オデュセイア・タンタン

《人名/あ行》

『スターダンス』

• 猫の国マーザンの指導者ブーイブーイ提督の片腕として書記を勤める。猫人ではなく人間。マーザンの人間差別のために顔を隠している。
• 政務には有能な人物で、マーザンに亡命してきたニュース、パンドラ、オルガの三人を部下として面倒をみた。一部の猫人にも人望（猫望）があり、裏切りのハカミアは普段の人間嫌いにもかかわらず、とくにオデュセイアを慕っていた。
• ブーイブーイ提督とは公の地位や、性別を超えて愛し合う関係で、二人の間にはヨーガが生まれた。しかし、ヨーガの出生以来、民衆はブーイブーイ政権への反発を募らせ、やがて政権は崩壊。オデュセイアはマーザンを離れ、ヨーガ、ニュースらとともに【中央】へ去った。

• 『スターダンス』のゲーム中のテキストでは、ニュース達を主人公とする章は「1800年前」とあり、スターダンス達の生まれた年代よりはるか昔にあった出来事として語られている。【中央】に移った後のオデュセイア・タンタンの消息は不明となったが、ニュース達は、後に天界人となったオデュセイアに合流して仕えている。オデュセイアは何度も転生しているキャラということで、「オデュセイア・タンタンは中央で死に、後の時代にウェスタ王子オデュセイアに生まれ変わった」ようにファン解釈もされているようだ。*1
• ただし、『スターダンス』作中でも物語の時系列の描写は混乱している上*2、このストーリーが後にアンディーメンテ作品で取り上げられるときにも、この間の時間差はあったりなかったりしたことになっている。聖天使ローズの人物紹介などでは、ウェスタ王子のオデュセイアがタナティアから失踪後にマーザンに逃れてオデュセイア・タンタン書記を名乗った（同一人物）、という伝説の流れで概ね扱われているので、『スターダンス』を再プレイするなら注意。