだ誰もやってなさそうなら聞いてみるよ -- 2023-10-30 (月) 15:06:03
      • とりあえずチケット切ってきたので結果が分かり次第ここに書きます -- 2023-10-30 (月) 20:25:41
      • 検証したけど第2スキルのお陰で瀕死時はかなり主砲旋回と装填が早くなっているので、効果はちゃんと戦艦に乗っても発動している。表記間違いだね。 -- 2023-10-31 (火) 00:22:07
      • となるとそのうち修正アプデ来るかな?すべてのユーザーがここを覗いているわけではないし表記に騙されて別スキル選択してる人とかいたら勿体ないしね -- 2023-10-31 (火) 08:45:37
    • 英語とかだと駆逐艦とは一言も書いてないのでただの誤訳と思われ -- 2023-10-31 (火) 02:22:14
    • 解決済みだしどっちでもいいとは思うけど一応チケットへの返信を書いとく -- 2023-10-31 (火) 11:56:40
      • 艦長「John Fisher」のスキル「死神とのダンス」の効果説明についきまして、担当チームに確認されております。こちらのスキル効果の修正は次回のアップデートにて実装される予定です。 ご不便をかけることになると存じますが、今しばらくお待ちしていただければ幸いです。 本来はこちらのスキル効果は特定の艦種に該当するスキルではありません。 -- 2023-10-31 (火) 11:56:50
      • ありがとうございます -- 2023-10-31 (火) 12:17:26
  • インディファティカブルとフォンデアタン大好き兄貴、良かったじゃん。そのいちフォンデアタンが来るかもってよ。 -- 2023-11-02 (木) 18:56:45
    • モバイル先行配信じゃないか😠😠😠😠まあいいけど😤😤😤 -- 2023-11-02 (木) 19:00:50
  • 来年くらいに開発でヴィンセント来るかな? -- 2023-11-25 (土) 21:11:32
    • その前に日本軽巡のアーリーアクセスが始まるんじゃない?さすがに蘭巡に来られてもそれはそれで困るが -- 2023-11-26 (日) 10:49:08
      • 本家やってないから蘭艦艇には少し興味あるし使ってみたいな。 -- 2023-11-26 (日) 12:21:21
      • スペイン巡洋艦なら欲しいかもなぁ開発局はヴィンセントより先にドイツ巡洋艦or駆逐艦がほしい -- 2023-11-26 (日) 16:37:31
  • まさかのイギリレジェンズ巡洋艦 -- 2023-12-07 (木) 19:14:43
    • ブリテンじゃなくて「イギリス連邦」の方だぞ -- 2023-12-07 (木) 19:37:26
      • ほんとだ連邦の方だ。 -- 2023-12-07 (木) 19:55:01
  • イギリス第2ルートのレジェンダリーはセントヴィンセントになるのか?はやく実装して欲しいわ -- 2024-04-09 (火) 21:58:41
  • 英軽巡ってブチ抜けとかAPの貫通力向上付けると駆逐は過貫通します?それとも早発信管だから関係ないですか? -- 2024-04-29 (月) 08:46:27
    • 過貫通の仕組みに貫通力は無関係だよ。詳しくは主砲のページに書いてある(口径の項目) -- 2024-04-29 (月) 09:34:11
    • 簡単に言えばどんなことがあっても英軽巡のAPは過貫通しない準SAP弾のような性能。ちなみに貫通力は装甲を貫けるかどうかの判断だけで、過貫通するかどうかはまた別もの。 -- 2024-04-29 (月) 13:24:00
    • わかりやすくありがとうございます!主砲のページよく読んでみます -- 2024-04-29 (月) 16:49:10

*1 英国は各員がその義務を尽くすことを期待する。 ナポレオン戦争におけるトラファルガー海戦(1805年10月21日)の際、イギリスのホレーショ・ネルソン提督が艦隊を鼓舞するため掲げた信号文である。当初ネルソンは「英国は各員がその義務を尽くすと信ずる」(England confides that every man will do his duty.)という文案を信号士官のジョン・パスコー中尉に提示した。しかしパスコーは'confides'は信号書に定められておらず一文字分ずつ信号旗を掲揚する必要があるが、'expects'ならば信号書にあり、符号を用いて迅速に掲揚・送信が行なえることを示した。この信号文を受け取った各艦では歓声が挙がったとされているが、あくまでこれは勝利に終わった後の伝説である。接敵運動に入ってもうすぐ開戦する緊迫した状況のこの時、各艦長達は戦術的に何の意味も無い信号を伝達してきたことに戸惑いを感じたようで、次席指揮官でネルソンの親友であるコリングウッド提督ですら不満を漏らしている。さらに、水兵たちからは「今さら言われなくても義務は果たしている」との不満の声すら上がったようである。
*2 英語で単にRoyal Navyと表記する場合、通常イギリスの海軍を指す。
*3 国王陛下の船(His Majesty's Ship)もしくは女王陛下の船(Her Majesty's Ship)の略。
*4 無論敵レーダー艦の有無や味方の支援・視界を考慮しよう
*5 プレミアム艦艇のBelfastは使用可能。
*6 プレミアム艦艇のBelfastは除く
*7 口径÷6
*8 アメリカ8インチ砲やHoodなど例外あり
*9 ただし、T7Edinburghは例外
*10 および独戦艦、独巡洋艦
*11 気持ち悪いくらいよく曲がる
*12 T6以下:16mm、T7以上:25mm
*13 他国空母の殆どが急降下爆撃による垂直落下↓↓↓を利用した方法なのに対して