De Grasse

Last-modified: 2024-05-14 (火) 02:47:46

ド・グラース級軽巡洋艦

DeGrasse.jpg

性能諸元

・基本性能

Tier5種別プレミアム艦艇
艦種巡洋艦派生元-
国家フランス派生先-
生存性継戦能力31,200
装甲16-100mm
・防郭 38-100mm
・艦首・艦尾 16mm
・装甲甲板 25mm
対水雷防御ダメージ低減0%
機動性機関出力110,000馬力[hp]
最大速力33.5ノット[kt]
旋回半径690m
転舵所要時間8.8秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離12.4km15.0km14.4km6.0km
航空発見距離7.4km0.0km10.4km-


射撃管制装置船体モジュール主砲射程最大散布界
Amod.114.9km145m


主砲船体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回弾種
A152mm/553基×3門HE弾 2,200(12.0%)
AP弾 3,300
8.1秒15秒HE
AP


副砲船体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填射程
A100mm/45 Mle 19333基×2門HE弾 1,400(6.0%)4秒5km


魚雷船体口径基数×門数(片舷)最大ダメージ装填射程雷速発見
A550mm 23DT2基×3門(3門)1483390秒9km60kt1.3km


対空砲艦体口径基数×門数秒間平均ダメージ射程
-13.2mm/76 CAD Mle 19292基×2門71.2km
13.2mm/76 CAQ Mle 19291基×4門5
37mm/50 Mle 19334基×2門93.0km
100mm/45 Mle 19333基×2門205.0km



・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
1Main Battery Modification 2-min.png主砲改良2+15%:主砲旋回速度
+5%:主砲装填時間
Aiming Systems Modification 1-min.png照準システム改良1-7%:主砲弾の最大散布界
+20%:魚雷発射管旋回速度
+5%:副砲最大射程
-5%:副砲弾の最大散布界
Secondary Battery Modification 2-min.png副砲改良2+20%:副砲最大射程
-20%:副砲弾の最大散布界
2Damage Control System Modification 2-min.pngダメージコントロールシステム改良2-15%:消火時間
-15%:浸水復旧時間
Steering Gears Modification 2-min.png操舵装置改良2-20%:転舵所要時間
Propulsion Modification 2-min.png推力改良2-50%:最大出力への到達時間

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品の動作時間:5秒
消耗品の準備時間:60秒
十字キー上
水中聴音I.png水中聴音2回消耗品の動作時間:92秒
消耗品の準備時間:180秒
魚雷発見:2.8km
敵艦発見:3.9km
十字キー右
エンジンブーストI.pngエンジンブースト2回最大速度:+15%
消耗品の動作時間:180秒
消耗品の準備時間:120秒
十字キー下
水上戦闘機I.png水上戦闘機3回消耗品の動作時間:360秒
消耗品の準備時間:180秒
HP:x
秒間平均ダメージ:43

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

ド・グラース級軽巡洋艦は、1938 年の当初案ではラ・ガリソニエール級軽巡洋艦の改良型であり、その主な長所は、重装甲と良好な主砲でした。際立った対空兵装を備え、速力が向上し、雷装もやや強化されていました。

解説

  • 概要
    フランスTier5プレミアム巡洋艦。史実では戦後に完成した船だが、WoWSでは1941年に無事竣工した状態で実装される。
     
  • 主砲
    ラ・ガリソニエールと同じ152mm砲だが、装填速度が改善され8.1秒となっている。
    180度砲塔旋回15秒は変わらず同格巡洋艦で最速。そして射程14.9km。弾道と精度は良好であり、射程ギリギリの距離でも狙ったところに当たる。これを活かして、投射量の不足を補う事になるのが立ち回りの基本となる。
    Tier5は格上の艦艇と戦う局面が多いため丁寧な照準が必要だ。艦長スキルを取得すると効果的にダメージを稼げるので検討しよう。
     
  • 魚雷
    ラ・ガリソニエールから片舷1門増えて1基3門となった(両舷で2基6門)。装填時間も伸びて90秒。射程9kmで広角に流せるので、牽制や追撃、置き魚雷として有効に使おう。中央が開かないため、2門の時より当て易い。
     
  • 対空
    かなり控えめな性能である。「対空防御砲火」と「水上戦闘機」を搭載しているので自衛は可能だが、空母の全力攻撃を阻止するほどのものでもない。
    撃墜を期待するより、散らして回避が基本になる。
     
  • 機動力
    33.5ktとTier5巡洋艦相応。日ソより遅く、米英独よりは速い。
    有効時間180秒の「エンジンブースト」が搭載されているため瞬間的なトップスピードでは他国巡洋艦の比ではない。
    ただし旋回半径が690mと若干広がっているので、魚雷警戒は常に行うこと。「見てから回避」は少々難しい. 
  • 生存性
    HP31200となり同格3位。
    ただし機関部の広さと高さは相変わらず、装甲も標準的なので、予想外の角度からVPを貫通される恐れがある。戦艦砲の攻撃を警戒し、常に回避運動を心がけよう。
     
  • 隠蔽性
    ここはツリー艦と変わらず同格最悪の隠蔽性である。
    隠蔽スキル無し塗装のみ11.8kmという事は、隠蔽特化したTier6戦艦の多くとあまり差が無いので注意が必要。特に
    陣地占領は困難を極める。残存艦から判断し、厳しい場合は隠蔽の良い艦に占領を任せ、自分は支援砲撃にまわろう。
    艦長スキルの「巧妙」を取得すると、隠蔽状態にある戦艦からの砲撃にある程度対応する事が出来る。
     
  • 総評
    改ラ・ガリソニエール級だけあって、全体的に高水準にまとまっている。ただし史実戦後仕様の「防空巡洋艦」ではなく、魚雷も積んでいる戦中架空仕様。
    その結果、致命的な弱点は無いが得意科目も無い艦となった。

史実

艦歴
  • ド・グラース級は前級ラ・ガリソニエール級の改設計型として作られたフランス海軍の大型軽巡洋艦。
    ダンケルク級(あるいはリシュリュー級)高速戦艦1に軽巡洋艦3、大型駆逐艦6という基本編成で高速の機動部隊を作り、
    通商破壊を行う水上艦を迎撃したり、あるいは自ら通商破壊を行うというコンセプトに基づいている。
  • ド・グラースは1937年度計画で予算を貰い、同型艦2隻も翌年建造計画が認可された。
    1939年8月に起工されたものの、翌月始まった第二次世界大戦の影響で建造計画に支障が出る。
    • 当初計画では前級同様6インチ三連装砲塔3基と21インチ三連装魚雷発射管を両舷に備え、10cmと3.7cmの高角砲、13mm機銃で武装していた他、カタパルト2基を備えて水上機も運用する格好だった。
  • 1940年6月、フランスがドイツに敗北した時点で工事は中断された。
    この時点での完成度は28%でしかなかったという。
    しかしドイツ海軍にとってフランス海軍の存在は非常に魅力的だった。
    先だってのノルウェーにおける一連の作戦で多くの艦艇を失ったドイツ海軍を一気に立て直すことのできる戦力を持っていたし、
    そのコンセプトである水上機動部隊は対英戦の主軸である通商破壊にうってつけだったからである。
    しかし一応主権が守られたフランスの海軍は対独協力という名目を守りつつのらりくらりと協力を拒んでいた。
    ドイツはド・グラースの完成を求めてフランス人工員の他、ドイツからも人員や物資を送り込んだが、
    フランス人のサボタージュ(サボる、の語源)により工事は遅々として進まなかった。
    1943年頃にレジスタンスが本船に爆弾を仕掛けドイツに嫌がらせを行おうと偵察をした時点で、完成度は30%を超えていなかったとされる。
    (このテロ計画は結局、ドイツが同年中にド・グラースの完成を諦めたこともあって取りやめになった)
    また、建造場所のロリアンはUボートブンカーが存在していたため、連日連合軍による猛爆撃に晒されていたが、
    ド・グラースのドックは少し離れていたこともあり、誤爆すら受けずに生き残っていた。
    後に連合軍がフランスに上陸し、陸路でロリアン占領に向かった際にも砲爆撃を受けたが特に損傷していないという幸運な船でもある。
  • 終戦後、建造を再開することとしたが、もはや水上機動部隊の時代でも無くなっていたため、設計を全面的に見直すことになった。
    1950年ごろに設計案がようやくまとまり、5インチ連装両用砲8基と57mm連装機関砲10基を備える防空巡洋艦として就役、戦後フランス海軍の一翼を担い、60年台には世界一周航海を無事完了させている。
    その後ミサイル巡洋艦化する計画が持ち上がったが、第二次大戦の船体にミサイルを搭載するには不都合が多く、核実験の司令部施設を搭載して各種実験の指揮に携わった。
  • 1974年に除籍、解体される。
    数奇な運命を辿った本級は最後の最後まで30ノットオーバーで突っ走ることが出来、最後の核実験任務の帰りだった72年に33ノットを出している記録が残っている。

小ネタ

軽空母化の話

フランスを下したドイツは本級を軽空母に改造しようとしていたともいわれ、42年8月頃に複数の設計図を書いている。ところが肝心の本艦の建造状況はというと…フランス人のサボりにより機関部がまるで完成しておらず、さらにバレンツ海戦(レーゲンボーゲン作戦)の失敗によるヒトラーの「水上艦解体命令」の影響もあって43年2月頃には完成を諦めている。空母化の計画ではbf109G型11機とJu87D型12機を艦載用にしたものが搭載される予定であったとされる。

コメント欄

  • この艦すごい強いと思う、特に引き撃ちのHEがストラスやばい。コメントないし、人気ないのか… -- 2023-10-31 (火) 19:35:41
    • この艦が人気ないってよりTier5プレミアム巡洋艦はシュペーが大人気だから影が薄いんだと思う -- 2023-10-31 (火) 21:56:42
  • 射程精度発火率弾速全て高水準だから14km辺りから乱射してるといつの間にか放火魔取れる良艦艇。箱から出た人は使ってみて欲しい -- 2023-12-14 (木) 19:13:30
    • 射角がやや悪いけどそれ以外は高性能な主砲持ってるし、優秀な魚雷とTierトップの速力があるんで結構使いやすいね。攻撃力が充実してるんで戦艦を回避盾でちくちくと燃やしたり快速を活かして展開して側面を突くのが良さそうだな -- 2023-12-15 (金) 00:20:17
  • 低弾道だから島裏が少し苦手なくらいで、巡洋艦でやりたい事は何でも出来るよね。引き撃ち&HEスパムで戦艦をイライラさせたり、米軽巡みたいに弾速死んでないから離れた駆逐にも当てやすい。空母の雷撃もこの運動性なら怖くない。あんまり引きたくないのはペンサとか重巡だけど、止まらなきゃ一方的にやられる事もない。そしてダズル迷彩が素敵。 -- 2024-05-11 (土) 21:34:03